2ntブログ

偽者 ~PRETENDER~ -24

佐緒里と美香 -5

あっけなく黒光りするバイブを飲み込んだバギナは早くも花蜜が滲み出て白い腿にまで滴らせる。
美香の足元に座り込んだ佐緒里は手を伸ばせば届く目の前の割れ目を凝視しながら拘束した足を擦り、ゴクッと唾を飲んだ内藤は数日前の出来事を思い出す。

店での美香は夜の仕事に馴染む前の初々しさが残り、容姿と相俟って清楚な雰囲気で好ましく思う。
そんな美香がホテルでは性的好奇心を隠そうともせずにセックスにのめり込み
内藤の要求を拒否することなく受け入れて翌朝はまだ夢の中にいるのを構わずに股間に絡む貪婪さを見せた。
表情や仕種に妖艶さを漂わす女性よりも普段は清楚な女性がベッドで色欲の情を露わに豹変するのを好む内藤は、佐緒里の言葉責めを受けて性欲を膨らませる美香に業の深さを感じて驚く。

「美香ちゃん、内藤さんが見ているよ。オモチャに犯されてアンアンする美香ちゃんが可愛いって……そうでしょう??内藤さん、美香ちゃんに声をかけてあげて」
「美香、可愛いよ。美香は愛されたいと必死に尽くすんじゃなくて、自分の欲求を素直に表現して楽しんでいる。美香を見る度、会う度に新しい発見をして飽きることがない……いつまでも今のままでいてくれよ」
「美香って呼び捨てにされる仲なんだ。美香ちゃんはすっかり内藤さんの女になったようね。何回、抱いてもらったの??」
「アンッ、いやっ……答えるから悪戯しないで」
内腿を行き来していた佐緒里の指が付け根に伸びて蜜が滴る鼠径部を撫で、アンッと艶めかしい声を漏らすとバイブとバギナの縁をなぞり、指先にほんの少し力を込めるだけで、
「いや、指を入れないで、オマンコが壊れちゃう。内藤さんに抱いてもらったのは一日だけ……いつだったか忘れちゃったけど……」
「嘘が吐けないのね、美香ちゃんは。一日で何回抱かれたの??どんな風にしてもらったの??正直に言いなさい、嘘はダメよ。正直に言わないとバイブと一緒に私の指を入れてグリグリしちゃうよ」
「イヤンッ、ビロビロに広がっちゃう……一回目は映画ナインハーフの真似だだと言って目隠しをされて氷で遊ばれたり、歯ブラシで悪戯されたりした。次の日の朝……もう一度、抱いてもらったの。内藤さんを好きだったけど、大好きになっちゃった」
「一晩で二度も??……内藤さん、もしかすると三回は出来るでしょう??」
内藤が思わず美香の表情を窺うほど際どい事を言う。

立ち上がった佐緒里は内藤を振り返って正対し、美香の見えない処で、スケベと口を動かし、続けて三回もと呆れたような表情をする。
美香ちゃんが私の部屋を見張るほど内藤さんの事が好きなようだから抱いてあげてと言ったけど、私と一度、その後、美香ちゃんと二度のセックスとは好色さに呆れるべきか、あるいはタフさに驚嘆すべきかと苦笑いが浮かぶ。
「ねぇ、何をしているの??私の見えないところで悪口を言っているの??こんな格好をさせられてグロテスクなバイブをアソコに挿入されて悪口を言われるなんて……」
「そんな事はないよ、美香ちゃんは可愛いだけではなくエッチ。内藤さんは好い子を見っけたねって言ったの……ほんとうだよ。美香ちゃんがどれほど感度の好い子か試してあげる」

ヴィ~ンヴィ~ン……ハァハァッ……手を添えるだけのバイブは股間でクネクネと卑猥な踊りを披露し、見つめる内藤と佐緒里の視線を感じて息を荒げる。
「もう、どうにでもして、このままじゃ恥ずかしい。何もかも忘れるくらい感じさせて……ヒィッ~」
ヌチャヌチャ……クゥッ~、ウググッ……言い終えると同時にバイブを出入りさせ、竿部に浮かぶ大蛇が這うような血管に膣壁を擦られ先端が子宮口を刺激すると悲鳴にも似た悦びの声を漏らす。
そんな美香を目の前にして内藤を意識して嫉妬心を募らせる佐緒里は化粧筆を用意する。

