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彩―隠し事 191

獣欲 -5

上気して脚の震えが止まらない彩を殊更に思いやる様子もなく男は胸の膨らみを飾るチェーンに指を這わせて乳輪をなぞり、緩みを確かめて膨らみの先端を指先で撫でる。
「ウッ、クゥッ~、イヤンッ……」
秘めやかに漏らす声を気にかけることなく男の指は乳首を撫で続け、彩の背後に位置を変える。
「フゥッ~……いやっ……きれい」
乳首を弄る指が離れたことに安堵の吐息を漏らした彩は、目の前に位置するスタンドミラーに映る自分の姿に驚きの声を漏らす。
マネキンが着けていた時と同じように股間と胸の膨らみはゴールドが飾り、明かりを反射して煌びやかに輝く。
恥毛を刈り取られたツルツルの恥丘から割れ目の縁に沿ってゴールドチェーンが背後につながり、胸の膨らみの麓と乳首をゴールドリングが飾り、大小二つのそれは四本のチェーンでつながりホルターネックで支えられている。
強度とエレガントさを強調するために太めのチェーンを使ったと男がいう通り、身体につけると重厚感がある。

サイズ合わせと言いながら男の指は悦びのツボを捉え、強い刺激を与えられるわけでもないのに芸術家らしい繊細な動きで乳房に青筋が浮かび、先端は恥ずかしくなるほど勃起して股間は花蜜が滲み出るのを感じる。
「鏡の中の彩さんもきれいでしょう、見なさい……」
サイズ確認だと言われれば、そうですねと答えざるをえない卑猥さを感じさせない指の動きに抗議もできずにいるうちに性感は高まり、快感を求めて自然と背後に立つ男に背中を預けるようになっていることに彩は気付かない。

鏡の中の自らの裸身に見入っていた瞳が閉じて唇がしどけなく開き、赤い舌が這い出て滑りを与えると男の指は乳首を摘まむ。
「ウッ、イヤッ、そんな……サイズ合わせをするのでしょう??違うの??」
囁くような彩の声を無視して乳首を摘まむ男の指は妖しく蠢き、首筋に舌を這わせて温かい息を吹きかける。
「彩さん、白い肌にゴールドが良く似合っています。ご自分でもそう思うでしょう??」
耳元で囁く男の声は脳を愛撫して緊張が解され、身体も心も弛緩する。
「アンッ、立っているのが辛い。脚に力が入らないの……」
「無理することないですよ。私に体重を預けてください」
鏡の中の自分を見ることを放棄して目を閉じ、真っすぐに立とうという気持ちを捨て去り身体も気持ちも背後の男に預ける。

乳房で戯れていた指が胸と股間をつなぐチェーンに沿って降りていく。
サイズ合わせと関係のなさそうな動きで飾り毛のない恥丘を撫で、腰から尻や太腿に続く肉感を確かめるように手の平が這い回る。
「ムッチリしているでしょう。油断すると直ぐに……大変なの」と、言わなくてもいいことを口にする。
「そうかなぁ……大抵の男は好きだと思いますよ。彩さんも本当は自信があるんでしょう」
衣類をすべて脱ぎ捨ててゴールドチェーンだけが飾る肌を曝し、サイズ合わせとは思えない動きで快感を与えられる彩は拒否するどころか甘えていると勘違いさせるような口調になり、それに合わせて男の手の動きが大胆になる。

開かれた割れ目に指が侵入し、言い訳もできないほど滲ませる花蜜を掬い取り彩の眼前で見せつけるように指を擦る。
「こんなになっちゃって、恥ずかしい……笑う??」
「どうして??美しい女性が私の腕の中で嬉し涙を流してくれる。男にとってこんなに嬉しいことはないよ……鏡の中の彩さんを見なさい」
男の両手が鏡の中の彩の股間に伸びて割れ目を開き、泣き腫らしたように赤く染まって涙を溢れさせるオンナをあからさまにする。
「この涙は悲しいから??それとも嬉し涙なの??彩さん、教えてくれるね??」
「イヤンッ、そんなことは口にできない……いじわる」
「これでも教えてくれないの??」
割れ目の左右を飾るチェーンでクリトリスを挟み、指先を妖しく蠢かす。
「アンッ、ダメッ、そんなことをされると気持ち善くなっちゃう。ウッウッ、クゥッ~」
股間を指に押し付けようとすると上半身がのけぞり、背後から抱きかかえて鏡の中の彩を見つめる男の顔を黒髪がくすぐり股間が反応する。
彩の身体に触れる男の指や手の平、吐く息やゴールドチェーンが性具と化すように、彩が漏らす吐息や甘い声、触れる肌の感触や髪の毛さえも男の性感をくすぐる。

