想いを巡らす 二日目 11
1人だけ糸くず一本身に着けない素っ裸の彩は大股開きの格好で両足を拘束されてベッドに横たわり、アナルに中指と薬指、バギナに親指を挿入されて身悶える。
「アンッ、そんな事・・・アソコの指とオチリの指を擦り合されたら壁に穴が開いちゃう。破れちゃうよ・・・アウッ、クゥッ~・・・いぃの、気持ちいぃ」
腰を枕に乗せたために股間を弄りやすく、優子の愛撫に熱がこもる。
薄い壁越しに指を擦り合わせたり出し入れしたりと、二つの穴に挿入した指を出し入れしたりと縦横無尽に動き回る。
円華に揉みしだかれる乳房はローションにまみれてもなお白い肌に血管が透けて色っぽさが一層際立ち、ピンクの乳首はクリップと円華の愛撫で硬く尖る。
男だけではなく女でさえも色気を感じるムッチリした身体は余分な脂肪がついているわけではなく抱き心地が好い事この上ない。
何人かの女性を相手してきた円華でさえも、バスタブに浸かりながら背後から抱きしめた感触を思い出して責める興奮を新たにする。
三人の痴態、とりわけ一人だけ素っ裸で責められる彩の妖艶な美しさに健のオトコは付け根が痛くなるほど反応し、水割りを飲んで気を紛らわすためにリビングに向かう。
立ち上がった健を視線の端に捉えた彩は、無意識の内に足を動かそうとしても足枷でつながれているし上半身は乳房を愛撫するために覆い被さった円華がいるので自由にならない。
自由な手の平が宙を掴み、健の名を呼ぼうとすると円華に唇を重ねられてしまって思うに任せない。
ジュルジュルッ、彩と円華が唇を合わせて唾液を啜り合う音が淫靡に響き、二人の動きに合わせて乳房の先端に付けられた鈴がチリンチリンッと、この場に似つかわしくないほど軽やかな音を立てる。
グジュグジュ、グチャグチャッ・・・優子の手の動きも激しくなり、薄い壁越しに指先を擦り合わせながら出入りさせ、親指の付け根が膣口を裂いてしまうかと思うほど奥深くまで突き入れる。
「ウググッ、クゥッ~・・・イヤンッ、もうダメ、許して・・・いぃ、気持ちいぃの、もっとやって・・・」
水割りを手にして戻った健が見たのは、両足に加えて両手にも枷を嵌められて大の字で横たわる彩が身悶える姿だった。
「円華、少し静かにしてもらおうか。頼むわね」
優子の言葉に頷いた円華はバッグからボールギャグを取り出して彩の目の前でひらひらさせる。
「何か分かるよね。嬉しいでしょう、彩は苛められると興奮する人だもんね」
ハァハァッ・・・目の前で揺れるボールギャグを見つめてイヤイヤと顔を振るものの、嫌がっている風でもなく表情に好奇を浮かべ視線が外れる事がない。
ハァハァッ・・・目の縁を朱に染めて息をするのも苦しそうに口をしどけなく開いて荒い息を漏らす。
拘束用の革紐が顔に触れると顔全体を真っ赤に染めて動くことが出来なくなったように硬直してしまう。
「嬉しいでしょう??口を開けなさい・・・健さんに見てもらおうね、恥ずかしい姿を」
「アウッ・・・アフッ、ウググッ・・・ハァハァッ~・・・」
ボールギャグを噛み締めた彩は顔を真っ赤に染めて指先が白くなるほど握りしめ、今は刺激される事のない下半身を蠢かす。
虚ろにさえ感じる視線を健に向け、焦点があっているかも定かでない瞳で見つめて何かを伝えようとする。
健は彩の無言の言葉に応える。口元を緩めて優しく見つめ、与えられる刺激を素直に受け入れて気持ち良くなるんだよと伝える。
握り締めていた手が緊張を解いて指を伸ばし、枕に乗せた腰を支えにして伸びあがるように抵抗していた下半身からも力が抜ける。
優子はそんな彩を許さず、予期せぬ刺激を与える。
「ウググッ、ヒィッ~・・・クゥッ~・・・ウググッ・・・」
乳首を苛めていたクリップを外して小陰唇に取り付けられた彩は、咥えさせられたボールギャグの隙間から呻き声に似た喘ぎ声を漏らし、あろうことか涎を垂らし始める。
椅子に座る事も忘れて見つめる健は傾いたグラスから零れる水割りで我に返り、一口含んでフゥッ~と息を漏らす。
アウッ、ウゥゥッ~・・・ゴクッ・・・縋るような視線で見つめる彩に近付いた健は口移しで水割りを流し込み、額にかかる乱れ髪を整えて、可愛いよ、気持ち良くしてもらうんだよと囁いて椅子に戻る。
水割りを口に含んで落ち着いた気持ちで彩を見ると、いつの間にか大股開きで拘束された両足の膝を立てさせられ、何かを吸い込もうとしているかのようにヒクヒクするバギナとアナルが真正面に見える。
どう??よく見える??とでも言いたげな表情で健を見る優子はバイブを手に取りニコッと微笑んで見せる。
ヴィ~ンヴィ~ン・・・ガチャガチャッ、チリンチリンッ・・・ヒィッ~、怖い、止めて、アンッ、気持ちいぃ・・・バイブが小陰唇を咥えるクリップを刺激し、それにつれて鈴がくぐもった音を立てる。
小陰唇を刺激されてもそれほどの痛みを感じないものの、普段と違う事をされているという事が異常な興奮を呼び、身体が感じる以上の刺激に震えてしまう。
想いを巡らす 二日目 10
四つん這いで尻を突き上げた格好から優子の命じる通りに仰向けになった彩は、両足をベッドの下を通した紐につながれて股間を隠すものが何もない浅ましい姿で横たわる。
あからさまに晒す股間を隠そうともせずに彩の手は羞恥で朱に染まる顔を覆う。
大きく開いた股間から滲み出た愛液はローションと混じり合って見分けがつかないものの、裂けた割れ目から覗く花弁は真っ赤に咲いて朝露に濡れたように濡れそぼち、深い悦びに浸っているのを隠しようもない。
チリンチリンッ・・・円華はニップルリングに付いている鈴の根元を摘まんで肌に触れないように振って軽やかな音を立てさせる。
ヌチャヌチャ、グチャグチャッ・・・チリンチリンッ・・・下腹部から腰や腿を撫で回す優子の手の音と鈴の音が見事なハーモニーを奏でる。
それは彩の羞恥を煽り、性的快感に酔いしれて健の存在さえも忘れていたのに現実に引き戻す役を担う。
「彩・・・彩の身体はいやらしい楽器だな。ヌチャヌチャ、グチャグチャと卑猥で猥雑な音を奏でていたかと思うと、鈴の音と調和して見事な音楽に仕上げる、素晴らしいよ」
「アンッ、健までからかっちゃいやだ。優子と円華がいじわるなんだもん。両足を縛ってアソコを丸見えにしといて、こんないじわるな事をするんだから」
決して嫌がっているような声ではなく、両足を拘束された事で一層、被虐心を募らせてオモチャ扱いされる事に悦びを見出している。
緩くとも強くでも責めを嫌がれば羞恥心を煽りながら被虐心を引き出して自分たちの思う通りに進めることが出来るものの、彩のように自分のペースで性感を高揚させていく相手にはいつもの方法は通じない。
SかMかと問われれば、おそらくMっ気が強いと答えるであろう彩を相手には、一度頂上に追いやり満足の後に得た信頼を頼りに自分たちのペースを取り戻すほかないだろう、優子は円華を見つめて視線で考えを伝え、円華は一瞬考えて優子の思いを理解する。
優子は人差し指と中指を添えて割れ目の縁を上下させ、親指はそれにつれて鼠蹊部を撫で擦る。
