偽者 ~PRETENDER~ -48
佐緒里と内藤 -20
「あんな素敵なご夫婦に温かい声をかけてもらったのに私はノーブラノーパン。失礼じゃなかったかな??」
「失礼なはずがないよ。絵画や彫刻の裸婦像、美しいモノは永遠の芸術だよ。佐緒里は存在が芸術」
「そんな言われ方は褒めてもらった気がしない。度を過ぎる褒め言葉は揶揄われている気がする」
「ごめん、揶揄おうなんて思っちゃいないよ」
「ねぇ、ゆっくり歩いて、おねがい……お尻がなんか変なの、何かが入っているって言うか、ガニ股で歩くと楽かもしれないけど普通に歩こうと意識すると変なの」
「建物の陰に行こうか。ジーンズを下ろして尻の穴がどうなっているか見てあげるよ」
「いやっ、冗談だと分かっていても震えちゃう」
「クククッ、可愛いな。おいで……」
「えっ、ダメ。ここではダメ」
おいでと言いながら肩を抱く内藤の手がブラジャーをしていない乳房に触れた瞬間、佐緒里の身体が硬直して足が止まり、真後ろを歩いていた女性がぶつかりそうになる。
「ごめんなさい。私ったら、ごめんなさい」
「仲の好いカップルを見ると私も幸せな気分になるけど、急に立ち止まらないでね」
決して叱声ではなく、二人ではしゃぎたいのも分かるけど周囲にも気遣いしなさいという注意と分かっていても気恥ずかしい。
「はい、気をつけます。ご注意いただいたことを忘れません。ありがとうございました」
「素直で好いお嬢さんね。私も言い過ぎたけど、ごめんんさいね。気をつけてね、さようなら」
歩道の隅に立って見送った佐緒里は、
「今日は、すれ違う人を見送る日なのかなぁ……あなたのせいだよ」
「佐緒里が目立つんだよ。好い女って証拠、行くよ」
20分ほど歩いて飲食店が多く入っているビルの前で、ここで何か食べようと佐緒里の背中を押してエレベーターに乗る。
ガタン……雑居ビルのエレベーターは広くはない。佐緒里はノーブラノーパンであることを意識してゴクッと唾を飲み、背後から抱きかかえられる瞬間を不安を隠して期待で胸を高まらせる。
チン……何事もなく目的階に着くと、ここだよと落ち着き払った内藤の声で通路に出る。
フゥッ~、宙を睨んで息を吐いた佐緒里を見て楽しそうに微笑む内藤は、
「オッパイを揉んでほしかったって表情をしているよ……クククッ、魚でいいだろう」
「ヤリタガールじゃないもん。ノーブラはあなたに命令されたからで、私の意思じゃない」
「命令したつもりはないけどなぁ。ここだよ、個室居酒屋」
個室と聞いた佐緒里は卑猥な想像が脳裏をよぎり内藤の背後に隠れて店内を覗き込もうとする。
「いらっしゃい。お二人様ですか??……こちらへどうぞ」
完全個室ではないものの全室個室の店内は居酒屋らしい元気のいい店員が動き回り、暖簾で仕切られた部屋に案内された佐緒里は心臓の拍動が昂ぶり足も地に着いた感じが無くなりフワフワする。
枝豆と刺身の盛り合わせ、焼きガニ、景虎の本醸造をオーダーした内藤は、
「佐緒里、熱があるんじゃない??火照っているように見えるよ」
「個室って聞いただけで子宮がキュンとなっちゃった。悪戯するんでしょう??」
「おまちどうさまでした」
悪戯を仕掛けられる時間的余裕もなくオーダーした品物が届く。
「佐緒里のような好い女と酒を飲めることに乾杯」
「あなたのようなスケベな男にアナルバージンを奪われ記念日に乾杯」
辛口の景虎はキリッとして、料理が何であれキンキンに冷えた白ワインを好む内藤は相好を崩す。
「美味いなぁ……佐緒里を鑑賞しながら美味い酒を飲み、刺身を食べる。最高だよ」