偽者 ~PRETENDER~ -23

佐緒里と美香 -4

「本当に独りエッチしなきゃだめ??私だけスッポンポンで、そんな事を……」
「美香ちゃんが恥ずかしがっているから佐緒里さんも一緒にしちゃいなよ」
「えっ……私は別に構わないけど、美香ちゃんが嫌じゃない??」
「美香ちゃん、どうする??」
「さおりさんと一緒が好いけど、内藤さんから離れてくれないと嫌だ」
分かったよと応じた佐緒里はソファの間にあるガラステーブルを三人が正三角形を形作るように移動して腰を下ろし、冷たくて気持ちいいと呟く。

内藤の正面に上半身は裸でデニムスカートだけを着けた美香が、ソファで両足をM字に縛られて足の付け根の陰りをチラチラ覗かせて手に持つローターを見つめ、右側には下半身に何も着けずに無毛の股間を晒してガラステーブルに腰を下ろした佐緒里が割れ目の縁を指先で撫でる。
陽光を受けてキラキラ輝き始めた佐緒里の股間に惹かれながらも一途な美香の気持ちを思うと視線を移すことは躊躇われる。
誰憚ることなく股間に指を伸ばす佐緒里の様子に嫉妬のような気持が沸き上がり、自らスカートのフロントボタンを外した美香は内藤に向けて腰を突き出し、
ヌチャヌチャ、クチュクチュッと滑り音を立てる。
「いやっ、恥ずかしい」
「美香ちゃん、恥ずかしいの??見られて恥ずかしいのなら、もう一度目隠しをする??見えなければ見られているかどうか分からないし、スリルもある」
「いやっ、目隠しは許して。さおりさんの言うことに従うから許して……」
「目隠しは許してあげる……美香ちゃんだけがスッポンポンじゃ恥ずかしいよね、付き合ってあげる」
ルームウェアをすべて脱ぎ捨てて素っ裸になった佐緒里は股間を誇示するように内藤に見せつけ、
「美香ちゃんと遊んでもいいでしょう??本当は内藤さんと遊びたいんだけど、それは美香ちゃんが許してくれそうもないから……」
「だめっ、絶対にダメ。さおりさんでも、それだけは許さない」
「分かっているよ。美香ちゃんの好きな人にちょっかいを出さないから安心しなさい……その代わり……」

フロントボタンを外されて下半身に引っかかるスカートを剥ぎ取り、身に着けるモノは両足を拘束する紐だけにする。
「美香ちゃん、質問するから答えてね。答えてくれないと内藤さんを誘っちゃうよ、好いわね」
「何でも答えます、だから……」
最後まで言わせず、言葉を被せて質問を始める。
「美香ちゃん、内藤さんに会う直前に付き合っていた人がいる??」
「……1年ほどいなかったです」
「それじゃぁ、その時はどうしていたの??……はっきり聞かなきゃ答えようがないか。性欲の処理はどうしていたの??答えないと分かるわね??」
佐緒里はソファの内藤に近付き、自らの唇に舌を這わせて嫣然と微笑む。
「オナニーをしていました……普通の事でしょう??」
「誤解しないで、オナニーがダメって言っているわけじゃないの。私も離婚後は男性不信で独りエッチで性欲を処理しているの……美美香ちゃんがオナニーするところを見たいだけ」
「そんなことは出来ない。恥ずかしい……許して」
「何でもするって言ったでしょう??それとも内藤さんを譲ってくれるの??」
内藤という魔法の言葉を得た佐緒里は美香を自在に操り始める。

