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彩―隠し事 115

萌芽 -11

恥毛が生えていた気配も感じさせないほどツルツルとした股間に右手を滑らせ、
左手で胸の膨らみの先端を摘まむ。
「こんな事をするために……独りエッチを見せるために来たんじゃないのに嫌な男と付き合ったばかりに……見ているの??」
「あぁ、見ているよ。彩の女はバラの花のように芳しい匂いを撒き散らして男を招き寄せ、可憐な美しさで虜にしてしまう」
「アンッ、男は誰でも吸い寄せちゃうの??」
「そうだよ。彩の誘いを断るような男は居ない……でもオレといる時はそんなことは許さない。彩はオレだけを見ていればいい」
「嬉しい、もっと言って。彩はオレの女だって言って、健志の女でいたい」
「彩はオレの女、オレは彩だけを見る」

「ハァハァッ、ヌチャヌチャしてきた……イヤンッ」
股間を擦る右手に刺激されたバラの花は芳香と共に花蜜を滲ませて指先でそれを感じた彩は羞恥で頬を染める。
乳首を摘まんでいた指が胸から下腹部に撫で下りて無毛の恥丘を擦り右手は割れ目の縁を上下する。
「すごいよ、彩。オレのモノを見てごらん……指一本触れていないのにこんなになっちゃった、エッチな彩を見たからだよ。もっと昂奮させてくれるね」
ルームウェアのパンツを下げて宙を睨むオトコを見せつけた健志は、しごく真似をして彩の性感を刺激する。
「ダメッ、健志のオチンポは彩のモノ。触っちゃダメ……パンツは下げたままでオチンポを出しといて……ハァハァッ、昂奮する」

欲望を隠すことなく健志の股間に視線を向ける彩は昂奮で乾いた唇に滑りを与えるために赤い舌を這わせる。
舌が通った跡はリップグロスを塗ったように艶めかしく、健志は抱きしめたくなる欲望を固く手を握ることで堪えようとする。
そんなことに気付く余裕もなくした彩は左手を大陰唇の縁に添えて右手は割れ目をなぞり始める。
「我慢できない。見ている??ねぇ、見てる??ベランダでオナオナをする彩を見ているの??エッチな彩が好きなの??……アァ~ン、我慢できない」
見ているかと聞く彩は瞳を閉じ眉間に皴を寄せてベランダにいることも忘れたように憚りのない声を漏らす。
下唇を軽く噛んで顔を顰め、割れ目を上下する指にわずかな力を込めると花弁に吸い込まれるように姿を隠して花蜜がドロッと滲み出る。

二本の指が膣口に侵入して出入りを繰り返し、赤い舌もチロチロと唇を割って出入りする。
「ハァハァッ、見ている??……ベランダでオナニーをするのって気持ちいい。誰か見ている人がいるかなぁ??ハァハァッ、ドキドキする、息をするのも苦しくなってきた、ハァハァッ」
「部屋の灯りを煌々と点けて、このシェードを外しちゃおうか……もう少しスリルを味わうには見られるか見られないかの不安がなきゃ……どうだ??」

健志の言葉で胸の奥に封じ込めた記憶が走馬灯のように蘇る。
遠い記憶の中に隠した中学生だか高校生だった頃、隣家に住む一つ年下の男子
が覗き見しているのを知りながら着替えをし、一糸まとわぬ姿を見せつけてドキドキする高揚感を味わった。
忘れようとしても忘れられず、夫の浮気が切っ掛けで二人の関係に隙間風が吹き始めた頃からオナニーをするたびにその記憶が蘇った。
学生時代からの親友の栞に連れて行かれたSMショークラブで下着一枚になって縛られたことや、それを見た健志と付き合うようになったこと。
その健志と行った多摩川緑地公園で人目を忍んで素っ裸になり、他人に痴態を見られるか見られないかのスリルを味わい股間を濡らした。
オナニーに耽る際のオモチャはネット通販で買っていたが健志に連れられてオモチャ屋さんに行き、幾つか買ったこと。
ペットショップで健志に命じられるまま、犬用の首輪を買いそれを付けて夜の歩道を歩いたことや街路樹に隠れて衣服を脱いだこともある。
会員制のバーで何人もの男性を相手にして善がり泣く女性を見ながら健志に貫かれる姿を他人に見られることも経験した。
栞の誘いでアダルトビデオの撮影現場を見学し、お世辞ともスカウトともとれる言葉で勧誘されもした。
今頃、栞は課長と知らない男性に身体中をまさぐられて浅ましくも淫らな姿で悦んでいるかもしれない。

「ハァハァッ、指を入れてもいいの??彩のアソコが我慢できないって言っている」
彩に変身する前の優子を知る人は清楚で上品な奥様だと言ってくれるし、仕事で付き合いのある人はクリエイティブなだけではなくコーデネーターとしても才能を発揮すると過分な褒め言葉を貰ったこともある。
健志の前で優子という女の事はすっかり忘れて、性的好奇心の化身である彩になり切ってオナニーに耽る。

ジュルジュル、ニュルニュルッ、中指と薬指の二本の指が出入りを繰り返し、溢れる花蜜が卑猥な音を奏でる。
シャツの前をはだけて乳房を晒し、ピンクの紐パンを片足に絡ませる姿は色っぽい事この上ない。
ゴクッ……唾を飲み伸ばしかけた手を必死の思いで堪える健志の気持ちを知ってか知らずにか彩は手の動きを止めることなく、バギナを弄る二本の指に加えて親指がクリトリスを擦り始める。
ウッウッ、クゥッ~、気持ちいい……ヌチャヌチャ、グチャグチャッ……成熟した女性特有の柔らかで丸みを帯びた彩の身体が健志の股間を一層刺激する。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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