偽者 ~PRETENDER~ -62
佐緒里と内藤 -34
セックスの相性がいいと艶めいた声を漏らした佐緒里は内藤の胸に顔を埋め、爪を立てぬように気遣いながら背中に回した手に力を込める。
「あなたの体温を感じる……ウフフッ、私はドキドキして心臓が飛び出しそうなほど昂奮しているのにあなたは、いつもと同じ。つまんない」
「残念でした。オレは昂奮すればするほど、気持ちがスゥッ~と冷めていく時があるんだよ。もう一人の自分が冷静になれって囁くときがある」
「ふ~ん、美香ちゃんや私の両親に見せた偽者のあなた以外にもまだ偽者が隠れているんだ……私も騙されないようにしなきゃ、フフフッ」
「佐緒里だってそうだろう。店での凛としたさおりじゃなく、ほんとの佐緒里はセックスの化身のように貪欲な女。そんな佐緒里が今は、ただの可愛い女。幾つもの顔を隠しているだろう??」
「あなたの前では隠し事はしません。それにあなたに抱かれている時の私が本当の佐緒里……知っているくせに、いやな男」
会話を楽しむ最中も内藤の右手は髪を梳き、鼻梁に沿って指先がなぞり耳朶を甘噛みして息を吹きかける。
「女はね好きな男に髪を撫でられると安心できるの。店ではすべてのお客様に嫌な顔もせずに相手をしてストレスが溜まるんだよ。あなたの手がストレスを解消してくれる……気持ちいぃ」
いつの間にか佐緒里の右手は内藤の左手と固く結ばれ、頬を撫でていた右手の指先が首を撫で下りて乳房をヤワヤワと揉み、舌が鎖骨の窪みを舐める。
「いやらしい男。きつく責められたくて悶々としていたけど、あなたに満足させてもらった。そして今は優しく愛撫されている……責めの後の優しさ、想像していなかったけど幸せ。ウフフッ、気持ちいぃ」
吸い付くような肌の感触に酔う内藤の右手は柔らかな膨らみを持つ胸の膨らみから離れがたく、接する身体を通じてそんな内藤の想いを感じ取った佐緒里は背中に回した両手に力を込めてしがみつく。
「悔しい……」
佐緒里の意のままになりそうでなるわけもなく、性的な望みのほとんどを叶えてくれる内藤を憎らしく思い、笑みを浮かべながら肩に歯を立てる。
「痛いっ、ウグッ、クゥッ~……満足したか??」
「ウフフッ、ダメか。私の事は何でも分かっているような事を言う、嫌な奴」
何もかもお見通しだよと言わんばかりの言葉に苦笑いを浮かべ、唇を尖らせて目を閉じる。
覆いかぶさる内藤の顔が近付いてくる感覚で自然と身体が硬直すると唇を合わされる。
チュッチュッ……アンッ、ウッウゥゥ……ヌチャヌチャ、クチュクチュッ……鳥が餌を啄むようにチュッチュッと音を立ててキスを繰り返し、焦れた佐緒里が顔を上げて舌を捻じ込むとジュルッと吸い込まれて妖しく絡む。
内藤の左手とつながれたままの右手は力を込めたり指先で擦られたりと刺激を繰り返され、胸の膨らみも揉みしだかれて愛撫は止むことがない。
「あなたの腿がアソコをクチュクチュと刺激するからグジュグジュになっちゃったような気がする。ねぇ、確かめてみて??」
「クククッ、わがままなお姫さまだな、佐緒里は」
顎を甘噛みして乳房の先端にベロッと舐めた鳩尾から下腹部に向かって舌を這わせ、臍をクチュクチュと刺激する。
「イヤンッ、お臍を弄られるとお腹が痛くなっちゃうよ」
顔を上げて佐緒里を見つめ、ニコッと微笑みながら下腹部から恥丘に手を滑らせて擦り、可愛いよと囁く。
つないでいた手を離して佐緒里の両足の間に身体を埋めた内藤はピンクのショーツに指を這わせる。
「あれっ、ピンクのはずなのに色が濃くなっているのはどうしてかな??」
割れ目の縁に指を添えて佐緒里をからかい、次の瞬間、ショーツ越しにベロッと撫で上がる。
「ヒィッ~、イヤンッ、そんなこと……気持ちいぃ」
悲鳴のような悦びの声を漏らした佐緒里は内藤の髪を掴んで唇を噛み、股間を突きあげる。
「ウグッ、苦しい……フゥッ~、ベチョベチョに濡れたオマンコを押し付けられたら息が出来ないよ」
「ごめんなさい……フゥッ~……スゥッ~」
息を吐き、新たな空気を求めて息を吸い込むと忘れていたお香の匂いが性感を刺激する。
「ねぇ、お香やキャンドルの艶かしい匂いと私のアソコの匂い、どっちがエロイ??どっち??」
「う~ん、そうだな……お香の匂いで性感をくすぐられて佐緒里の発するフェロモンの虜になる」
「クククッ、あなたは私の香りに吸い寄せられて虜になるの??」
「そうだよ、食虫植物に吸い寄せられた哀れな虫のように養分を吸い取られてしまう」
「あなたの養分を吸い取って私はもっとエロイ女になるの??私はあなたの栄養で好い女になるの、そうだよね……もっと、気持ち善くなりたい」
再び、ジュルジュル音を立てて溢れる花蜜を吸い取った内藤がショーツに指をかけると佐緒里は腰を浮かせて、
「お口でもなく、お尻でもなく私の大切なところを可愛がってね」