ウッ……両手の人差し指と中指で割れ目の縁を擦り始めた美香は艶めかしい吐息を漏らし、赤い舌を這わせて唇に滑りを与える。
大陰唇を刺激しながら薬指と小指は内腿の付け根付近を擦り、足指を無意識のうちに曲げたり伸ばしたりと切ない思いを表して瞳を静かに閉じる。
ウッウッ、アウッ……堪えきれない声がしどけなく開いた口から洩れて眉間に皴を作り、閉じた瞳は現実ではない何かを見ているよう思える。
「美香ちゃん、気持ちよさそうね。何を見ているの??エッチな何かが見えているでしょう、教えて」
オナネタを教えろと言う佐緒里は内藤に視線を移して自らの乳房を揉み、言葉を発せず口の動きで、美香ちゃんは可愛いでしょうと言う。
「ハァハァッ、気持ちいい……前は、内藤さんに抱いてもらう前はエッチな動画を見ていたけど、今は内藤さんに犯される事を妄想しています」
「えっ、犯されるって美香ちゃんは、ドMなの??……そうなの。私が苛めてあげる。続けなさい、独りエッチを続けなさい」

左手で乳房を揉み、股間に伸ばした右手が割れ目を擦ると吸い込まれるように姿を消していく。
ゴクッ……見つめる内藤は美香の卑猥な姿に唾を飲み、ガサガサ……佐緒里はローターが入っていたポーチから黒光りするバイブを取り出す。
「美香ちゃんは私の妹分だと思っているんだけど、美香ちゃんは私の事をどう思う??」
「さおりさんの事を尊敬しているし、お姉さんだと思っています……ウッ、クゥッ~、気持ちいい」
花弁を弄るだけでは飽き足らず、花蜜の源泉に侵入した指が膣壁を擦ると憚りのない声で嬌声を漏らす。
「想像以上にスケベでエッチな子だねぇ美香ちゃんは。これは、何度も私を満足させてくれた偽チンポ。内藤さんのチンポで姉妹の契りを交わすのが好いんだけど、それは嫌だろうから、この偽チンポで義姉妹になろうよ」
うん……コクンと頷いた美香は、竿部に血管が浮き出たような偽チンポを受け取り、今にも頬ずりしそうな表情でじっと見つめる。
「きれいに洗ってあるから大丈夫だよ。舐めなさい、大きいでしょう??思い切り頬張るのよ」
「ハァハァッ、大きい……内藤さん、見てね。内藤さんのオチンポだと思ってナメナメするから……ハァハァッ」

ジュルジュル、ジュボジュボッ……内藤と佐緒里の存在を忘れたかのように美香は一心不乱に偽チンポをオシャブリする。
「イヤァ~ン、だめ、もうダメ、我慢できない。見てね、スケベでエッチな本当の私を見てね」
霞がかかったように焦点の合わない視線を内藤に向けて、呆けたように恥ずかしい言葉を口にする。
ヌチャヌチャ……バギナに押し当てて十分に馴染ませた偽チンポはわずかな力で膣口に吸い込まれ、ヒィッ~……悲鳴のような悦びの声を残して一気に根元まで侵入する。

偽者 ~PRETENDER~ -22

佐緒里と美香 -3

目隠しで視覚を奪われて両足をM字の恰好で拘束された美香は、頭に添えられた佐緒里の両手のために逃げることも許されず唇に股間を押し付けられる。
今の仕事に就いてからはキャバ嬢としてのイロハを教わり、恋する内藤を美香の客につけてくれたのも佐緒里だった。

グチャグチャ、チュルチュルッ……押し付けられた股間にむしゃぶりついて滴る蜜を啜り、クリトリスを口に含んで包皮の周囲に舌を這わせる。
「ウグッグッ、クゥッ~……気持ちいぃ……美香ちゃん、美香ちゃんに、こんなことを……ヒィッ~」
「いやっ、女の人のアソコを舐めるのって初めて。さおりさんのはツルツルマンコで気持ちいい……見えないけど、赤ちゃんのような気がする」

美香は自由な両手で佐緒里の腰を抱え込み、羞恥も猥りがわしい気持ちもなく半ば義務のように股間に吸い付き舌を伸ばす。
ヌチャヌチャ……アウッウッウッ、上手よ、気持ちいぃ……佐緒里は背後で見つめているはずの内藤を挑発するように艶めかしく下半身を揺すり色っぽい声を漏らす。
内藤は壁になって視線を遮る佐緒里と美香が、湿り音を立てて卑猥な行為に耽る様子に心を奪われながら身体を低くする。
上半身は裸で両足をM字に開いて拘束された美香が唯一身に着けるデニムスカートは身体を守る役割を放棄し、上半身を屈めてスカートの奥を覗き込む内藤に両足の付け根にある黒い陰りを見せてしまう。
美香が不自由な下半身を捩らせるたびにスカートの中に光が差し込み、黒い影は溢れ出た蜜にまみれて淫靡な輝きを放つ。
ゴクッ……唾を飲んで視線を上げると下着さえも脱ぎ捨てて股間を舐めさせる佐緒里の両足があり、快感で蠢くたびに尻の割れ目が開いたり閉じたりして窄まりの中心がチラチラ見える。

