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営業―4

スカートの裾を整えたシノはタケとつないだ手を引かれ、恥じらいを滲ませて歩幅を小さく俯き加減で目の前に広がる砂浜を目指す。
「シノ、空を見てごらん吸い込まれそうなほど真っ青で気持ちいいよ」
どこまでも広がる青い空はそっくりそのまま海に姿を映し、はるか遠くの水平線で空と海が混じり合う。
白い絵の具を撒き散らしたように真っ白な砂浜のそこかしこにカップルが座って愛を語り、家族連れが砂浜に穴を掘り掻きだした湿った砂で山を作りトンネルを開ける。

カップルや家族連れから離れた場所にある防波堤を背にして砂浜に座ったタケはつないだままの手を引きシノを抱き寄せる。
「イヤァ~ン、私を抱っこしたいなら、そう言えばいいのに。ウフフッ」
大袈裟に倒れ込むようにして胸に抱き寄せられたシノは満面の笑みでタケを見上げ、口を尖らせる。
チュッ……横抱きにしたシノに覆いかぶさるようにして軽く唇を合わせたタケが顔を綻ばせると、
「ダメッ、初めてのキスなんだからちゃんとしてくれないと、イヤッ……」
「クククッ、可愛いな……わがままな子猫ちゃん」
横抱きから顔と顔が向き合うように太腿を跨がせると恥じらいを浮かべた笑みで互いの心の内を探り、シノは静かに目を閉じる。
タケの両手は頬に添えられ、伸ばした舌が誘うように唇をつつくと目を閉じたままシノの舌が誘いに応じておずおずとつつき合い、ハァハァッと息を荒げる。

チュッ、チュッ……ヌチャヌチャ、二人の舌はつつき合ったり絡み合ったりしながら宙で踊り、抱き合う手に力がこもり距離を詰めていく。
閉じた瞳が開いてタケと視線が合うと羞恥と期待で赤く染まり、催促するように口を尖らせて再び目を閉じる。
タケの舌先はシノの期待を無視して閉じた瞼を刷き、チュッと音を立てて唇を合わせる。
「アンッ、瞼にキスされるとこんな気持ちいいなんて……クククッ、やっぱりタケは遊び慣れて油断できない男」
「買い被るなよ。シノがオレに好意を持ってくれるなら、少しくらいの野暮はスル~してくれるだろう」
「クククッ、私がタケを大好きって言うのはウソじゃないけど、これまで付き合った男がいないわけじゃない。でも、こんなにワクワク、ドキドキするのは初めて……」

再びシノの頬に両手を添えて唇を合わせると、クゥ~ンと艶めかしい声を漏らして両手をタケの背中に回して力を込める。
舌先でシノの唇を刷き、ツンツンとつつくと閉じていた唇が開いてタケの舌の侵入を許し、シノの舌をゾロリと舐めて悩ましく絡む。
ウグッ、ウッウッウグッ、クゥッ~、フグフグッ……二人は妖しい吐息を漏らして獣欲を隠そうともせず、昂る気持ちをぶつけ合い互いの唾液を啜り舌は欲情のおもむくまま絡み合う。
他人の視線を忘れてシノはめくるめく悦びに身を任せて上半身を躍らせ、下半身をタケの太腿に擦り付ける。
タケの左手は揺れ動くシノの身体を支え、右手は自然と胸の膨らみに伸びてヤワヤワと揉みしだき自らの想いを右手に託す。
シャツ越しの右手で与えられる快感とタケの想いを受け止めるシノは、胸を締め付けられる悦びに我慢が限界を超える。

