堕ちる・調教ー19
目隠しで視覚を遮っただけではなく、ペニスサックを被せてしゃぶっただけでは誰のモノか分からなくした上に、腰や尻に触れることができないように後ろ手に拘束した。それでも妖子はともかく、三分の一の確率の成田を自信満々に正解したことに瑞樹を除く四人は驚き顔を見合わせる。
新田は瑞樹に言った。紗耶香は娼婦として天性の素質を持っている。自分の置かれた状況を理解し、周りの様子を想像する知恵に長けている。単に男好きのする身体を持つだけではなく、甘え上手なだけでもない。意識することなく男を意のままに操ることが出来る、それは男を有頂天にさせる術でもあり娼婦としての自分の価値を高めることにもなる。
その後も紗耶香について色々な事を聞かせてくれた。それは今まさに役立っている。
恐らく、クラブでの地位は岡部が上位だと理解しているはずだ。紗耶香の身体を性的に確認するこの場で主導権を取るのは成田だという事も理解している事だろう。その上で成田が最初に咥えさせ、二番目に佐藤、最後に岡部のモノをしゃぶらされるだろうと推察したに違いない。舐めてしゃぶって、懸命に当てようとする振りをするだろうが答える順は決まっていたのだろう。
新田の言葉を思い出して紗耶香の心中を想像する瑞樹と違い、岡部に急かされて腰を突き出す佐藤は当てられまいとしてペニスを咥えられないように腰を振る。
頬を突き、唇に触れると何処かに行ってしまうペニスに苛立った紗耶香は大きな口を開けてパクリと噛みつこうとし、恐れを抱いた佐藤は逃げ回ることを止めて喉の奥深くめがけて押し込む
「ウググッ、グッ~・・・ムゥッ~・・・ハァハァッ、そんな事をしても無駄、このチンチンは佐藤さん。ペニスサックで誤魔化そうなんて無駄な事よウフフッ・・・さぁ、最後の岡部さん、いらっしゃい。気持ち良くしてもらいたいなら妙な足掻きは止めなさい・・・クククッ」
「お見事よ、紗耶香さん。ペニスサックの上から良く分かったわね、匂いなのか、それとも何か別の識別の方法があるのか私には分からない・・・完全に負けた男たちに代わって、私と瑞樹で啼かせてあげる、啼きたいんでしょう??」
リードを引いて立ち上がらせた妖子は、目隠しを残したまま後ろ手の拘束を外して再び天井から下がる鎖に両手を引っ掛ける。
股間に装着したペニスバンドにローションを垂らす妖子に、
「最初に私一人で責めさせて・・・お願い、良いでしょう??」
瑞樹の言葉に妖子は軽く頷いて笑みを浮かべる。
紗耶香は責められるとその真価を発揮する。男が紗耶香を征服したと思えば思うほど紗耶香の術中にはまったと言えるだろう。紗耶香は意識して性的な行為の中で相手を理解しようとするのではない。自然と感度が研ぎ澄まされて身体も心も相手と一体になり、気持ちが読み取れるようになるんだよ。突き放したような責めが有効だし、その方が紗耶香の性感も伸びるはずだよ。
新田の言葉を思い出した瑞樹は用意しておいた筆を手に取る。
岡部と成田はオッと言う表情で凡その意図を想像し、妖子は口元を緩める。
一瞬の内にギスギスした空気が柔和なものに変化し、目隠しされながらもそれを感じ取った紗耶香もリラックスする。
緊張が頂点に達した状態よりも瑞樹の悪戯の効果が上がりそうな雰囲気に安堵した男三人と妖子も緊張を解く。
「可愛いな、紗耶香は。この身体を食べちゃう男がいるなんて許せない。罰は紗耶香に受けてもらうよ」
