営業―5
淡路島の東海岸中央部から北に走り途中で内陸部に進路を取って高速に乗った車は神戸を目指す。
欲望を満足させることなく途中で中断したとは言え、初めての店外デートで互いを求め合っていることを確認した安堵感とわずかな羞恥で車内は静寂に包まれる。
気まずいとか恥ずかしくて身の置き所がないと言うことではなく、他人の視線を避けながら真昼間の砂浜で結ばれたということに満足し、その余韻に浸りホテルにチェックインした後の戯れを想像すると期待で胸は高鳴り昂奮が冷めることもない。
「この車が空を飛べたらいいのにな」
「えっ、どうして??」
「高速だといっても前の車を無条件で追い越していいものでもないし、カーブもある。一般道に下りれば信号もあるしカーブも増えるだろう。空を飛べば真っすぐ、最短距離でホテルの部屋を目指せる」
「クククッ、チェックインもナシで窓からベッドめがけて突っ込むの??……早く抱きたい??」
「そうだよ。初めて会ったあの日、こんな好い女は黒いパンツスーツの中に美味そうな身体を隠しているんだろうな、下着も黒なんだろうなって想像していた。想い出すだけで涎が出ちゃうし、砂浜でアペタイザーを無理やり食べさせられちゃったしな」
「ひどい、興奮していたのは私だけでタケはこの身体に興味がなかったの??」
言い終わるや否やシノはスカートを捲り上げて下着を着けていない股間を晒す。
「パンツを脱げって命令したのはタケだよ。忘れたの??」
「クククッ、か~るい前戯の積りだったのにシノの反応の良さにびっくりしているよ」
「作業着姿のタケは親切で優しい紳士だと思ったのになぁ……こんなにスケベな変態男とは思わなかった。しばらくチンチンをナメナメしていなかったので男を見る目が落ちていたのかなぁ」
「申し訳ないね。シノが期待したような紳士じゃなくて、でも嫌いになるのはもう少し待ってくれよ。頼むよ……」
「どうしようかな、いつまで待てばいいの??」
「押し倒したシノのオンナノコにオレの精液をぶちまけるまででいいよ。頼むよ、一回やらせてくれよ」
「ひどい男。なんでこんな男を好きになっちゃったんだろう……」
互いを好ましい異性として意識し合う二人だけに際どい言葉を交わしても笑みが消えることはなく、欲情の炎も燻ったままでフッと一吹きするだけで燃え盛る予感がする。
「いらっしゃいませ、柏木様」
「この人ともう一人の女性が宿泊するので現金でデポジットを入れときます……もう一人を待ってさざんかで食事をするので着替えのためにチェックインをお願いします」
シノと朱莉のためにチェックインを済ませたタケはベルボーイの案内を必要ないよと断り、二つのガーメントバッグを持ってエレベーターホールに向かう。
「なに??いやな男、ワインを用意するなんて」
部屋に入るなりガーメントバッグをベッドに放り投げたタケに壁に押し付けられたシノは、テーブルに置かれたワインクーラーに視線を走らせて笑みを浮かべる。
「二人きりになれるこの瞬間を待っていた……」
「ウフフッ、私も同じ。気持ちはドッキドキ、アソコは期待でドッロドロ……確かめても好いわよ」
ジャケットを脱がせても怯むことなくタケを言葉で挑発する
時刻を確かめたタケは、夕食には余裕があるからシャワーで汗を流そうと囁いてTシャツを脱がせ、スカートのボタンを外すとストンと足元に落ちてシノを守るのはブラジャーだけになる。
「ワインを用意するくらいだから遊び慣れていると分かるけど、ブラジャーの脱がせ方で遊び人かどうか分かるって言うよね」
またもや挑発するシノを見つめて頬を緩めたタケは左手でシノの頬を擦り、濃厚なキスを交わしながら背中に回した右手でブラジャーのホックを外す。
ホックを外したブラジャーのストラップに指をかけて右肩を滑らせ、反対側も同じように肩を抜いて両手を窄ませるとブラジャーは抵抗する間もなく滑り落ち、胸の膨らみをあからさまにする。
「誰だったかなぁ??遊び慣れていないから洒落たことは言えないって言ったのは……洒落たことは言わないけど、女心を操る術は知っている遊び人。ウフフッ、虜になっちゃいそう」