「ねぇ、我慢しなきゃダメ??」
「えっ、ここで??シノの欲情をすべて受け止めるのは怖いけど、いいよ」
「いつもの私はこんなことを言わないけどタケのせいだからね。パンツを脱がせたりするからだよ」
言い終わるや否やシノは跨いでいた太腿から降りて周囲を見渡し、二人に注目する人のいないことを確かめてタケの股間の膨らみに手を這わせて上下に擦る。
「大きくな~れ、大きくな~れ。私のオチンチン」
「クククッ、今この場所でシノに注目する人はいないけど二人っきりじゃなく他人はいるよ」
「いいの、タケのせいでムラムラしているんだもん。久しぶりのオチンチン……ウフフッ、大きくなってきた」
再び周囲を見渡したシノはフゥッ~と息を吐き、意を決したようにファスナーを下ろすと下着の中に指を入れてペニスを引っ張り出し、間髪を入れずにパクリと口に含んで顔を上下する。
「クククッ、大きくなったけど、このままで平気??」
「平気じゃないけど我慢するしかないだろう??」
「予約したホテルまで我慢できるの??私と身体を密着してチンチンを大きくしても我慢できるんだ。フ~ン、私ってその程度の魅力しかないんだ??」
「可能なら今すぐ挿入したいけど、オレにはそんな勇気がない」
「ウフフッ、私にはあるわよ。勇気を見せてあげる」

引っ張り出されたペニスはシノの口の中で元気を与えられて宙を睨むほど屹立している。
上唇に舌を這わせたシノは勃起したペニスを摘まんで唇を噛み、スカートで二人の股間を隠して腰を下ろしていく。
「待ってくれ、この格好じゃマズイよ」
シノの腰に手を添えて立ち上がらせようとするタケに恨めしそうな視線を向け、
「どうして??我慢できない。スカートに隠れるから大丈夫なのに……意気地なし」
ズボンから引っ張り出されたペニスはヌラヌラと濡れたまま宙を睨み、タケは隠す様子もなくポケットからハンカチを取り出してシノの手を掴み、親指の付け根を縛って自由を奪う。
「えっ、なに??なに??どうするの??いやっ、興奮する」

シノを後ろ手に拘束して自由を奪ったタケは背中越しに抱きしめ、耳に息を吹きかけながら囁く。
「クククッ、あのまま挿入されたらこれからの付き合いでいつまでも主導権を取られそうだから最初はオレがリードすることにした」
「イヤッ、濡れちゃう……今日の私は変、タケの声さえもが愛撫になっちゃう」
「オレを操ろうとした罰を受けてもらうよ」

「オレはともかく、シノを見る人がいないのは心外だな。こんなに好い女を連れて歩いているオレをバカにするのと同じだよ、そう思うだろう??」
「ハァハァッ、興奮でドキドキする。心臓が口から飛び出しちゃいそう、早く何とかして、おねがい」
下半身を揺すって悪戯を催促するシノを背後から抱きかかえたタケはスカートを捲り上げて尻を剥き出しにする。
「アァ~ン、早く、入れて、私をブスリと突き刺して……」
「声が大きいよ、シノ。聞かれちゃうよ」
耳元で囁きながら腿に手を添えて両足を開かせ、白い尻をピシリと打つと早くも蜜を滴らせる泉を突き出し、足を開いていく。
摘まんだペニスを滴る蜜の源泉に押し当てて馴染ませ、
「シノ、入れるよ」と呟いて腰を突き出すと、タケのオトコは泉に姿を消していく。
「ウッ、クゥッ~、こんな処で、こんな格好で、でも嬉しい。タケとつながりたかったの……」
ウッ、と声を漏らして根元まで突き入れたタケがシノの背中から視線を上げると真っ青な空が広がり、陽光を受けた波頭がキラキラ輝いて欲情に突き動かされている自分をおかしく思い始める。
「シノ、此処で頂上に達するより、楽しみはホテルに着くまで取っとこうか」
「えっ、うん。つながったからとりあえず満足した……ウフフッ、早く戻ろうよ」
自ら突き出した尻を引き、つながりを解いたシノは反転してタケの股間で隆々と宙を睨むオトコを口に含んで舌を絡ませ、滑りを舐め取ろうとする。
「アンッ、後ろ手に縛られたままだからタケが協力してくれないとチンチンをきれいにできない……熱い、チェックインしたらすぐ抱いてもらうからね。ウフフッ、大好き……」
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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