男の指は遠慮と謙虚さを忘れて肌を這いまわる。
恥毛を刈り取られて産毛さえない赤ちゃんのような肌の感触を味わい、割れ目に姿を消した指は花蜜を溢れさせる源泉を掻きまわす。
「ウッウッ、クゥッ~、ダメ、もうダメ。こんなことをされたら我慢できなくなっちゃう」
「我慢をすることはないよ。鏡から目を逸らさないようにしなさい」
彩の身体から外したプラチナチェーンを手に取り、白い肌に冷たい金属の感触を味合わせるために撫でたり垂らしたりと淫猥遊戯に耽り、割れ目を開いて一部を残して押し込んでしまう。

鏡の中で膣口からプラチナチェーンの先端を垂らす姿は卑猥で、優子として生きる清楚で上品な女が本性を剥き出しにした彩に変身した象徴のように思えて昂奮が止まらない。
「立っているのが辛い。横にならせて……」
鏡の中の彩と視線を絡ませた男はフゥッ~と息を吐き、目を閉じて意を決したように抱き上げてドアの向こうの隣室に向かう。

寝室と思しき部屋も芸術家と思えないほど飾り気がなく、ベッドに寝かされた彩は気を紛らせる術もなく落ち着きを取り戻せない。
「ハァハァッ……彩はどうすればいいの??」
「何もしなくていいですよ。彩さんはそのまま横になって目を閉じてください」
目を閉じて胸で両手を組む彩の身体は震えを帯び、歯を食いしばって堪える。
「そんな顔をしないでください。彩さん、いいですか??息を吐いて…吸って…吐いて……落ち着いたでしょう」
目を閉じたまま深呼吸を繰り返した彩の表情から緊張が消えて穏やかになる。
「可愛い……そのまま目を閉じていてください」
乱れ髪に手櫛を入れた男はチュッと音を立てて額に唇を合わせ、胸で組んだ彩の手を解いて胸の膨らみに手を伸ばす。
「アッ、いぃ、気持ちいいの……クゥッ~、もっと……」
繊細な指の動きに秘めやかな喘ぎ声を漏らし、堪えようとしても身体の疼きが止まらず両手は自然と男の身体に伸びる。
ズボンの上から股間を擦って昂奮しているのを感じると自然と気色が浮かび、声が上ずる。
「オッパイだけじゃいや。アソコをお願い、我慢できそうもないの」

男の指が股間に伸びると温泉が噴き出したように熱い花蜜が溢れ、
「恥ずかしい、笑っちゃイヤよ」と、艶めかしい声で男の性感を刺激する。
「笑ったりするはずがないじゃないですか」
間抜けた言葉で顔を赤らめた男は羞恥を隠そうとして股間に移動して顔を埋める。
ジュルジュル、ヌチャヌチャッ舌が泉の源泉に出入りして膣壁を舐め上げると彩の両手は男の髪を掴み、両足は胴体に絡む。
「クゥッ~、イヤッ……気持ちいい、気持ち善くて身体がドロドロに蕩けちゃいそう」

襲い来る快感に酔う彩が目を閉じると悲し気な健志の顔が浮かび、男から逃れようとする。
「どうしました??そうですか、彩さんがタケ以外の男に抱かれるのは早すぎたようですね。気にすることはないですよ」
「ごめんなさい。あなたは聞いているかどうか知らないけど、彩が健志に他の男性に抱かれてみたいって言ったの……それなのに、ごめんなさい」
「気にしないでください。それに、その思いが変わらないのなら焦ることはないですよ。風俗勤めの女性にあることらしいけど、身体の不調は休息で元に戻るけど心の変調は取り返しのつかないこともあるらしいです……焦らないようにね」
「それは健志にも言われました。自分で決めたことだと義務のように思えば、心が壊れちゃうことにもなりかねないから気をつけろと……本当にごめんなさい。お口と手で満足してください、おねがいします」
「気にしなくていいよ」と言ったものの股間でズボンを突き上げるペニスに手を添えられては抗うこともできず、お願いしますと言った男は横たわる。

フェラチオと女性らしく柔らかな指でしごかれた男はあっけなく満足の証を吐き出す。
「すみません、オシャブリまでしてもらって気持ち善かったです」と顔を赤らめる。

ゴールドチェーンを着けたままショーツを穿いて身支度を整えた彩は男の呼んでくれたタクシーで健志の部屋に向かう。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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