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彩―隠し事 212

栞 新たな一歩 -1

健志が吐き出した満足の証をオンナの奥深くで受け止めた彩は上気した身体を仰け反らせて白い喉を見せ、滑りを帯びる肌は妖艶な匂いを発してトロトロに蕩け、二人の肌が吸い付いて同化するほどに絡みつく。
アウッ、イヤァ~ン、ウッウックゥッ~……しどけなく開いた口は秘めやかな喘ぎ声を漏らし続けて健志の耳を刺激する
今、この瞬間が永遠に続けばいいと思っても時計の針は止まることなく時を刻み続け、時刻は否応なく進んでいく。

健志の部屋で朝食を兼ねた昼食を済ませた彩は最寄り駅の近くまで送ってもらって今は自宅にいる。
シャワーを浴びて二日間にわたる彩とその記憶を身体と心の奥深くに封じ込めて優子に戻る。
それでも彩の記憶のすべてを隠すことは忍び難く着けたままのプラチナチェーン下着に手を伸ばしては健志を思い出す。
いつまでも彩の幻想にとらわれていては優子として大切な仕事に支障が出ると思い定めてフゥッ~と息を吐き、冷蔵庫を開けて夫を迎える夕食の献立を考える。
不足する食材と明日から一週間の予定を頭にメモして買い物に出る準備をする。
車に乗りハンドルを握ると彩は姿を消してはっきりと優子に戻る。
人見知りするし人の前に出ることや目立つことを好まない優子だが元来スポーツを見ることもすることも好きなアクティブな女性でドライブも好き。

買い物を終えて帰宅し、夫の帰宅予定時刻に合わせて夕食の準備を始めると時間の経過とともに卑猥な思いは霧散して、すべてが主婦である優子に戻る。
「ただいま」
「お帰りなさい。疲れたでしょう??お父さんもお母さんも変わりなかった??」
「うん、優子によろしく伝えてくれって……これは母からのお土産、これは僕からだよ」
「ありがとう。お風呂の準備が出来ているから入ってくれば……その間にお母さんにお礼の電話をして夕食を用意しとくから」
身体を重ねることはなく寝室も別れたままの二人だが嫌いになったわけではなく、気持ちはつながっているのでぎこちなさはあるものの一見すると普通の夫婦と変わるところがない。

夫の浮気に平静を保つのが辛い時期もあったが健志と付き合うという隠し事を持ったことで好きな食べ物は一つではなく、好きなスポーツも一つではないし歌も好きな曲が幾つかある。
愛する男性が複数いるのも同じようなことだろうと自分に言い聞かせ、優子自身の後ろめたさもあって夫にわだかまりなく接することができる。

ゆっくり時間をかけてバスタイムを楽しみ、身体の奥に潜む彩を落ち着かせて翌日からの仕事に思いを巡らす。
独り寝のベッドで股間に伸びそうになる右手を左手が掴み、左手が伸びそうになると右手が邪魔をする。
「クククッ、おやすみ、彩。明日からはお仕事を頑張んなきゃいけないから、あなたはしばらく眠っていてね。次に目覚めたときは健志が用意してくれた男たちが彩の穴という穴を塞いで可愛がってくれるんだって……夢の世界で妄想を膨らませていなさい」

「おはよう、栞」
「おはよう、優子……何か雰囲気が変わった……自信に満ちているって感じ。プロジェクトに新しいアイデアが浮かんだんでしょう??私は何処までもついていくから高みに連れて行ってね」
「私ひとりじゃ何もできない。相談もさせてもらうし今まで通り一緒に頑張ろうね」
「ありがとう……お昼でいいから時間をもらえる??話したいことがあるから」
「いいよ、お弁当を買って例の公園に行こうか??」
「うん、今日は二人分の弁当を作ってきたから、それでいいでしょう??」
「えっ、私の分も用意してくれたの??ありがとう」
「旦那様のためにお弁当を作ったから優子と私のはついで……ウフフッ」

スイーツや料理に自信のある優子もご主人のために愛情を込めて作った栞の弁当には感嘆せずにいられない。
「美味しい。ご主人に向ける栞の愛情が詰まっているって感じがする」
「ウフフッ、ありがとう……昨日の出来事って言うか、私が企んだことなんだけど聞いてくれる??」
「もちろん聞くわよ。どうしたの??」
「二人で映画を見て、夕食には早いからって時間つぶしでぶらぶら歩いていると、ほら、いつかAVの撮影現場を見学させてくれた人がいたでしょう??その人に会ったの……」
栞の話しは、もしかするとと思わないでもなかったことだが実際に聞かされると驚くしかない。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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