2ntブログ

彩―隠し事 91 

期待 -4    

「逝っちゃいそうだ、気持ち善くて我慢できない」
「彩も気持ちいぃ、逝っちゃう。逝くときは一緒だよ、クゥッ~」
「ウッ、逝くよ、出ちゃう。彩、気持ち善い、受け止めてくれ」
「クゥッ~、頂戴、熱いのを一杯かけて、彩の子宮に向けて吐き出して……」
ウッという声と共に彩の尻を掴む手に力を込めた健志は腰を突き出して満足の証を子宮に向けて吐き出し、熱い迸りを受け止めた彩もまた下半身を押し付けて、ハァッ~と安堵と共に悦びを滲ませた声を漏らす。
「まだ抜いちゃダメ。しばらくこのままで居て……」
尻に添えた手の力を抜いて背中に覆いかぶさり、耳に息を吹きかけながら、
「外でつながるのもスリルがあって好いな。彩の魅力はどんな場所でも損なわれることがない」
「ここに連れ込んだのは健志だよ。楽しんだのは健志だけ……こんな処でぼろ布のように犯された可哀そうな美しい女性は誰でしょう??クククッ」
「犯されて可哀そうは、どうかと思うけど、美しくて要所々々がムッチリと美味しそうな女性は彩で間違いない」
「ウフフッ、気持ち善かった。熱い精液が彩の奥にドピュッと発射されたのを感じた。見られたらどうしようってスリルも味わったし、癖になっちゃいそう……これもピロートークって言うのかな??」
「屋外の立ちバックの後でも、オレの腕をピロー代わりにすればピロートークだろ……クククッ、可愛いよ」
枕とは思えないものの首に回された手に自らの手を添えた彩は気持ち良さそうに目を閉じる。

「イヤンッ、健志のモノが抜け出ちゃう」
立ちバックでペニスを飲み込んだまま事後の会話を楽しんでいた彩は、自分の中で小さくなっていく健志のモノを感じてしゃがみ込み、身体の向きを変える。
「クククッ、こんなに萎れちゃって、男の人は可哀そう。女はね続けて何度でも満足することが出来るんだよ、相手次第だけどね……アンッ、ドロッと出てきちゃった、ウフフッ」
溢れ出た精液が地面に染みを作り、栗の花に似た匂いが漂う。
「好い匂いだ。彩とオレの満足の証が交じり合うと栗の花に似る、マロングラッセを好きな理由が分かったよ」
だらしなく萎れて陰毛の中に姿を隠そうとするペニスを口に含み、竿の根元に指を添えて僅かに残る精液を絞り出してゴクッと飲み込む。
「美味しい。健志の本当の味がする」
「おいで、彩の顔を見せておくれ」
「まだ、ダメ。彩のオチンポをきれいにしてからでなきゃダメなの。皴々になっちゃったから大変」
何かに取りつかれたかのように皺を伸ばして汚れを舐めとっていく。
「ありがとう。これでパンツを上げても平気だな」
「美味しい。だらしない健志のモノを舐めるのも昂奮する……それより、ねぇ、今何時??……えっ、そんな時刻になっちゃったの、帰らなきゃ」
「ごめん、少しくらいなら遅くなってもいいって言うのを聞いて調子に乗っちゃった」
「うん、大丈夫。彩も久しぶりに健志にあって我慢できなかったの……再来週辺り夫の出張がありそうだから、その時はちゃんと抱いてもらうよ。エッチな事をいっぱいしてね」
「そんな事を言われるとチンポが大きくなっちゃうよ」
「クククッ、今度、会うのが楽しみ」
会話を楽しみながら身支度を整えた二人は手をつないで駅を目指して歩く。

広い通りに出ると、
「彩、ノーパン、ノーブラだろ。エロイ匂いをプンプンさせた彩が電車に乗るのは心配だからタクシーで帰ってくれよ」
言い終わるや否やタクシーを止めて彩を押し込み、その手に1万円札を握らせる。
「連絡を待っているよ。今日はありがとう」
「彩からも、ありがとう。食事もカクテルも美味しかったよ、連絡するね。バイバイ」

運転手に行先を告げた彩はティッシュで拭いただけの股間から匂いが漂うような気がして不安になる。
「運転手さん、ほんの少し窓を開けさせてもらいます。お酒を飲み過ぎたようなので、ごめんなさい」
「構いませんよ、どうぞ」
わずかな隙間から入り込む風が心地よく目を閉じると走馬灯のように脳裏をよぎるのは、路地の奥で健志とつながり迸りをバギナの奥深くで受け止めた事。
自然と顔が火照り身体が熱くなる。

「アッ……」
「お客さま、どうかしましたか??」
「えっ、いえ、仕事のミスを思い出したモノですから、ごめんなさい」
バギナの奥に残っていた健志の吐き出したモノがズルッと溢れ出そうで思わず声を漏らしてしまう。
運転手に気付かれないようにハンカチを折り畳んで股間にあて、退社する前に脱いでバッグに入れてあったショーツを着ける。
「ふぅっ~、その信号の先で結構です」

タクシーを降りてマンションに向かう彩は誰も見ていないかと左右を確かめる。
今は人目をはばかるような事は何もないのにと苦笑いを浮かべ、胸を張って普段と同じように歩こうとすると残滓がドロッと流れ出し、自然と俯き加減で歩幅が小さくなる。
ドアを開けて、ただいまと言っても夫は帰宅しておらず迎えてくれる人はいない。
自室でスカートスーツに汚れがない事を確かめてハンガーに掛け、下着を脱いで股間にあてたハンカチを外して一瞬の躊躇の後、顔に近付けて匂いを嗅ぐ。
スゥッ~と健志の匂いを吸いこんで居るはずもない誰かが見ていないかと周囲を確かめる。
ローズの香りのバスソルトで入浴の準備を終わると下着などを洗濯機に入れて肩まで浸かる。
ローズの香りに包まれて全身をバスタブに沈め、目を閉じると人通りがほとんどないとはいえ街の片隅でお月さまに見られながら健志に貫かれた記憶が鮮明に甦る。

こんな処でと思いながら、覗き見されるかもしれないというスリルが快感に火を点け、立ちバックで責められることを望んだ。
新たな身体の疼きを鎮めるためにシャワーを浴び、バスローブに身体を包んで髪を拭きながらリビングに戻るとタイミングを合わせたように夫が帰宅する。
「おかえりなさい。こんな格好でごめんなさい」
「ただいま。気にすることはないよ。優子も仕事をしているんだし、お互いの時間を共有するする部分と区別する部分、それを確かめ合ったんだからね」
「サンドイッチならできるよ。お茶を淹れようか??」
「先に寝て好いよ。直ぐに風呂に入ってビールを飲んで寝ることにするから」
「それじゃぁ、先に休ませてもらうね。飲み過ぎないように。おやすみなさい」
「おやすみなさい」
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード