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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 28

皮製のそれは見るからに異形で、確かめると内側にディルドとしか思えない二本の突起物が付いており、しかも受信機らしいものまでセットされている。
「これ??こんなの穿きたくない。円華の考えてることが分かるもん」
抵抗しても許されるわけもなく、脱がされたいのならいいよと、ワンピースに手を掛ける。
「どうするの??スッポンポンにされたいの??興奮したいから脱がされたいの??・・・彩が選びなさい」
「ハァハァッ・・・そんなことを言われても・・・」
「彩おねぇさんに考える時間をあげたいんだけど健さん達が待ってるし・・・どうするの??」
彩の結論は出ている。
円華が気付いているかどうか分らないものの股間は滲み出た蜜が腿にまで滴り、身体が芯から熱く火照って、どうすると聞かないでバイブをオマンコとアナルに挿入しろと命令して欲しい自分がいる。
ラバーパンツの内側に付いているバイブから視線を逸らす事が出来ない。

早く穿け。穿けないなら素っ裸に剥いちゃうぞと命令されたい。
粗野で下品な言葉を待ち望む、もう一人の自分に逆らい難いときめきを覚えて息をするのも辛いほどドキドキする。
性的好奇心が悪魔の囁きに姿を変えて彩を苛む。

「どうしたの、息を荒くして・・・返事をしやすいようにここを弄ってあげようか??」
円華の指が股間に伸びるもののベンチに座ったままでは動きを制限されて自由に動くことは出来ず、満足できる快感を得る事が出来ない。
腰を突き出したり浮かせたりしても一度火が点いた身体は満足する事が出来ず、羞恥の中で身悶える事を想像して、ついには屈服の言葉を口にする。
「円華は意地悪、健と優子が待ってるから早くパンツを穿けって命令するんだもん。こんなエッチなパンツを穿いて、バイブを咥えこんで他人の視線を気にしながら歩けって普通じゃない」
「彩お姉さんが私に絡むのが可愛い・・・知ってるよ。お姉さん、自分の気持ちに正直になりなさい」
責めを待ちわびながらも、会ったばかりの円華に胸の奥深くに隠していた性的好奇心を満たしてくれと頼むのは、さすがに恥ずかしい。
しかし、円華はそんな彩の心の内を知っていると言う。
多分そうなんだろうと思うし、身体の欲求に心が素直な反応すれば楽になれると思うけど羞恥心がそれを押しとどめる。

今、この場所でワンピースのボタンをすべて外し、下着すら着けていない肌を晒しても他人に見られている実感はない。
ホテルの部屋でコスモクロックに向かって晒した肌を弄られた時の羞恥が蘇る。
他人に見られたくないけれど、覗き見されるかもしれないというスリルの中で快感に身悶えたいと思う。
記憶の中の経験、あれはおとなしい隣家の男の子だと思えばこそ大胆に振る舞う事が出来た。
赤の他人を相手にあのような事をする勇気はない。
しかし、彩にとってスリルと快感は紙一重。
今は見られるか見られないかというスリルで満足できるけれど、いずれは恥ずかしい姿を見て欲しいという思いから逃れることができないかもしれない。
その時、健の笑顔が脳裏をよぎる。
健が望むならともかく、多分、健は彩が他人に実際に肌を晒す事を嫌がるだろう。
大丈夫、不倫とは言え、いや、不倫だからというべきか、健に愛されていると実感できれば、そのような欲求は押しとどめる事が出来るはず。
不倫もスリルを感じる。背徳的な思慕は否定しようと思えば思うほど胸を焦がして切ない思いに搦めとられる。
心の隅に押し込んでいた性的好奇心を満足させることよりも、健に愛される事で心も身体も満足できるはず。

「彩、思い出してごらん。健さんがパンツも付けないで出かけようとする彩を止めた??止めなかったでしょう。彩の性癖を理解して楽しみなさいって言うことだよ・・・」
性的好奇心と羞恥の狭間で葛藤する彩の心の内を読み取ったかのような円華は、急所をついた言葉を掛ける。
「分った、私たちの帰りを待ってるんだよね。それに円華は意地悪だから出したモノをそのまま戻さないだろうし・・・皆のために彩が恥ずかしい思いをすればいいんだよね」
「そうだよ、彩は可愛い・・・オマンコはグジュグジュに濡れてるだろうけど、尻の穴だね問題は」
「イヤンッ、黙って・・・目を瞑るか向こうを向いてくれる」
円華が後ろ向きになったのを見た彩は、ラバーショーツにセットされた二つの突起物を撫で擦り、フゥッ~と息を吐いて足を通し始める。
膝上で動きを止めた彩は、見てないよねと円華に念を押して中腰になる。

