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M 囚われて

囚われて-6

先端を隠すだけの機能しかないブラジャーをずらされて乳房の全容を晒したままの詩織は、椅子に座る男の前で跪き内腿に手を添えてゆっくりと円を描くように付け根に向かって撫でていく。
上目遣いに視線を合わせ、男を意識しながら唇を一周するように赤い舌で舐めるとぽってりとした唇はグロスを塗ったように滑り、その色っぽさに男の股間が反応する。
股間の膨らみを確かめるように指先で周囲をなぞり、ベルトを緩めてファスナーを下げ、下着ごと膝まで引き下ろす。

「すごいっ、大きい・・・お口に入るかな??血管が浮き出てゴツゴツしている・・・凄いっ」
「見ているだけじゃ気持ち良くならないよ・・・舌や唇で挨拶してもらおうか」
ペニスを両手で捧げるように持ち、亀頭に舌を這わせて、そのまま一息に喉の奥まで吸い込み、ジュルジュル音を立てて二度三度と出入りさせる。
「気持ちいいよ。詩織さんがこんなにテクニシャンだと思わなかった・・・ほんの少しだけど、がっかりしたな」
がっかりしたという男の顔に落胆の色はなく、跪いてペニスを咥える詩織を見つめる顔に笑みが浮かぶ。
男は詩織の髪を掴んで喉の奥深くまでペニスを突き上げる。
ゲボッ、グググッゲッ・・・ハァハァッ・・・詩織の自由を奪って自らの快感を満足させようとする男の嗜虐心が頂点に近くなり、詩織は素っ裸で拘束されて迸る尿を見られ、今また口腔を蹂躙されて支配される事に悦びを感じつつある。
髪を掴んで腰を押し付ける男の手から力が抜けても、詩織はペニスを吐き出そうとせずに自分から奥深くまで咥え込もうとする。
生きるために大切な食事をするための口を弄ばれると、身体だけではなく心まで束縛されたようでゾクゾクする快感が身体の芯に芽生えてくる。

ウググッ、ゲボッ、ハァハァッ・・・ペニスを奥深くまで挿入したまま髪を掴んで動けなくした男は、息をするのも苦しくなった詩織がペニスを吐き出すと、ペライユチーズを亀頭やカリに塗りたくる。
「ハァハァッ・・・少し休ませてください。苦しい・・・」
息も荒く、目尻に涙を滲ませた詩織は竿に添えた指を上下させながら男を見つめる。
「苦しかったようだね・・・おいで」
詩織の脇に手を差し入れて立ち上がらせた男は、滲む涙を舌と唇で舐め取り、瞼にキスをして、
「詩織が可愛いから、苛めたくなる・・・きれいな品物を穢してみたいって言う破壊本能みたいなものだな」
「本当なの??・・・可愛いから穢してみたいって言うのは??」
「きれいで整っているから落書きしたくなることってあるだろう??」
「うん、分かるような気がする・・・苛めて、今まで気付かないまま身体の奥に隠れていた快感が表に出てきたような気がする・・・舐めるね、おしゃぶりするから気持ち良くなって・・・」

再び足元に跪いた詩織は亀頭に塗ったチーズを舐め取り、美味しい、これは何ていうチーズなの??と質問する。
「ペライユチーズって言うんだけど、羊のチーズだよ」
「えっ、羊のオッパイを舐めるのと同じなの??」
「クククッ、牛乳を飲むときは牛のオッパイを愛撫する気持ちになるんだ・・・変態だね。もっと舐めさせてあげるよ」
亀頭やカリだけではなく竿部や陰嚢にもチーズを塗ると、詩織は興奮を隠そうともせずに瞳を輝かせて根元を指で摘まみ、竿の裏側を付け根からカリに向かって舐め取っていき、亀頭をきれいにした後は竿を口に含んで舌を絡ませ、チーズを拭い取る。
「美味しい・・・チーズも美味しいけど、オチンチンが好き」
「ウッ・・・上手だよ。玉袋もきれいにしてくれるね・・・おぉ、いいよ」
竿を跳ね上げるようにして陰嚢に付いたチーズを舌先で舐め取り、口に含んで転がすようにしたり、軽く甘噛みして引っ張ったりと刺激する。
その間も竿を握った指を上下してピストン運動を続け、舌は会陰部を優しく舐める。
髪を掴む男の指に力がこもり、それは快感を耐えようとしている証だと詩織に伝わり、舌先が会陰部から陰嚢を経て裏筋を舐め上がってカリの周囲をなぞって再び竿を口に含む。
根元を指でしごきながら顔を激しく上下させて、男を快感の極致に追い上げていく。
「ウッ、堪らない・・・出すよ・・・口の中に出しちゃうよ」
「ウッウッ、出して・・・お口に、いっぱい出して・・・飲みたいの・・・」
口が激しく上下し、ペニスを握る指の上下運動が激しくなる。

