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ホテル -13

ベッド -1

対面座位でつながる男と一緒にこの街の夜の煌めきをこんな時間に見ることが出来ると想像したこともない。
それを思うだけでもアユは昂奮し、息が荒くなるのを抑えられない。
「こうして身体を寄せ合うとアユの鼓動と温もりを感じられる」
「痛いよ、強く抱きしめられると……嬉しい、こんな夜景を見ながらエッチできるなんて思ってなかったもん」

妻を持つ男との秘めた付き合いを知る者は少ない。
店を一緒にやってくれる女性は知っているし彼女の言葉で壊れかけた男との関係を修復できた。
男を紹介してくれた常連客も気付いているかもしれない。たとえ冗談でも、以前のように私をデートに誘う事がなくなったのが、その証拠だけど一度も確かめようとしない。
秘密を守ろうと思えば思うほど切なくなり、相手かまわず大声で関係を叫びたくなる衝動に駆られるのを必死の思いで堪えている。
寂寥感や不安感は愛しい男と過ごす時間に解消され、セックスすることで忘れることが出来る。
対面座位や正常位で肌と肌を密着させて瞳を見つめ、自然と鼓動と呼吸が同調する頃には女に生まれた悦びに浸り、この一瞬が永遠に続くことを期待して身体の芯が熱くなる。

「私の中であなたのモノがピクピクしている。熱くて太いモノが私の中で……ウフフッ、大好き」
「華やかな夜景とアユを見比べるオレは幸せだよ。ベッドに行こうか」
アユとつながったまま抱きかかえてベッドに移動しようとすると、
「アンッ、ウグッ、グゥッ~、いやんっ、子宮が……」
つながったまま抱きかかえられたアユは男の首に手を回してしがみつき、突き上げるペニスと自分の体重で子宮口を突かれる刺激に嬌声を上げる。
そっとベッドに下したアユを見つめて髪に手櫛を入れ、開いた口から一筋の唾液を垂らす。
アユは口を開けてそれを受けると二人を一筋の糸がつなぎ、それを追うようにして男が近付き唇を合わせる。
ウグッ、グゥッ、ジュルジュルッ……男は左手をアユの首に巻いて右手は尻を抱きかかえ、男の背中に回したアユの手は満足の証を伝えようとして這い回り、両足を絡めて離れまいとする。
つながったまま唇を重ねて身体を入れ替え、アユが上になると男の顔や首をくすぐる黒髪の刺激に股間が反応する。
「あなたのモノがビクビクッて跳ねたようだけど、騎乗位で私に責めてほしいの??……いいよ、腕枕で寝かせてもらうお礼を先にしとくね」

男の好みはあえて思い出そうとしなくても分かっているアユは上体を起こして黒髪を掻き揚げ、何も隠すことなく顔も身体もすべてを男に晒して胸の膨らみに手をやる。
「きれい??ねぇ、私はきれい??」
「あぁ、きれいだよ。アユはきれいなだけじゃない。きれいな人や可愛い人はいっぱいいるけど、アユは美しさを保つ努力をしている、オレはちゃんと見ているよ。後ろ姿が颯爽としているし、歩くときも膝下が伸びて格好いい……その中でも特に好きなのは、オレのモノを咥えて嬉しそうにする時だな」
「フン、どうせ、エッチでスケベな私が好きなんでしょう??きれい、可愛いって言えば私が喜ぶと思っているんでしょう」
「クククッ……好い女は拗ねた振りをすると可愛さが際立つな」
羞恥で頬を朱に染め、視線を男から窓の外の景色に移す。
煌びやかな夜景はぼやけて見えて自らの昂ぶりを感じ、昂奮を新たにする。

痴話言で戯れていても男のモノは力を漲らせたままアユの女を貫き、窓の外に視線を移すような僅かな動きでも心地良い刺激を与えてくれる。
男の手はアユの腰を掴んで動きを封じ、ベッドのクッションを利用して突き上げる。
「ウッ、ウググッ……私が責めようと思っていたのに、こんな、アウッ、クゥッ~、気持ちいい」
突っ伏しそうになったアユは男に手をついて身体を支え、腰を前後に揺すって責めに転じる。
「どう??気持ち良くなった??」
「気持ちいいよ。アユのスケベ顔が丸見えだし、身体が朱を帯びて艶めかしい。こんなアユを見て昂奮しない男がいるなら会ってみたいよ」
「あなた以外の男とこんな事をしないのを知ってるのに、やっぱり嫌な男」

ウッウッ、クゥッ~……倒れそうになる身体を踏ん張った足で支え、腰で円を描くように妖しく動かして乳房を揉みしだくアユは眉間に皺を寄せて唇を噛む。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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