周囲に視線を巡らして見る人がいない事を確かめ、指先で掬い取った股間の滑りをアナルに塗り込めて二つの突起物を穴の入り口に押し付けて馴染ませる。
ウッ、グググッ・・・自分自身を叱咤して躊躇することなく二つの穴に呑み込んでいく。
「クゥッ~、入った・・・けど、動くと、なんか苦しい」
「いい??見るよ・・・ワンピをもう少し開いてみて・・・うん、いい。思った通り、黒いラバーパンツも彩のムッチリな白い肌に良く似合う」

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 27

「いいの、何もしなくて??本当は興味あるんでしょう??見られるか、見られないか、見知らぬ人の視線を意識する快感を・・・違う、そんな事は考えた事もないって言える??」
掴まれた右手と抑えつけられた左手は無理に抗おうとせずに指先だけを僅かに蠢かし、彩が手を除けさえすれば愛撫を再開してあげると無言の内に伝える。
ハァハァッ・・・耳元で囁く円華の声に遠い日の記憶が重なり、誰も知らず自分だけが知る秘密で身体が熱を持ち息も荒くなる。

近くに人がいなくても野外である事と船の発着場という事で、いつ人がくるかと不安に思えば思うほど動悸が激しくなり妙な興奮に支配される。
ハァハァッ・・・・・
「どうするの??」
余計な言葉を口にせずとも余韻さえ感じさせる円華の一言は、彩の抗う気持ちを葬り去り我慢の限界に達した疼きが姿を現す。
ネットリと上目遣いに見上げる彩は同性の円華でさえゾクッとするほど色っぽく、透明感あふれる白い肌は狂おしい思いにさせる色香を放つ。
円華は彩に惹かれつつある思いを吹っ切ろうとするかのように荒々しく手を伸ばす。

前開きのワンピースのボタンはすべて開け放たれ、微風が撫でていく乳房の感触に股間を濡らすほど心地良いものの、彩は自然を装って垂らした両手でワンピースを掻き合わせて胸の膨らみを隠そうとする。
延ばした手は彩に触れ、円華が一言、彩と名を呼ぶと両手から力が抜けて、
「ドキドキする。彩は変じゃないよね??」
「クククッ、変に決まってるよ。いつ、誰に見られか分からない、こんな場所で下着も付けずにオッパイもマンコも丸出しにしてるんだから・・・ここをクチュクチュするとどうなるかな??・・・ダメ、もっと開きなさい」
女性らしいモッチリとした内腿を撫でられると自然と腿は固く閉じられ、円華の声で再び両足に込めた力を抜く。
「ウフフッ、可愛い・・・」
内腿を刷くように微妙なタッチは腿の付け根に近付き、鼠蹊部を撫で上げて割れ目の縁を指先がなぞる。
「アンッ、だめっ、そんなこと・・・そんなに開いたら見えちゃう」
「見えちゃう??・・・フフフッ、そうかもね。見てごらん、船が入ってくるよ、シーバスだね」
「ワンピのボタンを閉じても良い??このままは嫌、見られちゃう」
「分った、クイズを出すから正解なら隠しちゃってもいいよ・・・いい??あの船はシーバスって名前だけど、どういう意味でしょうか??簡単すぎるかな、間違えたらワンピースを剥ぐ取って素っ裸にしちゃうよ」

「シーバスって名前の由来は横浜駅東口やみなとみらい、山下公園をつなぐ海のバスじゃなく、魚のスズキの名を取ってシーバス・・・オッパイを隠しちゃうよ、良いでしょう」
「残念、シーバスのお客は彩の素っ裸を見る事が出来ないんだね」
「答えを間違えたら本当にハダカンボにされちゃったの??捕まっちゃうよ、公然わいせつ罪で・・・彩は堪えられない」
「私たちがホテルの部屋に入った時、シーバスのパンフレットが開いていたでしょう??知ってると思ってたよ・・・もしも、間違えたら・・・あの二人は残念だったね、最も当人にあずかり知らない処での話、残念と思わないだろうけど」
シーバスの大きな窓からこちらを見て手を振る男二人を指して円華は微笑む。

