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偽者 ~PRETENDER~ -37

佐緒里と内藤 -9

ハァハァッ……息も絶え絶えになるほど濃厚なキスを交わした二人の間をツツゥ~と伸びた唾液がつなぎ、性的好奇心と昂奮で真っ赤に染まった瞳で見つめ合う。
ハァハァッ……欲望が消え去り、何も見えなくなり音や匂いさえも意識しなくなる。
過去も未来もなく、佐緒里は店や美香の事も忘れて内藤に抱かれる幸せに酔い、内藤は腕の中で欲望を露わにする佐緒里を愛おしく思う。

ワインボトルを持たせた佐緒里を抱き上げてベッドに近寄り、そっと寝かせて額に唇を合わせる。
「ハァハァッ、まだ何もされていないのにドキドキする。ベッドでちゃんと愛されるのは初めて……恥ずかしい」
ワインボトルを手にした内藤はシャツを着けたままの佐緒里に垂らし始める。
糸を引くように胸にめがけて少しずつ垂らすと膨らみの先端が姿を現し、チュゥ~チュゥ~と音を立てて吸い取り、反対側にも同じことを繰り返す。
胸の谷間めがけて垂らしては舐めとり、臍の周囲に垂らして吸い取る頃には雨に打たれたように佐緒里の上半身があからさまになり、内藤は成熟した女性の美しさに唾を飲む。
「値踏みされているようでドキドキする。どれくらいの値段をつけてくれる??」
「佐緒里に値段をつけるほど自信家じゃないよ」
「クククッ、ほんとう??じゃぁ、元亭主はどんな男だと思う??」
「身の程知らずで野蛮、それが佐緒里には新鮮に映った。あるいは、オレなんかには羨むこともできないほど出来る男」
「どちらかと言えば後者だけど、あなたもできる男の雰囲気があるよ。あいつは世間受けは好いけど亭主には最低……あなたはセフレには好いけど、恋人や亭主には向かない。私は男運の悪い女、クククッ」

オレをあえて美香の客につけて浮気を楽しみ、経歴や履歴を偽って両親に会わせることを口実にして自室で淫らな行為に耽った。
オレもだらしないけど佐緒里の狡猾さに兜を脱ぐよと思いつつ、悪女もオレの目には好い女に映るよと声にしない言葉をかける。
内藤の手は佐緒里の肌から離れることはなく、シャツ越しに身体のラインを確かめるかのように脇腹に沿って手を這わせ、胸の膨らみの先端を指の腹で撫でる。
ボタンを一つ、また一つと外してシャツの前を大きく開く。
きれいだ……と、独り言のように言葉を漏らした内藤は、肩から下腹部まで指を這わせる。
「初めての時もそうだったけど恥毛はどうした??」
「ツルマンはおかしい??」
「おかしくないさ。見た目の清楚な雰囲気に似合っているよ。下着の端から覗いたり透けたりするマン毛は卑猥な感じがするけど、ツルツルマンコって撫でたくなるけど卑猥な感じがしない」
「ウフフッ、そうなの??ガッカリさせてあげる……離婚の後、セックスはないの。美香ちゃんに使ったオモチャや私の指が恋人だった。温もりがないでしょう、欲求不満が募って飾り毛をジョリジョリしたりお尻を弄ったりして誤魔化した結果なの……ガッカリした??」
「もう、何も言わなくていいよ。佐緒里とオレの大切な時間」

「そんなにじっと見られと恥ずかしい」
仰向けからうつ伏せになり両手を胸の前で交差して丸くなる。
シャツ越しに肩から腰まで脇腹を撫で下り、背骨の左右に指を這わせるとツイルシャツの肌触りの良さも加わって心地良さに身体の緊張を解く。
内藤が広げた両手の手の平を肩に置くとピクッと反応する。
「緊張しちゃダメだよ。オレが佐緒里に変な事をするはずないだろう」
「ごめんなさい。嫌な事を思い出しちゃった」
内藤は佐緒里の髪に顔を埋めて、
「オレよりも別れた男の印象の方が強いのか??」
「あなたが初めて店に来てくれた日から夢の中に別れた亭主は出なくなった。あの日以来、オナネタはあなた……美香ちゃんを抱くあなたを想像して嫉妬してたかも……クククッ、あいつがあなたに嫉妬したのかなぁ。記憶から消しちゃって欲しい」

シャツを脱がせて剥き出しにした肌は大理石のようなしっとり感と成熟した女性らしい丸みを帯びて頬ずりしたくなるほど色っぽい。
髪の生え際に息を引きかけて首筋に唇を滑らせ、肩から手首まで手の平を滑らせる。
リラックスした様子で緊張を解いた佐緒里の指に絡ませた手に力を込める。
「あなたに手を握られると落ち着く」
「佐緒里のきれいな背中を見るだけで手をつなぎたくなる」
「どうして??」
「誰にも渡さない。佐緒里はオレの女だって宣言するためだよ」
「嬉しい……気持ちだけではなく身体にもあなたの記憶をを刻み込んで欲しい」

