堕ちる
堕ちる・調教ー11
「えっ、うそ、見られてるの??イヤァ~ン、恥ずかしい」
ギシギシッ、ガチャガチャッ・・・軋み音を響かせて頭上や左右の鏡を見つめ、不安を漂わせるものの嫌と言う声は甘く切なく響き、本当に嫌がっているように感じられない。
「あらあらっ、残念でした。誰も見てないよ。紗耶香が見ている鏡は残念だけどマジックミラーじゃないよ、この部屋は覗き見用じゃない。隣の部屋に鏡はなかったでしょう??」
今日の説明を受けた隣室は瑞樹の言う通りだったと思い出すと、安心感と共にガッカリしたと思う自分もいて身震いする。
「隣室の壁を思い出したようね。この部屋はね、紗耶香のような女性に引導を渡し、セックスでお金を稼ぐことがどんなに大変かを理解してもらう場所なの」
瑞樹は自らの仕事に忠実になり、紗耶香への対応はこれまでの優しさを忘れたように険しく意地悪なものになる。
紗耶香さんと呼んでいたのが気付かぬうちの紗耶香と呼び捨てになり、妖子や男たちがセックスを通じて追い詰めていくのに対して、瑞樹は諦めの境地に追い込み身体を差し出す事に抵抗を無くそうとする。
新田に惚れるまでは、国内だけではなく外国人を相手にしても臆することなく仕事をしていた瑞樹だけに交渉事や心の内を読む事にも長けている。
言葉責めで救いのないところまで追い込むのではなく、誰もが否定しようのない美しさを称えて自尊心をくすぐり、紗耶香が元々持っている羞恥と快感がコインの裏表のような関係にある事を意識させて性的な好奇心を刺激しようとする。
「紗耶香、妖子の愛撫は気持ち良いでしょう。妖子はね男も女も相手に出来るんだよ、その上SMも出来るし・・・SMホテルに行って責めてあげようかと言っていたでしょう・・・ウフフッ、可愛がってもらいなさい」
「そんなこと・・・いやっ」
嫌と言葉にするものの語尾に甘く余韻を残し、朱に染めた瞳を向けられると女の瑞樹でさえも心が揺れる。
ゴホンッ・・・見つめる男たちは空咳で気を紛らし、そわそわと意味もなく手を動かしたり、あらぬ方角と見たりと気持ちを誤魔化そうとする。
「残念ね、こんな素晴らしい身体を覗き見してくれる人がいなくて。女の身体を見慣れているはずの男たちも涎を垂らさんばかりに見ているよ・・・ほら、見てごらん、紗耶香」
瑞樹はねめ回すように一人一人男たちの顔を見て股間に視線を移す。紗耶香の視線は瑞樹を追い、男たちの股間が膨らんでいるのを見て頬を真っ赤に染める。
瑞樹の言葉は紗耶香の羞恥心を的確に刺激して、それは徐々に快感に変化していく。
紗耶香が身体だけではなく、内なる部分からセックスへの好奇心を露わにし始めたと感じた妖子は、
「可愛い紗耶香の感度はどうかな??確かめてあげる・・・キスしてくれる??」
両手両足を拘束されて身動きできない紗耶香に覆い被さり頬に手を添えて見つめると、恥ずかしいと一言漏らして目を閉じる。
「うっ、アンッ・・・そんな、ウッウッ・・・ハァハァッ、上手・・・いやっ、もういちど・・・お願い」
突然、脳裏をよぎる新田の手と違い、小さくて冷たい手の平で頬を支えられて同性の妖子に唇を奪われても不快に感じないどころか、離れていく唇を追い求めて口を尖らせる。
「可愛い・・・口を開けて・・・そう、それでいいよ」
妖子の尖らせた口から唾液が糸を引くように滴り落ち、口で受け止めた紗耶香はゴクッと音を立てて嚥下する。
「ハァハァッ、美味しい・・・妖子の唾液が美味しい」
「あらあらっ、紗耶香はビアンだったの??それともバイキュリなの??・・・想像してなかったな・・・楽しませてもらうわよ」
新田に抱かれて悦びに打ち震えたはずの紗耶香が、同性である自分の指に反応するばかりか唾液を嬉々として飲み込み身悶える様を見て妖子は嬉しそうに表情を崩す。
自らも上着を脱いだ妖子は黒いランジェリーでスリムな身体を飾っている。
スマートさを競うような身体ではなく、要所はセックスアピールをするに十分なボリュームがある。
ベビードールから覗く胸元は谷間が強調され、手の平サイズの膨らみとは思えない。ベビードールのデザインもあってウェストの括れから腰へのラインは成熟した女性らしい柔らかさを見せながらも、軽快ではつらつとしたエネルギーを感じさせる。
腰から太腿は、触れれば弾き返されそうな弾力を秘めているように見える。
膝小僧も程よく大きすぎる事はなく、スラリとした脹脛を支える足首はキュッと締まっている。
そんな両足をベビードールから伸びるガーターとストッキングが飾り、股間はTバックショーツが守っている。
足元のピンヒールミュールが良く似合う。膝下を伸ばして颯爽と歩くさまは同性が見ても惚れ惚れするほど格好良く、今はまた黒いランジェリー姿の魅力を際立たせる。
