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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 52

バスルームから見る景色は前日と変わることなく夜の横浜港が広がり、ベイブリッジの主塔が白く輝いている。
「すごかったよ。優子や円華に嬲られて燃え上がった彩のオチリに思い切り吐き出したはずなのに・・・クククッ、まだまだ若いね、私たちは・・・ここで、もう一度試してみる??」
「いいよ、入れちゃおうか・・・明朝のおはようセックスがなくても好いならね」
「ウ~ン・・・此処で夜景を見ながら後ろから突かれても、今日の健なら、起き抜けに念入りなフェラをすれば出来るような気がするけどなぁ??」

彩の身体を昂奮の絶頂に追いやった優子と円華が帰った後も二人の痴戯は止むことなく、若いカップルのアナルセックスを見ながら股間を濡らし、ワンピースのボタンを外して見られるか見られないかと言う積年の卑猥な思いを満足させた。
円華との散歩で命令と強制で露出散歩の真似事で得た快感を忘れる事が出来ず、自らボタンを外し、ついにはパブリックスペースのはずのホテルの廊下で素っ裸になってフェラチオを施した。
健の猛り狂ったモノに奉仕する。それも廊下で素っ裸になっている情景を思い浮かべると、奉仕する快感が被虐感を燃え上がらせて股間は濡れ、気が狂わんばかりの欲情に包まれた。
健も同ように昂奮したのか、急き立てるようにベッドに連れられて、繋がる事を望むと後ろから火傷しそうなほど熱い剛棒に貫かれた。
そこから先の記憶はなく、お湯を満たしたバスタブで健の腕に支えられて唇を合わされていた。

今は、健の胸に背中を預けて目を閉じている。
昨日、駅で健に出迎えられてからの出来事が走馬灯のように脳裏をよぎる。
とても一日余りでの事と思えないくらいの経験をした。
目を閉じたまま、そっと股間に指を伸ばすと湯の中でも熱い蜜の滴りを感じる事が出来る。

「彩、何をしているの??・・・満足してないの??」
「アウッ、ウフフッ、気持ち良い・・・そうよ、彩は満足してないの。セックスに貪欲なのを知ってるでしょう??彩を満足させられない人は好きじゃない・・・クククッ、どうする??・・・アンッ、いや、そんな事・・・ヒィッ~・・・本当にしてもらっちゃうよ」
背後から抱きかかえる健の手が乳房をヤワヤワと揉み、髪を掻き分けて首筋を舐め上がって耳の裏をベロリと舐める。
ヒィッ~という悲鳴にも似た悦びの声に満足した健は、耳朶を甘噛みしながら息を吹きかけて一瞬とはいえ身体を硬直させる反応に満足し、乳房を揉む手が先端を摘まんでコリコリ刺激する。
「彩は感度が好いから好きだよ。セックスの感度が好い人は感受性が豊かで自分の周りの変化にも敏感なはず。それは周囲への気配りにも通じるだろうし、彩のセックス好きは清楚で淑やかさの裏付け。彩のスポーツ好きはセックスに通じるし新陳代謝が活発になり染み一つないこの肌を支える裏付けだしね」
「それってさ、褒めてる??彩の魅力は全てセックス好きが元になっているって言われているような気がするんだけど??」
「そうだよ、彩の魅力の根源はセックス。彩がセックスを放棄すると・・・クククッ」
「怒るよ・・・」

彩、怒んないで聞いてくれるかと話し始めた健は、
ほとんどの鳥はメスよりもオスの方が美しいしオスが立派な家造りを競ってメスの気を惹こうとする種もある。
美しく着飾るのは天敵の目標になりやすいけど、自分の子孫を残すために命懸けで着飾っているんだろうな。
セックス相手の選択権はメスにあるからオスは一生懸命に着飾り、家造りに精を出す。
魚や哺乳類ではメスを獲得するためにオスは戦いで自分をアピールする。
それは少しでも強い子孫を残そうとする種としての本能かも知れないけどね。
鳥や魚、ほ乳類の多くはメスが受動的立場でオスを選択するけど、彩は違う。
淑やかでおとなしそうに見える彩は自分でも人見知りで引っ込み思案だって言うけど、自分を曲げてまで相手に迎合しない。
自ら積極的にオスを選択する手段がセックス。
大抵の男は一目惚れした女の気を惹こうとして手段を尽くそうとするけど、彩の判断基準は気付いているか、どうかは別にしてセックス。
セックスが判断基準だから、男から見てそれが彩の持つ妖しい魅力になる。
間違えているなら指摘して欲しい、彩に気にいられるために直ぐに考えを修正するけど、どうかな??

「えっ、急にそんな訳の分んない事を言われても・・・めんどくさい事を考えるのは嫌だから聞くけど、セックスが判断基準ってのは好い事なの??」
「彩に関しては、好いに決まってるよ」
「彩に関してはって事は、普通はダメなんだ??」
「そうじゃないよ。他の女性のセックスアピール度に比べて彩の魅力はスゴイって事だよ。決してセックスの他はダメって事じゃないよ。セックスの魅力が淑やかさの裏付けだし、彩の魅力のベースにあるって事」
「あのさ、仮にキャバクラに行ったとするでしょう・・・嫌われるでしょう??」
「クククッ、こんな面倒くさい事を言うと嫌われるだろうな。彩が相手じゃなきゃ言わないよ、こんな事・・・」
「ふ~ん、そうなんだ・・・身体だけじゃなく、言葉遊びの波長も合うって思ってくれているんだ」
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ちっち

Author:ちっち
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