「ウッ、グッ・・・逝くよ、出すよ・・・飲むんだよ、いいね」
男の声に詩織はフェラチオを続けたままで頷き、一層激しく口と指を蠢かす。
「ウッウッ・・・クゥゥ・・・ウッ、出たよ・・・いっぱい、出た」

M 囚われて

囚われて-7

口を穢した精液を口元に滲ませた詩織は、飲むの??と言葉ではなく表情で問いかける。
「そうだよ。飲みなさい・・・一滴も零すんじゃないよ」
コクンと頷いた詩織は意を決したように宙を睨み、次の瞬間、眼を閉じて口に溜まった精液を飲み干し、唇の周囲に舌を這わせてきれいに舐め取る。
白い喉が蠢いて嚥下した精液が食道を駆け下りていく色っぽさに男は息を飲む。
「飲んじゃった・・・初めての経験だよ。自分から進んで飲みたいと思わないけど、命令されて飲むのは悪くない・・・あっ、ダメ、オシッコが漏れちゃう」
「部屋の外に詩織さんのトイレを置いてあるから持って来なさい」
はい、と答えた詩織は下半身をこすり合わせながらドアを開け、見覚えのある洗面器を目にする。
イヤッ・・・心の叫びとは別のドキドキする高揚感で身体が熱くなる。

これですか??と、言いながら振り返った詩織の手に、地下室でお漏らしをした洗面器が握られている。
「そうだよ。詩織さん、窓辺に行きなさい」
「見えない??見られたくない・・・それより、詩織さんって言うのは止めて。詩織って言ってください・・・さん付けで恥ずかしい事をさせられるのは耐えられない」
洗面器を床に置き、恨みがましい目をして唇を噛む。
そんな仕草が男の嗜虐心を一層刺激することに気付かない。
「下着を着けたままでお漏らししなさい。なかなか出来ない経験だろう??・・・しゃがんで・・・漏らしちゃっていいよ。我慢できないだろう??」
「ハァハァッ・・・ウッウゥ、出ない。下着を着けたままでは恥ずかしくて出ない・・・脱いじゃ、ダメ??」
自然と媚態を示すものの男は反応しない。詩織の顔を見ようとせず、ただただ股間を見つめるのみ。
自らの手で下腹部を揉み、ようやく尿意が高まった詩織は、
「見てください・・・下着を着けたままで、お漏らしします。恥ずかしい姿を見てください」
半ば叫ぶように話す詩織は、男から顔を背けて黒いショーツに染みを作る。
染みは大きく広がってショーツに収まり切れなくなり、迸る液体がバシャバシャと洗面器に溜まっていく。
「しちゃったね・・・パンツを穿いたままでオシッコするのはえらいよ・・・私は・・・いや、私のことはいい」
小さなショーツから尿を滴らせる詩織は、膝を開いて中腰になり不快さから逃れようとする。
「気持ち悪い・・・穿き替えても良いですか??」
「そうだね・・・脱いじゃいなさい。そのままじゃ気持ち悪いだろう」
男に背中を見せ、身体を縮めて丸くなった詩織はショーツを脱いで白くて張りのある尻を剥き出しにする。

乳房の膨らみを露わにして先端だけを隠すブラジャーだけを身に着け、自然を装って垂らした両手を股間の前で組み窓を背にしてすっくと立つ。
男の視線が身体を睨め回すのを感じると、自然と前屈みになって背を丸めてしまう。
「詩織・・・」、
男の声で丸めた背中を伸ばし、股間を隠す手を脇に垂らして胸を張る。
名前を呼ばれた後は静寂が部屋を包み、詩織は背後からの陽射しが床に作った自分の影を見つめる。
男に気付かれないように小さく手を動かしてみる。詩織の動きに合わせて影が揺らめく。
男の視線は詩織に張り付いたまま、何も言葉を発しない。見つめる内腿に滴る尿が陽光を反射して虹のように輝く。

見つめられるだけの詩織は息苦しくなって口をしどけなく開き、腹や胸を上下させながら荒い息をする。腿がプルプルと震えを帯びて身体が自然と揺れ始め、じっと立っていることが出来なくなる。
「苦しい、立っているのがつらいの・・・私の身体で遊んでください・・・嬲って・・・オチンポを入れてください」
「辛いのか・・・せっかくの好天だから散歩しようか。どうだ、三連休を私の家で過ごさないか??」
・・・・・ハァハァッ、荒い息のまま立ち尽くす詩織は男の顔を見たり、視線を外したりと落ち着きがなく、返事もしない。
「そうか、嫌か・・・しょうがないな」
「いえ・・・そんな事を言わないでください。もし・・・もしも、私が帰りたいって言ったら・・・」
「うん??・・・帰りたいって言ったら・・・どうするんだね??」
「いじわる・・・地下室に閉じ込めて、縛られても良いです・・・ホテルで夕食をご馳走していただいて、朝食も昼食も美味しくいただいたのに、わがままを言ったりしたら罰を与えられても文句を言いません・・・約束します」
「そうか・・・ありがとう。詩織のような美しい人と連休を過ごせることに感謝するよ。そうと決まれば、食事と買い物に行こう」

M 囚われて

囚われて-8

濡れたショーツと下着の入った袋を交互に見る詩織の訴えを無視して、男はベージュのワンピースを手渡す。
「これを着なさい」
「ブラジャーだけなの??下も穿かせてください・・・」
「それは後で考えよう。ワンピースを着なさい・・・サイズは、どうかな??」
ベージュのタイトミニワンピースを着た詩織は、さりげなく男に背中を向ける。男は自然な動作でファスナーを上げて髪を整え、正面を向かせて全身に視線を走らせる。
「サイズはピッタリだし良い感じだよ。上品なデザインが見た目清楚な雰囲気の詩織に良く似合う・・・姿見で確かめてごらん」
スタンドミラーの前に進み全身を映してみる。

色白の肌と黒いロングヘアーにベージュのワンピースがしっくりと馴染み、自分がこれほどエレガントに見えるのかと感激する。
太腿を半分ほども出しているのに上品さを損なうことはなく、スカート部分が切り替えデザインのようにシャーリングが効いているため、元々タイトなデザインである以上に身体のラインを強調する。ウェストの括れから腰に張り出すラインを強調し、上品な中に大人の女性の色っぽさも感じられて話す言葉が上擦ってしまう。
「私じゃないみたい・・・派手なデザインじゃないのに、エレガントに見えるし華やか。普段、こんな恰好をしたことがないからびっくりしちゃう」
「私も驚いているよ。ここまで似合うと思わなかったし、詩織が本来持っている清潔感を保ちながら、大人のセクシーさも強調する。男なら振り返らずにいられない女性だよ」
「ほんとう??・・・でも、私は、あなたに見てもらえばそれで満足」
「嬉しい事を言うね、詩織は・・・アクセントに口紅はもっと赤いのを使おうか」
隣室から真っ赤な口紅を持ってきた男に、誰のものなの、と聞きたくなるのを我慢する。

