彩―隠し事 380
性的欲望 -15
髪に手櫛を入れた彩は、ケンちゃんの前で立ち上がり誇示するように胸を反らせて裸体を見せつけ、ベッドに上がる。
横たわる寸前の彩と視線が合った紗矢は覗き見していることを恥じるようにドアの陰に身体を引き、背後に立つ健志の胸に顔を埋める。
紗矢を抱きかかえて髪を撫で、
「ケンちゃんは大丈夫なようだね。汗を流そうか」
覗き見を嗜められたように感じているらしい紗矢の気持ちを忘れさせようとする健志は唇を合わせ、ドロッと唾液を流し込んで手をつなぐ。
ジットリ汗ばむ紗矢の手を包み込み、
「可愛いよ……」と、声を掛けると頬を赤らめ、
「優しく可愛がってね」と、告げて再び胸に顔を埋める。
何も言わず、健志は紗矢を横抱きに抱え上げてバスルームに向かう。
「アンッ、お姫さま抱っこなんて初めて……」
バスルームの前で立ち止まると手の塞がった健志の代わりに抱っこされたままの紗矢がドアを開ける。
「ウフフッ、このままザッブ~ンと入るんでしょう??」
「勿論だよ。可愛い紗矢と一緒に入るに決まっているだろう」
紗矢を抱いたままバスタブに浸かり、吐いた息を感じるほど近くで見つめ合うとなぜか照れてしまう。
「紗矢ちゃん、背中をオレに預けて腿を跨いで寄りかかってくれないか??」
「どうして??私の顔を見たくないの??紗矢と言ったり紗矢ちゃんと呼んだりするのも変だし……拗ねちゃおうかな」
「小悪魔的魅力を備える好い女……意識していないだろうけど、可愛さとわがままが同居して男を翻弄する好い女だと思うよ」
「ウフフッ、よく分からないけど褒めてもらったようだから、私のお顔を見なくても許してあげる」
許してあげるという上から目線が小悪魔の所以だよと言う言葉を飲み込んで胸の膨らみを手の平で包み込み、中指と薬指の間に先端の突起を挟んでヤワヤワと刺激する。
「アンッ、気持ちいい……あの時、公園にいたのが健志さんたちで良かった。ケンちゃんは彩さんに首ったけで私のことを忘れちゃいそう。私も健志さんを、ウフフッ」
「紗矢はオレに惚れたか??じゃあ、今日だけじゃなく相手をとっ変えちゃおうか、どう思う??」
背中を預けて寄りかかっていた紗矢は再び向きを変えて若さを前面に押し出し、怯むことなく真正面から見つめ、
「私と健志さんは、クククッ、二人に内緒でこの部屋から出て行っちゃうの??駆け落ちしちゃおうか。そうと決まれば早く出ようよ」
ボディソープを掛け合い、互いの肌をまさぐり汗と共に卑猥な思いも流した二人はバスルームを後にする。
「ウッウッ、クゥッ~……すごい、ケンちゃんのオチンポが彩のアソコで暴れる。スゴイッ、すごいの、ヒィッ~、気持ちいい」
彩が漏らす秘めやかな吐息に続く悲鳴にも似た悦びの声に引き寄せられる紗矢はコネクティングドアに隠れるようにして隣室を覗く。
先程はクンニリングスをしたいと伝えたケンちゃんに合わせて横たわろうとする彩に嫉妬する気持ちが芽生え、逃げるようにバスルームに向かったが今は最後まで見届けようと思い定めて手を固く握る。
クンニを終わり、おそらくシックスナインで欲情を昂らせた二人は騎乗位でつながり、馬乗りになった彩は股間を擦り付け、ケンちゃんに見せつけるように胸の膨らみを揉みしだいている。
彩の腰に手を添えたケンちゃんの瞳は遠目にも真っ赤に燃えて隠し切れない昂奮を露わにしているのがはっきり分かり、紗矢は嫉妬心を新たにする。
「隣の部屋じゃなく、ここで抱いて。ケンちゃんのそばで可愛がって……おねがい」
独りの女性として彩に憧れながらも、愛するケンちゃんが好ましく思っている彩に嫉妬する紗矢は対抗心を剥き出しにする。
