雨 -4
愛の交歓
唾液をまぶすことなく耳をしゃぶられ、舌が耳穴に侵入するとザワザワと妖しい音が脳を駆け巡る。
「ザワザワと頭の中を虫が走り回っているような変な感じなのに嫌じゃないの、脳を愛撫されているような気がする。……ハァ~、だめっ、狂っちゃいそう」
指先と舌や唇が産毛を一本一本、起こすような繊細なタッチで背中を這い回り、左手は愛美の手を握ったままで右手がムッチリとした感触を味わうように腰や太腿を擦る。
舌は波模様を描いて背骨に沿って腰まで這い下り、指先が内腿を撫でると愛美の口から、イヤァ~ンと艶めかしい声が漏れる。
尻の割れ目に息を吹きかけると大袈裟なまでに身体を捩って逃げようとするものの男の力に敵うはずもなく、腰を掴まれて動きを封じられ、割れ目に舌が這う。
「お尻がプリンプリンして可愛いよ」
「いやんっ、私のお尻って立派でしょう??バーテンダー衣装って身体のラインを強調するからバックバーに向かうときって緊張するんだよ」
「首や肩から胸を経てウェストの括れからパンと張り出した腰、プリッとした尻、ムッチリとしたラインが続く太腿、目立ち過ぎることなく慎ましい膝小僧に続く伸びやかな脛。尻がプリッとしているし膝が曲がらない後ろ姿は凛として恰好いいよ」
「ウフフッ、ありがとう。でも、褒めすぎじゃない??」
「むやみやたらと褒めたりしないよ。愛美に対する言葉は事実だけ、好きになった女に嫌われたくないから嘘は言わない」
「あぁ~ン、心が震える。指や舌の愛撫で身体が解されて、言葉の愛撫で心も蕩かされちゃう」
「バーテンダー姿の愛美を見れば恋心に火が点き、ハダカンボの愛美を目の前にすれば虜になる……プリケツはオレのモノだろう??」
「お尻だけじゃなく私のすべてをあげる……迷惑??」
「迷惑かってオレに聞くの??雨に濡れたバーテンダー衣装を着替えた後も似合っているかどうか、みたいなことを言ったけど……普通なら嫌味に聞こえてもしょうがないのに、そうは聞こえない。愛美は好い女、素直な好い女の証拠だね」
「フフフッ、ありがとう。私が好い女かどうかは別にして、女はね好きな男の前では素直な乙女時代に戻るんだよ……あなたのお顔を見たい」
俯せから仰向けに体位を変えて素っ裸の身体を晒す愛美の瞳は妖しく濡れて、興奮からくる渇きを癒そうとして舌を這わせた唇はリップグロスを塗ったように艶めかしい。
「どうしてだろう??嬉しいのに涙が出ちゃいそう。恥ずかしいから抱いて、ねっ……」
愛美を胸に強く抱きしめた男は、
「嬉しいのに涙が出たり、悲しいのに笑ったりすることもある。嬉しいときははしゃぎすぎるなと注意してくれているのかもしれないし、悲しいときはいつまでも落ち込んでいるんじゃないと励ましてくれるんだろうな……オレはそんな風に思うよ」
「フフフッ、そうかもしれない。あなたは悪い人だからはしゃぎ過ぎるなと注意されているのかなぁ??」
「オレにとって愛美は悪い女。何もかも忘れて夢中になっちゃいそうだよ」
「イヤンッ、悪い男。そんな事をされたら我慢できなくなっちゃう。私は真面目に話しているのに、あなたは私のオッパイで遊びながらお話しする」
愛美の言葉に笑みを浮かべた男は両足の間に身体を入れて右手で乳房をヤワヤワと揉み、反対側の乳房の先端にチュッと唇を合わせて舌先で乳輪をなぞる。
ハァハァッ、息を弾ませる愛美は両足で男の胴体を挟んで下半身を押し付ける。