「あっ、忘れてた」
男の言葉に詩織は安堵する。ようやくブラジャーしか着けていない事を思い出してくれたと思ったが、それは間違いだとすぐに分かった。
買い物袋の中から小さな小箱を取り出して、開けてごらんと言う。
「素敵・・・これを私に・・・??」
「そうだよ、これも似合うといいね」
男は詩織から金色のネックレスを受け取り、クラスプを留めながらさりげなく首筋に息を吹きかけ、ワンピースと首の境目を指先でなぞる。
「アンッ、いやっ・・・気持ち良くなっちゃう」
「フフフッ・・・帰ってくるまで、我慢しなきゃな・・・それじゃ、出かけようか」
振り向いた詩織は、
「下着が・・・知ってるでしょう??ブラジャーしかつけてないよ」
「良いんだよ。シックなワンピース姿だから猛獣使いのように大股でどんどん歩くのは格好悪いからね、ノーパンを意識すれば自然とエレガントな歩き方になるだろう・・・」

前日の夜、ホテルからの道を逆に辿るように歩いて駅前に近付くと三連休の初日とあって人が多く、慣れないワンピースのせいもあって男の腕に手を絡ませて縋るように歩く。
詩織を見る男の視線が優しく、未だノーパンに慣れることなく股間をスースー感じながらもすれ違う人に違和感を与える事無く歩ける。
そっとウインドウに映る自分の姿を見ても、タイトなミニワンピース姿で精一杯エレガントに歩けている事に安堵と共に自信が湧いてくる。
足元を見ることなく視線を上げて前を見ると意識することなく腰の位置が高くなり、背中が伸びて膝下が伸びた歩き方になり、男の腕に縋るように絡めていた手も、いつのまにか添えるだけの自然な姿になっている。
「詩織、気付いている??・・・すれ違う男たちの物欲しげな視線とそれを咎めるような一緒に歩く女性の態度」
「そうなの??見られているなと思ったけど・・・下着を穿いてないって気付いた訳じゃないよね??」
まさかと思いながらも、股間が透けているのではないかと思い始めていた詩織は、思ったことを言葉にする。
「ウフフッ・・・透けるほど薄い生地じゃないし、裏地も付いているだろう。詩織の魅力だよ、自信を持っていいよ・・・私は、そんな詩織と歩いていることを誇らしく思うよ・・・この喫茶店で休憩しようか。窓が広くて外が良く見えるし、通りからもよく見えるってことだけどね」
男の意地悪なたくらみに気付いても反抗するどころか、羞恥を呼ぶ期待で身体の昂りを抑えることが出来ない。
ハァハァッ・・・「詩織、どうした??まさか羞恥責めを期待して興奮しているんじゃないだろうな??」
「そんな・・・そんな事はありません。普段着たことのない上品なワンピース姿に慣れないだけです」

M 囚われて

囚われて-9

陶器屋の脇にあるエスカレーターで二階に上がり、窓際のテーブルに席を取る。
店内はレトロな雰囲気が残り、広くてゆったりとしたテーブル配置はいかにも落ち着いた雰囲気がある。
「いらっしゃいませ」
詩織はコーヒー、男はクリームソーダをオーダーして大きな窓から眼下の通りを見ると、連休初日を楽しむ人々で溢れ、家族連れやデートを楽しむカップルを見る詩織の表情は自然と緩む。
「良い雰囲気だろう??・・・ここは以前、ルノアールだったんだけど移転した後は大家さんが名前を変えて居抜きで営業してるんだよ」
「落ち着くね。ゆったりした雰囲気で時間ものんびり流れるような気がする・・・あの席の二人はどんな関係なのかな??」
詩織の視線を追った男は、ニコッと微笑んで、
「多分、オミズのおねえさんと客だよ。近くに飲み屋さんが多いし、同伴の待ち合わせに便利だからね」
「ふ~ん、あなたも、この店で待ち合わせをするんだ・・・食事にも買い物にも便利そう・・・あれをしたくなったらどうするの??」
「クククッ、詩織も言うね。裏の方っていうか近くにあるよ。系列店が通りの向かいの路地を入ってチョイと歩けばしゃれた蕎麦屋さんの隣にもあるし・・・」
「十字架やSMチェアもあるの??」
「両方とも地味でヤルだけ・・・何を言うんだよ、縛られたいの??」
「シィッ~、大きな声で言わないで・・・聞かれちゃうよ。あなたが縛りたいって言うなら良いよ、我慢する。帰れなくなって一晩お世話になったお礼代わりに・・・」
「じゃぁ、一つ聞いてもらおうかな・・・フカフカのシートに座ったから、ワンピースが腿の付け根近くまで、ずり上がってるだろう。隠れてる実を見せてくれないかな??熟したアケビ、ぱっくり割れたアケビを・・・」
「嫌っ、そんな事はできない・・・ここでは許して」
「土曜日の今日も、明日も私の家に泊まっていくだろう??・・・地下室で縛ったり、SMチェアに大股開きで座らせたり苛めてあげるから・・・想像するだけで興奮するだろう??・・・見せてごらん」