妖子は瑞樹の言葉を聞いて吹き出しそうなるのを堪え、両手で口を押さえて身体を捩る。
「真剣に付き合ってる男はいないよ。まだ片思い・・・優しい言葉を掛けてくれるけど、すべてを信じてはいないの」
安堵の表情を浮かべた瑞樹は、筆を紗耶香の首筋に這わせ、
「こんなに可愛い紗耶香が片思いなんて信じられない・・・だめな男の事なんか忘れなさい」
「イヤァ~ン、くすぐったい・・・クククッ、止めて、ダメダメ」
「一緒に遊ぼうと思ったのに嫌だって言うから、素っ裸の紗耶香をジロジロ見る事にしようか・・・しばらく、皆で見ようよ」
静寂が視覚を奪われた紗耶香を不安にさせる。
ウフフッ・・・ハァハァッ・・・ゴクッ・・・カチャカチャ・・・素っ裸で両手を天井から下がる鎖に繋がれ、外したネクタイで目隠しをされる。耳をそばだてると微かな笑い声や唾を飲み込む音と共に荒い息遣いも聞こえる。
いっそ五人に嬲り者にされた方が、気が休まる。
黙って見られるだけと言うのがこの場では一番つらい。
ハァハァッ・・・視線を感じる。十個の目が隠しようのない身体に注がれる。
オッパイを見られている・・・熱い。腋窩を見つめられる・・・処理はきちんとしたはず、見られても恥ずかしくないはず。そんな処を見ないで、恥ずかしい。
アソコが熱い・・・両足が勝手に動いて股間を隠そうとする。恥ずかしい、見ないで・・・口をつきそうになる言葉を必死に耐える。
チリンチリリンッ・・・自然と身体が揺れる。ニップルクリップが存在を誇示するように軽やかな音を立てる。
堕ちる・調教ー18
姿を現したペニスに両手を添え、愛おし気に見つめて興奮を隠そうともせずに乾いた唇に赤い舌を這わせて滑りを与える。
先端には先走り汁が滲み、ゴクッと喉を鳴らした紗耶香は一気に咥えこむ。
フムフムッ、フガフガッ・・・ジュルジュルッ、ジュバジュバ・・・フゥ~、ハァハァ・・・ペニスを含んだまま音を立てて顔を前後した紗耶香は、苦しそうに顔を顰めて口の中のものを吐き出し荒い息をする。
唾液と先走り汁にまみれたペニスは傲然としたまま紗耶香から離れようとせず、紗耶香は仕方なさそうに装いながらも舌を伸ばして滑りを舐めとり、再び口に含むさまは嫌がっているように見えない。
仕事を忘れて紗耶香の痴態に息を荒げる佐藤は自らの手ですべてを脱ぎ去り、猛り狂って下腹部に先走り汁を付けるほどの怒張を突き出す。
「これもいぃの、舐めても良いの・・・凄いっ・・・」
口に含んでいた成田のペニスを左手で掴んだまま、右手に佐藤のモノを摘まんだ紗耶香は矯めつ眇めつ手の中の怒張を見つめる。
霞がかかったように焦点の合わなかった視線が驚きのあまりパッチリと開き、
口に含みたいと唇を擦り合わせて滑りを与え、赤い舌がチロチロと蛇のように出入りする。
唇がしどけなく開いてハァハァッと荒い息を漏らし、オチンポ、私のオチンポと譫言のように呟きながら喉の奥深くにまで咥えこむ。
ウググッ、ゲボッ・・・ジュルジュルッ、ジュボジュボッ・・・顎にまで届くほどの唾液を滴らせてフェラチオに興じ、成田のペニスを握った左手を激しくピストン運動させる。
新田から紗耶香の男を相手にする仕事の素質を聞かされていた瑞樹も、声を発する事も出来ないほどの驚きで乳房に添えた手を動かす事も出来ずにいた。
百戦錬磨で女性を相手にしてのセックスでも後れを取る事のない妖子でさえ、責めを忘れて立ち尽くす姿を見て瑞樹は我に返る。
