彩―隠し事 67
土曜日 露出-3
「彩はもっと奔放で淫らな女だろ……」
心の奥に棲みつく悪魔の囁き声に魅了される彩は、股間をグリグリと突き上げる健志の右腿に合わせて下半身をくねらせ、剥き出しにされた尻を擦る右手の動きに身体を火照らせる。
太腿をくすぐる微風の心地良さと口腔を犯そうとして動き回る舌に翻弄されて息を荒げ、これまで隠してきた本当の彩が姿を現す時間が長くなり、関係が壊れつつあるとはいえ夫に対する罪の意識と淫らな享楽の狭間で表情を歪める。
少女は恋を知る事で女になり、愛する男が出来るとセックスの良さを知り、貪るようにセックスにのめり込むと成熟した女になる。
彩は初恋から数年で女になり、何人かの男を愛してセックスの悦びを知り、夫と巡り会って人生の伴侶を得たと思った。
思った……まだ結婚の失敗が確定したわけじゃないし、夫と同じ過ちをすればもっと寛大になれるかもしれないし、やり直しが可能になるかもしれない。
互いを労わり慈しみながら腕を組んで歩く老夫婦は美しいし、そんな自分を想像すると夫との明るい未来が脳裏をよぎる。
「目隠しをされたまま脱がされて悪戯されたい……今、ここで」
意を決したように話す彩の言葉は震えを帯び、それは決して不安を示すものではなく心の奥に潜む羞恥の快感に期待する
目隠しのハンカチとショーツの縁を指でなぞり、鼻梁に沿って指を這わせて唇を撫でると彩は舌を伸ばして絡め取ろうとする。
そうはさせまいとする指は首を撫で下りて鎖骨の窪みを擦り、胸の膨らみを鷲掴みして徐々に力を込める。
「ウッ、クゥッ~……ねぇ、彩はオレの女だ、誰も見るんじゃないって言って。好きな男のために生きたいと思うのも女だよ、惚れた男のためならどんな事でも堪えられるし、無茶を言われるも嬉しい……クゥッ~、痛痒いのがゾクゾクする」
「彩に変身するのはオレのためだろ、スケベでエロイ女に変身するのはオレのためだって事を忘れるんじゃないよ。オレが命令する事には、一切逆らうんじゃないよ、分かったね??」
「嬉しい、彩は健志の女です。健志の言葉には決して逆らいません」
仰々しく大袈裟に聞こえる言葉は、二人にとって未知の世界に一歩踏み出すための儀式であり、新たな劇を演じるために自分を鼓舞する言葉でもある。
彩は長い間、見知らぬ人に恥ずかしい姿を見られたいとか淫らで奔放な女に憧れていたけど実現する機会があるとは思っていなかった。
健志にとっても自分では女性に優しいと思いながらも心の隅に巣くっていた嗜虐心を満たす事につながりそうで精一杯の演技をする。
ジャケットを肩から滑らせて剥き出しにした左胸を手の平に包み込んで徐々に力を込め、目隠し越しでも分かるほど彩の表情が歪み、ウグッと声を漏らすと唇を重ねて口を封じる。
乳房を鷲掴みしてキスしたまま左手で手首の拘束を解くと、ハァハァッと息を荒げた彩は両手を健志の頬に添えて狂おしいほどに舌を躍らせる。
チュッチュッ、ビチャビチャッ……舌を擦り合わせて唾液を啜り、健志と一体になろうとする。
健志は離れ際にジャケットを掴んで抜き取り、彩はフロントボタンを一つだけ嵌めたスカートだけを身に着けて立ち尽くす。
胸の膨らみと股間を隠そうとして両手を動かすと、彩と叱声に似た声一つで動きが止まる。
「彩、スカートのボタンを外しなさい」
「はい……ハァハァッ……」
秘密の性感に火が点いた彩は気持ちが拒否すると身体が、身体が拒否すると気持ちが健志の命じる言葉に反応して唯々諾々と従う。
ボタンを外したスカートを掴んだまま背中を丸めて立ち尽くす彩は、健志と目が合うと俯いていた顔を正面に向けて凛として立つ。
「彩は、きれい??それとも可愛い??……まじまじと見つめられると恥ずかしい」
俯く事はなく、唇を噛んで顔を背けたり宙を睨んだりする彩が愛おしい。
「きれいだよ。街路灯が邪魔だな、人口の明るさじゃなく自然の灯り、月明りが大理石のようなネットリとした滑りを持つ彩の身体を照らすともっと神々しく見えるだろな」
「褒めすぎだよ。そんな風に言われると自分の身体に自信が持てて恥ずかしいと思う気持ちがどっかに飛んでっちゃう」
シャッ~……「いやっ、やっぱり恥ずかしい」
目の前の車道を車が走ると健志の身体に隠れるようにしがみついてブルブル震える。
「きれいって言ったのは取り消そうかな」
「えっ、彩はきれいじゃないの??きれいだ、可愛いって言ってくれたのは全部嘘なの??」
胸にしがみついたまま、わざとらしく声を震わす彩の髪を撫でて、
「きれいだけじゃ足りない。彩はきれいだけど可愛い、身体はエロイ……そういうことだ。証拠は彩の手の中にあるだろう??」
「健志の言葉は嘘を吐いても、チンチンは正直。彩の事をきれいで可愛くてエロい女って思ってくれているチンチンにご褒美を上げる」
しゃがみ込んだ彩は、チノパンのファスナーを下ろして宙を睨んでそそり立つペニスを取り出す。
「彩はもっと奔放で淫らな女だろ……」
心の奥に棲みつく悪魔の囁き声に魅了される彩は、股間をグリグリと突き上げる健志の右腿に合わせて下半身をくねらせ、剥き出しにされた尻を擦る右手の動きに身体を火照らせる。
太腿をくすぐる微風の心地良さと口腔を犯そうとして動き回る舌に翻弄されて息を荒げ、これまで隠してきた本当の彩が姿を現す時間が長くなり、関係が壊れつつあるとはいえ夫に対する罪の意識と淫らな享楽の狭間で表情を歪める。
少女は恋を知る事で女になり、愛する男が出来るとセックスの良さを知り、貪るようにセックスにのめり込むと成熟した女になる。
彩は初恋から数年で女になり、何人かの男を愛してセックスの悦びを知り、夫と巡り会って人生の伴侶を得たと思った。
思った……まだ結婚の失敗が確定したわけじゃないし、夫と同じ過ちをすればもっと寛大になれるかもしれないし、やり直しが可能になるかもしれない。
互いを労わり慈しみながら腕を組んで歩く老夫婦は美しいし、そんな自分を想像すると夫との明るい未来が脳裏をよぎる。
「目隠しをされたまま脱がされて悪戯されたい……今、ここで」
意を決したように話す彩の言葉は震えを帯び、それは決して不安を示すものではなく心の奥に潜む羞恥の快感に期待する
目隠しのハンカチとショーツの縁を指でなぞり、鼻梁に沿って指を這わせて唇を撫でると彩は舌を伸ばして絡め取ろうとする。
そうはさせまいとする指は首を撫で下りて鎖骨の窪みを擦り、胸の膨らみを鷲掴みして徐々に力を込める。
「ウッ、クゥッ~……ねぇ、彩はオレの女だ、誰も見るんじゃないって言って。好きな男のために生きたいと思うのも女だよ、惚れた男のためならどんな事でも堪えられるし、無茶を言われるも嬉しい……クゥッ~、痛痒いのがゾクゾクする」
「彩に変身するのはオレのためだろ、スケベでエロイ女に変身するのはオレのためだって事を忘れるんじゃないよ。オレが命令する事には、一切逆らうんじゃないよ、分かったね??」
「嬉しい、彩は健志の女です。健志の言葉には決して逆らいません」
仰々しく大袈裟に聞こえる言葉は、二人にとって未知の世界に一歩踏み出すための儀式であり、新たな劇を演じるために自分を鼓舞する言葉でもある。
彩は長い間、見知らぬ人に恥ずかしい姿を見られたいとか淫らで奔放な女に憧れていたけど実現する機会があるとは思っていなかった。
健志にとっても自分では女性に優しいと思いながらも心の隅に巣くっていた嗜虐心を満たす事につながりそうで精一杯の演技をする。
ジャケットを肩から滑らせて剥き出しにした左胸を手の平に包み込んで徐々に力を込め、目隠し越しでも分かるほど彩の表情が歪み、ウグッと声を漏らすと唇を重ねて口を封じる。
乳房を鷲掴みしてキスしたまま左手で手首の拘束を解くと、ハァハァッと息を荒げた彩は両手を健志の頬に添えて狂おしいほどに舌を躍らせる。
チュッチュッ、ビチャビチャッ……舌を擦り合わせて唾液を啜り、健志と一体になろうとする。
健志は離れ際にジャケットを掴んで抜き取り、彩はフロントボタンを一つだけ嵌めたスカートだけを身に着けて立ち尽くす。
胸の膨らみと股間を隠そうとして両手を動かすと、彩と叱声に似た声一つで動きが止まる。
「彩、スカートのボタンを外しなさい」
「はい……ハァハァッ……」
秘密の性感に火が点いた彩は気持ちが拒否すると身体が、身体が拒否すると気持ちが健志の命じる言葉に反応して唯々諾々と従う。
ボタンを外したスカートを掴んだまま背中を丸めて立ち尽くす彩は、健志と目が合うと俯いていた顔を正面に向けて凛として立つ。
「彩は、きれい??それとも可愛い??……まじまじと見つめられると恥ずかしい」
俯く事はなく、唇を噛んで顔を背けたり宙を睨んだりする彩が愛おしい。
「きれいだよ。街路灯が邪魔だな、人口の明るさじゃなく自然の灯り、月明りが大理石のようなネットリとした滑りを持つ彩の身体を照らすともっと神々しく見えるだろな」
「褒めすぎだよ。そんな風に言われると自分の身体に自信が持てて恥ずかしいと思う気持ちがどっかに飛んでっちゃう」
シャッ~……「いやっ、やっぱり恥ずかしい」
目の前の車道を車が走ると健志の身体に隠れるようにしがみついてブルブル震える。
「きれいって言ったのは取り消そうかな」
「えっ、彩はきれいじゃないの??きれいだ、可愛いって言ってくれたのは全部嘘なの??」
胸にしがみついたまま、わざとらしく声を震わす彩の髪を撫でて、
「きれいだけじゃ足りない。彩はきれいだけど可愛い、身体はエロイ……そういうことだ。証拠は彩の手の中にあるだろう??」
「健志の言葉は嘘を吐いても、チンチンは正直。彩の事をきれいで可愛くてエロい女って思ってくれているチンチンにご褒美を上げる」
しゃがみ込んだ彩は、チノパンのファスナーを下ろして宙を睨んでそそり立つペニスを取り出す。