「スケベな女は嫌いになる??」
「どんな男にもスケベになるんじゃ困るけど、オレと一緒の時だけなら理想的だな」
アンッ、ウッウッ、クゥッ~……目を閉じてしどけなく開いた唇から甘い吐息を漏らし、堪えきれない快感で眉間に皴を作る愛美を上目遣いに見る男は昂奮を新たにする。
乳房を揉みしだいていた右手が腰を擦り、脇腹を撫で上がって肩から首を経て頬を擦って耳朶で踊るように刺激する。
乳輪をなぞり乳房の先端を吸ったり甘噛みしたりしていた唇が軽く顎を甘噛みしてキスをする。
ジュルジュル……ハァハァッ……気持ちも身体も燃え上がる愛美は、男の頬に両手を添えて卑猥な音と共に息が続く限り唇を貪る。
やっと離れた愛美の瞳は言葉で言い尽くせない想いを込めて真っ赤に染まり、見つめる男も言葉を見つけることが出来ずに唇を合わせて舌を絡ませ、唾液を送り込む。
ゴクッ……白い喉を上下して唾液を飲み込んだ愛美は男にしがみつき、
「入れて、つながりたい。あなたと一緒にいるって実感させて……おねがい」
「愛美とオレの始まりだよ、いいね……」
両足の間で膝立ちの男が掴むペニスは先走り汁を滲ませて太々しく宙を睨み、上半身を起こした愛美は眼を見開いて昂奮を露わにする。
「すごいっ……ハァハァッ、こんなに大きいモノが私の中に入るの??」
男は左手を伸ばして愛美の右手を掴み、ペニスをバギナに擦りつけて十分に馴染ませた処で腰を突き出す。
ペニスが竿の半分ほど姿を隠すと、愛美は男とつなぐ手に力を込めて眉間に皴を作る。
「入ったよ、オレと愛美の身体がつながった。温かくて気持ちがいいよ」
「フゥッ~……あなたのモノが私の中を押し広げて奥へ入ってくるのが分かる」
「突き入れようとしなくても愛美がウネウネとオレのモノを奥へ引き込もうとしているだろう??」
「うそ、そんな事をしていないし、今までも言われたことがない。あっ、ごめんなさい……そんな積りじゃないないのに、どうしよう」
男は愛美の口を封じて唇を合わせ、鳥が餌を啄むように何度も何度もつついて何かを催促する。
催促に応じた愛美が両手を男の首と背中に回して抱きつくと唇を啄むだけだった男が濃厚なキスをする。
ジュルジュル、チュルチュル……上唇を吸い、下唇を甘噛みして右手が頬を擦る。
上顎を舐めて舌先が歯茎を這い、ズズズッと音を立てて愛美の舌を吸い込んでフェラチオを施すように口を丸めて顔を前後する。
「アンッ、気持ちいい……ありがとう……昔を思い出したわけじゃないの、つい……ごめんなさい」
「いいさ、気にすることはない。オレは愛美の過去を欲しいわけじゃない、目の前の愛美に惚れた……目の前の愛美はオレのモノだよ。離さない」
「嬉しい、身体だけじゃなく心も抱いてもらっていると感じる。何度も手をつないでくれると大切にされているんだなって思える……ウフフッ、恥ずかしい」
「可愛いよ……」
乱れ髪に手櫛を入れて整えながら、可愛いと言われる愛美は羞恥で頬を朱に染め、それを見る男の股間は爆ぜそうになるほどピクッと反応する。
「なぁ、オレンチで昼飯を食べないか??オレの得意料理を愛美に食べさせたくなった」
「ほんとう??連れてって、名前も分かるしね」
「あぁ、ダメだ。安心したら我慢できなくなっちゃった、逝っちゃってもいいか??」
「うん、私も逝っちゃう……クゥッ~、好いの、アウッウッ、クゥッ~、逝っちゃう……」
<< おしまい >>
