彩―隠し事 114
萌芽 -10
健志は友人を心配する彩の不安を忘れさせようとするかのように荒々しく胸を揉み、息をするのも苦しくなるほどのキスをして唾液を流し込む。
「ウッウッ、ウグッ、グウッ~、ハァハァッ……すごい、こんな激しい事をするなんて……」
「何かを忘れたい時は、それ以上の刺激が必要だろう??」
「彩にとって大切なことなのに忘れてもいいの??」
「どんなに親しくても立ち入っちゃいけないこともあるんじゃないか??」
「そうだね。性的嗜好は人それぞれ、結果を聞くのを楽しみにして今は自分の事だけを考えることにする」
彩の瞳は妖しく燃え、健志の股間に伸ばした右手が膨らみを確かめて笑みを浮かべる。
「ウフフッ、大きくなっている……ねぇ、もっと気持ち善くなりたい。脱がせて、早く」
「それはお断りだよ。彩は言っただろう……サービスしてあげるって、約束を守ってもらうよ」
「忘れるところだった、ゴメンね。約束通り彩が気持ち善くしてあげる」
健志の足元で跪き股間の膨らみに指を添えて上下に擦り始めると、
「彩、オレはそんなサービスを期待してないよ。椅子に座りなさい」
「えっ、なに??どうするの??」
「オレの可愛い彩は男がいなくてもエッチを我慢できないんだろう??」
「そんな言いかたをしないで……夫と最後に身体を重ねたのはいつだったか思いだすのも難しいけど、今は健志がいる。男がいなくてもなんて言い方をしないで」
「ごめん、そんな言葉を待っていたけど素直じゃなかった……彩、オレがいない独り寝の時エッチな気分になったらどうするんだ??」
「イヤンッ、答えたくない」
「彩……」
「分かったけどスケベな男と付き合うのは失敗だった。出会いの場所を間違えたかもしれない、ウフフッ」
「嬉しそうだな……何をすればいいか分かっているからだろう??」
「本当に嫌な男。いいよ、期待を裏切らなければいいけど」
健志と向かい合う位置に椅子を移動した彩はシェードで周囲から遮断されていることを確かめて艶めかしい動きになる。
シャツ越しに身体を擦り、身体を捩って健志が好きだという腰から太腿のラインを強調する。
「ゴクッ……」
「どうしたの??ウフフッ、彩を見て昂奮したの??ねぇ、そうなの??」
「そうだよ、どうして分かった??」
「生唾を飲んで奥歯を噛み締めたのは彩の腰から太腿のムッチリラインに参っちゃったから、手を固く握ったのは彩を抱きしめたくなったのを我慢したから……違う??」
「違わないよ。シャツが隠しているエッチな身体の虜になるのはしょうがない」
「褒めてくれたから少しだけ見せてあげる」
深く座り直した彩は嫣然として健志を見つめ、ショーツが隠れるギリギリまでシャツのボタンを外して胸の谷間を見せつける。
「エロイ腰や太腿、可愛い顔に視線が向いちゃうけどオッパイもポニョッとして色っぽい」
「ポニョッとしているって……褒めてもらっていると思ってもいい??」
「信じてくれ。これから何が始まるか楽しみだけど焦らさないでくれるか??」
「ウフフッ、焦る健志を見るのは気分が好い」
口に含んで滑りを与えた中指で胸の膨らみの先端を擦る彩の表情が艶めかしく変化して健志を見つめる。
「ウッウッ……クゥッ~、イヤンッ……」
秘めやかな喘ぎ声は健志に聞かそうとするわけではなく、気持ち善さを吐露しただけに過ぎない。
しどけなく開いた口から喘ぎ声を漏らし閉じた目元に皴を寄せた彩は艶めかしく、見つめる健志は昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。
乳首を擦る右手に加えていつの間にか左手も胸の膨らみに伸び、シャツ越しに両手で乳房を刺激する。
健志は彩だけを見つめて雲が月を隠して暗闇になったのも気付かず、彩は健志の存在をつかの間忘れて乳房いじりに没頭する。
「お月さまが隠れて部屋の灯りも消してあるから真っ暗。遠くに見える街の灯りだけ……見えないからシャツを脱いじゃう」
月が隠れても目の前の彩が全く見えないわけでもなく、暗闇だからシャツを脱ぐという声に健志は目を閉じて聴覚に集中する。
サワサワッ、カサカサッ……目を閉じると暗闇の中で手を伸ばせば届くはずの距離にいるはずの彩が妄想の中の存在となり、ボタンを外して袖を抜く両手がたてる衣擦れの音が艶めかしくて思わず唾を飲み、照れ隠しのようにゴホンと空咳をする。
「クククッ、目を閉じて何を興奮しているの??月が隠れても健志のすることくらいは見えるわよ」
「えっ、そうか、そうだな……いつでも会えるわけじゃないからエロイ彩を記憶に刻んでおこうと思って想像を膨らませていた、ゴメン」
「ウフフッ、嬉しいけど目の前にいるときははっきりと見てほしい。恥ずかしいのを堪えて健志だけに見せているんだからね」
「分かった。彩の言うことも分かったし、パンツがピンクの紐パンっていうのも分かった」
「知っていたくせに質問した時は答えなかった……答えなかったから紐を解く権利はあげない」
右側の紐を解き、ほんの少し見せつけた股間に指を伸ばす。
