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ホテル -24

カフェレストラン

朝のロビーはチェックアウトする人たちに交じり、駅構内に直結する立地の良さから待ち合わせや朝食のためにラウンジやカフェレストランに立ち寄る人たちで混雑している。

平静を装うアユは数歩歩くと股間の違和感で立ち止まり、不安げな表情で辺りを見回して男に顔を近付ける。
「あなたがクチュクチュしたから蜜が滲み出たみたいで変な感じ」
「すれ違う人がアユの事を見ているよ。ほら、あのフロントのそばにいる人もじっと見ている……色気とエロ気、今のアユは男にとって目の毒だな。メスの匂いがプンプンしている」
「いやっ、そんな事を言わないで、歩けなくなっちゃう」

人目を気にすることなくアユを抱き寄せた男は。
「スカートのボタンを外したらどうなるだろうな??」
「えっ??」
「スカートのボタンを外すと……スカートが落ちて毛饅頭が丸見えになる」
「なに??毛饅頭って??えっ、クククッ、やめてよ、笑っちゃうじゃない」
「アユはキスが好きだろう??しようか??」
「クククッ、ここで??いいよ、できる??」
チュッ……両手を頬に添えて音を立てて唇を合わせた男は周囲の視線を気にすることなくカフェレストランに入る。

案内されたテーブルに着くと、
「つまんない、もっとエッチなキスを期待していたのに、あんなのは幼稚園児のキスみたい……フフフッ」
本心なのか、ディープキスではないことに安堵したのか分からないほどアユの笑顔は屈託がない。

「おはようございます。お決まりですか??」
アユは卵料理やソーセージ、生野菜サラダのモーニングプレートをコーヒーで、男はグラノーラやアサイージュースのアサイードリンクセットをミルクティーでオーダーする。

隣席の女性客は手を伸ばせば届くほど近く、男は言葉を発せずに口の動きで伝える。
「オマンブーの蜜を指に付けろ」
「いや、できない」
隣席を見ようともせずに首を振り、同じように言葉を発せずに答えると、女性がびっくりして男を見つめるほど毅然として一言だけ発する。
「アユ」
悄然として目を閉じたアユは周囲を見回し、隣席の女性さえもが気にする様子もなくスープを飲むのを見て安堵の表情と共に素早くスカートの裾から手を入れ、滑りを付けた指先を自然な風を装ってテーブルに乗せる。
「濡れているよ、拭いてあげるから待ちなさい」
部屋を出るときに脱がせてポケットに入れてあったショーツを取り出し、平然と指先の滑りを拭う。
「きれいになったよ」
隣席の女性が顔を向けたときショーツはすでにポケットに戻り、アユが指先を見つめている姿を見るだけだった。
唇を舐めハァハァッと息をするアユを見ても、不思議そうな表情をするわけでもなく再びスープを飲み始める。
そんな様子に頬を緩めたアユが男を見つめるタイミングで食事が届き、悪戯されることがなくなったと思ってフゥッ~と息を吐く。

「お待たせいたしました。ごゆっくりお召し上がりください」
オレンジジュースを飲んだアユは美味しいと一言発し、生野菜を食べてトーストを頬張る。
男はグラノーラにアサイージュースをかけて軽くかき混ぜ、トッピングのバナナとマンゴーを食べながらアユの健啖ぶりを好ましく見つめる。
「食欲旺盛の女は嫌い??昨晩は激しかったので疲れちゃった」
声を潜めても手を伸ばせば届くほど近い隣席の女性が顔を向けることなく横目でアユを睨んで眉を顰め、斜め前に座る男の顔を見て口元を緩める。

誰に言うともなく、ごちそうさまと呟いた隣席の女性は男に向けて軽く会釈して静かに席を離れる。
「ねぇ、どうしたの??彼女が席を離れるとき、あなたに何か合図したでしょう??」
「うっうん、そうか??」
「そうだよ、間違いない。どうしたの??ねぇ、教えて??」
「知りたいか??そうだよな……昨晩は激しかったので疲れちゃったって言ったろ、それを聞かれたんだよ。羨ましかったんじゃないか、オレには満足させてあげて、ご苦労様って言いたかったんじゃないか??」
「そんな……聞かれたの??二度と会うことがない女性だからいいけど、恥ずかしい。フフフッ、あなたと過ごす時間に比例して私はエッチな女になっていく、あなたのせいだから責任とってね」

アサイージュースに馴染んだグラノーラの中のレーズンとクランベリーを数粒取り分けた男は、
「これは二つとも赤いけどアユのオッパイの先っちょとは似ても似つかないか……アユのはこんなに萎びてないし品がある。色もピンクで可憐だし、ゴメン。変な想像しちゃった」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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