唾液をまぶすことなく耳をしゃぶられ、舌が耳穴に侵入するとザワザワと妖しい音が脳を駆け巡る。
「ザワザワと頭の中を虫が走り回っているような変な感じなのに嫌じゃないの、脳を愛撫されているような気がする。……ハァ~、だめっ、狂っちゃいそう」
指先と舌や唇が産毛を一本一本、起こすような繊細なタッチで背中を這い回り、左手は愛美の手を握ったままで右手がムッチリとした感触を味わうように腰や太腿を擦る。
舌は波模様を描いて背骨に沿って腰まで這い下り、指先が内腿を撫でると愛美の口から、イヤァ~ンと艶めかしい声が漏れる。
尻の割れ目に息を吹きかけると大袈裟なまでに身体を捩って逃げようとするものの男の力に敵うはずもなく、腰を掴まれて動きを封じられ、割れ目に舌が這う。
「お尻がプリンプリンして可愛いよ」
「いやんっ、私のお尻って立派でしょう??バーテンダー衣装って身体のラインを強調するからバックバーに向かうときって緊張するんだよ」
「首や肩から胸を経てウェストの括れからパンと張り出した腰、プリッとした尻、ムッチリとしたラインが続く太腿、目立ち過ぎることなく慎ましい膝小僧に続く伸びやかな脛。尻がプリッとしているし膝が曲がらない後ろ姿は凛として恰好いいよ」
「ウフフッ、ありがとう。でも、褒めすぎじゃない??」
「むやみやたらと褒めたりしないよ。愛美に対する言葉は事実だけ、好きになった女に嫌われたくないから嘘は言わない」
「あぁ~ン、心が震える。指や舌の愛撫で身体が解されて、言葉の愛撫で心も蕩かされちゃう」
「バーテンダー姿の愛美を見れば恋心に火が点き、ハダカンボの愛美を目の前にすれば虜になる……プリケツはオレのモノだろう??」
「お尻だけじゃなく私のすべてをあげる……迷惑??」
「迷惑かってオレに聞くの??雨に濡れたバーテンダー衣装を着替えた後も似合っているかどうか、みたいなことを言ったけど……普通なら嫌味に聞こえてもしょうがないのに、そうは聞こえない。愛美は好い女、素直な好い女の証拠だね」
「フフフッ、ありがとう。私が好い女かどうかは別にして、女はね好きな男の前では素直な乙女時代に戻るんだよ……あなたのお顔を見たい」
俯せから仰向けに体位を変えて素っ裸の身体を晒す愛美の瞳は妖しく濡れて、興奮からくる渇きを癒そうとして舌を這わせた唇はリップグロスを塗ったように艶めかしい。
「どうしてだろう??嬉しいのに涙が出ちゃいそう。恥ずかしいから抱いて、ねっ……」
愛美を胸に強く抱きしめた男は、
「嬉しいのに涙が出たり、悲しいのに笑ったりすることもある。嬉しいときははしゃぎすぎるなと注意してくれているのかもしれないし、悲しいときはいつまでも落ち込んでいるんじゃないと励ましてくれるんだろうな……オレはそんな風に思うよ」
「フフフッ、そうかもしれない。あなたは悪い人だからはしゃぎ過ぎるなと注意されているのかなぁ??」
「オレにとって愛美は悪い女。何もかも忘れて夢中になっちゃいそうだよ」
「イヤンッ、悪い男。そんな事をされたら我慢できなくなっちゃう。私は真面目に話しているのに、あなたは私のオッパイで遊びながらお話しする」
愛美の言葉に笑みを浮かべた男は両足の間に身体を入れて右手で乳房をヤワヤワと揉み、反対側の乳房の先端にチュッと唇を合わせて舌先で乳輪をなぞる。
ハァハァッ、息を弾ませる愛美は両足で男の胴体を挟んで下半身を押し付ける。
「スケベな女は嫌いになる??」
「どんな男にもスケベになるんじゃ困るけど、オレと一緒の時だけなら理想的だな」
アンッ、ウッウッ、クゥッ~……目を閉じてしどけなく開いた唇から甘い吐息を漏らし、堪えきれない快感で眉間に皴を作る愛美を上目遣いに見る男は昂奮を新たにする。
乳房を揉みしだいていた右手が腰を擦り、脇腹を撫で上がって肩から首を経て頬を擦って耳朶で踊るように刺激する。
乳輪をなぞり乳房の先端を吸ったり甘噛みしたりしていた唇が軽く顎を甘噛みしてキスをする。
ジュルジュル……ハァハァッ……気持ちも身体も燃え上がる愛美は、男の頬に両手を添えて卑猥な音と共に息が続く限り唇を貪る。
やっと離れた愛美の瞳は言葉で言い尽くせない想いを込めて真っ赤に染まり、見つめる男も言葉を見つけることが出来ずに唇を合わせて舌を絡ませ、唾液を送り込む。
ゴクッ……白い喉を上下して唾液を飲み込んだ愛美は男にしがみつき、
「入れて、つながりたい。あなたと一緒にいるって実感させて……おねがい」
「愛美とオレの始まりだよ、いいね……」
両足の間で膝立ちの男が掴むペニスは先走り汁を滲ませて太々しく宙を睨み、上半身を起こした愛美は眼を見開いて昂奮を露わにする。
「すごいっ……ハァハァッ、こんなに大きいモノが私の中に入るの??」
男は左手を伸ばして愛美の右手を掴み、ペニスをバギナに擦りつけて十分に馴染ませた処で腰を突き出す。
ペニスが竿の半分ほど姿を隠すと、愛美は男とつなぐ手に力を込めて眉間に皴を作る。
「入ったよ、オレと愛美の身体がつながった。温かくて気持ちがいいよ」
「フゥッ~……あなたのモノが私の中を押し広げて奥へ入ってくるのが分かる」
「突き入れようとしなくても愛美がウネウネとオレのモノを奥へ引き込もうとしているだろう??」
「うそ、そんな事をしていないし、今までも言われたことがない。あっ、ごめんなさい……そんな積りじゃないないのに、どうしよう」
男は愛美の口を封じて唇を合わせ、鳥が餌を啄むように何度も何度もつついて何かを催促する。
催促に応じた愛美が両手を男の首と背中に回して抱きつくと唇を啄むだけだった男が濃厚なキスをする。
ジュルジュル、チュルチュル……上唇を吸い、下唇を甘噛みして右手が頬を擦る。
上顎を舐めて舌先が歯茎を這い、ズズズッと音を立てて愛美の舌を吸い込んでフェラチオを施すように口を丸めて顔を前後する。
「アンッ、気持ちいい……ありがとう……昔を思い出したわけじゃないの、つい……ごめんなさい」
「いいさ、気にすることはない。オレは愛美の過去を欲しいわけじゃない、目の前の愛美に惚れた……目の前の愛美はオレのモノだよ。離さない」
「嬉しい、身体だけじゃなく心も抱いてもらっていると感じる。何度も手をつないでくれると大切にされているんだなって思える……ウフフッ、恥ずかしい」
「可愛いよ……」
乱れ髪に手櫛を入れて整えながら、可愛いと言われる愛美は羞恥で頬を朱に染め、それを見る男の股間は爆ぜそうになるほどピクッと反応する。
「なぁ、オレンチで昼飯を食べないか??オレの得意料理を愛美に食べさせたくなった」
「ほんとう??連れてって、名前も分かるしね」
「あぁ、ダメだ。安心したら我慢できなくなっちゃった、逝っちゃってもいいか??」
「うん、私も逝っちゃう……クゥッ~、好いの、アウッウッ、クゥッ~、逝っちゃう……」
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