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彩―隠し事 216

栞 新たな一歩 -5

健志と付き合っているという栞への隠し事を話す約束をしたことで優子の後ろめたさはなくなり、栞とご主人が話し合った結果、週末にAV撮影に臨むということも抵抗なく受け入れることができる。

優子と栞はいつもの公園のいつものベンチに座り週末には子供たちや家族連れ、若いカップルや互いに労わり過ぎ去った時間を振り返りながら明日を語り合う老夫婦などで賑わうはずの静かな園内に視線を向ける。
「週末にこの公園が賑わう頃に私は……ウフフッ、聞いてくれる??」
「もちろんだよ、栞は大切な友人。何があっても何をしても親友だよ」
「私が何か悪いことをするような言い方をしないでよ、クククッ。心配してくれてありがとう」
何を見るともなく公園内に視線を巡らす栞の横顔は屈託のない笑顔が浮かび、AV撮影の不安のかけらも感じさせることなく心配するのがばかばかしくなる。

「ねぇ、栞、どんなことをするのか教えてくれるでしょう??」
「ビデオが出来上がるまで焦らせたい気がするけど根が真面目な優子が私のせいで男に狂っちゃうのも困るし……どうしようかな??」
不安や恐れを全く現さない栞に苦笑いするしかない優子は思い切った行動に出る。
「栞は私を焦らすけど、私はそんなことをしない。栞のビデオを見るまで待たずに少しだけど隠し事を見せてあげる……」
覚悟を決めたはずの優子の表情は強張り、目を閉じてフゥッ~と息を吐く。

穏やかな表情のまま、そんな優子に視線を向けることなくまっすぐ前を見る栞は静かに話す。
「見せてあげるって、不倫相手とのハメ撮り動画かなんかだろうけど今はいいよ。楽しみは取っとく。フゥッ~っと息と一緒に不安を吐き出して意を決した優子の邪魔のするようで申し訳ないけど、不倫やセックス話はもっと気楽に聞きたいから」
「えっ……そうか、そうだよね。食べることや眠ることと同じようにセックスも大切。食べることに色んな嗜好が認められるならセックスでも認められてもいいんじゃないかって言う人がいた。一夫一妻制のもとでなんでもアリじゃないとわかっているけどね」
「すごい、不倫相手のお陰で真面目だと思われている優子が自分を主張している。クククッ、長い付き合いだから優子がエロイ女だってことを知っているけど知らない人も多いもんね」
「ウフフッ、そうだよ。私はエロイ女なの。ねぇ、少しでいいから聞かせてよ」
「分かった。正直に言うと詳しいことは知らないの……旦那様が監督や雨宮君と話して決めたことに従うだけ。私は英子って芸名で出演することになったらしいよ」
「英子って不倫をご主人に知られて抱かれる様子を録音しろって命じられた時、課長との社内不倫だと悟られないために使った名前でしょう??」
「そうなの、旦那様が監督に英子って名前にしてくれって進言したの。旦那様にとってエロイ私は英子、淑やかな妻は栞ってイメージしているみたい」
「淑やかな妻って誰のこと??クククッ……」

相変わらず優子に横顔を見せたまま栞は自らの記憶を確かめるように話し始める。
「私は目と口、鼻が出るだけの覆面を被るんだって。口はオシャブリのため、鼻は息をするためで快感責めの反応を声や身悶える身体だけではなく瞳に現れる悦びや不安を強調するため目隠しはしないんだって……不自然なセリフを口にして通じるほど今のAVファンは甘くないって言うの。それで監督と旦那様が話し合った結果、台本ナシで私は与えられる刺激に反応するだけでいいんだって、失礼だよね、クククッ……オマンコとお尻、口にチンポを捻じ込まれるんだって、フゥッ~、想像するだけで濡れちゃう。お尻の穴を弄ってもらう前に浣腸されちゃうでしょう、バッチイ物が出ると恥ずかしいから前の日は固形物を食べるのをやめようかな」
「そんなことをされて大丈夫なの??聞いている私が不安でドキドキする」
「ほんとう??」
「えっ、うそ」
広げた栞の手が優子の左胸を掬うようにして鼓動を確かめ、ヤワヤワと揉みしだく。
「イヤンッ、やめて。昼間の公園だよ、誰か見ているかもしれない」
「ふ~ん、見られるかもしれないから嫌なんだ。何が何でも嫌ってことじゃないんだ……不倫相手とは好い付き合いをしているようね。私のAVを見ながら白状させるよ、楽しみ」
浣腸と複数の男たちの手と指やオチンポ、彼らが操るオモチャで責められ嬲り尽くされて身悶えるんだよと言う栞は、旦那様が悦んでくれると思うと興奮すると瞳を輝かせる。

今日もまた、午後の仕事をこなすために身体の疼きを鎮めようとする優子はトイレに駆け込みスカートを下ろす。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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