美香の頭を股間に押し付けたまま振り向いた佐緒里は、上半身を屈めて二人の痴態を覗き込もうとしている内藤に満足の笑みを浮かべる。
「美香ちゃん、あなたの好きな内藤さんは美香ちゃんのオマンコがどうなっているか気になるって、どうする??」
佐緒里の手からすり抜けて自由になった美香が内藤に視線を移すと、上半身を屈めてスカートの奥を覗き込む姿が見える。
「いやんっ、スケベ。やっぱり変態だ、きらい……」
「困ったな、佐緒里さんが言いつけたせいで美香ちゃんに嫌われちゃったよ。佐緒里さん、責任を取ってオレと付き合ってくれよ」
「いやっ、だめっ、ダメ。内藤さんは私と付き合うの、そうでしょう??」
「クククッ、可愛いわね美香ちゃん。大丈夫よ、内藤さんは美香ちゃんの事が好き……そうでしょう??」
振り返った佐緒里は美香に気付かれないようにウィンクして、唇を尖らせてキスの真似をする。
「美香ちゃんが嫌いって言うから驚いちゃったんだよ。安心したよ。ごめんね、美香ちゃん」
フゥッ~……佐緒里が内藤に好意を抱いていることや内藤が大人の魅力を持つ佐緒里に惹かれないかと不安に思っていたことが二人の言葉で霧散し、美香ちゃんと何度も口にすることで安堵する、

美香から離れた佐緒里は目隠しのために見えないことをいいことにしてソファでピタリと寄り添い、内腿を擦りながら覗き込むようにして嫣然と微笑む、
「可愛いわよね、美香ちゃんは。内藤さんはどう思いますか??」
「ほんの少し顔を傾げるときがあるけど、可愛いなぁと思うよ。成熟前の女性っていうか、身体のあちこちに柔らかさと固さが混在しているのも好きだよ」
「あらっ、内藤さんが美香ちゃんの事を成熟した好い女に育ててくれるそうよ。よかったね」
「それより、佐緒里さんが遠ざかったように思うけど何処にいるの??……まさか、内藤さんと……違うよね??」
「美香ちゃんの恋路の邪魔するようなことはしないよ。内藤さんは好みのタイプだけどその気はないから安心しなさい」
「信じるけど……見えないから、不安」
「しょうがないな、美香ちゃんのそばにいてあげる」

「いやんッ、そんな事をしないで、見えちゃう。恥ずかしい、私だけスッポンポンなんて、だめっ、恥ずかしい、ハァハァッ」
内藤のそばを離れて美香の足元でしゃがんだ佐緒里は、デニムスカートの裾を摘まんだりフロントボタンを外そうとしたりする気配が目隠し越しにもはっきり分かる。
「美香ちゃんの大好きな内藤さんがどうしていると思う??私が悪戯するから辛そうにしているか、早くスッポンポンにしてグチャグチャのオマンコを見たいと思っているか……美香ちゃんはどう思う??」
ハァハァッ……ピシッ……「イヤンッ、痛いっ。言うから、もう打たないで」、
息を荒げるばかりで答えようとしない美香の太腿を小気味いい音を残して打つと、大袈裟な悲鳴を上げて顔を顰める。
「内藤さんは変態だから私の恥ずかしい姿を見ようと思っている。絶対にそう、エッチな事をさせて恥ずかしい姿をさおりさんに見せようと思っているに違いない」
「ウフフッ、よく分かったね、美香ちゃん。大好きな内藤さんの期待を裏切っちゃダメよ。分かるでしょう??……内藤さん、そのドアを入れば寝室なんだけどナイトテーブルの引き出しにポーチがあるので持ってきてください。お願いします」