紗耶香の背後から乳房に手を伸ばしてニップルクリップを揺らし、耳の裏に舌を這わせて耳朶を甘噛みする。二本のペニスを相手にフェラチオに興じる紗耶香の反応は薄く、耳に痕が残るほど歯を合わせ、荒々しく乳首を摘まんでチリンチリンと全員が気付くほど鈴の音を大きく響かせると紗耶香はやっと反応する。
「イヤァ~ン、オッパイを苛めちゃ嫌っ。優しく可愛がってくれなきゃ気持ち良くない」
紗耶香の凄艶な反応に唖然として手を出せずにいた妖子は、瑞樹の乳房の先端への責めに甘い声で反応する様子で我に返り、岡部と成田の身体に残る衣服も脱がせてしまい佐藤と合わせて男三人を素っ裸にする。
「紗耶香、見なさい。オマンコだけじゃなくアナルと口マンコも犯してくれる男たちのオチンポを・・・欲しいでしょう。舐めてビチャビチャにしなさい。犯してくださいって言いなさい」
妖子に言われるまでもなく紗耶香は蹲ったまま、素っ裸の男三人を目の前にして間近のペニスを口に含み、猛々しく宙を睨む二本のペニスを両手に握って擦る。
三本のペニスの味を確かめるかのように順にフェラチオを施す紗耶香の意外な言葉に瑞樹は新田の言葉の正しさを悟る。
「フグッフグッ・・・美味しい。長さが違うし太さも違う、堅さも違うし味わいが違う・・・ウフフッ、三本も一度に味わえて嬉しい」
「そうなの、調教にはならないね。紗耶香には必要ないね。ねぇ、岡部さん、誰のオチンポか当ててもらおうよ。外れたら罰を与えるってのはどう??」
「分った、そうしよう。これじゃ私たちの仕事も意味ないものになっちゃうしな」
言い終えた岡部はネクタイを拾い上げて目隠しをする。成田は拘束具を付けたままの両手を背後で結んで自由を奪う。
その間に妖子はペニスバンドを装着し、三人男たちは違う種類のペニスサックを付ける。
可笑しさをこらえかねる瑞樹は、
「クククッ、おかしいな。三本だったオチンポが四本に増えちゃった。これでますます難しくなったようね」
「さて始めようか、最初は誰が口マンコを犯す??」
妖子が装着したペニスバンドで紗耶香の頬をつつき、唇を割って口腔を犯す。
「どうだ、誰のモノか分かるか??」
「フグフグッ・・・正直に言うとあまり美味しくない。これは妖子、妖子さんのチンチン。違う??」
顔を見合わせた五人は感心した風を見せ、
「良く分かったね、今のは私でも分かるかもしれない、これからが本番だよ。誰のオチンポか当てなさい。外すと天井から逆さに吊り下げて鞭やローソクで責めちゃうよ・・・覚悟しなさい」
思いもよらぬ瑞樹の情け無用の言葉に一瞬ひるんだものの、目隠しされたまま宙を睨み、分かりましたと健気な言葉を返す。
成田が腰を突き出すとペニスサックに驚いたのか、意地悪と艶めかしい声を漏らしたものの喉の奥深くに含んだり、横咥えにしたりと色々試し、首を傾げて自信有りげに成田さんと見事に正解する。
堕ちる・調教ー17
「クククッ・・・見てごらん、男たちを。見るのは上気してる顔じゃない、股間を見るの・・・分かった??紗耶香のオマンコを見て股間を膨らましてるよ。分るでしょう、嬉しい??」
「ハァハァッ・・・そうなの??私を見て興奮してるの??・・・良いよ、もっと、もっと大きくして。大きくなったオチンポで私を啼かせて・・・アァッ~ン、だめ・・・」
クチャクチャ、ヌチャヌチャッ・・・瑞樹の指が割れ目の中で華麗に舞い、紗耶香は頭上に吊り上げられた手が白くなるほど握りしめて目の前の成田が手に持つ容器から視線を逸らさない。
