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彩―隠し事 373

性的欲望 -8

「ウッウッ、イヤッ、気持ち善くなっちゃう。クリームを塗る彩さんの指が悪戯するんだもん。アァ~ン、気持ちいい」
黒々とした恥毛を一本残らず剃り落した紗矢の股間に保湿クリームを塗る彩の指は強弱をつけたり同じ場所に留まって擦ったりと性的な動きを続け、綻びを見せる割れ目から花蜜が滲み出し、部屋の灯りを消してカーテンを閉め切った薄明りの部屋に秘めやかな喘ぎ声が漏れる。

「紗矢ちゃんの若さが羨ましい。薬用保湿クリームを塗る彩の指を跳ね返そうとする……ほら、プニュプニュする」
ツルツルになった股間にクリームを塗り終えた彩は人差し指でクイクイと恥丘を押し、跳ね返るさまを男たちに見せる。
「紗矢、彩さんに褒めてもらってよかったな。僕のことを気にせずに、もっともっと気持ち善くなってもいいんだよ」
「残念だけど予約時刻が近づいた。シャワーの時間はあるけど、どうする??」
「紗矢ちゃんが決めればいいのよ」割れ目の縁を擦りながら彩は優しく話しかける。
「汗を流したい……パイパンにされちゃった後だし、だめ??」
「いいわよね……そうだ、紗矢ちゃん、シャワーは彩と一緒に、ねっ、洗ってあげる」
紗矢を抱き起こした彩は、下着を持ってくるから待っていてねと言い置いて隣室に向かい、戻ってきたときは下着姿になっている。

「どうしたの、ケンちゃん、そんな顔をして、彩のハダカンボを見たかった??それは後のお楽しみ……紗矢ちゃん、先に行ってるね」
ウッ、ゴクッ……男たちを挑発するかのように尻を振り振りバスルームに向かう彩の後ろ姿を見つめるケンちゃんは一瞬健志の横顔を見て、隠し切れない昂奮で息を荒げて唾を飲む。

紗矢がバスルームのドアを閉めると健志とケンちゃんは顔を見合わせて、フゥッ~と息を吐き緊張を解こうとして座りなおす。
「どうとは言えないけど緊張する。酒でも飲もうか??……オレは水割りにするけど、ケンちゃんは??」と、問いかけながら健志が立ち上がると、ケンちゃんはその背に向かって、
「僕も水割りにします」と、答える。

バスルームから漏れる二人の嬌声を聞きながら水割りを飲む二人は、気まずい気持ちを持て余して部屋の彼方此方に視線を巡らせる。
「紗矢ちゃんとケンちゃんには食べ物の好き嫌いがあるのかなぁ。予約した夕食だけど、今なら変更できると思うよ」
会話の端緒を掴むために話しかけた健志だが、
「二人とも好き嫌いは特にありません」
この返事で再び会話は途絶え、飲み干して空になったグラスを弄る。

「気持ち良かった。ケンちゃんと健志も汗を流せばよかったのに」
屈託のない彩の言葉に男二人は顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。
予約したレストランは特にドレスコードの指定はなかったが不快感を与えないように、彩は黒いパンツに白いブラウスを着けてニットジャケットを羽織り、紗矢はウェストに切り返しのついたプリーツスカートワンピースと二人とも華美に着飾ることなく清潔感を醸し出す服装で整える。
そんな二人を見つめる男たちは満足の笑みを浮かべてジャケット姿で部屋を出る。