寝室から戻った内藤からポーチを受け取った佐緒里は、
「中を見た??」
「見てないけど、どうして??」
「それならいいの、元の場所に座って……美香ちゃんが素敵なショーを見せてくれるはずだから」
背後に立った佐緒里に目隠しを外された美香は羞恥と眩しさで目を眇め、正面に一人で座る内藤の姿を見て頬を上気させる。
「美香ちゃん、これを見てごらん……何か分かるわよね??どれでも好きなモノを使っていいからショーを見せてくれるでしょう??」
「いやっ、できない。さおりさんの言葉でも聞けません」
「そう、好いわよ。こんな事はしたくないけど、美香ちゃんが悪いの。見てなさい」
ポーチをその場に残して股間を丸出しのままソファに座る内藤の腿を跨いで目寝に手を差し入れ、
「男の人の胸を擦るのが好き。生きる力を分けてもらえるような気がする……気持ちいい、元気が湧いてくるの、内藤さんには分からないでしょう??」
「やめて、私の内藤さんを取らないで。さおりさんの言うことを聞きます、恥ずかしい事をします。見てください」
「手が届くでしょう、ポーチから好きなオモチャを取って見せなさい」
「そんな、意地悪を……これにします」
美香の瞳は淫靡に輝き、右手はローターを持っている。

偽者 ~PRETENDER~ -21

佐緒里と美香 -2

佐緒里の唇は成熟した女性らしい瑞々しさと柔らかさを備え、接するだけで美香の心臓はドクドクと早鐘を打つ。
チュッチュッと音を立ててつつき、唇の柔らかさを強調するように上下の唇を挟まれて擦られる。
舌先が唇を刷き、アンッと吐息と共に美香の唇がしどけなく開くと舌が侵入して優しく擦り、そっと元の位置に戻っていく。
名残を惜しむ美香の舌が誘われるように這い出て宙で舌を舐め合い擦り合う。
パクッと咥えられた舌を甘噛みされると下着を脱がされた股間がジュンとなる。

佐緒里は美香の頬を擦り、胸の前で固く合わせて乳房を守っていた美香の両手が緊張を解いておずおずと佐緒里の背中に回す。
宙で踊る二人の舌は先端をつつき合い、甘噛みを繰り返して離れていくと混じり合った唾液がツッゥ~と伸びて二人をつなぐ。
二人をつなぐ唾液に導かれるように接近し、内藤の存在を忘れて互いを貪り合う。
ジュルジュル、チュゥ~、ツツゥ~……ハァハァッ……ハァハァッ……見つめ合う二人の瞳は真っ赤に染まり、しどけなく開いた口から吐息が漏れて再び接近して唾液を交換する。

「美香ちゃん、オッパイを見せてくれる??見せてくれるわよね……外してあげようか??それとも美香ちゃんが自分で取る??」
「ハァハァッ……自分で外します。私だけ、どうして??……恥ずかしい」
息を荒げ、唇を噛んで宙を睨み、内藤に弱々しい視線を向ける。
口元を緩め瞳に優しさを湛えてコクンと頷くと美香の表情が緩み、意を決したように両手を背中に回してブラジャーのホックを外し、左手そして右手の順にストラップを滑らせて両手で胸を抱えて前屈みになる。
「恥ずかしいの??内藤さんには綺麗なオッパイを見せて舐めたり揉んだりしてもらったんでしょう??私にも見せてくれると嬉しいな」
どうしてという表情で上目遣いに佐緒里を見つめ、再び俯いて胸を隠していた両手を力なく垂らして乳房をあからさまにする。
「可愛い……小さい男の子が好意を持つ女の子に好きと言えず、つい意地悪をする心情が理解できる。美香ちゃんに悪戯したくなっちゃう」

耳に顔を寄せて温かい息を吹きかけながら悪戯したくなると囁くと美香の白くてムッチリとした太腿がビクッと反応し、俯いていた顔を上げて潤んだ瞳で見つめ返してくれる。
「内藤さんに見てもらおうか??……内藤さんが好きなんでしょう??感じている美香ちゃんを見ると、もっと好きになってくれるよ……そう思うでしょう??」
乾いた舌先で耳穴を刺激し、温かい息とともに再び囁くと美香は意思を無くしたかのように頷き、窄めていた胸を開き両手を乳房に伸ばして掬うように愛撫する。
「気持ちいいの。私だけオッパイを見せて気持ち良くなっても笑わない??ねぇ、こんな事をしても好いの??」
内藤を見つめて乳房を揉みしだく美香の手は快楽の化身のように熱を帯び、昂奮で乾いた唇に滑りを与えようと這わせる舌の動きはフェラチオを連想させて佐緒里と内藤は顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。