ハァハァッ・・・詩織は前後左右に視線を巡らし、表情に不安を浮かべながらも男の言葉に魅入られたように腿は力を失い、しどけなく開いていく。
それまで雄弁に詩織をからかっていた男は言葉を無くし、ワンピースが股間に作る影をじっと見つめる。
イヤッ・・・男の視線を意識すればするほど、詩織の動悸が激しくなり両足は自然と閉じていく。
「詩織・・・それじゃ、見えないよ」
「そんな事・・・恥ずかしい・・・帰ってからなら何をされても、縛られても我慢する・・・」
白くなるほど固く握った手を両膝に置いた詩織は、縋るような視線を男に向ける。
「可愛いよ。ワンピースの上品なベージュが詩織の白い肌を強調して、惚れ惚れするような好い女だよ・・・洗練された美女、惚れちゃいそうだよ」
「アンッ、もっと言って・・・可愛い、好きだって言って・・・」
男を見つめる詩織の瞳が妖しく潤みを帯びて、赤い舌が滑りを与えた唇はグロスを塗ったように赤く濡れる。

膝に置いて固く握りしめていた指が伸びて一瞬の逡巡の後、内腿を付け根に向かって撫でていく。
視線を左右に走らせて見る者のいない事を確かめると指の動きが大胆になる。
焦点の合わない濡れた瞳は男の目にくぎ付けになり、興奮でしどけなく開いた唇は甘く切ない吐息を漏らす。
自分の吐息に驚いた詩織は我に返ったように周囲を見回す。
「大丈夫だよ。店員さんは客が来ない限り表に出てこないし、見えるテーブルには誰もいないよ・・・」
コクンッと頷き、見て・・・と、声を出さずに唇だけを動かして話しかける。
手の平が腿を撫で続け、見つめる男が頷いたのを確かめて指先が内腿を撫でる。
ワンピースの裾が捲り上がるのも気にせず、鼠蹊部に中指と薬指を這わせて人差し指が恐る恐る大陰唇を擦る。
「アンッ、ウッウッ・・・ダメ・・・気持ち良くなっちゃう」
詩織の口から押し殺した声が漏れ、男は周囲に視線を巡らす。
ゴクッ・・・興奮を抑えようとして男は唾を飲み、ストローでクリームソーダを掻き回す。
詩織を見つめる男の視線に促されるように、大陰唇を撫でていた指が綻びから滲み出る淫汁をまとって隠花の奥に忍び入る。
「ウッ、ウゥゥ~・・・いやぁ~ン、こんなところで・・・」
ヌチャヌチャ、グチュグチュ・・・白魚のような指が蠢き、可憐な薔薇の花が露で濡れそぼつ。
アッアァ~、ウッ・・・いぃ、いぃの・・・詩織の肩が震え、男に向けられていた視線が宙を泳ぎ、半開きの唇から堪えがたい吐息が漏れる。
クリームソーダを飲んでいた男の操るストローがサクランボの茎を吸い込み、詩織の前に突き出される。

M 囚われて

囚われて-10

「サクランボをアソコに入れるの??・・・良いよ、見て・・・見てくれなきゃ、入れないよ・・・」
「おやっ、サクランボを食べていいよって言う積りだったのに、下の口で食べたいとは・・・詩織のスケベっぷりは想像以上だよ。淑やかな美人の言葉とは思えないな」
「あえて、サクランボの入っているメニューを探すあなたの方がスケベ・・・」
手に持ったサクランボを朝露に濡れたような薔薇の花に押し付け、舌が唇を舐めて、ウッと声を漏らすと同時にそれは姿を消して詩織の眉間に皺が刻まれる。