遠くに聞こえる元気のいい店員の声と美味い食事で満たされた佐緒里は、不安と期待の入り混じった気持ちで待っていた性的悪戯を忘れて堪能する。
刺身とカニを平らげ、茶漬けを食べ終えたテーブルには少しの枝豆とぐい飲みの底に残る酒しか残っていない。
「つまんない、下着を着けるなって言われて個室だよ……何かあるのかと思ったのに何もナシ。見掛け倒しのへなちょこ男」
「そんな事を言われても困るなぁ、オレは常識のある紳士だからね……でも、せっかくだから味付け枝豆を貰おうか、ノーパンだしな」
「スケベ、いいわよ。それでなきゃ、ノーパンの甲斐がない」
暖簾の向こうを見つめて他人の気配がないのを確かめた佐緒里はすっくと立ち上がり、フゥッ~と息を吐いてジーンズを膝まで下ろしてしまい無毛の股間をあからさまする。
「枝豆を取ってちょうだい、佐緒里風味に味付けしてあげる。早く、見られちゃうよ」
皮をむいた枝豆を手渡すと両足を踏ん張って腰を落とし、親指と中指で摘まんだ枝豆をバギナに擦りつけて下唇を噛み、目を閉じて中指に力を込めると枝豆は姿を隠す。
二つ目、三つ目と繰り返して枝豆を飲み込み、ハァハァッと息を荒げて両足を震わせる。
壁に手をつき、息を荒げたままの佐緒里は羞恥と昂奮で紅潮した顔を内藤に向けて、
「見てた??ハァハァッ、エッチな私を見ていたでしょう??ドキドキした??ねぇ、どうなの??」
「ゴクッ……あぁ、ドキドキしたよ。スケベな佐緒里に昂奮させられた。オレの近くに……そのまま、ここにきて食べさせてくれるね」
「いやっ、暖簾しかないから見られそうで怖い。あなたが場所を移動して……佐緒里風味のマン汁漬け枝豆を食べさせてあげる」
「あんな素敵なご夫婦に温かい声をかけてもらったのに私はノーブラノーパン。失礼じゃなかったかな??」
「失礼なはずがないよ。絵画や彫刻の裸婦像、美しいモノは永遠の芸術だよ。佐緒里は存在が芸術」
「そんな言われ方は褒めてもらった気がしない。度を過ぎる褒め言葉は揶揄われている気がする」
「ごめん、揶揄おうなんて思っちゃいないよ」
「ねぇ、ゆっくり歩いて、おねがい……お尻がなんか変なの、何かが入っているって言うか、ガニ股で歩くと楽かもしれないけど普通に歩こうと意識すると変なの」
「建物の陰に行こうか。ジーンズを下ろして尻の穴がどうなっているか見てあげるよ」
「いやっ、冗談だと分かっていても震えちゃう」
「クククッ、可愛いな。おいで……」
「えっ、ダメ。ここではダメ」
おいでと言いながら肩を抱く内藤の手がブラジャーをしていない乳房に触れた瞬間、佐緒里の身体が硬直して足が止まり、真後ろを歩いていた女性がぶつかりそうになる。
「ごめんなさい。私ったら、ごめんなさい」
「仲の好いカップルを見ると私も幸せな気分になるけど、急に立ち止まらないでね」
決して叱声ではなく、二人ではしゃぎたいのも分かるけど周囲にも気遣いしなさいという注意と分かっていても気恥ずかしい。
「はい、気をつけます。ご注意いただいたことを忘れません。ありがとうございました」
「素直で好いお嬢さんね。私も言い過ぎたけど、ごめんんさいね。気をつけてね、さようなら」
歩道の隅に立って見送った佐緒里は、
「今日は、すれ違う人を見送る日なのかなぁ……あなたのせいだよ」
「佐緒里が目立つんだよ。好い女って証拠、行くよ」
20分ほど歩いて飲食店が多く入っているビルの前で、ここで何か食べようと佐緒里の背中を押してエレベーターに乗る。