「ハァハァッ、恥ずかしい。二人に見られながらこんな事をするなんて……」
「内藤さんと私の視線を感じて恥ずかしいの??分かった、視線を感じないようにしてあげる。待ってなさい」
スカーフを取り出してヒラヒラさせながら美香の顔をくすぐり、丁度いい幅に折り畳んで目隠しをする。
「アンッ、だめっ、目隠しは昂奮する……」
「昂奮するって……美香ちゃんは目隠しプレイが好きなの??もしかして、内藤さんに??……正直に言わないと手を縛っちゃうよ」
「イヤンッ、だめ、ハァハァッ……だめ、息をするのも苦しい」
「もしかして……内藤さんとのセックスで目隠しをされて縛られたの??」
「はい……でも嫌じゃなかった。好きな人に縛られるのってお前はオレの女だって言われているようで嬉しかったの」
「そうなの、美香ちゃんの気持ちが分かるような気がする。妬けちゃう……勘違いしないで、内藤さんの事じゃないの。美香ちゃんに大好きな男性がいるってことが羨ましいの……縛っても好い??」
「ハァハァッ、言葉だけでクラクラする。さおりさんの事は信用しているから、少しなら……」

目隠しされたまま足をM字に開いてソファに拘束された美香は不自由な下半身をウネウネと蠢かし、熱があるのではないかと思うほど顔を朱に染める。
「美香ちゃんどうしたの??熱があるんじゃないの??」
「喉が渇いて身体が熱いし、心臓が口から飛び出そうなほど苦しいの……ハァハァッ」
「待って、喉を潤してあげるからね」
ルームウェアのボトムを下着もろとも脱ぎ捨てた佐緒里は、無毛の股間を内藤に向かって広げ、溢れるほど滴る蜜を見せつける。
不安から耳をそばだてて気配を感じようとする美香の前に立ち、股間を唇に押し付ける。
「分かるでしょう??舐めても好いのよ、喉が渇いているんでしょう」
「ハァハァッ、内藤さんは変態でスケベな男、さおりさんも変、私をこんな格好で縛りつけてアソコを舐めろだなんて……私が仲良くなりたいと思う人は変態ばかり、ハァハァッ」
躊躇する様子を見せたものの、デニムスカートに隠された股間をジュクジュクと濡らす美香は性的興奮に勝てるわけもなく、おずおずと舌を伸ばしてベロリと舐め、唇を押し付けてチュゥチュゥと音を立てて蜜を舐めとる。

偽者 ~PRETENDER~ -20

佐緒里と美香 -1

佐緒里の手が肌をまさぐり始めると美香は目を閉じ、わずかに緊張を感じさせるだけではっきりと抗う事がない。
佐緒里がデザートの用意をしてくれていると知りながら内藤が唇を合わせると積極的に受け入れてしまい、気まずい雰囲気にしてしまった。
ごめんなさいと謝る美香を制して、美味しい食事で気が緩んだオレが悪いと内藤は言い、佐緒里もまた二人の関係を知らずに貴重な時間を奪うように自宅に招いて申し訳ないと謝った。
そんな二人の様子に美香は身の置き所もないほど恐縮し、佐緒里の悪戯を拒否する心のゆとりを失ってしまっている。

「美香ちゃんの肌がしっとりと私の手に吸い付くようでいやらしい。ねぇ、キスしても好い??」
「えっ、ダメ、女同士なんて……ダメ」
「内藤さんとキスの続きをしたいの??キスをしてオッパイを揉まれるところを見せてくれるの??……今日の私は変、ごめんね」
「いいえ、いつも凛としている、さおりさんの意外な一面を見せてもらってびっくりしています」
「内藤さんと美香ちゃんに見せつけられちゃって昂奮しちゃったみたいなの……バツイチの乾いた身体を刺激する美香ちゃんが悪いんだよ」
「言い方が悪いけど、離婚して忘れていたセックスを思い出しちゃった……美香ちゃんが悪いんだよ」
話し終えた佐緒里の手は再び美香に伸びて頬を擦り、
「ほんとうに羨ましい肌、自慢でしょう??内藤さんのチンチンを貸してほしいって言わないから美香ちゃんに触れさせて、ねっ、いいでしょう??」
困った表情の美香は内藤に視線を移し、どうすればいいのと表情を曇らせる。