「えっ、うそ、見られてるの??イヤァ~ン、恥ずかしい」
ギシギシッ、ガチャガチャッ・・・軋み音を響かせて頭上や左右の鏡を見つめ、不安を漂わせるものの嫌と言う声は甘く切なく響き、本当に嫌がっているように感じられない。
「あらあらっ、残念でした。誰も見てないよ。紗耶香が見ている鏡は残念だけどマジックミラーじゃないよ、この部屋は覗き見用じゃない。隣の部屋に鏡はなかったでしょう??」
今日の説明を受けた隣室は瑞樹の言う通りだったと思い出すと、安心感と共にガッカリしたと思う自分もいて身震いする。
「隣室の壁を思い出したようね。この部屋はね、紗耶香のような女性に引導を渡し、セックスでお金を稼ぐことがどんなに大変かを理解してもらう場所なの」
瑞樹は自らの仕事に忠実になり、紗耶香への対応はこれまでの優しさを忘れたように険しく意地悪なものになる。
紗耶香さんと呼んでいたのが気付かぬうちの紗耶香と呼び捨てになり、妖子や男たちがセックスを通じて追い詰めていくのに対して、瑞樹は諦めの境地に追い込み身体を差し出す事に抵抗を無くそうとする。
新田に惚れるまでは、国内だけではなく外国人を相手にしても臆することなく仕事をしていた瑞樹だけに交渉事や心の内を読む事にも長けている。
言葉責めで救いのないところまで追い込むのではなく、誰もが否定しようのない美しさを称えて自尊心をくすぐり、紗耶香が元々持っている羞恥と快感がコインの裏表のような関係にある事を意識させて性的な好奇心を刺激しようとする。
「紗耶香、妖子の愛撫は気持ち良いでしょう。妖子はね男も女も相手に出来るんだよ、その上SMも出来るし・・・SMホテルに行って責めてあげようかと言っていたでしょう・・・ウフフッ、可愛がってもらいなさい」
「そんなこと・・・いやっ」
嫌と言葉にするものの語尾に甘く余韻を残し、朱に染めた瞳を向けられると女の瑞樹でさえも心が揺れる。
ゴホンッ・・・見つめる男たちは空咳で気を紛らし、そわそわと意味もなく手を動かしたり、あらぬ方角と見たりと気持ちを誤魔化そうとする。
「残念ね、こんな素晴らしい身体を覗き見してくれる人がいなくて。女の身体を見慣れているはずの男たちも涎を垂らさんばかりに見ているよ・・・ほら、見てごらん、紗耶香」
瑞樹はねめ回すように一人一人男たちの顔を見て股間に視線を移す。紗耶香の視線は瑞樹を追い、男たちの股間が膨らんでいるのを見て頬を真っ赤に染める。
瑞樹の言葉は紗耶香の羞恥心を的確に刺激して、それは徐々に快感に変化していく。
紗耶香が身体だけではなく、内なる部分からセックスへの好奇心を露わにし始めたと感じた妖子は、
「可愛い紗耶香の感度はどうかな??確かめてあげる・・・キスしてくれる??」
両手両足を拘束されて身動きできない紗耶香に覆い被さり頬に手を添えて見つめると、恥ずかしいと一言漏らして目を閉じる。
「うっ、アンッ・・・そんな、ウッウッ・・・ハァハァッ、上手・・・いやっ、もういちど・・・お願い」
突然、脳裏をよぎる新田の手と違い、小さくて冷たい手の平で頬を支えられて同性の妖子に唇を奪われても不快に感じないどころか、離れていく唇を追い求めて口を尖らせる。
「可愛い・・・口を開けて・・・そう、それでいいよ」
妖子の尖らせた口から唾液が糸を引くように滴り落ち、口で受け止めた紗耶香はゴクッと音を立てて嚥下する。
「ハァハァッ、美味しい・・・妖子の唾液が美味しい」
「あらあらっ、紗耶香はビアンだったの??それともバイキュリなの??・・・想像してなかったな・・・楽しませてもらうわよ」
新田に抱かれて悦びに打ち震えたはずの紗耶香が、同性である自分の指に反応するばかりか唾液を嬉々として飲み込み身悶える様を見て妖子は嬉しそうに表情を崩す。
自らも上着を脱いだ妖子は黒いランジェリーでスリムな身体を飾っている。
スマートさを競うような身体ではなく、要所はセックスアピールをするに十分なボリュームがある。
ベビードールから覗く胸元は谷間が強調され、手の平サイズの膨らみとは思えない。ベビードールのデザインもあってウェストの括れから腰へのラインは成熟した女性らしい柔らかさを見せながらも、軽快ではつらつとしたエネルギーを感じさせる。
腰から太腿は、触れれば弾き返されそうな弾力を秘めているように見える。
膝小僧も程よく大きすぎる事はなく、スラリとした脹脛を支える足首はキュッと締まっている。
そんな両足をベビードールから伸びるガーターとストッキングが飾り、股間はTバックショーツが守っている。
足元のピンヒールミュールが良く似合う。膝下を伸ばして颯爽と歩くさまは同性が見ても惚れ惚れするほど格好良く、今はまた黒いランジェリー姿の魅力を際立たせる。