手に持つ容器に指先を入れて掻き回した成田はローションが入っている事を紗耶香に見せつける。
「このローションをどうするか分るね??」
「ウフフッ、嬉しいでしょう、紗耶香・・・万歳した格好のままローションでヌルヌルの身体を私たち五人の十本の手、五十本の指で撫で回してもらえるんだよ。想像するだけでマンチョが濡れちゃうでしょう」
言葉で紗耶香の耳を愛撫し、股間に伸ばした右手指を膣口に挿入してヌチャヌチャと卑猥な音を立てて、左手はクリトリスを嬲る。
同性らしくクリトリスの繊細さを知っている瑞樹は、泥濘の中に鎮座するそれを人差し指と中指で優しく挟んで細かく震わせ、舌を首筋に這わせて息を耳の裏に吹きかける。
「アンッ、ウックゥッ~・・・たまんない、オッパイを揉んで、誰でも良いからオッパイを苛めて、寂しいって言ってるよ」
「しょうがないコだな、紗耶香は。わがままを言っても大抵の男は許してしまうけど同性の目には、どうですか??」
成田に問われた妖子は、
「紗耶香なら許しちゃうよ、私は。瑞樹も同じだと思うよ・・・クククッ、オッパイを弄ってあげる」
アウッ、アンッ、気持ちいぃ・・・掬い上げるように揉み上げ、先端を指に挟んで震わせると益々男たちの股間をくすぐるような甘く切ない声を漏らす。
「良かったな、オッパイを弄ってもらって。それにしてもエロっぽい声を出すな、紗耶香の喘ぎ声は俺たちの股間をビンビン刺激するよ・・・それでは期待に添うべく五人で可愛がってやろうか」
容器を傾けてローションを肩に垂らす。
肩に垂らされたローションは二つに分かれて胸の膨らみに向かってゆっくりと滴り落ち、もう一方は背中を流れていく。
それを合図に岡部と佐藤も紗耶香に取り付き、十本の手が肌を這い回る。
ヌチャヌチャッ、クチュクチュッ・・・アンッ、イヤァ~ン、アフッ、ウックゥッ~・・・ギシッギシッ、ガチャガチャッ・・・肌と十本の手の間でローションが卑猥な音を奏で、紗耶香の口から洩れる声は嫌がる様子もなく甘えを帯びて責めを催促し、独りだけ素っ裸で甚振られる羞恥を快感に替えて身悶える。
誰の手どころか男か女かさえ分からないほど十本の手が入り混じって紗耶香の肌を這い回り、歪んだ昂奮が恥ずかしさに勝って身体の疼きに身を任す。
鏡で身悶える自分を見ようとしても霞がかかったようでハッキリと見えない。
「アッ、アウッ、いいの・・・イヤァ~ン、もっと・・・ウッウゥゥ~・・・」意味不明の喘ぎ声を漏らす唇は、誰のものとも知れぬ唇を重ねられて悦びの声を漏らす事も許されない。
「アフッ、フゥッ~、ウググッ・・・ヒィ~・・・いやぁ~、堪んない」
ビィ~ンビィ~ン・・・妖子が手に持っていたバイブを前触れもなく挿入し、クリトリスに舌を伸ばす。
ビィ~ンビィ~ン・・・ヌチャヌチャ、ピチャピチャッ・・・バイブを激しくピストン運動させると愛液が飛び散り、足元にしゃがんで腿を撫でまわす佐藤に降りかかる。
「ヒャァ~、なんだ??雨が降ってきたようだよ・・・マン汁シャワーか。もっと飲ませてくれ」
「いやぁ~、そんな・・・そんな恥ずかしい事を言わないで。ダメ・・・ウッ、ウググッ、いぃの・・・オッパイ、オッパイも苛めて・・・」
「待ってろよ、良いものがあるからな」
成田はポケットからニップルクリップを取り出し乳房の先端を挟む。
「ヒィッ~、痛い・・・クゥッ~・・イヤァ~、引っ張らないで、痛い」
