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彩―隠し事 133

覚醒 -9

「そんな事を言われても分かりました、オナニーを見てくださいなんて言えない……苛めないでください」
オナニーを見せることなど出来ないという彩の両手は肘掛けに知られた自らの内腿に添えられ、足の付け根に向かって行きつ戻りつしながらもゆっくりと近付いていく。
「彩……」
指が十分に近づいたタイミングでカヲルが叱声にも似た声をかけると彩は焦点が合っているのか定かではない視線を健志に向け、カヲル以外には分からないように笑みを浮かべてコクリと頷くと指は滴る花蜜に逆行して割れ目に向かう。
「ハァッ~、ウッ……クゥッ~」
目を閉じて唇を噛み、意を決したように指を泥濘に潜らせた彩は秘めやかな吐息を漏らし、見つめる男女は唾を飲むことも忘れて息をのみ、女二人で手を握り合う者もいれば美樹に満足の証を二度も吐き出した股間に手を伸ばす男もいる。

ヴィ~ンヴィ~ン、くぐもった振動音が止まったり再び動き出したりを繰り返し、膣口に潜り込んだ彩の指がローターを摘まみだしてウットリ見つめて滴る花蜜に舌を伸ばす。
滑りを舐めとり、口に含んで舌を絡ませて再び指先で摘まんで見守る人たちに見せつけ、
「オッパイに押し付けちゃおうかな」と、焦点の合わない瞳でぐるりと見まわす。
ヴィ~ンヴィ~ン……左手で左乳房を麓から頂上に向かって揉みしだき先端を摘まんで右手に持ったローターを押し付けたり離したりを繰り返す。
「アウッ、クゥッ~……イヤァ~ン、気持ちいい。オッパイの気持ち善さが子宮に届く。イヤッ、マン汁が……、ウッウッ、クゥッ~」

新たな蜜が剥き出しの股間から太腿に滴り、滑りを拭い取った彩は指先を見せつける。
振動を繰り返すローターが乳首から股間に戻り、左手を添えて真っ赤な花弁を露わにしたバギナを上下する。
触れるか触れないかの微妙な感触でクリトリスを刺激すると足指がピンと伸びて口が半開きになり太腿がピクピクと艶めかしく震える。
ヴィ~ンヴィ~ン、再びローターは滾々と湧き出る花蜜の源泉に姿を隠し、ウッウゥッ~と艶めかしい喘ぎ声を漏らしてアナルに没したローターのコードを引っ張る。
尻の穴を隠すことなく突き出した恰好で拘束されているため窄まりの周囲の皴さえ数えられるほどあからさまにされている。

白いローターは半分ほど姿を見せて抜け落ちそうになり、カヲルが指を添えるとニュルッと尻の穴の奥に戻っていく。
「彩、オナニーを見せてくれるでしょう??いつまでもそんな恰好をしていると腿に付いた縄の跡が消えなくなってご主人に見つかっちゃうかもしれないよ」
「イヤッ……します。見てください、彩の独りエッチを見てください」
舐めて湿らせた左手の指先で乳首を摘まんでコリコリと刺激して、アンッ、イヤッと艶めかしい声を漏らす。
全身の血が逆巻くような羞恥が性的昂奮に姿を変え、顔を仰け反らせて口がしどけなく開き、右手の指が股間に伸びる。
恥丘から割れ目の上部を手の平が覆い妖しく蠢いていた指先が花蜜まみれの鼠径部から内腿を擦る。
「アンッ、気持ちいいけど、これじゃダメ。ちゃんと見てくれなきゃ嫌だよ……ハァハァッ」
男だけではなく女たちも、息を荒げてオナニーに興じ始めた彩の表情や股間に見入り、くぐもった振動音を立てる膣口とアナルから垂れるコードに興味を示す。

身体を刺すような視線に昂奮を新たにする彩は、遠い昔から心と身体の奥底に封じ込めていた卑猥な思いがまたもや姿を現すのを意識する。
見られるか見られないかの羞恥と緊張で言葉に出来ないような快感を得ていた優子は、彩に変身することで胸の内にあったドロドロした思いがハッキリと姿を現して人前で恥ずかしい事をされることに悦びを感じるようになっていた。
こみ上げる羞恥で全身を朱に染め、それがまた見る者の性感を刺激して淫蕩な空気に包まれる。
ゴホンッ……はっきりとではないものの彩の気持ちの変化を感じた健志は自分を誤魔化すため空咳をし、それが引き金となって彩の指は花蜜を溢れさせる泉の源泉に侵入する。
ニュルニュル、ジュボッ……中指が根元まで侵入し、再び姿を現して二度目の侵入をする時は薬指も加わって二本の指が膣壁を擦りながら没していく。
「ウッウググッ、クゥッ~、気持ちいい。見て、オナオナをする彩を見て、彩はエッチでスケベな女なの……」
「見ているよ、エッチな彩さんを見ている」
「僕のチンチンは固く勃起して付け根が痛いよ。エロイ彩さんは最高だ」
「私もこんなエロイ独りエッチをしてみたい」言い終えた女は右手を股間に伸ばして左手で乳房を揉みしだき始める。

「ハァハァ、気持ちいいの……クリも弄っちゃう……イヤァ~ン、マン汁がドロドロ溢れてくる」
二本の指を奥深くまで挿入し、親指でクリトリスを擦ると花蜜がドロッと溢れ出る。
口はしどけなく開いたまま切れ切れに喘ぎ声を漏らし、焦点の定かでない視線が健志に向けられる。
予想以上の淫蕩さにカヲルは言葉を失い彩と健志を交互に見つめ、貪欲な性欲を消化してきた男女が彩の扇情的な姿に見入っているのに驚く。

ヌチャヌチャ、グチュグチュッ……股間で激しく蠢いていた右手と歪になるほど乳房を揉みしだいていた左手の動きが止まると同時に縛られた両足が足指までピンと伸び、眉間の皴を深くして奥歯を噛み、クゥッ~と一声漏らして全身が弛緩する。
「逝っちゃったの??みんなに見られながらオナニーで昇天しちゃったの??」
「ハァハァッ、気持ちいい。全身の力が抜けて……ハァハァッ、気持ちいいの」
満足したのかと問うカヲルの声が裏返り、自らのペニスをしごき、バギナを弄り乳房を揉み始めていた人たちからは声が出ない。
虚脱感が部屋を覆い、時間の歩みが止まったかのような静寂が部屋を覆う。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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