彩―隠し事 316
転生 -21
キャンドルに照らされた彩は見つめられる羞恥で顔を背け、恥じらいを浮かべる横顔は愁いを帯びて幻想的な美しさを醸す。
「イヤンッ、見つめられることに慣れていないから恥ずかしい」
彩が身に着ける健志の白いシャツは薄明りの中でもピンクのブラジャーとショーツを透けて見せ、愛おしく思う健志の琴線を刺激する。
「黙ってないで何か話して……見るだけじゃ、イヤッ」
仰向けで横たわる彩は表情だけではなく全身に羞恥をまといながらも顔を背けるだけで健志の視線を全身で受け止める。
「通勤着姿の彩は仕事ができる女って雰囲気で全身を包んでいるけど、オレの知る彩はエロイよなぁ……このウェストの括れからパンと張り出した腰を経てムッチムチの太腿に続くライン、どうすればこんなエロイ身体になるんだろう」
「いやっ、揶揄わないでよ。おチビちゃんだから、そんな風に見えるの??」
「そんなことはないよ、全体のバランスがいいから彩が思うほど小柄には見えない」
「ほんとう??健志の言葉なら信じる……」
覆い被さるようにして真上から見つめられ、いたたまれなくなった彩が目を閉じようとすると健志は突き出した唇を尖らせ、ツツツゥ~と彩の口めがけて唾液が滴り落ちる。
彩は閉じかけた口を開き、滴る唾液を受け止める。
「ウッ、ウッ……」
唾液が健志と彩をつなぎ、それを追いかけるように距離を詰めて唇を合わせる。
体重をかけないように肘と膝で身体を支えて髪を撫で、閉じることを忘れた彩の瞳が妖しく燃えると頬を擦り舌先で唇を左右に刷く。
「アンッ、ウッウッ……」
美味しい夕食で食欲を満たした身体は、前日に見た親友の出演DVDによる昂ぶりを一度のセックスで満たされるわけもなく、キスをされただけで妖しい思いがムクムク湧き上がる。
艶めかしい沈香ベースの香りが部屋を満たし、キャンドルの仄かな灯りが妖しいときめきを芽生えさせる。
微かな灯りでも目元を朱に染めてうっとりする彩の様子が見て取れ、健志は視線を外すことができない。
「そんな風に見ちゃ嫌。最近、男の人にじっと見つめられることなんて経験してないから恥ずかしい」
「最近か……そんな言葉を聞くと胸が締め付けられる。ずっと昔に彩が愛する男に見つめられて、可憐な少女が妖艶な女性に変身する瞬間が想像できる……」
「妬いてくれるの??彩も一人の女。これまで男性を愛したことがないはずがない……そうでしょう??彩は人形じゃないよ……いやっ、その眼は怒っているみたい」
見つめちゃ嫌だと言う彩は仰向けからうつ伏せになり、顔をベッドに埋める。
「彩は何でもお見通しだな」
「当然だよ。艶めかしい香りとキャンドルだけの薄明り……自然と健志に意識が集中していく。呼吸や鼓動が同調するのを感じるんだよ。気持ちが通じないはずがないでしょう、健志は違うの??」
「彩の言う通りだよ。気持ちが通じて凸と凹、ピタリと嵌まる音が聞こえた」
目の前にいる彩だけを愛すればいい、彩の本当の姿を知ることは二人の関係を危うくすると思えば思うほど気になる。
言葉と理性では分かっていても、ほんとうの名前や何処に住んでご主人はどんな人だろうと気になるし、仕事ぶりも知りたいと思う衝動が芽生えそうになる。
そんな思いを吹っ切るためにうつ伏せになった彩の尻を打ち、肩を甘噛みする。
ピシッ……「ヒィッ~、いたいっ……」……「ウグッ、クゥッ~、痛いっ、肩を噛まれちゃった……いやっ、やめないで。尻を打って、思い切り……ヒィッ~、痛痒くて気持ちいい」