「ねぇねぇ、お姉さんたち、俺たちとデートしない??2対2で丁度いいじゃん。横浜に詳しくないから、どこか好い店に連れてってよ」
「そうだよ、俺は年上の女性が好きだからこの人が好い。色気ムンムンでそそられる・・・食事の後はエッチの技を教えて欲しいな」
「俺はMっ気が強いから貴女に苛められたい。ぜってぇSだよね、そうでしょう??ピンヒールを履いた貴女の前で膝をついて命令を待つ自分を想像するだけでチンチンが立っちゃいそう・・・ねっ、いいでしょう??」
「残念でした私たちは汚いチンポに興味はないの。この子は華やかで清潔、白いユリのようでしょう、花言葉は純潔、ごめんね。チンポに掻き回されるわけにいかないのよ・・・バイバイ」
「残念だな、好い女が二人いたと思ったら男に興味ないのかよ・・・しょうがない、行こうぜ。それじゃぁね、バイバイ」

嵐のように慌ただしく立ち去った二人の後ろ姿に、好いわねぇ、怖いもの知らずの若者は、私たちに負けないくらい好い女を見つけるんだよ、とエールを送った円華は、左手で彩の肩を抱いて右手で胸の膨らみを掴んでひしゃげるほどに力を込める。
「痛い、優しくして・・・恥ずかしいのを我慢してるんだから」
「ゆっくりしてられないね、健さんが彩の事を心配してイライラしてるかも・・・コンビニで買い物をしようか??人が増えるからブラジャーはともかくパンツを穿いた方がいいね、その方が安心でしょう??・・・これを穿きなさい」
彩の返事を待つことなく黒の下着を手渡す。
男二人を前にワンピースをはだけられないかとドキドキしていた彩は、落ち着く間もなく新たな意地悪に表情をこわばらせる。

男と女のお話

蒼い海 

「雨でヒマだからもう閉めちゃおうかな・・・アキちゃん、あがっていいよ」
「はい。看板を片付けます」
「お疲れさま・・・送ろうか??」
「そんな事をしたらママに叱られます。木崎さん、ママをいつまでも待たせないであげてね・・・お先に失礼します」

「やっぱり若い子のほうが良い??」
「ヤキモチ焼いてくれるの??」
「嫉妬なんて言葉は忘れちゃったわよ・・・あのね、アキちゃんだけじゃなく、お客様のなかにも私とアナタに何かあると思っている人がいるよ」
「そんな事はないだろう、居たとしてもごく少数だろ??客は皆、口説こうって思っているんだろうから」
「アナタのことを遠まわしに聞くお客様はいるわよ・・・」
「ママは好い女だからな・・・」
「本気の言葉なら嬉しいのに・・・」
「男は何年も生きると臆病になる」
「女は待ちくたびれると萎れてしまう」
「ママはまだまだ若いよ」
「女はね、いつの間にか年をとってるの・・・今年は大台到達だよ」
「そうか、オレはママより20近くも上だよ」
「私はね20歳くらい年上の人がいいな」
「苛めないでくれよ」
「判った、もう終わり・・・仕事モードは終わり。隣に座ってもいい??」


「私にも水割り作って・・・薄いのがいぃ」
「・・・乾杯」
「2人の将来に乾杯・・・クククッ、迷惑だった??」
「・・・久しぶりだね、並んで座るのは・・・」
「なんか、疲れちゃったな・・・いつまでこの店を続けられるのかな??」
「ママの事を口説こうって客が雲霞の如くいるんだから大丈夫だよ」
「店は閉めたんだからママは嫌・・・希美って呼んで」

「私の膝で眠りたくない??」
「予約が入ってるんだろ??」
「そんな噂があるらしいけど・・・って、言えたらいいんだけど」
「おや・・・どっちの膝が空いてるの??」
「どっちも予約は入ってない、両方空いてるよ」
「じゃ、膝枕でちょっと寝てもいいかな??」
「いいわよ、ここじゃムリだからボックス席に移る??」