柔肌を守る衣類をすべて剥がしたタケは壁に付いた左手でシノの動きを封じ、右手を駆使して素っ裸になる。
股間にだらりと垂れ下がるオトコを見たシノは頬を膨らませる。
「私のオンナノコはタケと二人っきりになった期待でドッロドロなのに、この子は昂奮する様子もない……私って魅力がないの??」
「クククッ、可愛いなぁ……」
シノを横抱きにすると、イヤンッと可愛い声を漏らし、抱き上げたままテーブルに近付くと意を察してワインボトルとグラスを手に取る。
「グラスが一つじゃ足りないだろう??」
「いじわる。一脚でいいの、二人で一個、二つも必要ないでしょう」
バスタブに湯を張る準備をしてシャワーブースに入り、シノにシャワーキャップを被せて湯を浴びせる。
「ウッ、ウックククッ、私だけに掛けるなんてズルイ。タケにも掛けちゃう」
頭からシャワーを浴びながら唇を合わせ、息をするのも忘れるほど激しく貪りあい、身体をまさぐりハァハァッと息を荒げる。
「汗を流しっこしようか」
ボディソープを掛けた身体を互いの両手がまさぐり、身体を擦り合う。
「クククッ、ボディ洗いの立ちバージョンは気持ちいい??オッパイがもう少し大きい方がいいのかなぁ??」
「シノのオッパイはオレ好みで丁度いいよ」
「良かった……この子を洗ってあげるね。大きくな~れ、大きくな~れ」
膝立ちになったシノは泡だらけにした両手でオトコを包み込んでヤワヤワと擦り、前後に動かしたり包み込んだ両手に力を込めたり緩めたりを繰り返すとムクムクと起き上がる。
「ウフフッ、私の手の中で大きくなった。好い子にはご褒美を上げなきゃね」
シャワーをかけてソープを流し、亀頭に舌を這わせたり鈴口を舌先で刺激したりしながら上目遣いにタケの反応を確かめ、ウッと吐息を漏らして腰を引くと、
「気持ちいいからって逃げちゃダメ……食べちゃおう」
パクリと口に含んで顔を前後し、満足できる硬度に達すると、プファ~と息を漏らして吐出し、目元を朱に染めた顔をタケに向ける。
「気持ちいいよ……シノが左折を苦にしない人だったら、こんな関係になっていなかったと思うと、不思議な縁を感じるよ」
欲望を満足させることなく途中で中断したとは言え、初めての店外デートで互いを求め合っていることを確認した安堵感とわずかな羞恥で車内は静寂に包まれる。
気まずいとか恥ずかしくて身の置き所がないと言うことではなく、他人の視線を避けながら真昼間の砂浜で結ばれたということに満足し、その余韻に浸りホテルにチェックインした後の戯れを想像すると期待で胸は高鳴り昂奮が冷めることもない。
「この車が空を飛べたらいいのにな」
「えっ、どうして??」
「高速だといっても前の車を無条件で追い越していいものでもないし、カーブもある。一般道に下りれば信号もあるしカーブも増えるだろう。空を飛べば真っすぐ、最短距離でホテルの部屋を目指せる」
「クククッ、チェックインもナシで窓からベッドめがけて突っ込むの??……早く抱きたい??」
「そうだよ。初めて会ったあの日、こんな好い女は黒いパンツスーツの中に美味そうな身体を隠しているんだろうな、下着も黒なんだろうなって想像していた。想い出すだけで涎が出ちゃうし、砂浜でアペタイザーを無理やり食べさせられちゃったしな」
「ひどい、興奮していたのは私だけでタケはこの身体に興味がなかったの??」
言い終わるや否やシノはスカートを捲り上げて下着を着けていない股間を晒す。
「パンツを脱げって命令したのはタケだよ。忘れたの??」
「クククッ、か~るい前戯の積りだったのにシノの反応の良さにびっくりしているよ」
「作業着姿のタケは親切で優しい紳士だと思ったのになぁ……こんなにスケベな変態男とは思わなかった。しばらくチンチンをナメナメしていなかったので男を見る目が落ちていたのかなぁ」
「申し訳ないね。シノが期待したような紳士じゃなくて、でも嫌いになるのはもう少し待ってくれよ。頼むよ……」
「どうしようかな、いつまで待てばいいの??」
「押し倒したシノのオンナノコにオレの精液をぶちまけるまででいいよ。頼むよ、一回やらせてくれよ」
「ひどい男。なんでこんな男を好きになっちゃったんだろう……」