偽者 ~PRETENDER~ -36

佐緒里と内藤 -8

内藤は満足の証を口腔に吐き出して征服欲を満たし、店の同僚やお客様にまで褒めそやされるたびに身体の奥に澱む被虐心との乖離で落ち着かずにいた佐緒里は、強い男に支配されたいと思いながらも大っぴらにそれを求めると全てを失う不安で口にすることが出来なかった。
そんな佐緒里は屈折した秘密を守り、欲求を満たしてくれそうな内藤に巡り合って穏やかな満足感に浸っている。

恥ずかしいから一緒は嫌だと言う佐緒里に先にシャワーを使いなよと言うと、女は時間がかかるから後でいいと言う。
そっと抱き寄せて額に唇を合わせて、すぐに出るからねと言うと、急がなくていいよと顔をほころばす。
性的欲求を露わにして髪を振り乱し、口の周りを先走り汁と唾液まみれにして凄艶な色気を撒き散らす佐緒里の魅力を捨てがたく思うものの、はにかんで笑みを浮かべる清楚な様子に股間が反応しそうになり慌ててバスルームに向かう。

汗を流した内藤に代わってバスルームに向かう佐緒里は、
「あなたのシャツを貸してくれる??男物のシャツを着けて腕枕してもらう夢を見ていたの。いいでしょう??」
ブルーのツイルシャツを用意した内藤は、ここに置くよとシャワーの音に負けない声をかけてキッチンに立つ。

夕日で朱に染まる雲に頬を緩め、イカとスズキやアサリ、セロリとアスパラ、ニンニクを用意してスズキの白ワイン蒸しの準備を終えるとイカとセロリの炒め物を作り始める。
「好い匂い……イカとこっちは何??」
ブルーのシャツを腕まくりした佐緒里が鼻をクンクンさせて炒め物とワイン蒸しに顔を近付ける。
「スズキのワイン蒸しだよ」
「イカとスズキか健康には良さそうだけど、肉も食べた方が好いんじゃないの……ねっとりと抱いてくれるんでしょう??」
「後ろにあるよ……高級肉じゃないけど好いだろう??」
「これはランプ肉だね。面倒なことが嫌いだからアフターは断ることにしているけど、同伴でステーキを誘われてランプ肉をご馳走してくれるお客様はいないなぁ……クククッ」
「高級肉でなきゃダメって言うなら帰ってもいいよ。オレは赤身が好きなんだよ、文句ある??」
「ウフフッ、見栄を張らずに自分を忘れない。そんな男性が好き……お店では威張る男性、よく見せようとして見栄を張る男性。色々な人を見ているから」

イカとセロリの炒め物、スズキとアサリやアスパラの白ワイン蒸し、ランプ肉とアスパラ、ピーマンやニンジンのグリルをテーブルに運び、朝食で残ったバゲットを用意する。
キンキンに冷えた白ワインで乾杯をした佐緒里は、
「霜降りでなくても美味しい。薄切りにしたランプ肉にワサビがよく合う」
佐緒里の健啖さが心地良く自然と浮かぶ笑みに不満の声をあげる。
「なに、大食いの女は嫌い??お腹が空いているし、あなたが料理上手だからしょうがないでしょう??文句ある??」
「誤解だよ。食欲は活発、活動的の裏付けで好ましいし、食べる姿勢が好い。上品さや教養を感じさせてくれる」
「ふ~ん、案外と理屈っぽいんだね。もっと感覚を大切にするシンプルな人だと思っていた……料理男子って言われるのは、どんな感じ??」
「料理を女性に振舞ったことがないから言われたことがないけど、嫌じゃないよ。食べることは生理的欲求やセックスと同様、生きるために必要不可欠。食材を目の前にしてメニューを考えたり、メニューから食材を用意したりクリエイティブな作業だと思う」

食事を終えた二人は食器を片付けて十分に冷やしたスパークリングワインを用意して窓際に座る。
柱を背にして座る内藤に身体を預ける佐緒里は肌触りの好いシャツに包まれてうっとりと目を閉じ,肌をまさぐる手の感触に酔いしれる。
綾織のツイル生地は夕日に照らされて光沢が際立ち、羞恥で朱に染めた佐緒里の魅力を際立たせる。
「肌触りの好いシャツだから、シャツ越しに撫でてもらうと気持ち良くてうっとりする……あなたを美香ちゃんに付けたのは失敗だったかなぁ……」
「最初から、やり直すか??」
「ウフフッ、冗談よ。あなたといると心地いいから、そう思っただけ。別れた亭主のせいで男性に対する不信感が消えたわけじゃないの、あなたといると男の人っていいなと思い始めているけどね」
「そうか、佐緒里のような女性が人生観を変えようかって思うほど影響を与えたとすれば光栄だな」
「クククッ、やっぱり今のままが好い。誰にも話したことのない私の隠し事もすぐに見破ってくれたし、秘密を守ってくれる。今の私には大切な人……私は悪い女」
「好い女は自分を高めようとするから男に媚びない甘え下手。自立していて好き嫌いに妥協しない佐緒里は弱気な男が相手するには手強すぎる」
「ウフフッ、褒めてもらったのかなぁ??」
寄りかかる佐緒里を強く抱きしめた内藤は、
「オレの前じゃ頑張らなくても好いよ。甘えたい時は電話でもいいし、メールでもいい、いつでもいいよ」
「ありがとう。美香ちゃんが使わないときは、この胸を借りることにする」
佐緒里の顎に指をかけて正対させ、顔を近付けると唇に舌を這わせて滑りを与えた佐緒里は目を閉じる。