「重くない??」
「大丈夫。ウフフッ・・・こうやって見てると案外と可愛いね」
「くすぐったいよ、そんなとこ撫でられたら・・・」
「じゃ、ここは??」
「男も髪を撫でられると気持ちいいんだよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「嫌じゃなきゃ、毎日、髪を撫でたげようか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「寝ちゃったの??・・・あのね、女は覚悟を決めるとどんな重いものでも、一生背負う覚悟が出来るんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「いつまで待っても、希美に対する雅之の気持ちは変わらないのかな??」
「男は大切だと思うほど背負うには覚悟がいるんだよ」
「えっ、聞いてたの??恥しい・・・」

「どこか旅行でもしようか??」
「泊まり??」
「あぁ、オレのために店を休んでくれる??」
「・・・うん、休む」
「よしっ、どこがいい??」
「暖かいところがいい。私が生まれた所はね、冬になると海が蒼い色になるんだよ・・・冬でも青い海を見たい」
「明日、どこがいいか探そう」
「うん。抱っこして欲しい・・・」

「可愛いよ」
「私を抱っこしても重くない??」
「希美を抱っこすると・・・」
「どうしたの??」
「希美の身体はいい匂いがするなと思って・・・」
「これから、望んだ時はいつでも抱っこしてくれる??」
「旅行先を決める前に指輪を買いに行こうか??」
「ほんとに??・・・ずっと、背負う覚悟してくれたの??」
「希美さえ嫌でなければ」
「ばかっ、待ちくたびれたんだから・・・」


                              <<おしまい>>

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 26

「アウッ、あわわっ、こんな処で・・・そんな・・・気持ち良くなるなんて、ウッウゥッ~・・・だめっ」
わずかに蜜壺に侵入した中指が蠢き、こんな処でと思いつつも彩の下半身は刺激を求めて妖しく揺れる。
「ウフフッ、想像以上にスケベなお姉さん。足を踏ん張って腰を浮かせてごらん、もっと気持ち良くしてあげる」
「ハァハァッ、だめっ、そんな事・・・我慢できなくなっちゃう」
ダメと言いながらも踏ん張った足は身体を支え、円華の責めを待ちわびて腰を浮かせる。
「好い子だよ、彩・・・彩のスケベマンコをクチュクチュしてあげる・・・どう??気持ちいぃの??」
クチュクチュッ、ヌチャヌチャッ・・・ぬかるみを掻き回す卑猥な音は、静かな海に負けることなく彩の耳に響く。
「クチャクチャっていやらしい音がする・・・アンッ、アウッ、ウゥッ・・・いいの、気持ちいぃ、誰も見てない、大丈夫だよね??」
「ウフフッ、多分ね。見られるのは嫌だけど、見られたいという思いもある・・・ゾクゾクするでしょう??スリルは官能に火を点ける。今の彩なら分るでしょう??」

周りに人がいないのを確かめた円華はワンピースのボタンをすべて外し、微風に乳房を撫でられる羞恥で胸を隠そうとする彩を視線でたしなめる。
「彩、見られるかもしれないというスリルに濡らしているでしょう??楽しむ境地まで至らないかもしれないけど・・・確かめてあげるから足を開きなさい」
たとえ二人を見る人がいたとしても、空を飛ぶヘリコプターの音に邪魔されないように耳元で話しかけているように見える円華の声は、彩に抗う事を許さず気持ちはこんな場所でと思いながらも自然と足が開いてしまう。
クチャクチャ、ヌチャヌチャッ・・・泉の源泉は火傷するほど熱く、蜜が絶え間なく溢れ出る。

周囲に人はいないものの胸の膨らみをくすぐる微風と股間を嬲られる卑猥な音が彩の羞恥を掻き立てる。
記憶の底に隠れていた遠い日の想い出がまたしても蘇る。
隣家の男の子がカーテンの陰に隠れて覗き見しているのを知りながら、着替えをする振りをしてハダカンボになり、髪をかき上げるようにして胸の膨らみだけではなく、今と違って生えそろっていた恥毛もあからさまに晒して股間を濡らした。
その時は倒れ込むようにして身体を隠し、濡れそぼつ股間に指を伸ばしていつまでも冷めない興奮の中、オナニーに没頭した。
再び思い出した遠い日の記憶に息を荒げ、ワンピースのボタンを外されるだけではなく、いっそ剥ぎ取られて素っ裸で放置されたらどうだろうと妄想が膨らむ。

