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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 28

皮製のそれは見るからに異形で、確かめると内側にディルドとしか思えない二本の突起物が付いており、しかも受信機らしいものまでセットされている。
「これ??こんなの穿きたくない。円華の考えてることが分かるもん」
抵抗しても許されるわけもなく、脱がされたいのならいいよと、ワンピースに手を掛ける。
「どうするの??スッポンポンにされたいの??興奮したいから脱がされたいの??・・・彩が選びなさい」
「ハァハァッ・・・そんなことを言われても・・・」
「彩おねぇさんに考える時間をあげたいんだけど健さん達が待ってるし・・・どうするの??」
彩の結論は出ている。
円華が気付いているかどうか分らないものの股間は滲み出た蜜が腿にまで滴り、身体が芯から熱く火照って、どうすると聞かないでバイブをオマンコとアナルに挿入しろと命令して欲しい自分がいる。
ラバーパンツの内側に付いているバイブから視線を逸らす事が出来ない。

早く穿け。穿けないなら素っ裸に剥いちゃうぞと命令されたい。
粗野で下品な言葉を待ち望む、もう一人の自分に逆らい難いときめきを覚えて息をするのも辛いほどドキドキする。
性的好奇心が悪魔の囁きに姿を変えて彩を苛む。

「どうしたの、息を荒くして・・・返事をしやすいようにここを弄ってあげようか??」
円華の指が股間に伸びるもののベンチに座ったままでは動きを制限されて自由に動くことは出来ず、満足できる快感を得る事が出来ない。
腰を突き出したり浮かせたりしても一度火が点いた身体は満足する事が出来ず、羞恥の中で身悶える事を想像して、ついには屈服の言葉を口にする。
「円華は意地悪、健と優子が待ってるから早くパンツを穿けって命令するんだもん。こんなエッチなパンツを穿いて、バイブを咥えこんで他人の視線を気にしながら歩けって普通じゃない」
「彩お姉さんが私に絡むのが可愛い・・・知ってるよ。お姉さん、自分の気持ちに正直になりなさい」
責めを待ちわびながらも、会ったばかりの円華に胸の奥深くに隠していた性的好奇心を満たしてくれと頼むのは、さすがに恥ずかしい。
しかし、円華はそんな彩の心の内を知っていると言う。
多分そうなんだろうと思うし、身体の欲求に心が素直な反応すれば楽になれると思うけど羞恥心がそれを押しとどめる。

今、この場所でワンピースのボタンをすべて外し、下着すら着けていない肌を晒しても他人に見られている実感はない。
ホテルの部屋でコスモクロックに向かって晒した肌を弄られた時の羞恥が蘇る。
他人に見られたくないけれど、覗き見されるかもしれないというスリルの中で快感に身悶えたいと思う。
記憶の中の経験、あれはおとなしい隣家の男の子だと思えばこそ大胆に振る舞う事が出来た。
赤の他人を相手にあのような事をする勇気はない。
しかし、彩にとってスリルと快感は紙一重。
今は見られるか見られないかというスリルで満足できるけれど、いずれは恥ずかしい姿を見て欲しいという思いから逃れることができないかもしれない。
その時、健の笑顔が脳裏をよぎる。
健が望むならともかく、多分、健は彩が他人に実際に肌を晒す事を嫌がるだろう。
大丈夫、不倫とは言え、いや、不倫だからというべきか、健に愛されていると実感できれば、そのような欲求は押しとどめる事が出来るはず。
不倫もスリルを感じる。背徳的な思慕は否定しようと思えば思うほど胸を焦がして切ない思いに搦めとられる。
心の隅に押し込んでいた性的好奇心を満足させることよりも、健に愛される事で心も身体も満足できるはず。

「彩、思い出してごらん。健さんがパンツも付けないで出かけようとする彩を止めた??止めなかったでしょう。彩の性癖を理解して楽しみなさいって言うことだよ・・・」
性的好奇心と羞恥の狭間で葛藤する彩の心の内を読み取ったかのような円華は、急所をついた言葉を掛ける。
「分った、私たちの帰りを待ってるんだよね。それに円華は意地悪だから出したモノをそのまま戻さないだろうし・・・皆のために彩が恥ずかしい思いをすればいいんだよね」
「そうだよ、彩は可愛い・・・オマンコはグジュグジュに濡れてるだろうけど、尻の穴だね問題は」
「イヤンッ、黙って・・・目を瞑るか向こうを向いてくれる」
円華が後ろ向きになったのを見た彩は、ラバーショーツにセットされた二つの突起物を撫で擦り、フゥッ~と息を吐いて足を通し始める。
膝上で動きを止めた彩は、見てないよねと円華に念を押して中腰になる。

周囲に視線を巡らして見る人がいない事を確かめ、指先で掬い取った股間の滑りをアナルに塗り込めて二つの突起物を穴の入り口に押し付けて馴染ませる。
ウッ、グググッ・・・自分自身を叱咤して躊躇することなく二つの穴に呑み込んでいく。
「クゥッ~、入った・・・けど、動くと、なんか苦しい」
「いい??見るよ・・・ワンピをもう少し開いてみて・・・うん、いい。思った通り、黒いラバーパンツも彩のムッチリな白い肌に良く似合う」
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Author:ちっち
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