彩とケンちゃんが痴態を晒すベッドを見ながらソファに健志を座らせ、太腿を跨いだ紗矢は首に手を回して耳元で囁く。
「ねぇ、暑いの。バスローブを脱がせて……」
「クククッ、大人を揶揄うと可愛い少女でも許さないよ」
「イヤンッ、怖い……でも私は可愛い少女じゃない。嫉妬深くてエッチな女、健志さんのオチンポや指や舌で可愛い女に変身させて……苛めて、いっぱい、いっぱい気持ち善くなりたい」
「紗矢はわがままな女だな」
「そうよ、私はエッチでわがままな女。こんな女は嫌い??」
「わがままは好い女の条件。それにオレはエッチな女が大好きだよ」
「ウフフッ、そうなの??彩さんは??」
「オレが会いたいときに会ってくれないわがままな女が彩。紗矢が想像もできないほどエッチな女だよ。それもいいと思うから困っちゃうよ」
紗矢のバスローブを脱がせた健志も素っ裸になって息をするのも苦しくなるほど力を込めて抱き寄せる。
「苦しい……」
「ケンちゃんを彩にとられたくないだろう??何があってもケンちゃんは紗矢を愛してくれるって確かめたいんだろう??」
「うん、ケンちゃんのお嫁さんになりたいけど、知らない土地に行くのが不安。ケンちゃんには仕事があるけど私にはケンちゃんだけなんだもん」
「大丈夫だよ、ケンちゃんは紗矢ちゃんを大切に思っているし、幸せにしてくれる。今はオレが気持ち善くしてあげるよ」
健志はベッドの二人を見なさいと視線で合図し、振り返った紗矢が目にしたのは、ケンちゃんに馬乗りになった彩が猛り狂うペニスを咥え込んだ股間を擦りつけ、自らの胸を揉みしだいて快感に酔いしれる姿。
成熟した女性が羞恥をかなぐり捨てて快感を貪る様は紗矢の目に美しいとさえ映り、かすかに感じていた嫉妬心が霧散する。
「ねぇ、向こうの部屋に行きたい。抱っこして……」
紗矢は彩を意識することなく、ケンちゃんをも忘れて欲情に支配されたいと言う思いを口にする。
髪に手櫛を入れた彩は、ケンちゃんの前で立ち上がり誇示するように胸を反らせて裸体を見せつけ、ベッドに上がる。
横たわる寸前の彩と視線が合った紗矢は覗き見していることを恥じるようにドアの陰に身体を引き、背後に立つ健志の胸に顔を埋める。
紗矢を抱きかかえて髪を撫で、
「ケンちゃんは大丈夫なようだね。汗を流そうか」
覗き見を嗜められたように感じているらしい紗矢の気持ちを忘れさせようとする健志は唇を合わせ、ドロッと唾液を流し込んで手をつなぐ。
ジットリ汗ばむ紗矢の手を包み込み、
「可愛いよ……」と、声を掛けると頬を赤らめ、
「優しく可愛がってね」と、告げて再び胸に顔を埋める。
何も言わず、健志は紗矢を横抱きに抱え上げてバスルームに向かう。
「アンッ、お姫さま抱っこなんて初めて……」
バスルームの前で立ち止まると手の塞がった健志の代わりに抱っこされたままの紗矢がドアを開ける。
「ウフフッ、このままザッブ~ンと入るんでしょう??」
「勿論だよ。可愛い紗矢と一緒に入るに決まっているだろう」
紗矢を抱いたままバスタブに浸かり、吐いた息を感じるほど近くで見つめ合うとなぜか照れてしまう。
「紗矢ちゃん、背中をオレに預けて腿を跨いで寄りかかってくれないか??」
「どうして??私の顔を見たくないの??紗矢と言ったり紗矢ちゃんと呼んだりするのも変だし……拗ねちゃおうかな」
「小悪魔的魅力を備える好い女……意識していないだろうけど、可愛さとわがままが同居して男を翻弄する好い女だと思うよ」
「ウフフッ、よく分からないけど褒めてもらったようだから、私のお顔を見なくても許してあげる」
許してあげるという上から目線が小悪魔の所以だよと言う言葉を飲み込んで胸の膨らみを手の平で包み込み、中指と薬指の間に先端の突起を挟んでヤワヤワと刺激する。