自分に対する苛立ちを抑え、平静を取り戻した健志はシャツ越しに身体のラインに沿って肩から脇腹を経て腰まで撫で下り、手の平で尻を撫でる。
「〽ま~るい、ま~るいオチリちゃん、彩のお尻はオレのモノ~……」
「クククッ、変な唄。もっと続けて、もっともっと聞きたい」
「〽ま~るい、ま~るいオチリちゃん、彩のお尻はオレのモノ~……〽舐めてしゃぶって、穴の周りの皺を数えるよ~……パンツとシャツ越しでもツルンツルンして触り心地が好い」
「いやだっ、舐めたりしゃぶったりされるのはいいけど、皺を数えたりしないで。健志のことだから窄まりの中心に息を吹きかけるに決まっているもん」
「やっぱり、何でもお見通しだね」
健志の夏物シャツの中から選んで着けているロイヤルオックスのホワイトシャツは、成熟した女性の魅力を湛える彩の肌に似て滑らかな肌触りの良さと大理石の様な光沢を宿し、目を閉じてシャツを撫でる感触は彩の肌に触れていると間違えてしまいそうになる。
シャツ越しに脇腹を撫でて背骨の左右を撫で下り、首筋に舌を這わせて息を吹きかける。
「アンッ、思った通り、お尻じゃないけど首に息を吹きかけられた……鳥肌が立つほど気持ちいい」
「彩の期待に添わないわけにいかないな……」
シャツの裾から手を入れて下着をずり下ろし、シャツ越しに尻の割れ目をなぞる。
浅くなぞる指先に力を込めると両脚がゆっくり開き、指先が窄まりの中心に触れる。
「皺を数えようか、それとも息を吹きかける、あるいは舐めて舌先でツンツンする。どれがいい??」
「三択なの??ほかには??」
「腕枕で眠る」
「いじわる……三択なら、順番を忘れたから何かわからないけど、最期のがいい。変なことじゃなかったよね」
キャンドルに照らされた彩は見つめられる羞恥で顔を背け、恥じらいを浮かべる横顔は愁いを帯びて幻想的な美しさを醸す。
「イヤンッ、見つめられることに慣れていないから恥ずかしい」
彩が身に着ける健志の白いシャツは薄明りの中でもピンクのブラジャーとショーツを透けて見せ、愛おしく思う健志の琴線を刺激する。
「黙ってないで何か話して……見るだけじゃ、イヤッ」
仰向けで横たわる彩は表情だけではなく全身に羞恥をまといながらも顔を背けるだけで健志の視線を全身で受け止める。
「通勤着姿の彩は仕事ができる女って雰囲気で全身を包んでいるけど、オレの知る彩はエロイよなぁ……このウェストの括れからパンと張り出した腰を経てムッチムチの太腿に続くライン、どうすればこんなエロイ身体になるんだろう」
「いやっ、揶揄わないでよ。おチビちゃんだから、そんな風に見えるの??」
「そんなことはないよ、全体のバランスがいいから彩が思うほど小柄には見えない」
「ほんとう??健志の言葉なら信じる……」
覆い被さるようにして真上から見つめられ、いたたまれなくなった彩が目を閉じようとすると健志は突き出した唇を尖らせ、ツツツゥ~と彩の口めがけて唾液が滴り落ちる。
彩は閉じかけた口を開き、滴る唾液を受け止める。
「ウッ、ウッ……」
唾液が健志と彩をつなぎ、それを追いかけるように距離を詰めて唇を合わせる。
体重をかけないように肘と膝で身体を支えて髪を撫で、閉じることを忘れた彩の瞳が妖しく燃えると頬を擦り舌先で唇を左右に刷く。
「アンッ、ウッウッ……」
美味しい夕食で食欲を満たした身体は、前日に見た親友の出演DVDによる昂ぶりを一度のセックスで満たされるわけもなく、キスをされただけで妖しい思いがムクムク湧き上がる。
艶めかしい沈香ベースの香りが部屋を満たし、キャンドルの仄かな灯りが妖しいときめきを芽生えさせる。
微かな灯りでも目元を朱に染めてうっとりする彩の様子が見て取れ、健志は視線を外すことができない。
「そんな風に見ちゃ嫌。最近、男の人にじっと見つめられることなんて経験してないから恥ずかしい」
「最近か……そんな言葉を聞くと胸が締め付けられる。ずっと昔に彩が愛する男に見つめられて、可憐な少女が妖艶な女性に変身する瞬間が想像できる……」
「妬いてくれるの??彩も一人の女。これまで男性を愛したことがないはずがない……そうでしょう??彩は人形じゃないよ……いやっ、その眼は怒っているみたい」
見つめちゃ嫌だと言う彩は仰向けからうつ伏せになり、顔をベッドに埋める。
「彩は何でもお見通しだな」
「当然だよ。艶めかしい香りとキャンドルだけの薄明り……自然と健志に意識が集中していく。呼吸や鼓動が同調するのを感じるんだよ。気持ちが通じないはずがないでしょう、健志は違うの??」
「彩の言う通りだよ。気持ちが通じて凸と凹、ピタリと嵌まる音が聞こえた」
目の前にいる彩だけを愛すればいい、彩の本当の姿を知ることは二人の関係を危うくすると思えば思うほど気になる。
言葉と理性では分かっていても、ほんとうの名前や何処に住んでご主人はどんな人だろうと気になるし、仕事ぶりも知りたいと思う衝動が芽生えそうになる。
そんな思いを吹っ切るためにうつ伏せになった彩の尻を打ち、肩を甘噛みする。
ピシッ……「ヒィッ~、いたいっ……」……「ウグッ、クゥッ~、痛いっ、肩を噛まれちゃった……いやっ、やめないで。尻を打って、思い切り……ヒィッ~、痛痒くて気持ちいい」
自分に対する苛立ちを抑え、平静を取り戻した健志はシャツ越しに身体のラインに沿って肩から脇腹を経て腰まで撫で下り、手の平で尻を撫でる。
「〽ま~るい、ま~るいオチリちゃん、彩のお尻はオレのモノ~……」
「クククッ、変な唄。もっと続けて、もっともっと聞きたい」
「〽ま~るい、ま~るいオチリちゃん、彩のお尻はオレのモノ~……〽舐めてしゃぶって、穴の周りの皺を数えるよ~……パンツとシャツ越しでもツルンツルンして触り心地が好い」
「いやだっ、舐めたりしゃぶったりされるのはいいけど、皺を数えたりしないで。健志のことだから窄まりの中心に息を吹きかけるに決まっているもん」
「やっぱり、何でもお見通しだね」
健志の夏物シャツの中から選んで着けているロイヤルオックスのホワイトシャツは、成熟した女性の魅力を湛える彩の肌に似て滑らかな肌触りの良さと大理石の様な光沢を宿し、目を閉じてシャツを撫でる感触は彩の肌に触れていると間違えてしまいそうになる。
シャツ越しに脇腹を撫でて背骨の左右を撫で下り、首筋に舌を這わせて息を吹きかける。
「アンッ、思った通り、お尻じゃないけど首に息を吹きかけられた……鳥肌が立つほど気持ちいい」
「彩の期待に添わないわけにいかないな……」
シャツの裾から手を入れて下着をずり下ろし、シャツ越しに尻の割れ目をなぞる。
浅くなぞる指先に力を込めると両脚がゆっくり開き、指先が窄まりの中心に触れる。
「皺を数えようか、それとも息を吹きかける、あるいは舐めて舌先でツンツンする。どれがいい??」
「三択なの??ほかには??」
「腕枕で眠る」
「いじわる……三択なら、順番を忘れたから何かわからないけど、最期のがいい。変なことじゃなかったよね」