「アァッ~、堪んない・・・いぃの、おかしくなっちゃう。こんなところで、彩は変・・・だめ、もう止めて・・・我慢できなくなっちゃう」
股間を弄る円華の手首を掴んで動きを封じ、ネットリ絡むような視線で円華を見つめる。
「彩はエロ過ぎ、浮気慣れしてるでしょう??今の彩の視線は女の私でさえ感じたもん、ジュンって濡れちゃったかも」
「浮気なんかしたことない、健が初めて。偶然の再会でエッチしちゃったけど、夫が浮気してなきゃこんな関係にならなかった」
後悔とも取れる言葉を口にするものの瞳を真っ赤に染めて息を荒くする彩は、掴んだ手が股間で蠢いても逃げようとするどころか腰を突き出して押し付けてしまう。
「クククッ、ほんとうにスケベ。底なしのエロ女だね、彩お姉さんは」
円華の言葉によらなくても貪欲に性的刺激を求め始めている彩の身体は、羞恥心ン苛まれる気持ちを無視して暴走し始める。

「アソコが熱いの、こんなの初めて・・・彩は変になっちゃったみたい」
「違うよ、お姉さん。変になっちゃったんじゃなくて、これが素なの。自分でも分るでしょう??切っ掛けを待っていたんだよ」
円華の言葉で遠い日の記憶が偽りのない自分の姿なのかと思うと心臓が早鐘を打ち、息をするのも苦しくなってくる。
「彩、変じゃないよ。悪い意味じゃなく、人は誰にも隠し事があるの、分るでしょう。お姉さんの場合はそれが恥ずかしい姿を密かに見られたいって言う事なの、自分でも気付いてるでしょう??私は仕事柄、色んな人の性的な隠し事を見てきたの、彩のような人は多いんだよ、全然変じゃない」
覗き込むようにして話す円華の視線に犯される彩の身体は熱を持ち、全身の地が湧きたち妖しいときめきが芽生えるのを止めようもない。
「アウッ、止めて・・・こんな処でと思うんだけど気持ちいぃの、我慢できなくなりそう・・・恥ずかしい」

背後に人はおらず、目の前は海。
ワンピースの前を開いて下着を着けていない白い肌を晒しても誰にも見られる心配はないと、彩が慣れるにつれて円華の行動が大胆になってくる。
右手を股間に伸ばしたまま、左手で抱きかかえるようにして乳房の先端を摘まみ、コリコリと刺激する。
襲い来る快感に支配されそうになっても、それを押しとどめようとする意志は失われておらず、右手は股間を弄る手を掴んで左手は乳首を揉む円華の手を押さえつける。

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 25

「ただいま・・・二人で何をしてたの??・・・なんだ、コーヒーを飲んでいたんだ」
「そうよ、健は彩の事が心配で何かをしようとしても上の空。で、どうだったの??」
コンビニの買い物袋を持って快活に話す円華と違い背後でひっそりと立つ彩の表情は硬く、両手で下腹部を庇っているようにも見える。
その彩を二人の前に押しやった円華は、
「彩、楽しかった散歩の様子を二人に話してあげなさい。聞いたでしょう、健さんは彩の事を心配していたらしいよ・・・安心させてあげなきゃ、ね」