互いを好ましい異性として意識し合う二人だけに際どい言葉を交わしても笑みが消えることはなく、欲情の炎も燻ったままでフッと一吹きするだけで燃え盛る予感がする。
「いらっしゃいませ、柏木様」
「この人ともう一人の女性が宿泊するので現金でデポジットを入れときます……もう一人を待ってさざんかで食事をするので着替えのためにチェックインをお願いします」
シノと朱莉のためにチェックインを済ませたタケはベルボーイの案内を必要ないよと断り、二つのガーメントバッグを持ってエレベーターホールに向かう。
「なに??いやな男、ワインを用意するなんて」
部屋に入るなりガーメントバッグをベッドに放り投げたタケに壁に押し付けられたシノは、テーブルに置かれたワインクーラーに視線を走らせて笑みを浮かべる。
「二人きりになれるこの瞬間を待っていた……」
「ウフフッ、私も同じ。気持ちはドッキドキ、アソコは期待でドッロドロ……確かめても好いわよ」
ジャケットを脱がせても怯むことなくタケを言葉で挑発する
時刻を確かめたタケは、夕食には余裕があるからシャワーで汗を流そうと囁いてTシャツを脱がせ、スカートのボタンを外すとストンと足元に落ちてシノを守るのはブラジャーだけになる。
「ワインを用意するくらいだから遊び慣れていると分かるけど、ブラジャーの脱がせ方で遊び人かどうか分かるって言うよね」
またもや挑発するシノを見つめて頬を緩めたタケは左手でシノの頬を擦り、濃厚なキスを交わしながら背中に回した右手でブラジャーのホックを外す。
ホックを外したブラジャーのストラップに指をかけて右肩を滑らせ、反対側も同じように肩を抜いて両手を窄ませるとブラジャーは抵抗する間もなく滑り落ち、胸の膨らみをあからさまにする。
「誰だったかなぁ??遊び慣れていないから洒落たことは言えないって言ったのは……洒落たことは言わないけど、女心を操る術は知っている遊び人。ウフフッ、虜になっちゃいそう」
柔肌を守る衣類をすべて剥がしたタケは壁に付いた左手でシノの動きを封じ、右手を駆使して素っ裸になる。
股間にだらりと垂れ下がるオトコを見たシノは頬を膨らませる。
「私のオンナノコはタケと二人っきりになった期待でドッロドロなのに、この子は昂奮する様子もない……私って魅力がないの??」
「クククッ、可愛いなぁ……」
シノを横抱きにすると、イヤンッと可愛い声を漏らし、抱き上げたままテーブルに近付くと意を察してワインボトルとグラスを手に取る。
「グラスが一つじゃ足りないだろう??」
「いじわる。一脚でいいの、二人で一個、二つも必要ないでしょう」
バスタブに湯を張る準備をしてシャワーブースに入り、シノにシャワーキャップを被せて湯を浴びせる。
「ウッ、ウックククッ、私だけに掛けるなんてズルイ。タケにも掛けちゃう」
頭からシャワーを浴びながら唇を合わせ、息をするのも忘れるほど激しく貪りあい、身体をまさぐりハァハァッと息を荒げる。
「汗を流しっこしようか」
ボディソープを掛けた身体を互いの両手がまさぐり、身体を擦り合う。
「クククッ、ボディ洗いの立ちバージョンは気持ちいい??オッパイがもう少し大きい方がいいのかなぁ??」
「シノのオッパイはオレ好みで丁度いいよ」
「良かった……この子を洗ってあげるね。大きくな~れ、大きくな~れ」
膝立ちになったシノは泡だらけにした両手でオトコを包み込んでヤワヤワと擦り、前後に動かしたり包み込んだ両手に力を込めたり緩めたりを繰り返すとムクムクと起き上がる。
「ウフフッ、私の手の中で大きくなった。好い子にはご褒美を上げなきゃね」
シャワーをかけてソープを流し、亀頭に舌を這わせたり鈴口を舌先で刺激したりしながら上目遣いにタケの反応を確かめ、ウッと吐息を漏らして腰を引くと、
「気持ちいいからって逃げちゃダメ……食べちゃおう」
パクリと口に含んで顔を前後し、満足できる硬度に達すると、プファ~と息を漏らして吐出し、目元を朱に染めた顔をタケに向ける。
「気持ちいいよ……シノが左折を苦にしない人だったら、こんな関係になっていなかったと思うと、不思議な縁を感じるよ」