ガタン……雑居ビルのエレベーターは広くはない。佐緒里はノーブラノーパンであることを意識してゴクッと唾を飲み、背後から抱きかかえられる瞬間を不安を隠して期待で胸を高まらせる。
チン……何事もなく目的階に着くと、ここだよと落ち着き払った内藤の声で通路に出る。
フゥッ~、宙を睨んで息を吐いた佐緒里を見て楽しそうに微笑む内藤は、
「オッパイを揉んでほしかったって表情をしているよ……クククッ、魚でいいだろう」
「ヤリタガールじゃないもん。ノーブラはあなたに命令されたからで、私の意思じゃない」
「命令したつもりはないけどなぁ。ここだよ、個室居酒屋」
個室と聞いた佐緒里は卑猥な想像が脳裏をよぎり内藤の背後に隠れて店内を覗き込もうとする。
「いらっしゃい。お二人様ですか??……こちらへどうぞ」
完全個室ではないものの全室個室の店内は居酒屋らしい元気のいい店員が動き回り、暖簾で仕切られた部屋に案内された佐緒里は心臓の拍動が昂ぶり足も地に着いた感じが無くなりフワフワする。
枝豆と刺身の盛り合わせ、焼きガニ、景虎の本醸造をオーダーした内藤は、
「佐緒里、熱があるんじゃない??火照っているように見えるよ」
「個室って聞いただけで子宮がキュンとなっちゃった。悪戯するんでしょう??」
「おまちどうさまでした」
悪戯を仕掛けられる時間的余裕もなくオーダーした品物が届く。
「佐緒里のような好い女と酒を飲めることに乾杯」
「あなたのようなスケベな男にアナルバージンを奪われ記念日に乾杯」
辛口の景虎はキリッとして、料理が何であれキンキンに冷えた白ワインを好む内藤は相好を崩す。
「美味いなぁ……佐緒里を鑑賞しながら美味い酒を飲み、刺身を食べる。最高だよ」
遠くに聞こえる元気のいい店員の声と美味い食事で満たされた佐緒里は、不安と期待の入り混じった気持ちで待っていた性的悪戯を忘れて堪能する。
刺身とカニを平らげ、茶漬けを食べ終えたテーブルには少しの枝豆とぐい飲みの底に残る酒しか残っていない。
「つまんない、下着を着けるなって言われて個室だよ……何かあるのかと思ったのに何もナシ。見掛け倒しのへなちょこ男」
「そんな事を言われても困るなぁ、オレは常識のある紳士だからね……でも、せっかくだから味付け枝豆を貰おうか、ノーパンだしな」
「スケベ、いいわよ。それでなきゃ、ノーパンの甲斐がない」
暖簾の向こうを見つめて他人の気配がないのを確かめた佐緒里はすっくと立ち上がり、フゥッ~と息を吐いてジーンズを膝まで下ろしてしまい無毛の股間をあからさまする。
「枝豆を取ってちょうだい、佐緒里風味に味付けしてあげる。早く、見られちゃうよ」
皮をむいた枝豆を手渡すと両足を踏ん張って腰を落とし、親指と中指で摘まんだ枝豆をバギナに擦りつけて下唇を噛み、目を閉じて中指に力を込めると枝豆は姿を隠す。
二つ目、三つ目と繰り返して枝豆を飲み込み、ハァハァッと息を荒げて両足を震わせる。
壁に手をつき、息を荒げたままの佐緒里は羞恥と昂奮で紅潮した顔を内藤に向けて、
「見てた??ハァハァッ、エッチな私を見ていたでしょう??ドキドキした??ねぇ、どうなの??」
「ゴクッ……あぁ、ドキドキしたよ。スケベな佐緒里に昂奮させられた。オレの近くに……そのまま、ここにきて食べさせてくれるね」
「いやっ、暖簾しかないから見られそうで怖い。あなたが場所を移動して……佐緒里風味のマン汁漬け枝豆を食べさせてあげる」
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