部屋を出る前に断る暇も与えられずに着せられたワンピース姿の彩は立ち尽くす。
いかにも爽やかなミントグリーンのワンピースは淫猥遊戯にそぐわないものの、前開きのボタンの胸元と裾は不必要なほど外されており白い肌がチラチラと覗く様が色っぽい。
ブラジャーを着けていなくても深い胸の谷間は強調され、それに気付いた優子は目を見張り、羨ましいと呟く。
優子にしゃぶられて満足の証を喉の奥深くに迸らせた健のオトコは、大人の女性らしく適度なムッチリ感を見せる内腿の付け根に反応する兆しを見せる。
見慣れているはずの内腿はいつにもましてムッチリと感じられ新鮮な色っぽさに股間がムクムクと起き上がる。
チラッと健の下半身に目をやった優子は呆れたというような笑みを浮かべ、
「彩、見てごらん、健の股間を・・・チラチラ見える太腿の付け根のエロッポさに昂奮してるよ。どう、嬉しい??」
「クククッ、教えてあげなさい。誰かにオッパイやツルマンを見られたかも分らないって・・・それで興奮しちゃったんだよね、彩は」
「・・・いや、円華に苛められたことなんて話せない。許して」
「彩、約束でしょう・・・部屋に戻ったら、二人に話すって。素っ裸にして廊下に出しちゃうよ、良いの??」
有無を言わせない円華の言葉に急き立てられるように彩は話し始める。


下着を着ける事も許されず、人目を惹くに十分で爽やかな印象を与えるミントグリーンの前開きワンピースで部屋を出た後は、見えないから大丈夫、不自然な振舞いは却って人目を惹くから自然に歩く方が良いよと言った円華が豹変したのはホテルを出て直ぐだった。
「彩、風が気持ち良いね。海のそばだからかなぁ・・・そうだ、ボタンを1コでいいから外しなさい・・・早く、二つ外すのは嫌でしょう、1つでいいから」
彩の困惑顔と円華の叱声に気付いた通行人は二人を交互に見やり、それに居た堪れなくなった彩は胸元を気にしながらボタンを外す。
自らの胸元を見下ろす印象は、すれ違う人よりも谷間が強調されて見えるものの羞恥心に苛まれる彩は冷静な判断が出来るはずもない。
「彩、不自然な行動は人目を惹くって言ってるでしょう。分らないの??・・・大丈夫だよ。上から見下ろす彩と違って正面から見ると大したことないから」

みなとみらい地区の海の玄関口は、ぷかり桟橋と呼ばれる浮桟橋で客船ターミナルに通じる橋を渡ろうとすると名前の通りプカプカ浮いているのを感じる事が出来る。
ベンチに座って横浜港を行き交う船を眺めながら、頬をくすぐる潮風に身を任せているとワンピースの中に糸屑1本身に着けていない事など忘れてしまう。
ターミナルの二階はレストランになっているものの平日の午後とあって観光客の姿は少なく、横顔を見つめる円華の視線を意識すると卑猥な思いが頭をもたげ始める。
潮風の悪戯で乱れた髪を整える振りをして円華の手が伸び、爪先が首筋から耳の裏を刷いていく。
アンッ・・・思わず漏らした自らの声に驚いた彩は慌てて周囲を窺う。
「大丈夫、誰も見てないよ、彩お姉さん。たとえ見る人がいたとしても、爽やかなミントグリーンの中の成熟した身体が悪戯を待ってグジュグジュに濡れているとは思わないよ」

視線を巡らして周囲に他人の目が無いことを確かめた円華は、口元を緩めて彩の胸元に手を伸ばしてボタンを外し、たわわな膨らみを潮風に晒す。
あっ・・・イヤンッ・・・驚きの声を漏らした彩は両手で胸を掻き抱き、甘い声で抗議とも聞こえない抗いの声を漏らす。
「彩、こんなものを持ってるんだけど使いたくないの。私に乱暴な事をさせないで・・・ねっ、分るでしょう」
彩の目の前でタイラップをひらひらさせると胸を守る彩の両手から力が抜けて、
「縛らないで、隠したりしないから・・・」
円華の手がワンピースの裾を捲りあげて股間に指を伸ばすと、そこは滲み出た蜜が泥濘を作り、
「アンッ、笑わないで、恥ずかしい・・・」
「笑ったりしないよ。彩お姉さんは恥ずかしい姿を見られるかもしれないと思うと興奮するんでしょう??お姉さんだけじゃないよ、そんな人を何人も見てきたから・・・見られる事と見られるかもしれないと思うのは別。彩は見られるかも・・・で、興奮するんでしょう??安心して、任せなさい」
お姉さんと言ってみたり、彩と言ったり、名前の呼び方でも気持ちの平静に揺さぶりをかけて思う通りに支配しようとする。

アッと言う間もなく円華の指は綻びを分け入り、滑りを滲み出す源泉を弄る。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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