健志が予約したのはホテル内にある鉄板焼きの店で四人掛けのテーブル席に案内される。
予約済みの牛ステーキをメインにしたコース料理の確認とワインはペアリングでお願いしますと告げるとホールスタッフは去り、ケンちゃんたちは、フゥッ~と息を吐いて緊張を解く。
「緊張します。ブラウンを基調にした落ち着いた空間で一枚板のカウンターや目の前のテーブルは木の温もりも感じさせてくれます……健志さんが注文の時に言ったペアリングって何ですか??」
「提供される料理に合わせてワインを選んでもらうことだよ。オレはワインに詳しくないし、普段はどんな料理でもキンキンに冷えた白ワインを頼むんだけど、ケンちゃんと紗矢ちゃんのために美味い料理にはそれに相応しいワインを飲んでほしいからね。でもね、ケンちゃん、ペアリングを受けてもらえる店では注意しなきゃいけないよ、相当に割高になるからね」
「あらっ、彩と食事をするときは、どうでもいいと思っているんだ。ペアリングなんて聞いたことがないもん」

一皿ずつ供される厳選された料理と相性の良い芳醇なワインを飲むと気持ちが満たされて卑猥な想いを忘れ、何気ない会話も楽しくメインの神戸牛ステーキを食べ終えてご飯を香の物と味噌汁で腹がくちくなると、これまで以上に打ち解けている。
デザートのアイスクリームも食べ終えて気持ちに余裕が出来ると、その余裕が長い夜の始まりに思いを巡らせて四人は次第に口数が少なくなる。
「お腹がいっぱいになったから散歩する。部屋に戻る、バーで酒を飲む。これ以外に何かある??……よし、じゃあ三択で決めよう。三人は目を閉じて指を立てて合図してくれよ、いいね。散歩、部屋、バー。目を閉じたまま指を立てて……決まり、オレも含めて全員一致で部屋に戻るに決定」

エレベーターの中で彩はケンちゃんのそばに立ち、
「ねぇ、お風呂は二人で入ろうか??彩とじゃ嫌??」
「えっ、まさか…お風呂ですか??彩さんとお風呂に入れるのですか??大歓迎です、ぜひ、おねがいします」
涎を流さんばかりに喜ぶケンちゃんは承諾を得ようとして気弱そうな視線を紗矢に向ける。
「いいよ、ケンちゃんは彩さんと一緒。私は健志さんと入るんだもん、ねぇ、そうでしょう??」
「勿論だよ。明朝まで相手を交換しよう」
紗矢はケンちゃんや彩の視線を気にすることなく健志に腕を絡ませて肩にもたれかかり、振り返った健志は彩の柔和な表情を見て安心したのか紗矢を抱き寄せる。

部屋に戻ると彩とケンちゃんを残して、健志は紗矢を促して隣室に向かう。
バスタブに湯を張る準備をした彩は、
「ケンちゃん、脱がせてあげるから動いちゃダメだよ」
小柄な彩が上目遣いに嫣然と微笑んで話しかけるとケンちゃんは極度の緊張で、自分で脱ぎますと声を裏返らせる。
「脱がせてあげたいの。女に恥を掻かかせちゃダメ」
ジャケットを脱がせ、ベルトを外してズボンを下ろすと昂奮の証がパンツを突き破らんばかりにして早くも染みを作る。
「ごめんなさい。エレベーターの中で彩さんの言葉を聞いてから興奮が収まらなくて……」
「ウフフッ、嬉しい。言葉で昂奮してくれるなんて、女にとってこんなに嬉しいことはない」
シャツを脱がせ、跪いて靴下を脱がせてパンツに指を掛けるとパンツの中のモノがピクッと反応する。
「ウフフッ、興奮してくれている。見ちゃおう……すごいっ……」
パンツを引き下ろすと早くも鈴口に嬉し涙を滴らすペニスがピョンと飛び出し、腹を打たんばかりに宙を睨む。
根元に指を添えてパクッと口に含み、先走り汁を舐め取りながら↓を絡ませると、ウッと呻いて彩の肩に手をついて身体をブルッと震わせる。
「ここまで、続きはお風呂でね」
「はいっ、ハァハァッ、風呂に入る前なのにこんな事をしてもらって健志さんは怒りませんか??」
「バカッ、ケンちゃんは紗矢ちゃんを怒るの??おあいこでしょう??彩に不満がなければだけど」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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