チリンッチリンッ・・・ヒィッ~、ウググッ・・・クリップに付いている鈴が軽やかな音を立てて、紗耶香の苦悶の声をかき消してしまう。
身体中を撫で回される気持ち良さに身を捩るうち、羞恥心は消え去り身体の奥から湧いてくるセックスへの渇望感で熱く火照り喉が渇く。
ハァハァッ、ンググッ、ゴクッ・・・ハァハァッ・・・わずかな唾液を飲み込んでも喉の渇きが癒される事はなく、ますます焦燥感が募る。
「クククッ、喉が渇くのか??・・・そうか、分かった」
ガチャガチャッ・・・成田はチェーンブロックを操作して鎖に引っ掛けた両手を自由にし、その場に蹲らせた紗耶香の顔に股間を押し付ける。
「ハァハァッ・・・オチンポを舐めても良いの??舐めさせて・・・」
三人の男に瑞樹、妖子を加えた五人に囲まれた紗耶香は目を真っ赤に染めて、震える指をベルトに伸ばす。
ベルトを緩めてファスナーを下ろし、下着をずり下げると宙を睨むペニスがふてぶてしい姿を現す。
堕ちる・調教ー16
首輪につながるリードを持つ岡部に引き立てられて四つん這いの犬歩きを強要された紗耶香は、浅ましく惨めと思ったのは一瞬の事で身体の芯から湧き上がるゾクゾクする思いで股間を濡らす。
見下ろす四人の間を歩いて天井から垂れ下がる鎖の下に導かれ、息をするのも苦しくなるほどリードを引かれて立ち上がる。
紗耶香は目の前に垂れ下がる鎖を見つめて肩を落とし、正面の鏡に映る全裸の自分に頬を紅潮させる。
「本当に惚れ惚れするほど素晴らしい身体の持ち主だね、紗耶香は。女の私には羨ましいよ」
指先ほどの贅肉もなくカモシカのような足を持ち、足の長さとバランスの取れた手や身体を持つ妖子に褒められるとお世辞と分かっていても自然と笑みが浮かぶ。
突然、新田と歩いていた時の会話が蘇る。
「ねぇ、あの人。スタイルいいよね、羨ましいな」
「うん本当だ、素晴らしいね。昼間、一緒に歩くと自慢できるだろうな。夜のこの時間は紗耶香の方がオレは好きだな」
「うん??私は夜が似合うの??」
「目の前で紗耶香が美味そうに食事をしている・・・そんな可愛い女を見るオレは、ベッドに押し倒した紗耶香をどうやって食べようかと夢想する。丸みを帯びたオッパイにむしゃぶりついて、ムッチリな腰から腿を撫でまわす。前を歩く、あの人を見てもそんな想像は出来ないよ。夜は紗耶香と一緒に居たいな。紗耶香と待ち合わせの前はあの人と歩くのも良いけどね」
男好きのする身体だと言った新田の言葉を思い出し、鏡の中の自分を見ると自然と笑みが浮かぶ。
「どうしたの??素っ裸の自分を見て思い出し笑いをして・・・ははぁ~ン、好きな男の事を思い出していたでしょう??違う??」
「えっ、そんな、違います。瑞樹さんの勘違いです。好きな人なんかいません、本当です」
脳裏に浮かぶ新田を振り払おうとすればするほど記憶は鮮明になり、瑞樹に返す言葉が力のこもらないものになる。
瑞樹は紗耶香の想い出の中にいるのは新田だと承知しているものの、それを言葉に出来ない事に苛立つ思いを必死に抑えている。
ピシッ・・・アンッ、痛い・・・素っ裸で立ち尽くし蹂躙されるのを待つ紗耶香の乳首を摘まみ、尻を打つ。
「紗耶香を抱く男は今どうしているのかな??紗耶香のこんな姿を想像しているかなぁ??」
あえて愛する男と言わず、抱く男と愛情を否定するような言い方に危険なものを感じた妖子は瑞樹の肩に手を置き、唇を尖らせて首を振る。
