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彩―隠し事 386 

性的欲望 -21

崩れ落ちそうになる彩に近付いた紗矢は両手を窓についたままの姿勢を保つように促し、内腿にまで滴るケンちゃんの満足の証を舐め取り、股間に唇を押し付けてズズズッと音を立ててオマンコに残る残滓を吸い取り、ゴクッと音を立てて飲み込む。
プファ~と息を吐き、満足そうに笑みを浮かべてケンちゃんの股間で萎れかかる怒張に舌を這わせて滑りを拭い、パクリと口に含んで舌を絡ませ、喉三度と顔を上下する。
赤い舌をぐるりと一周させて唇と周囲の滑りを拭い取った紗矢は満足気な笑みを浮かべて彩を見つめる。

「ケンちゃんが吐き出したモノは美味しかった??彩は健志が紗矢ちゃんに残したモノを分けっこしたのに紗矢ちゃんは全て飲み込んじゃった。欲張りだけどケンちゃんを愛している証拠だから許してあげる」
「ウフフッ、大好きなケンちゃんが吐き出したモノは例え彩さんでも、あげたくない。ケンちゃんを独占しちゃうの……欲張りな私は悪い女って言われてもいい」
言い終わるや否や紗矢はセックスの跡を残すケンちゃんのペニスにむしゃぶりついて滑りを舐め取る。
「ありがとう、紗矢。彩さんとの後始末をしてもらって」
「何があってもケンちゃんが好き。大好き……」

臆面もなく愛を語る二人に毒気を当てられたような彩と健志は顔を見合わせて苦笑いを浮かべ、差し出した健志の手で引き寄せられた彩は、
「怒っている??」
「妬けるけど怒ったりしないよ」
「ほんとう……証拠を見せて、怒っていないって信じさせて」
抱き寄せられてねっとり絡む視線で見上げる小柄な彩の額に掛かる乱れ髪を整えた健志が額に唇を合わせると、
「ダメッ、怒ってないって信じられない」
「クククッ、拗ねた振りをする彩は可愛いな」
顎に指を添えると彩はゴクッと唾を飲んで目を閉じ、唇を尖らせて突き出し、早くキスをしろと催促する。

ケンちゃんと紗矢の視線を背中に感じる彩は健志と二人でいる時のいつものようなキスでは満足せず、足を絡めて背中に回した両手に力を込めて胸の膨らみがひしゃげるほど密着して唾液を啜る。
ジュルジュルッ、ズズズッ、プファッ~……彩の背中越しに濃厚なキスを想像する紗矢はケンちゃんの手を握り、唇を舐めてゴクッと唾を飲む。
ケンちゃんもまた昂奮を隠し切れずに紗矢と結んだ手は汗ばみ、彩を相手に満足したはずの股間は力を失うことなく半立ちのまま垂れ下がっている。
「彩、興奮は収まったか??二人を見てごらん……彩を見て昂奮した二人はまたもや我慢の限界を迎えたようだよ」
「えっ……ほんとうだ。エッチでセックス好きの四人が集まったようだね」
「フフフッ、私は彩さんに嫉妬していつも以上にエッチを頑張っちゃった。ケンちゃんは彩さんにデレデレするし、彩さんは同性の私が見ても魅力的」
「オレは、そんな紗矢ちゃんに好かれていると勘違いして頑張ったのか……」
「いじわる。健志さんはケンちゃんの次に好きな男性です。二番目だけど勘違いじゃないです」
「クククッ……」ケンちゃんは満面の笑みで紗矢を抱き寄せて唇を合わせ、彩もまた楽しそうに顔を綻ばせてわざとらしく顔を歪める健志の上半身を抱きかかえる。

「紗矢ちゃんに振られちゃったようだから彩で我慢する??」
「我慢なんかしないさ。オレが一番好きなのは彩。紗矢ちゃんは二番目だよ」
「ウフフッ、彩は知っていたよ」
「彩と入るお風呂の準備をしてくるよ」
「紗矢、僕たちも汗を流そうか。バスタブに湯を張ってくる」
二つの部屋のバスルームに健志とケンちゃんが向かうと彩と紗矢が取り残される。
彩の前で困ったような表情の紗矢は視線を合わせることも出来ず居心地悪そうに俯いてしまう。
「ごめんなさい……健志さんを二番目に好きだって言ったから怒っている??」
「怒るわけがないよ。紗矢ちゃんがケンちゃんを一番好きじゃないって言えば怒るかもしれないけどね。彩の好きな男を二番目に好きだって言ってもらって嬉しい」
「健志さんを好きになってもいいの??」
「紗矢ちゃんだってそうでしょう。好きな男を褒められると嬉しいでしょう??」

「やっぱり彩はここが好い。落ち着くもん……キスして……ケンちゃんのオチンチンをオシャブリした後だからイヤ??」
健志の首に両手を回して太腿を跨いで湯に浸かる彩は押し付けた胸を蠢かしてキラキラ光る瞳で覗き込む。
「彩のすべてを大好きだけどケンちゃんのチンポは好きじゃないなぁ……好きと好きじゃない。優先するのは大好きな方」
抱き寄せた彩が、いいの??と口にするのも構わず健志の舌は唇をぐるりとなぞり、閉じたままの唇をツンツンつつくと舌が這い出て言葉では伝えきれない思いをキスに込める。
息をするのも忘れて気持ちを確かめ合った彩と健志が唇を離すと混じり合った唾液がツツゥッ~と伸びて二人をつなぐ。

「ケンちゃんのモノはどうだった??」
「そんなことを聞くなんて嫌な男。健志こそ紗矢ちゃんはどうだった??答えてくれたら彩も教えてあげる」
「そうだ、明日は土曜日だから泊ってくだろう??」
「誤魔化さないでちゃんと答えて。泊るかどうかはそれを聞いてから決める」
言葉に窮して困った表情の健志を見て今にも吹き出しそうになるのを堪えて怒った振りを続ける彩は、ついに我慢が限界に達して笑い出してしまう。
「クククッ、ハハハッ……そんなに真面目に考えられちゃうと彩が困っちゃう」
「そうか、そうなんだ、フゥッ~……紗矢ちゃんがどうのこうのと言うよりもオレにとっちゃ彩が大切だから……終わり、この話は終わり」
「正直に言えばいいのに、紗矢ちゃんよりも一億倍、彩が大切だって……言いなさい、聞いてあげるよ」
言葉は悪戯っぽく、表情は真剣で瞳は健志の心の奥まで覗き込もうとするようにキラリと光る。
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ちっち

Author:ちっち
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さむいのも嫌
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夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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