「アンッ、気持ちいい……あの時、公園にいたのが健志さんたちで良かった。ケンちゃんは彩さんに首ったけで私のことを忘れちゃいそう。私も健志さんを、ウフフッ」
「紗矢はオレに惚れたか??じゃあ、今日だけじゃなく相手をとっ変えちゃおうか、どう思う??」
背中を預けて寄りかかっていた紗矢は再び向きを変えて若さを前面に押し出し、怯むことなく真正面から見つめ、
「私と健志さんは、クククッ、二人に内緒でこの部屋から出て行っちゃうの??駆け落ちしちゃおうか。そうと決まれば早く出ようよ」
ボディソープを掛け合い、互いの肌をまさぐり汗と共に卑猥な思いも流した二人はバスルームを後にする。
「ウッウッ、クゥッ~……すごい、ケンちゃんのオチンポが彩のアソコで暴れる。スゴイッ、すごいの、ヒィッ~、気持ちいい」
彩が漏らす秘めやかな吐息に続く悲鳴にも似た悦びの声に引き寄せられる紗矢はコネクティングドアに隠れるようにして隣室を覗く。
先程はクンニリングスをしたいと伝えたケンちゃんに合わせて横たわろうとする彩に嫉妬する気持ちが芽生え、逃げるようにバスルームに向かったが今は最後まで見届けようと思い定めて手を固く握る。
クンニを終わり、おそらくシックスナインで欲情を昂らせた二人は騎乗位でつながり、馬乗りになった彩は股間を擦り付け、ケンちゃんに見せつけるように胸の膨らみを揉みしだいている。
彩の腰に手を添えたケンちゃんの瞳は遠目にも真っ赤に燃えて隠し切れない昂奮を露わにしているのがはっきり分かり、紗矢は嫉妬心を新たにする。
「隣の部屋じゃなく、ここで抱いて。ケンちゃんのそばで可愛がって……おねがい」
独りの女性として彩に憧れながらも、愛するケンちゃんが好ましく思っている彩に嫉妬する紗矢は対抗心を剥き出しにする。
彩とケンちゃんが痴態を晒すベッドを見ながらソファに健志を座らせ、太腿を跨いだ紗矢は首に手を回して耳元で囁く。
「ねぇ、暑いの。バスローブを脱がせて……」
「クククッ、大人を揶揄うと可愛い少女でも許さないよ」
「イヤンッ、怖い……でも私は可愛い少女じゃない。嫉妬深くてエッチな女、健志さんのオチンポや指や舌で可愛い女に変身させて……苛めて、いっぱい、いっぱい気持ち善くなりたい」
「紗矢はわがままな女だな」
「そうよ、私はエッチでわがままな女。こんな女は嫌い??」
「わがままは好い女の条件。それにオレはエッチな女が大好きだよ」
「ウフフッ、そうなの??彩さんは??」
「オレが会いたいときに会ってくれないわがままな女が彩。紗矢が想像もできないほどエッチな女だよ。それもいいと思うから困っちゃうよ」
紗矢のバスローブを脱がせた健志も素っ裸になって息をするのも苦しくなるほど力を込めて抱き寄せる。
「苦しい……」
「ケンちゃんを彩にとられたくないだろう??何があってもケンちゃんは紗矢を愛してくれるって確かめたいんだろう??」
「うん、ケンちゃんのお嫁さんになりたいけど、知らない土地に行くのが不安。ケンちゃんには仕事があるけど私にはケンちゃんだけなんだもん」
「大丈夫だよ、ケンちゃんは紗矢ちゃんを大切に思っているし、幸せにしてくれる。今はオレが気持ち善くしてあげるよ」
健志はベッドの二人を見なさいと視線で合図し、振り返った紗矢が目にしたのは、ケンちゃんに馬乗りになった彩が猛り狂うペニスを咥え込んだ股間を擦りつけ、自らの胸を揉みしだいて快感に酔いしれる姿。
成熟した女性が羞恥をかなぐり捨てて快感を貪る様は紗矢の目に美しいとさえ映り、かすかに感じていた嫉妬心が霧散する。
「ねぇ、向こうの部屋に行きたい。抱っこして……」
紗矢は彩を意識することなく、ケンちゃんをも忘れて欲情に支配されたいと言う思いを口にする。