妖子の意を悟った瑞樹は一瞬、目を閉じる事で、ごめんなさい、立場を忘れていた、の言葉に替える。
チュッ・・・瑞樹の唇に軽くキスをした妖子は、瑞樹だけに聞こえる小さな声で、
「新田さんに任されているんでしょう??期待に応えなきゃね」
手枷を持った成田が紗耶香に近付き、両手の自由を奪う。
カチャカチャッ・・・チェーンブロックを操作して鎖を下ろし、手枷を引っ掛けて吊り上げる。
両手を伸ばした格好で自由を奪われ、全裸の身体に何をされても抗えないと悟ると動悸が激しくなり、全身が熱を持って息をするのも辛くなり、しどけなく開いた口がハァハァッと荒い音を漏らす。
「フフフッ、自慢の身体を見せびらかす気分はどうなの??」
紗耶香の真後ろに立ち、正面の鏡の中で視線を合わせた瑞樹は首筋に這わせた指を徐々に撫で下ろし、肩甲骨の窪みを行き来して胸の膨らみの大きさを確かめるかのようにゆっくりとなぞる。
自分の身体を這い回る瑞樹の指を追う紗耶香は興奮して乾いた唇に滑りを与え、足をモジモジと蠢かして股間を擦り合わせようとする。
指は乳輪をなぞり、勃起した乳房の先端に与えられる刺激を待ちわびるものの、意地悪く口を歪めた瑞樹は脇腹に移動させてしまう。
「ウフフッ、そんなガッカリした顔をしないでよ。私は意地悪な女みたいじゃない」
「意地悪です。瑞樹さんも妖子さんも意地悪だから大嫌い・・・大嫌いって言われると悔しい??・・・私を苛めても良いよ。啼かせたいと思っているでしょう??」
紗耶香にはグロテスクとしか見えないバイブを手にした妖子が目の前に立ち、頬を撫でて口をなぞる。
瑞樹は背後から腰を抱くようにして股間に手を伸ばし、大陰唇に両手を添えて割れ目を開く。
真っ赤な花は芳しい香りを撒き散らしながら獲物を待つ食虫植物のように妖しく咲き誇る。
瑞樹と妖子が甚振る紗耶香を見つめる男たちは、プロらしくもなく股間を膨らませて息を荒くする。
堕ちる・調教ー15
両肩を二人に支えられてオープントイレを跨いだ紗耶香は、ビチビチッ、ブシャァ~と派手な音を響かせてアナルの奥に溜まった浣腸液を噴出させる。
ハァハァッ・・・息を弾ませる紗耶香は自らの下腹部を揉んでアナルの奥に残っている浣腸液を絞り出そうとして顔を顰める。
「クククッ・・・紗耶香、焦んなくても大丈夫だよ。もう一度浣腸するんだから・・・尻の穴はきれいにしないと男に嫌われるよ、分るでしょう??」
「どうしても、もう一度浣腸されなきゃダメなの??」
「そう、どうしてもしなきゃダメ。紗耶香のような好い女のアナルを犯したのにチンポの先にウンチが付いていたよ、なんて言われたくないでしょう??」
「あぁ~ン、情けないし、恥ずかしい。するなら早くして、焦らされて意地悪な言葉でからかわれるのは惨めすぎる」
「分かった、楽にしてあげる」
妖子に誘導されるまま、バスタブの縁に手をついて尻を突き出す。
ガチャガチャッ・・・部屋の隅にあったイルリガートル台を紗耶香のそばまで移動する音が不気味に響く。
「えっ??なに?・どうするの??・・・怖い??」
「大丈夫よ、安心して任せなさい。これはねガートル台と言って、イルリガートル浣腸や点滴に使用するものなの。病院で見たことあるでしょう??」
「嫌っ、怖い・・・そんなものを使わないで浣腸器を使って、お願い」
「ワガママだね、紗耶香は・・・ねぇ、そう思うでしょう??」
妖子と佐藤に続いて部屋に入っていた成田に問いかける。
「フフフッ・・・そうとも取れますが、ワガママは好い女の特権です。好い女のワガママは大抵の男を喜ばせます。大抵の男、特に自信のある男ほど可愛いと思うものなんですよ、妖子さんもご存知でしょう??」
「フン、どうせ、私は可愛くないし好い女じゃないから分かりません」
「クククッ・・・妖子さんは美人だけど、男から見て怖い女性。男は餌で、可愛い男や好い男って妖子さんの血や肉、栄養になるんでしょう??」
「良く知ってるわね、でも少し足りないよ。男だけではなく女の子も私の対象なの・・・憶えといてね」
部屋の外で中の様子に目を配り、言葉のやり取りを聞いている瑞樹は面白そうに顔を綻ばせる。
ガートル台を引く音で紗耶香に恐怖心を与えて通常の判断力を奪い、身体が欲する欲求に素直に反応するよう誘導する。
紗耶香自身も気付くことなく身体の奥底に眠っていた性的好奇心が姿を現し始め、瞳は妖子が手に持つ浣腸器から離れることなく内腿は滲み出る愛液がナメクジの這った後のように虹色に輝く。
「力を抜いて・・・こんなに力を入れちゃ穴も見えないでしょう・・・そう、これでいいよ」
割れ目の上部にローションを垂らして浣腸器をズブリと挿入する。
「ウッ、ウゥ~、ウググッ・・・入って来る。ハァハァッ・・・もう、ダメッ、お尻が辛い」
「まだ出しちゃダメ、我慢するんだよ」
浣腸器の先端を引き抜き、指先で窄まりの中心を撫でた妖子は意地の悪い言葉を掛けながら新たな液を吸い上げる。
「もう嫌、許して・・・お腹が痛いの」
チュゥ~、チュルチュル・・・紗耶香の懇願も受け入れられる事はなく、またもや浣腸器がアナルを犯して液を吐き出し、抗う術もない尻穴はすべてを飲み込んでしまう。
バスタブの縁を掴む指先が白くなるほど力を込め、唇を噛んで眉間に皺を刻んで噴出を堪える紗耶香の下腹部を佐藤はヤワヤワと揉み込む。
「アウッ、ウググッ・・・そんな事をされたら、漏れちゃう。止めて・・・お願い、恥をかかせないで・・・」
ブシュッ、シャァ~・・・カシャカシャッ・・・イヤァ~、やめてぇ・・・懸命の我慢にも拘らずアナルは浣腸液を撒き散らし、それと同時にシャッター音が響きストロボが部屋を照らす。
「イヤァ~、やめてぇ・・・こんな恥ずかしい姿を撮影しないで。許して、お願い」
「紗耶香が尻の穴をクラブに差し出す記念日なんだよ。何か残さなきゃね・・・額装して紗耶香が持ち帰るようにしてあげる。期待してね・・・」
アナルから噴出した液体は紗耶香のプライドを打ち砕いて床を汚す。
「良いだろう、尻の穴もきれいになった事だろう。チンポを入れても汚れる事はなく大丈夫だろう。ここに立ちなさい、身体を洗ってあげるから」
成田は目の前の床を指さし、スーツ姿のまま水が掛かる事も気にする様子もなく紗耶香の全身に手の平を這わせる。
股間に指を挿入して洗い清め、ローションを指にまぶして付け根までアナルに挿入する。
アナル壁を掻き回して指を引き抜き、指先を確かめて汚れのない事を確かめる。
タオルで指を拭きながら、
「良いだろう、きれいになった。身体を拭いてもらいなさい・・・頼んだよ」
ハイと短く返事を返した佐藤は手早く紗耶香の全身を拭いて髪を整え、
「良いね、これからが本番だよ」
と、声を掛けて素っ裸のままの紗耶香に首輪とリードを装着してバスルームから連れ出し、肩を押さえて四つん這いにさせて犬歩きさせる。