「ウッウッ、アウッ、アワワッ・・・いぃ、気持ちいぃ。もっとやって、オッパイも忘れちゃいやっ」
彩の貪欲さに苦笑いを浮かべた優子は、先ほどまで尻に敷いていた枕を引き寄せて腰の下に差し入れる。
足枷で大きく開かれた上に腰に敷かれた枕のせいでアナルは物欲しげに宙を睨んでヒクヒクと息をする。
「彩、答えるのよ、いいわね・・・この中指と薬指は彩のお尻の穴に入っていたんだよ、分るでしょう・・・舐めてみる??舐めなさい」
目の前に突き出された二本の指を婀娜っぽく見つめた彩は唇を固く閉じて舐めようとしない。
彩の行為が決して嫌がってのものではないと知っている優子は二本の指で閉じたままの唇をなぞり、それを見る円華は乳房の先端を摘まんだ指に力を込める。
乳首を襲う痛さで彩の表情が歪み、堅く閉じられていた唇が徐々に開いて優子の指を受け入れる。
アンッ、ハァハァッ・・・ジュルジュルッ・・・霞がかかったような視線を優子に向けて侵入してきた二本の指に舌を絡ませる。
ウググッ・・・ウグッ、アウッ・・・二本の指は舌を挟んで捻ったり引っ張ったりと彩の苦痛を無視して自由に振る舞い、逆襲に転じた彩は二本の指を甘噛みして動きを封じる。
「分かった、もう止めるから離して頂戴・・・お・ね・が・い・・・クククッ、可愛い」
チリンチリンッ・・・優子の指が口から出ても円華の愛撫は続き、二人の息の合った責めに彩の身体は休むことを許されない。
「アンッ、オッパイをクチュクチュされると気持ちいぃの、もっと・・・お尻も苛めてくれるでしょう??」
「いいわよ、お尻の穴を苛めてあげる・・・指を入れたり出したりして遊んであげる。次はどの指に入って欲しい??彩の希望を聞いてあげるから答えなさい」
「・・・答えたくない。そんな事を言えないし、言いたくない、恥ずかしい・・・優子の事を信頼しているから好きにして良いよ、我慢する」
「答えたくないって事は止めて欲しんだ。好いよ、彩が止めたいなら、もうしない」
興味なさげに背中を向けた優子を見る円華の瞳は先行きを想像して好奇を宿し、彩は明らかに困惑の表情を浮かべる。
「意地悪しちゃ、イヤッ。焦らさないで・・・彩のオチリに指を入れて、二本入れて欲しいの。中指と薬指の二本を入れて欲しいの。早く、入れて、お願い・・・クチュクチュされたい」
下腹部を撫でていた優子の手は自然な動きで内腿に移動してアナルを指先でつつく。
「アンッ、はやくっ・・・焦らしちゃ、イヤッ」
ズブッ・・・ヒィッ~、イヤッ、アンッ、すごい・・・ローションの滑りとアナル責めを請う彩の気持ちもあって二本の指はあっけなく姿を没し、喘ぎ声を漏らす余裕を与えられずに親指がバギナに侵入する。
アナルに中指と薬指、濡れそぼつ花弁に親指を挿入されて薄い壁越しに擦り合される。
想いを巡らす 二日目 9
ハァハァッ・・・肘をついたままヨロヨロとベッドに上がり、命じられるままに四つん這いの姿勢で尻を突き上げる。
顔を押し付けたシーツはローションが染み込んでヌルヌルするもののなぜか不快感はなく安堵の気持ちになる。
シーツに染み込んだローションは優子と円華が可愛がってくれた証、ただ一人素っ裸にされて喘ぎ声と共に身悶えるのは、遠い昔から潜在意識として心の奥底に潜む恥ずかしい姿を見られたいという欲望を満足させてくれる。
円華はローションを突き上げた尻の頂上に垂らして、背中に流れるローションを両手で塗り広げる。
滑るように這い回る手の動きが心地良く知らず知らずのうちに上半身をくねらせてより深い快感を求め、気を良くした円華は胸元で揺れる熟しきった乳房を掬い上げるようにして揉みしだく。