誰にも見られていないと思うものの、もしやと思う緊張感が、身体の奥に隠れていた秘め事に火を点ける。
見られるか見られないかの緊張感で胸が高鳴り、これまで味わったことのない痺れるような快感が湧いてくる。
目を閉じて官能の世界に浸りきる。
ウッウッ、ウゥゥ~・・・喫茶店の窓際にいる事も忘れたかのように股間を露わに晒し、しとどに濡れた綻びでサクランボは見え隠れして、場所も弁えずに詩織の口から甘い吐息が漏れる。
「詩織、私のサクランボを返してくれないかな??チェリーカムバック・・・ア~ン」
男は口を開けて詩織に突き出す。
ウフフッ、ハハハッ・・・目元に笑みを浮かべて舌を前後左右に動かし、卑猥な動きをする男の口を見た詩織は声を出して笑ってしまう。
視線の隅に様子を窺いに出てきた店員が見えた詩織は、サクランボをバギナに飲み込んだままワンピースの裾を戻す。
詩織に視線を合わせて頷いた店員は奥へ戻り、他の席の客も動く様子はない。

大げさに胸を撫で下ろすような振りをした詩織は、男を見つめたままでサクランボを抜き出して口に咥え、テーブル越しに顔を突き出す。
さも嬉しそうにニコッと笑った男は、口移しにサクランボを受け取り、舌を器用に動かして茎を結ぶ。
「考えてみると昨日から縛られたり、あなたのを口に含んだりと苛められて私は満足しているけど、身体で満足してもらってない・・・サクランボの茎を結ぶテクニックで啼かせて・・・ダメ??」

男はストローを咥えたまま立ち上がり、行くぞ、と詩織を促す。
股間を拭う時間も与えられず、慌てて立ち上がった詩織はレジで支払いをする男に追いつく。
突然、振り返った男はストローを詩織の首に向けて息を吹きかける。
「アンッ、いやだっ・・・」
「おいおい、気持ち良さそうな声を出すなよ・・・びっくりしてるよ・・・驚かせてごめんね」
釣銭を用意する店員に詫びを言いながら、このストローが気に入ったようだから、もらって行くねと声をかける。
「新しいのを用意いたしますから少々お待ちください」
嫌味ではなく笑みを浮かべた店員の言葉を、ありがとう、でも、このストローを気に入ったようだから、これをもらって行くよと丁重に断り店を出る。
エスカレーターでしゃがみこんだ男は、ワンピースの裾を捲り上げて股間にストローからの息を吹きかけ、先端を割れ身に押し込む。
「イヤンッ、そんな事・・・気持ち良くなったら責任取ってもらうよ・・・そのまま吹いてみて・・・アンッ、ダメッ、やめて」
両手で股間を押さえた詩織はエスカレーターが一階に着いた事を知り、頬を真っ赤に染める。
「大丈夫だよ。詩織を見る人は誰もいないよ」
下りエスカレーターは通りの反対側にあり、壁に向かって設置しているため、幸いな事に詩織を見る人は誰もいない。

「自分が、こんなにエッチな女だって、今まで気付かなかった。あなたに会ってから、ようやく一日。明後日まで一緒に居るとどうなるんだろう??」
「嫌なら帰っていいんだよ。どうするかは詩織の意思のまま、決して反対しないから・・・オマンブーをきれいにしとこうか」
男は取り出したハンカチで詩織の股間を拭い、拭き取った部分を見つめて大事そうに内側にして折りたたんでポケットに戻す。
「拭いてもらって嬉しいけど、なんかいやらしい。変な事に使わないでね」

男が用意してあると言う下着以外の衣服や化粧用品などを買い、食事も済ませて、帰ろうかと言う男の裾を掴んだ詩織は、
「ミニ丈のワンピースで下着を穿いてないから、見られちゃうんじゃないかと思ってドキドキする。こんな経験したことがないの・・・もう少し、もう少しだけ・・・ダメ??」
「いっその事、ワンピースを捲りあげてオッパイもマンブーも見てもらおうか??」
「いや、それは絶対に嫌。ドキドキするスリルがいいの・・・」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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