健志は友人を心配する彩の不安を忘れさせようとするかのように荒々しく胸を揉み、息をするのも苦しくなるほどのキスをして唾液を流し込む。
「ウッウッ、ウグッ、グウッ~、ハァハァッ……すごい、こんな激しい事をするなんて……」
「何かを忘れたい時は、それ以上の刺激が必要だろう??」
「彩にとって大切なことなのに忘れてもいいの??」
「どんなに親しくても立ち入っちゃいけないこともあるんじゃないか??」
「そうだね。性的嗜好は人それぞれ、結果を聞くのを楽しみにして今は自分の事だけを考えることにする」
彩の瞳は妖しく燃え、健志の股間に伸ばした右手が膨らみを確かめて笑みを浮かべる。
「ウフフッ、大きくなっている……ねぇ、もっと気持ち善くなりたい。脱がせて、早く」
「それはお断りだよ。彩は言っただろう……サービスしてあげるって、約束を守ってもらうよ」
「忘れるところだった、ゴメンね。約束通り彩が気持ち善くしてあげる」
健志の足元で跪き股間の膨らみに指を添えて上下に擦り始めると、
「彩、オレはそんなサービスを期待してないよ。椅子に座りなさい」
「えっ、なに??どうするの??」
「オレの可愛い彩は男がいなくてもエッチを我慢できないんだろう??」
「そんな言いかたをしないで……夫と最後に身体を重ねたのはいつだったか思いだすのも難しいけど、今は健志がいる。男がいなくてもなんて言い方をしないで」
「ごめん、そんな言葉を待っていたけど素直じゃなかった……彩、オレがいない独り寝の時エッチな気分になったらどうするんだ??」
「イヤンッ、答えたくない」
「彩……」
「分かったけどスケベな男と付き合うのは失敗だった。出会いの場所を間違えたかもしれない、ウフフッ」
「嬉しそうだな……何をすればいいか分かっているからだろう??」
「本当に嫌な男。いいよ、期待を裏切らなければいいけど」
健志と向かい合う位置に椅子を移動した彩はシェードで周囲から遮断されていることを確かめて艶めかしい動きになる。
シャツ越しに身体を擦り、身体を捩って健志が好きだという腰から太腿のラインを強調する。
「ゴクッ……」
「どうしたの??ウフフッ、彩を見て昂奮したの??ねぇ、そうなの??」
「そうだよ、どうして分かった??」
「生唾を飲んで奥歯を噛み締めたのは彩の腰から太腿のムッチリラインに参っちゃったから、手を固く握ったのは彩を抱きしめたくなったのを我慢したから……違う??」
「違わないよ。シャツが隠しているエッチな身体の虜になるのはしょうがない」
「褒めてくれたから少しだけ見せてあげる」
深く座り直した彩は嫣然として健志を見つめ、ショーツが隠れるギリギリまでシャツのボタンを外して胸の谷間を見せつける。
「エロイ腰や太腿、可愛い顔に視線が向いちゃうけどオッパイもポニョッとして色っぽい」
「ポニョッとしているって……褒めてもらっていると思ってもいい??」
「信じてくれ。これから何が始まるか楽しみだけど焦らさないでくれるか??」
「ウフフッ、焦る健志を見るのは気分が好い」
口に含んで滑りを与えた中指で胸の膨らみの先端を擦る彩の表情が艶めかしく変化して健志を見つめる。
「ウッウッ……クゥッ~、イヤンッ……」
秘めやかな喘ぎ声は健志に聞かそうとするわけではなく、気持ち善さを吐露しただけに過ぎない。
しどけなく開いた口から喘ぎ声を漏らし閉じた目元に皴を寄せた彩は艶めかしく、見つめる健志は昂奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。
乳首を擦る右手に加えていつの間にか左手も胸の膨らみに伸び、シャツ越しに両手で乳房を刺激する。
健志は彩だけを見つめて雲が月を隠して暗闇になったのも気付かず、彩は健志の存在をつかの間忘れて乳房いじりに没頭する。
「お月さまが隠れて部屋の灯りも消してあるから真っ暗。遠くに見える街の灯りだけ……見えないからシャツを脱いじゃう」
月が隠れても目の前の彩が全く見えないわけでもなく、暗闇だからシャツを脱ぐという声に健志は目を閉じて聴覚に集中する。
サワサワッ、カサカサッ……目を閉じると暗闇の中で手を伸ばせば届くはずの距離にいるはずの彩が妄想の中の存在となり、ボタンを外して袖を抜く両手がたてる衣擦れの音が艶めかしくて思わず唾を飲み、照れ隠しのようにゴホンと空咳をする。
「クククッ、目を閉じて何を興奮しているの??月が隠れても健志のすることくらいは見えるわよ」
「えっ、そうか、そうだな……いつでも会えるわけじゃないからエロイ彩を記憶に刻んでおこうと思って想像を膨らませていた、ゴメン」
「ウフフッ、嬉しいけど目の前にいるときははっきりと見てほしい。恥ずかしいのを堪えて健志だけに見せているんだからね」
「分かった。彩の言うことも分かったし、パンツがピンクの紐パンっていうのも分かった」
「知っていたくせに質問した時は答えなかった……答えなかったから紐を解く権利はあげない」
右側の紐を解き、ほんの少し見せつけた股間に指を伸ばす。