たわわに実る乳房は手の平にマシュマロのような感触を伝え、マッサージする円華は手の平を通じてえもいわれぬ快感を得る。
「アンッ、いぃの、気持ちいぃ・・・もっとやって、もっと気持ち良くなりたい・・・」
腰から尻を撫で、頬を押し付けたくなるほどムッチリと色っぽい太腿に手を滑らせる優子は、底知れない欲求を感じさせる彩の言葉に口元を緩めて再びアナルに中指を挿入する。
尻を突き出したままの彩はゆっくりと出入りする指が与えてくれる快感を逃すまいと下半身を蠢かす。
そんな二人の戯れを見ながらも円華の両手は休むことなく背中を這い回り、乳房が変形するほど揉みしだく。
「彩、指一本じゃ物足りないでしょう??二本入れてみようか、それとも三本が好い??」
「イヤンッ、指を三本も入れられたら彩のオチリが裂けちゃう・・・」
「そうなの、二本入れて欲しいんだ・・・いいよ、中指と薬指の二本入れてあげる・・・息を吸って、そう、そうだよ。吐いて、ゆっくり息を吐くの」
彩が息を吐くタイミングに合わせて出し入れする中指に薬指を添えるとローション効果もあり、あっけなく二本の指を飲み込んでいく。
「あらッ、あっけなく入っちゃった・・・感じる??指が二本も入っちゃったよ」
「ウッ、クゥッ~・・・少し、ほんの少しだけどきつい。優しくして、慣れるまでゆっくり・・・おねがい」
優子の指は奥深くまで侵入しようとせずに入口付近で蠢き、指先は中ほどの壁を自然と刺激する。
排出するモノは残っていないはずなのに何かを催すような不快感とも言えない違和感を堪えるため、彩は指先が白くなるほどの力でシーツを掴んで下唇を噛み、眉間に皺を寄せる。
ウッウッ、ウググッ・・・右足の甲がベッドを叩いて足指を曲げたり伸ばしたりと、アナルに与えられる刺激や円華の手の平が与えてくれる乳房への愛撫による快感への反応を露わにする。
「もっと、もっと気持ち良くなりたいの??それとも、これで満足できる??」
「ウッ、クゥッ~・・・だめっ、そんな、壊れちゃう・・・」
ヌチャヌチャ、グチヤグチヤッ・・・ニュルニュルッ・・・優子の二本の指は予告も前兆もなくアナルの奥深くに押し入り指先が壁を擦りたてる。
「ウググッ・・・ヒィッ~、壊れちゃう。お尻が裂けちゃう・・・」
「痛くて我慢できないの??抜いてあげようか??・・・どうする??彩」
「優子がしたいなら我慢する、嫌だけど我慢する・・・ねぇ、円華、お願い。お尻を忘れさせて、オッパイを可愛がって、撫でるだけじゃイヤッ」
ベッドに顔を押し付けたまま上目遣いの視線で見つめられる円華は婀娜っぽさにたじろぎ、キッと見つめ返して次の瞬間に頬を緩め、ベッドサイドのバッグに手を伸ばす。
アァッ~・・・円華がバッグを引き寄せるのを見た彩の口から期待とも不安とも取れる吐息が漏れる。
「彩、仰向けになりなさい」
余計な言葉を口にせず、毅然と言い放つ優子に逆らう事も出来ず、アナルに二本の指を飲み込んだまま仰向けになる。
ウッウッ、アウッ・・・円華はバッグから取り出した鈴付きのニップルリングを二つの乳首に取り付け、それを引っ張ったり捻ったりと意地の悪い責めをする。
乳首を刺激されて身悶える彩を見た優子は静かにベッドを降りて紐につながる足枷を手に取る。
乳房を刺激されて喘ぐ彩は、丈夫な紐につながる足枷で拘束される事を知らずに、ヌチャヌチャ、クチャクチャッとローションが奏でる卑猥な音に酔いしれている。
「えっ、なに??どうしたの??・・・なに??」
右足を足枷で拘束され、左足首を優子に掴まれた彩は恐怖に似た声を漏らす。
「クククッ、ほんとうは嬉しいでしょう、彩。両足を縛って動けないようにしてあげる」
左足も足枷に繋がれて両足を閉じることも出来なくなった彩は性的好奇心を露わにして頬を紅潮させ、ハァハァッと苦し気な息を漏らす。
想いを巡らす 二日目 8
目の前の出来事が予想を上回る速さで進展することに驚く健は激しくなる動悸で息をするのも苦しくなり、膝に置いた両手を固く握りしめて唇の渇きを舌で滑りを与える。
下半身は椅子に縛り付けられたように動かず、被虐美にみちた白い肌を見つめて息を荒げる。
ローションでぬらつく尻は、優子の指が這い回るとあっけなく窄まりに飲み込んでしまい、
「アワワッ、なに??なに、どうしたの??・・・お尻に、お尻に指が・・・」
驚きの表情を浮かべた彩は振り返って尻を見つめ、優子の指の行方を追うものの見ることはできない。
「私の指が気になるの??・・・どう、分る??」
先端がアナルに没した指を付け根まで挿入して壁をえぐるように曲げ伸ばしする。
「いや、止めて。そんな事をされたら出ちゃいそう・・・アンッ、変な感じ」
バスルームで円華に浣腸されて十分に解れていたアナルは、ローションマッサージで性感を刺激された事もあって痺れるような快感に震える。
アァァッ~・・・付け根まで挿入したまま指先を曲げ伸ばししてアナルの奥深くを刺激し、込み上げる快感で無意識のうちに腰が蠢くと、ピシッ・・・みたび尻を打たれる。
「アンッ・・・いたいっ、苛めちゃ、イヤッ・・・」
「クククッ、可愛い・・・出ちゃいそうって何が出そうなの??まさか??違うよね??言いなさい、なにが出そうなの??・・・言わないと尻を打つよ」
「いやんっ、言います。言うから苛めないで・・・ウンチが出ちゃいそう・・・」
「彩、ウンチを漏らすわけがないでしょう。しっかり浣腸してあげたでしょう。それとも、もう一度する??」
「恥ずかしい事を言わないで、健に知られたくない・・・」
「何を知られたくないの??言いなさい」
アナルに挿入する指を2本に増やした優子はピストン運動を激しくして答えることを迫る。
「アウッ、だめ・・・いぃの、お尻で気持ち良くなるなんて・・・言うからやめて、お浣腸されました。円華に何度も浣腸されてバスタブとトイレを行ったり来たり、最後はお湯を噴出する処を見てもらいました・・・イヤァ~、聞かないで、耳を塞いで聞かないで」
円華の口から浣腸したと言われた事を気付かなかったかのように羞恥の言葉を吐き出した彩は、指を咥え込んだアナルを見せつけたまま激しく頭を振る。
アナル快感に酔いしれて身悶える彩を見つめる健は、言葉を掛けようとしても乾いた唇は動かす事さえ出来ず、ただただ舌に滑りを与えて目を血走らせる。
黒髪を振り乱して身悶える彩の後ろ姿は見ているだけで欲情を刺激される。
水泳に興じていた彩の上半身は健康的でウェストの括れから腰へ張り出すラインは立ち姿だけではなく、今のように尻を突き出すと魅力を倍増する。
太腿裏のムッチリとした白い肌が悩ましく震えるさまに健の股間は反応し、頭を無視して指が勝手に反応してペニスを摘まむ。
ローションにまみれてぬらつく肌を三本の手が這い回り、残る優子の右手はアナルに挿入した指を出し入れする事を止める様子もなく彩も嫌がっているようには見えない。
「見えますか??こんなに貪欲なアナルは久しぶりです。指を抜こうとすると嫌がって入口を締め付けたり中の壁がウネウネと蠢いて引き抜かせてくれないんですよ・・・アナル性感は開発しなくても十分なようですね」
振り向いて健に話しかける優子の淡々とした話し方が彩の羞恥心を刺激する。
健はいきり立つペニスが丸見えになっているもののガウンを身に着け、優子と円華は施術着を着たままであり、一人素っ裸の彩は顔を残して全身にローションをまとって薄明りの中で被虐心に浸ってよがり声を漏らし続けている。
優子と円華が健の股間のように興奮の証をあからさまにしてくれれば羞恥も和らぐだろうが、あくまで冷静に彩の急所を責め続けるばかりで興奮する兆しもみせない。
Mっ気の強い彩はオモチャのように扱われるのが決して嫌な事ではないものの、淡々と責められるばかりでは性欲を発散するする術もなく欝々と身体の奥に貯め込むばかりでいる。
ウッウッ、ウゥッ~・・・だめッ、いやんっ、いぃの、気持ちいぃ・・・切れ切れに吐息と喘ぎ声を漏らす彩の様子を見た優子はこくんと頷いて視線と共に円華に合図する。
バッグから両端に枷の付いた長い紐を2本取り出した円華はベッドの下を通して準備する。
両肘を支えとしてベッドに突っ伏して下半身を突き出し、優子の指でアナルを刺激され続けて身悶える彩は円華の動きを知る由もなく見ることもない。
優子はアナルを蹂躙しながら健に視線を合わせて頬を緩め、続けて良いかどうかと無言のうちに質問する。
ベッドの下に転がる手枷と足枷の付いた紐を見つめた健は、何かを吹っ切ったように頷いて見せる。
そんな二人のやり取りを知っているかのようなタイミングで彩が口を開く。
「こんな恰好のまま中途半端に苛められるのは恥ずかしい。健の存在を忘れてしまうほど苛められたい、早く・・・」
「そう、分ったわよ、彩。啼かせてあげる、ベッドで四つん這いになって尻を突き出しなさい・・・前の穴と尻の穴、二つの穴を同時に苛めてあげる」
想いを巡らす 二日目 7
ハァハァッ・・・息を荒げて一度目の頂上に達した彩は焦点も定かでない視線を健に向ける。
「良かったね、彩。気持ち良かったのね、そうでしょう??・・・健さんが気になるの??どうなっているか確かめてみたいよね・・・ごめんなさい、失礼します」
見つめた健に言葉を掛けた優子はガウンの前を開く。
健の股間には彩の痴態を見て興奮した証が宙を睨んでそそり立ち、優子が竿に手を添えて滲み出た先走り汁にまとわりついた陰毛を除けながら上下すると怒張がピクピク反応する。
「いやっ、やめて、健のチンチンに触らないで、彩のモノなのに・・・いやぁッ~・・・」
「じゃぁ、こんな事をすると怒る??」
彩を見つめて視線を外すことなく蹲った優子は握ったペニスにゆっくりピストン運動を施して先端に舌を伸ばす。
「だめっ、彩のチンチンに触っちゃダメ、舐めちゃイヤッ・・・アンッ、いじわる、オッパイとアソコを同時にクチュクチュされるといぃの、気持ち良い、アウッ、いやんっ・・・」
健のペニスを弄られる不安と怒りをあらわにする彩は、背後から抱きしめたままの円華の左手で乳房を揉まれて右手でクリトリスを刺激されると甘い声を漏らしてしまう。
軽くとは言え一度昇り詰めた彩の身体は深い快感を求めて刺激に敏感になり、女の急所を同時に愛撫されると健に向けた視線はあてもなく彷徨い、女の悦びに身を任す。
アッアァ~、アワワッ、ウッ、クゥッ~・・・しどけなく開いた口から間断なく喘ぎ声を漏らして不安と期待の入り混じった視線を健に向ける。
健が口元を緩めて笑みを浮かべると安心したかのように窓に視線を移し、乳房とクリトリスに与えられる刺激に身体をくねらせながらもコスモクロックに見入って瞳は動かなくなる。
「こんなに明るいと落ち着かないわね。白くて染み一つない身体の美しさを堪能できなくなるのは残念だけど彩が没頭できる環境にしてあげる・・・待っててね」
彩の嫌がる様子にも構うことなくペニスの先端にチュッと音を立ててキスした優子は立ち上がり、ベッドルームの二か所の窓のカーテンを引いてリビングから忍び込む明かりも遮断し、フットライトだけを残して部屋の明かりを消してしまう。
ヌチャヌチャ、クチャクチャッ・・・ウッウッ、いぃの、気持ちいぃ・・・表情さえも定かに見えなくなった薄暗い部屋でローションが立てる卑猥な音と秘めやかな彩の喘ぎ声が見事なハーモニーを醸し出す。
「よ~く見てもらおうね、彩。健さんってご主人じゃなくて不倫相手なんだ・・・
悪い女には罰を与えなきゃ。恥ずかしい姿を不倫相手に見てもらおうね」
円華は押し出すようにして彩をベッドの縁に立たせて大股開きにさせる。
健のそばを離れた優子も円華と共に彩の左右に別れて寄り添い、腕と太腿を支えて股間をはしたなく開かせる。
「イヤッ、見ないで。見ちゃ、イヤッ・・・お願い、見ないで」
椅子に座ったままの健に濡れそぼつ花弁を見せつける彩は今にも崩れ落ちそうになる身体を優子と円華に支えられ、真っ赤に染める瞳に羞恥を浮かべて嫌々と顔を左右に振る。
合図をするまでもなく息の合った二人は割れ目の左右に指を添えて大きく開き、そのまま指を滑らせて花弁の奥に侵入させる。
「ウッ、クゥッ~・・・そんな、二本も同時に・・・ヒィッ~、だめ、ダメッ、そんな、そんなに動かすと・・・アウッ、アワワッ・・・」
しゃがみ込みそうになる彩の身体は両脇を抱え込む優子と円華に支えられて立ち続け、俯いた視線の先には隆々とそびえる健の怒張が嬉し涙を滲ませている。
「まだ終わりじゃないわよ、と言って気持ち良くもしてあげない・・・クククッ、彩。健さんがね、彩のムッチリで真っ白お尻を見たいんだって。ベッドに肘をついて尻を突き出しなさい・・・早くっ」
ピシッ・・・優子は言葉が終わる寸前に彩の尻を打つ。それは有無を言わせぬ効果があり、嫌がる様子もなく健に背中を向けてベッドにつけた肘を支えにして尻を突き出す。
ゴクッ・・・目の前にローションにまみれてぬらつく尻を突き出された健は唾を飲む。
フットライトの明かりだけを残すうす暗い部屋はローションに含まれる性感を刺激する香りが漂い、ムッチリと張り出して存在を誇示する丸い尻に六個の瞳が釘付けになる。
ハァハァッ・・・ゴクッ・・・ハァハァッ・・・誰のモノとも知れぬ荒い息遣いや唾を飲む音が卑猥な雰囲気を増幅し、尻に注がれる視線を感じて堪え切れなくなった彩は下半身を蠢かし、それは優子と円華に意地悪な責めをする口実になる。
「あらあらっ・・・彩のお尻は責められるために存在しているみたい。円華も尻を打ってあげなさい」
ピシッ・・・ウッ、痛いっ・・・ローションが飛び散り、尻に手の痕が残る。
「可哀そう、何も悪い事をしてない彩が苛められて可哀そう。可哀そうな、彩」
尻を打てと言った優子は、それを忘れたかのように白くて丸い尻を撫でる。
可哀そう・・・丸く張り出した尻の形を確かめるかのように優子の手は撫で回し、割れ目に沿って人差し指を上下する。
ローションでぬらつく割れ目は、ほんの少し指先に力を込めると深い谷間に侵入するのも容易で、尚も力を込めると窄まりに行きついてそこもあっけなく通過する。
「アワワッ、なに??なに、どうしたの??・・・お尻に、お尻に指が・・・」