「ウフフッ、冗談よ。困ったような表情が可愛い」
並んで座る美香に一層身体を寄せて髪を撫で、ミニスカートから延びる白い太腿を擦る。
「さおりさん……私はどうすればいいの??」
「何もしなくていいの。男の人の肌のぬくもりを忘れた私を慰めてくれるのは美香ちゃん、今はあなただけ。いいでしょう??しばらく我慢してね」
「ハァハァッ、さおりさんは恩人だし、女性としても尊敬できる魅力的な人だけど……どうすればいいのか分からない」
美香の視線は宙をさまよい見つめる内藤の視線が美香の戸惑いをよそに温かい事に混乱する。

内藤はさおりと遊ぶことを望んでいるのだろうか??
一度、抱いてもらって内藤に好意を持ってもらったと思ったけど、あれは間違いだったのだろうか??
そんな美香の不安を見透かしたように内藤が話しかける。
「美香、オレの事は気にすることないよ。オレはいつでも美香の味方、何があっても嫌いになることはないよ」

「あらっ、店でも食事中も美香ちゃんと呼んでいたのが美香になった。身体だけじゃなく気持ちも結びついているようで妬ける……美香ちゃん、勘違いしないでね。内藤さんを欲しいって言っているわけじゃないから。元亭主の亡霊から逃れたわけじゃないから男に気持ちを許すのはもう少し時間がかかる……少し能弁になり過ぎた、ごめんなさい」
男に気持ちを許すのはもう少し時間がかかると言いながら、内藤を見つめる瞳は淫蕩な光を帯びる。

窓から見える空にかかっていた薄い雲が晴れ、戻った陽光が屋根に反射してキラキラ輝き内藤の姿がその中に消える。
目を眇めて内藤を見ると光の中で笑みを浮かべ、それを見た美香は安心して全身の緊張を解く。
美香が身体も心も開いたと感じた佐緒里はニットセーター越しに乳房を鷲掴みして抵抗する気持ちを奪ってしまう。
「汚れちゃうと困るでしょう??脱いじゃおうか」
返事を待たずに裾を掴んで捲りあげていく。
健康的な白い肌が徐々に姿を現し、ハァハァッと荒い息をするたびに腹部が前後する。
ブラジャーを残すだけになった白い肌は若々しく張りがあり成熟前の瑞々しさに溢れ、内藤に組み敷かれて身悶えるとどんなに色っぽく変化するのか興味が湧く。

デニムミニスカートのフロントボタンに指を伸ばして戯れると脱がされそうな羞恥で、イヤンッと艶めかしい声を漏らして身体を捩る。
若々しい美香の欲情を刺激しながら追い詰める佐緒里をみながら、夫として佐緒里を慈しみ愛する男では性的に満足させてもらえず、佐緒里を性的に満足させる男は夫に相応しくない、そんな言葉を思い出す。
フロントボタンをそのままにしてスカートの裾から忍び込んだ両手は下着を掴み、ゆっくりと引き下ろそうとする。
「美香ちゃん」
佐緒里が美香の名を呼ぶと頬を羞恥に染めながらも嫌がる気配を見せずに尻を浮かせて協力する。
足から引き抜かれたピンクのショーツを内藤に投げて、
「預けとくね、美香ちゃんの大切なところを守るモノだから無くさないでね」
と、軽口をたたく。

ハァハァッ……ゴクッ……美香の呼吸は一層荒くなり、喉の渇きを癒そうとしてゴクッと唾を飲む。
立ち上がった内藤は窓に近付いてカーテンを引き、
「美香、誰にも見られないから安心していいよ。美香は俺のモノだけど佐緒里さんなら好いよ。美香もそう思うだろう??」
言葉を発することなく、コクンと頷いた美香の髪を佐緒里が優しく撫でて唇を重ねる。

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード