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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 10

四つん這いで尻を突き上げた格好から優子の命じる通りに仰向けになった彩は、両足をベッドの下を通した紐につながれて股間を隠すものが何もない浅ましい姿で横たわる。
あからさまに晒す股間を隠そうともせずに彩の手は羞恥で朱に染まる顔を覆う。
大きく開いた股間から滲み出た愛液はローションと混じり合って見分けがつかないものの、裂けた割れ目から覗く花弁は真っ赤に咲いて朝露に濡れたように濡れそぼち、深い悦びに浸っているのを隠しようもない。

チリンチリンッ・・・円華はニップルリングに付いている鈴の根元を摘まんで肌に触れないように振って軽やかな音を立てさせる。
ヌチャヌチャ、グチャグチャッ・・・チリンチリンッ・・・下腹部から腰や腿を撫で回す優子の手の音と鈴の音が見事なハーモニーを奏でる。
それは彩の羞恥を煽り、性的快感に酔いしれて健の存在さえも忘れていたのに現実に引き戻す役を担う。
「彩・・・彩の身体はいやらしい楽器だな。ヌチャヌチャ、グチャグチャと卑猥で猥雑な音を奏でていたかと思うと、鈴の音と調和して見事な音楽に仕上げる、素晴らしいよ」
「アンッ、健までからかっちゃいやだ。優子と円華がいじわるなんだもん。両足を縛ってアソコを丸見えにしといて、こんないじわるな事をするんだから」
決して嫌がっているような声ではなく、両足を拘束された事で一層、被虐心を募らせてオモチャ扱いされる事に悦びを見出している。

緩くとも強くでも責めを嫌がれば羞恥心を煽りながら被虐心を引き出して自分たちの思う通りに進めることが出来るものの、彩のように自分のペースで性感を高揚させていく相手にはいつもの方法は通じない。
SかMかと問われれば、おそらくMっ気が強いと答えるであろう彩を相手には、一度頂上に追いやり満足の後に得た信頼を頼りに自分たちのペースを取り戻すほかないだろう、優子は円華を見つめて視線で考えを伝え、円華は一瞬考えて優子の思いを理解する。

優子は人差し指と中指を添えて割れ目の縁を上下させ、親指はそれにつれて鼠蹊部を撫で擦る。
「ウッウッ、アウッ、アワワッ・・・いぃ、気持ちいぃ。もっとやって、オッパイも忘れちゃいやっ」
彩の貪欲さに苦笑いを浮かべた優子は、先ほどまで尻に敷いていた枕を引き寄せて腰の下に差し入れる。
足枷で大きく開かれた上に腰に敷かれた枕のせいでアナルは物欲しげに宙を睨んでヒクヒクと息をする。

「彩、答えるのよ、いいわね・・・この中指と薬指は彩のお尻の穴に入っていたんだよ、分るでしょう・・・舐めてみる??舐めなさい」
目の前に突き出された二本の指を婀娜っぽく見つめた彩は唇を固く閉じて舐めようとしない。
彩の行為が決して嫌がってのものではないと知っている優子は二本の指で閉じたままの唇をなぞり、それを見る円華は乳房の先端を摘まんだ指に力を込める。
乳首を襲う痛さで彩の表情が歪み、堅く閉じられていた唇が徐々に開いて優子の指を受け入れる。
アンッ、ハァハァッ・・・ジュルジュルッ・・・霞がかかったような視線を優子に向けて侵入してきた二本の指に舌を絡ませる。
ウググッ・・・ウグッ、アウッ・・・二本の指は舌を挟んで捻ったり引っ張ったりと彩の苦痛を無視して自由に振る舞い、逆襲に転じた彩は二本の指を甘噛みして動きを封じる。
「分かった、もう止めるから離して頂戴・・・お・ね・が・い・・・クククッ、可愛い」

チリンチリンッ・・・優子の指が口から出ても円華の愛撫は続き、二人の息の合った責めに彩の身体は休むことを許されない。
「アンッ、オッパイをクチュクチュされると気持ちいぃの、もっと・・・お尻も苛めてくれるでしょう??」
「いいわよ、お尻の穴を苛めてあげる・・・指を入れたり出したりして遊んであげる。次はどの指に入って欲しい??彩の希望を聞いてあげるから答えなさい」
「・・・答えたくない。そんな事を言えないし、言いたくない、恥ずかしい・・・優子の事を信頼しているから好きにして良いよ、我慢する」
「答えたくないって事は止めて欲しんだ。好いよ、彩が止めたいなら、もうしない」
興味なさげに背中を向けた優子を見る円華の瞳は先行きを想像して好奇を宿し、彩は明らかに困惑の表情を浮かべる。
「意地悪しちゃ、イヤッ。焦らさないで・・・彩のオチリに指を入れて、二本入れて欲しいの。中指と薬指の二本を入れて欲しいの。早く、入れて、お願い・・・クチュクチュされたい」
下腹部を撫でていた優子の手は自然な動きで内腿に移動してアナルを指先でつつく。
「アンッ、はやくっ・・・焦らしちゃ、イヤッ」
ズブッ・・・ヒィッ~、イヤッ、アンッ、すごい・・・ローションの滑りとアナル責めを請う彩の気持ちもあって二本の指はあっけなく姿を没し、喘ぎ声を漏らす余裕を与えられずに親指がバギナに侵入する。
アナルに中指と薬指、濡れそぼつ花弁に親指を挿入されて薄い壁越しに擦り合される。
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ちっち

Author:ちっち
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