彩―隠し事 223
栞 新たな一歩 -12
両手両足をついて牝犬歩きする英子を見つめる男の一人が尻を打つ。
「イヤンッ、もうぶたないでってお願いしたのに、いじわる……」
声は甘えを帯びて上目遣いに抗議する視線は色っぽく男は一瞬の躊躇と共に顔を逸らして、フゥッ~と息を吐く。
「奥さん、あんたの旦那に同情するよ。奥さんのようにエロッポイ牝犬がそばにいたんじゃ寝る間もないだろうよ……」
「ご主人、すみません。栞…すみません、英子さんの魅力に負けた男優がご主人の存在を忘れたようです」
そっと近づいた雨宮が撮影の邪魔にならないように小声で話しかける。
「興奮しています。見てください、身体の震えが止まらないんです」
椅子から転げ落ちんばかりに前のめりになって見つめる夫は指が白くなるほど固く握りしめ、言われるまでもなく傍から見てもはっきり分かるほど身体が震えている。
「大丈夫ですか??これからもっと激しくなりますよ。別室に移られるならご案内します」
「いいえ、愛する妻が責められて身悶える姿をこの目に焼き付ける覚悟で来ています」
夫の言葉を聞いた雨宮は監督に視線を移して頷いて見せ、静かにその場を離れる。
夫の顔が分からないようにカメラは興奮で震える背中を映し、その向こうでは四つん這いのまま止まった英子のベビードールが捲り上げられる。
「牝犬には尻尾が付いているよな……動くんじゃないよ」
ショーツがわずかに引き下ろされて割れ目を開かれ、抗う暇もなく窄まりの中心にローションを塗り込められて尻尾代わりに房の付いたディルドを挿入される。
取り囲む男たちの間を引き回されると尻尾が揺れ、それを嘲笑するような揶揄いの言葉が英子の被虐心を募らせる。
犬歩きのシーンが終わると尻尾代わりのディルドが引き抜かれて次のシーンの準備のために10分間控室に戻るように指示される。
「雨宮君が教えてくれたけど、次は衣装はそのままで男たちの操るオモチャで弄ばれるらしいよ。男優さんは僕と違ってバイブの扱いに慣れているだろうし五人同時に責められると栞はどうなっちゃうんだろうな、見てくれよビンビンになって先走り汁がトロットロ。パンツもグチャグチャになっちゃった……しゃぶってほしいけど無理だよな」
愛する夫の股間に手を伸ばした栞は嬉しさを隠そうともせずに妖しく微笑む。
「我慢してね。すぐにシャブシャブして飲み干したいけど今日の私は女優で仕事中。帰ってからね、ウフフッ」
トントン……「英子さん、おねがいします」
「は~い、すぐ行きます……大好きなあなたの前で逝き狂っちゃっても嫌いにならないでね」
「嫌いになるわけがない。僕を嫉妬でビンビンにしてくれる栞が大好きだよ」
「キスして……いやっ??」
ドアに押し付けた栞の瞳を覗き込んだ夫は視線を逸らしたり泳がしたりすることなく見つめ返すことに強い決意を感じ、たじろぎながらも貪るように唇を合わせる。
夫は自分の中にサド気質とマゾ気質が同居していることを実感している。
栞の浮気を知った時、嫉妬と共に嗜虐感が頭をもたげて縛ったり床に這わせたりして責めることで性的快感を得た。
興奮が収まりサド気質を自覚すると同時に、このきっかけとなったのは栞の浮気であり愛する妻が見知らぬ男に組み伏せられて善がる姿を想像して全身が熱くなり動悸が激しくなるのを意識した。
それは同時に自分の中にマゾ気質も同居しているからであり、見知らぬ男たちに責められて善がる栞の姿を想像して嫉妬に呻吟することにも悦びを覚える。
「栞、怖くないか??もう止めたいと思ったら合図しろよ、僕は何があっても栞を守るから」
「大丈夫、大好きなあなたが見てくれているから堪えられる……キスで元気ももらったしね、あなたのキスで逝きそうになっちゃた」
控室を出て先ほどの部屋に戻るとマットレスが敷かれて準備が整い、撮影スタッフがバイブや電マ、ローションなどのチェックをしている。
「棒読みの科白を口にするのは嫌だって言う奥さんとご主人の希望で台本らしいものは用意しなかったけど奥さんのエロっぽさ、失礼、魅力を生かすには台詞もあった方がいいと思う。感じたままの反応でいいから自由に口にしてください。君たちは奥さんに自然な形で合わせてくれよ」
両手両足をついて牝犬歩きする英子を見つめる男の一人が尻を打つ。
「イヤンッ、もうぶたないでってお願いしたのに、いじわる……」
声は甘えを帯びて上目遣いに抗議する視線は色っぽく男は一瞬の躊躇と共に顔を逸らして、フゥッ~と息を吐く。
「奥さん、あんたの旦那に同情するよ。奥さんのようにエロッポイ牝犬がそばにいたんじゃ寝る間もないだろうよ……」
「ご主人、すみません。栞…すみません、英子さんの魅力に負けた男優がご主人の存在を忘れたようです」
そっと近づいた雨宮が撮影の邪魔にならないように小声で話しかける。
「興奮しています。見てください、身体の震えが止まらないんです」
椅子から転げ落ちんばかりに前のめりになって見つめる夫は指が白くなるほど固く握りしめ、言われるまでもなく傍から見てもはっきり分かるほど身体が震えている。
「大丈夫ですか??これからもっと激しくなりますよ。別室に移られるならご案内します」
「いいえ、愛する妻が責められて身悶える姿をこの目に焼き付ける覚悟で来ています」
夫の言葉を聞いた雨宮は監督に視線を移して頷いて見せ、静かにその場を離れる。
夫の顔が分からないようにカメラは興奮で震える背中を映し、その向こうでは四つん這いのまま止まった英子のベビードールが捲り上げられる。
「牝犬には尻尾が付いているよな……動くんじゃないよ」
ショーツがわずかに引き下ろされて割れ目を開かれ、抗う暇もなく窄まりの中心にローションを塗り込められて尻尾代わりに房の付いたディルドを挿入される。
取り囲む男たちの間を引き回されると尻尾が揺れ、それを嘲笑するような揶揄いの言葉が英子の被虐心を募らせる。
犬歩きのシーンが終わると尻尾代わりのディルドが引き抜かれて次のシーンの準備のために10分間控室に戻るように指示される。
「雨宮君が教えてくれたけど、次は衣装はそのままで男たちの操るオモチャで弄ばれるらしいよ。男優さんは僕と違ってバイブの扱いに慣れているだろうし五人同時に責められると栞はどうなっちゃうんだろうな、見てくれよビンビンになって先走り汁がトロットロ。パンツもグチャグチャになっちゃった……しゃぶってほしいけど無理だよな」
愛する夫の股間に手を伸ばした栞は嬉しさを隠そうともせずに妖しく微笑む。
「我慢してね。すぐにシャブシャブして飲み干したいけど今日の私は女優で仕事中。帰ってからね、ウフフッ」
トントン……「英子さん、おねがいします」
「は~い、すぐ行きます……大好きなあなたの前で逝き狂っちゃっても嫌いにならないでね」
「嫌いになるわけがない。僕を嫉妬でビンビンにしてくれる栞が大好きだよ」
「キスして……いやっ??」
ドアに押し付けた栞の瞳を覗き込んだ夫は視線を逸らしたり泳がしたりすることなく見つめ返すことに強い決意を感じ、たじろぎながらも貪るように唇を合わせる。
夫は自分の中にサド気質とマゾ気質が同居していることを実感している。
栞の浮気を知った時、嫉妬と共に嗜虐感が頭をもたげて縛ったり床に這わせたりして責めることで性的快感を得た。
興奮が収まりサド気質を自覚すると同時に、このきっかけとなったのは栞の浮気であり愛する妻が見知らぬ男に組み伏せられて善がる姿を想像して全身が熱くなり動悸が激しくなるのを意識した。
それは同時に自分の中にマゾ気質も同居しているからであり、見知らぬ男たちに責められて善がる栞の姿を想像して嫉妬に呻吟することにも悦びを覚える。
「栞、怖くないか??もう止めたいと思ったら合図しろよ、僕は何があっても栞を守るから」
「大丈夫、大好きなあなたが見てくれているから堪えられる……キスで元気ももらったしね、あなたのキスで逝きそうになっちゃた」
控室を出て先ほどの部屋に戻るとマットレスが敷かれて準備が整い、撮影スタッフがバイブや電マ、ローションなどのチェックをしている。
「棒読みの科白を口にするのは嫌だって言う奥さんとご主人の希望で台本らしいものは用意しなかったけど奥さんのエロっぽさ、失礼、魅力を生かすには台詞もあった方がいいと思う。感じたままの反応でいいから自由に口にしてください。君たちは奥さんに自然な形で合わせてくれよ」