セックスの相性がいいと艶めいた声を漏らした佐緒里は内藤の胸に顔を埋め、爪を立てぬように気遣いながら背中に回した手に力を込める。
「あなたの体温を感じる……ウフフッ、私はドキドキして心臓が飛び出しそうなほど昂奮しているのにあなたは、いつもと同じ。つまんない」
「残念でした。オレは昂奮すればするほど、気持ちがスゥッ~と冷めていく時があるんだよ。もう一人の自分が冷静になれって囁くときがある」
「ふ~ん、美香ちゃんや私の両親に見せた偽者のあなた以外にもまだ偽者が隠れているんだ……私も騙されないようにしなきゃ、フフフッ」
「佐緒里だってそうだろう。店での凛としたさおりじゃなく、ほんとの佐緒里はセックスの化身のように貪欲な女。そんな佐緒里が今は、ただの可愛い女。幾つもの顔を隠しているだろう??」
「あなたの前では隠し事はしません。それにあなたに抱かれている時の私が本当の佐緒里……知っているくせに、いやな男」
会話を楽しむ最中も内藤の右手は髪を梳き、鼻梁に沿って指先がなぞり耳朶を甘噛みして息を吹きかける。
「女はね好きな男に髪を撫でられると安心できるの。店ではすべてのお客様に嫌な顔もせずに相手をしてストレスが溜まるんだよ。あなたの手がストレスを解消してくれる……気持ちいぃ」
いつの間にか佐緒里の右手は内藤の左手と固く結ばれ、頬を撫でていた右手の指先が首を撫で下りて乳房をヤワヤワと揉み、舌が鎖骨の窪みを舐める。
「いやらしい男。きつく責められたくて悶々としていたけど、あなたに満足させてもらった。そして今は優しく愛撫されている……責めの後の優しさ、想像していなかったけど幸せ。ウフフッ、気持ちいぃ」
吸い付くような肌の感触に酔う内藤の右手は柔らかな膨らみを持つ胸の膨らみから離れがたく、接する身体を通じてそんな内藤の想いを感じ取った佐緒里は背中に回した両手に力を込めてしがみつく。
「悔しい……」
佐緒里の意のままになりそうでなるわけもなく、性的な望みのほとんどを叶えてくれる内藤を憎らしく思い、笑みを浮かべながら肩に歯を立てる。
「痛いっ、ウグッ、クゥッ~……満足したか??」
「ウフフッ、ダメか。私の事は何でも分かっているような事を言う、嫌な奴」
何もかもお見通しだよと言わんばかりの言葉に苦笑いを浮かべ、唇を尖らせて目を閉じる。
覆いかぶさる内藤の顔が近付いてくる感覚で自然と身体が硬直すると唇を合わされる。
チュッチュッ……アンッ、ウッウゥゥ……ヌチャヌチャ、クチュクチュッ……鳥が餌を啄むようにチュッチュッと音を立ててキスを繰り返し、焦れた佐緒里が顔を上げて舌を捻じ込むとジュルッと吸い込まれて妖しく絡む。
内藤の左手とつながれたままの右手は力を込めたり指先で擦られたりと刺激を繰り返され、胸の膨らみも揉みしだかれて愛撫は止むことがない。
「あなたの腿がアソコをクチュクチュと刺激するからグジュグジュになっちゃったような気がする。ねぇ、確かめてみて??」
「クククッ、わがままなお姫さまだな、佐緒里は」
顎を甘噛みして乳房の先端にベロッと舐めた鳩尾から下腹部に向かって舌を這わせ、臍をクチュクチュと刺激する。
「イヤンッ、お臍を弄られるとお腹が痛くなっちゃうよ」
顔を上げて佐緒里を見つめ、ニコッと微笑みながら下腹部から恥丘に手を滑らせて擦り、可愛いよと囁く。
つないでいた手を離して佐緒里の両足の間に身体を埋めた内藤はピンクのショーツに指を這わせる。
「あれっ、ピンクのはずなのに色が濃くなっているのはどうしてかな??」
割れ目の縁に指を添えて佐緒里をからかい、次の瞬間、ショーツ越しにベロッと撫で上がる。
「ヒィッ~、イヤンッ、そんなこと……気持ちいぃ」
悲鳴のような悦びの声を漏らした佐緒里は内藤の髪を掴んで唇を噛み、股間を突きあげる。
「ウグッ、苦しい……フゥッ~、ベチョベチョに濡れたオマンコを押し付けられたら息が出来ないよ」
「ごめんなさい……フゥッ~……スゥッ~」
息を吐き、新たな空気を求めて息を吸い込むと忘れていたお香の匂いが性感を刺激する。
「ねぇ、お香やキャンドルの艶かしい匂いと私のアソコの匂い、どっちがエロイ??どっち??」
「う~ん、そうだな……お香の匂いで性感をくすぐられて佐緒里の発するフェロモンの虜になる」
「クククッ、あなたは私の香りに吸い寄せられて虜になるの??」
「そうだよ、食虫植物に吸い寄せられた哀れな虫のように養分を吸い取られてしまう」
「あなたの養分を吸い取って私はもっとエロイ女になるの??私はあなたの栄養で好い女になるの、そうだよね……もっと、気持ち善くなりたい」
再び、ジュルジュル音を立てて溢れる花蜜を吸い取った内藤がショーツに指をかけると佐緒里は腰を浮かせて、
「お口でもなく、お尻でもなく私の大切なところを可愛がってね」
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