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彩―隠し事 60

土曜日 空き地

夜の帳が下り始めると街を照らす灯りの輝きが増し、この街に住む夜の住人の居場所を煌々と照らす。

「ウフフッ、妻がお世話になり、ありがとうございましただって、彩の事を妻って言ったとき、どんな気持ちだったの??」
「正直に??」
「もちろん、健志の正直な気持ちを聞きたい」
ドラッグストアの店内で羞恥心と性的興奮に苛まれて不安気に見えた彩は店の外に出ると健志の知る魅力的な女性に戻りキラキラ輝く瞳で見つめて、嘘は許さないよ、妻と呼んだ正直な気持ちを聞かせて欲しいと迫る。
「オレは彩を妻だと思っている。オレの知らない本当の姿の時は正式に結婚したご主人がいるらしいけど、彩に変身した時はオレの妻だと思っている。もし、彩がそう思っていないなら、彩に変身した時はオレの妻でいて欲しい」
「やだっ,そんな真面目な顔で言わないでよ。急なプロポーズでドキドキする」「可愛いな、今の困ったような表情が好きだよ。エロっぽい……それより、買った??」
「買ったよ。携帯用ビデでいいんでしょう」
「えらいぞ、携帯用ビデを浣腸器代わりにして、お尻遊びの準備ができるね。ご褒美を上げなきゃ」
ヴィ~ンヴィ~ン……「イヤンッ、こんな処で……クゥッ~」

昼間はIKEA、ららぽーとなどでショッピングを楽しむ人や国営昭和記念公園へ向かう人、病院や市役所、裁判所、総合庁舎などに行く人たちで切れ間なく人が行き交う通りも夜になり人通りがほとんどなくなっている。
立川基地跡の広大な土地の大部分は国営昭和記念公園となり、一部は自衛隊駐屯地として残り、公共施設や商業施設等が大街区という理念のもと計画的な街づくりが進んでいる。
多摩都市モノレールにより日野市を経て多摩センターにつながり、沿線は多摩動物公園やサンリオピューロランド、中央大学、帝京大学、明星大学などがあり、JR、京王線、西武線など公共交通が東西方向に発達した多摩地区で南北に繋ぐ重要な地位を占めている。
IKEA立川を過ぎて少し歩くと南極・北極科学館がある。
太古の気泡が迎えてくれる南極の氷や生物、隕石などの展示や昭和基地の様子、観測船、雪上車など極地研究の一端に触れることが出来て、この施設が無料で見学出来るので健志は散歩途中などに時々立ち寄る。

歩く人の途絶えた通りを脇に逸れて空き地の隅で両足を閉じて股間を抑える彩が愛おしい。
人の気配がないとはいえ街路灯の灯りから身体を隠すために建物と大きな植木の陰に移動する。
「バイブを止めてって言っても聞いてくれないでしょう??」
スカートの裾を開いて滲み出た蜜が内腿にまで滴るのを指先で拭い取って目の前に突き出し、
「彩の言葉とも思えないな、これはどう説明するんだ??」
「これは……これは、彩のせいじゃないもん。オモチャで苛められたから、しょうがないの。健志のせいだもん」

ヴィ~ンヴィ~ン……人っ子一人いない静かな空き地に卑猥な振動音が響く。
「ねぇ、少しで良いから……お願い……このままじゃ変になっちゃう。家を出る時に鈴付きのラビアクリップをつけられて、今はリモコンバイブを入れられてスイッチを入れたり切ったりされて遊ばれている、彩を苛めて楽しいの??」
一言も発せず、瞳の奥を射ぬくように見つめる健志に不安を感じた刹那、抱き寄せられて唇を合わされ、これまでの優しさを感じさせることなく乱暴とも思える激しさで侵入してきた舌が上顎を舐めまわす。
フグッフグッ……息をする余裕もないほどの激しさなのに苦しいと思うこともなく彩の左手は健志の背中を撫で、右手はチノパン越しに股間を擦る。
「ねぇ、誰もいないよね。健志と彩の二人だけだよね??」
「あぁ、誰もいないよ。彩とオレのために用意された場所だよ」

ヴィ~ンヴィ~ン……ニュルニュル、ジュルジュル……リモコンバイブのスイッチは切られることなく彩の股間を責め続け、くぐもった音に混じって溢れる蜜が卑猥な音を奏でる。
「彩、このまま立っているんだよ」
彩を立たせたまま、その場にしゃがんだ健志はスカートのボタンを外して剥ぎ取ってしまう。
「すごいな、ビチョビチョに濡れているよ、これじゃぁ、気持ち悪いだろう??」
バイブの直ぐ脇に唇を押し付けてズルズル音を立てて蜜を吸い取り、伸ばした舌先でバイブと陰唇の隙間を刷くようになぞる。

下着もスカートも剥ぎ取られてバイブを飲み込んだ剥き出しの股間をあからさまにする羞恥で両足は自然と内股になり震えを帯びる。
パンと張り出した尻と腰を中心にしてムチムチと柔らかそうな太腿はエロっぽく、ウェストの括れや適度な下腹部の膨らみは自制心を保ちつつ身体のラインに注意を払う女性らしさを感じられて愛おしさが募る。
「少しの時間で良いからセーターを脱いで彩のすべてを見せて欲しい」
「ここで??今??……そうなの??」
「そう、今、ここで何も隠すことなく彩のすべてを見たい。昼間は木漏れ日が白い肌にプロジェクションマッピングの様に幽玄な絵を描くのを見た。夜になった今は、月明りと街路灯が艶めかしく彩の肌を照らすのを見てみたい」
「どうしても??」
「あぁ、見たい……彩が嫌だって言うなら強要できないから諦めるよ」
スカートを差し出して立ち上がろうとする健志に彩は、
「ずるい男。彩が断れないのを知っていて、こんな事を言うんだから……いいよ、見て。彩の身体を見せてあげる」

セーターを脱いで、すっくと立つ彩の身体は妖艶にして色っぽく、自然と健志の手が伸びる。
多目の髪が重い印象を与えないようにシャギーが入り、その髪をなでると顔を傾げて頭を手に擦り付ける。
大きすぎず、かといって小さくもなく健志の手にピタリと馴染む乳房は街路灯の灯りを反射して大理石のような輝きを見せ触れるのさえ躊躇わせる。
「ねぇ、ハダカンボになったのに髪の毛だけ??彩の身体って魅力がないの??」
髪を撫でていた手が頬を擦り、指先が何かを確かめるように唇をなぞって顎から首を撫で下りる。
鎖骨の窪みを指が這い、肩に手を添えて腕を擦り、乳房の大きさと柔らさを確かめるように揉みしだき、期待で彩の表情に喜色が浮かぶと脇腹を撫で下りて腰を擦り、そのまま抱きしめるように尻に手を添えて耳元で囁く。
「彩、プロポーズの返事を聞かせてもらってないけど、だめかなぁ??」
「そんな、こんな恰好の時に返事したくない。彩の時だけとはいえ、プロポーズされたんだよ。男の人は酒を飲むと手当たり次第に結婚しようかって言う人がいるって聞いたことがあるけど、女は違うの」
そうか、ごめん……両手を頬に添えて唇を重ね、舌を絡ませて唾液を啜り、頬に添えた手が腰を擦り、太腿を股間に押し付ける。
フグフグッ、彩の口から絶え間なく声が漏れ、両手が背中を撫でまわす。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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