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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 50

海風の悪戯で太腿の付け根付近まで捲り上げられたワンピースの裾を押さえることもなく周囲に人がいないかと視線を巡らす。
「良かった、誰もいない。彩のアソコを見てもいいのは健だけ・・・う~ん、今日は例外で優子と円華にも許可を与えたけどね」

国際橋を渡り始めると心地好い風が彩の好きな海の香りを運んでくれる。
右河岸には、みなとみらい地区の建物群が聳え立ち、左側にはコスモワールドが煌びやかに輝きライトアップされたコスモクロックが華麗な姿を見せる。
建物の窓から洩れる明かりや街灯の光が港を照らし、この街らしい華やかな夜景を映す。
その中でもひときわ華麗な姿を映すのがライトアップされたコスモクロックで、水面に映る姿に見惚れていると緑色にライトアップされていたのがレインボーカラーに変身する。
「見て、きれいだよ。昨日、個室居酒屋から戻る途中に万国橋から見たライトアップされた日本丸もきれいだったけど、この国際橋から見る景色も好いね。みなとみらい地区の近代的な建物とカップルで賑わうコスモワールドを繋ぐ国際橋、その先には港町と世界を繋ぐ日本丸、夢が広がる街だよ・・・そう思うでしょう??」

「イヤンッ、また・・・」
健が、そうだねと返事する前に悪戯な海風が彩にまとわりつき、ワンピースの裾と戯れる。
夜景を楽しむカップルがいる橋の上では捲くれ上がる裾を放置する事も出来ず、両手で防ぐと健の手が伸びて胸のボタンを外してしまう。
「止めて、お願い・・・見られちゃう」
「自慢の身体、見せてやりなよ」
「本気で言ってる??彩のオッパイを他の人に見せても平気なの??」
「ダメだ、見せちゃダメだよ。彩のご主人にも見せたくないくらいだよ」
「えっ・・・本気だと嬉しいって言ったらどうする??」
「・・・そうだな、彩を俺のモノにできるって喜ぶけど、それが彩の幸せかどうか分らないからなぁ」
「上手く逃げたね・・・でも、不倫って切ないね。自分に正直になるほど切なくなる・・・」
「ごめんね、変な事を言って・・・戻ろうか??」

外されたボタンを嵌めることなく歩き始めた彩は健の腕を取り、
「触っても好いよ・・・健と一緒なら、他人の視線を意識しながらスリルを楽しむ事が出来る・・・こんな事を言うと嫌いになる??」
さりげなく周囲に視線を巡らして自分たちに注目する人がいないのを確かめた健は、彩の問いを無視して隙間から手を侵入させて剥き出しの乳房を鷲掴みにする。
「アンッ、すごい、乱暴な動き。いつもの健と違う・・・こんな処で彩のオッパイを掴んで興奮しているの??」
「あぁ、興奮してるよ。いつものオレには出来ない事をしているんだから凄いスリルだよ」
ここはどうかな、と言ってさりげなく股間に触れた彩は、堪えきれない嬉しさを表情に浮かべて脇腹をつつく。
「しょうがないだろ。周りの人を気にしながらオッパイをモミモミするスリルを味わっているんだからオレも息子も興奮するよ。彩が魅力のない女性ならチンチンをおっ立てたりしないけどね」
「クククッ、もう一度言って。彩に魅力を感じるからチンチンが勃起するんだって・・・早く、早く言って」
「何度でも言うよ。彩が好い女だから、彩の事を抱きたいって思っているからチンポが勃起するんだよ」
「クククッ・・・なんてことを言うの、恥ずかしいでしょう。健となんか一緒にいられない・・・」
拗ねた振りをして駆け出した彩を追いかける。

追いついて胸に抱きしめ、有無を言わせずに唇を重ねる。
フグフグッ・・・ハァハァッ・・・真っ赤に染めた瞳は欲情に燃える。
「アソコのカップルが見てるよ。好いの??」
「いいさ、オレの彩を見せつけてやるんだよ・・・もう一度・・・」
再び唇を重ねた二人は人目もはばからずに身体をまさぐり合い、健はボタンを外したままの隙間から手を忍び込ませて乳房を揉みしだく。
「ダメッ、見られちゃう・・・あんっ、いや、感じちゃう、立っているのが辛い」
「そうか、じゃぁ、オッパイを弄るのは止めて・・・ここはどうだ??」
新たに下腹部のボタンを外して手を侵入させ、愛液を滴らせるバギナに指を這わせる。
「ウッ、ウゥッ~、だめ・・・そんな事を・・・早く戻ろうよ。続きはベッドで、ねっ、満足させてくれるまで寝かせないよ」

橋を渡り、海沿いに遊歩道を歩いてホテルに戻った二人はエレベーターに乗り、目的のフロアで降りる。
エレベーターホールから廊下に出ると一番奥まった位置に目的の部屋のドアが見える。
「部屋に戻るまで待てない。熱いの、身体が熱い・・・こんな事をすると嫌いになる??」
健が止める間もなくワンピースの前を開き、股間に白濁液の跡を残す白い肌をさらけ出すばかりか、ワンピースを脱ぎ棄てて平気な顔でその場で一回りする。
「彩・・・」
健の声で我に返った彩は視線に入るドアをアチコチ見まわし、湧き起こった羞恥に頬を染めて足早にドアに向かう。
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ちっち

Author:ちっち
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さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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