「いらっしゃいませ」
「急に雨が降り始めちゃったよ」
「二日連続は珍しいなと思いましたがウチは傘代わりですか??」
「傘は差して歩けるけど、マスターの店を担いじゃ歩けないですよ」
「そうでした、傘の代わりはできないですね。ウチは雨宿り用の軒先ですね……ジントニックでよろしいですか」
よろしいですかと言いながら氷を入れたタンブラーに水を注いでステアし、グラスを冷やし始めている。

「ふぅっ~……」
独りでカウンターに座っている女性客がバーテンダーと男性客の言葉遊びを意に介する様子もなく溜息をついてバックバーを見つめている。
「おまちどうさま……悪い癖だよ」
「そうだな……ごめん」
興味深げに女を盗み見る男をバーテンダーがたしなめると、眉毛をあげて好奇心を捨て去りジントニックを口にする。
「美味いな……ジンやトニックウォーターにこだわりがなかったけどマスターの作るジントニックを口にすると、タンカレーの香りが口の中に広がる。初めての時は冷やさないのはどうしてだろうと思ったけど、香りを楽しむにはこれが好いんだな」
「こだわりがないって言うけど、違いを感じてもらえるのは嬉しいよ。酒は人生の彩、酒は喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれると言った人もいるからな」
マスターは男と会話を続けながらチラッと女性客に視線を向ける。

「お代わりください……キールロワイヤルをお願いします」
飲み干したスプモーニよりもアルコール度数の強いカクテルをオーダーする。
フルートグラスとカシスリキュールを用意したマスターは、シャンパンストッパーで封をしたシャンパンを冷蔵庫から取り出す。
「このシャンパンは、昨日、彼と二人で乾杯したクリュッグ社のシャンパンで高級とされるものです。昨日、十分すぎる料金を貰っているのでキールロワイヤルはサービスさせていただきます」
「よろしいのですか??」
「魅力的な女性が憂鬱な表情されることに私も彼も堪えられるほど強くないのです」
「フフフッ、お世辞と分かっていても今の私には嬉しい言葉です」

フルートグラスの脚をいじり、口にすることもない女性客はマスターに話しかける。
「酒は喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれると言うのは本当ですか??」
「さぁ、どうでしょうか??……酒を飲むのは嫌な事を忘れるためだと言った人もいます」
「酒を飲めば嫌な事を忘れられるのですか??」
「どうですかね??どんな嫌な事を忘れたいのだと聞かれて、酒のせいで嫌なことが何だったのか忘れちゃったと応えたらしいですよ」
「ウフフッ、酒のせいで一時忘れるだけですか……そうか、そうですね。酒を飲んでも逃げるだけか……」
「楽しくないことがあったのですか??……失礼なことを申し上げました。聞かなかったことにしてください」
「仕事でミスをしちゃったんです。付き合っていた彼と別れたばかりで、頭の中が整理できていないのです。酒ですべてを忘れることが出来ればいいのですが無理ですね。こんな女じゃダメですよね、どう思います??」

女はジントニックを飲む男に問いかける。
「えっ、いやぁ、美人ですよねぇ」
「褒めてもらうのは嬉しいけど、お世辞は好きじゃない」
「あなたがお世辞と言うのは他の女性に失礼ですよ……容姿は勿論だけどグラスを口にする時の姿勢が好い。制服というか、仕事をする時の衣装が似合っている人は一流だと思っています。あなたは仕事帰りでしょう??スカートスーツが似合っています。如何にもできる女性って雰囲気がします。掛け値なしに好い女です」
「ありがとう……私を誘ってもらえますか??口説いてくれますか??自信を取り戻したい」
「疲れている女性、しかもあなたのような好い女が参っている時に付け入るような真似はしたくないのでお断りします。それに自分を安売りする女性は好きじゃないです」
「そうですか……一か月後、いえ、二週間後に私が立ち直っていれば口説いてもらえますか??」
「一つ、忠告していいですか??」
黙って頷く女に向かって、
「酒は飲んでも乗られるなって言った人もいますよ」
「えっ??……飲んでも乗られるなって、まさか……ウフフッ。大丈夫です、二週間後に立ち直っていれば酒のせいにして安売りするようなことはしませんから」

「気になる男女なら酒のせいにして過ちを犯すのもいいんじゃないですか。過ちから始まる幸せもあるはずですよ」
「ウフフッ、私はそれでもかまわないけど、どう思いますか??」
「酒と女は二ごうまでとも言うから飲み過ぎなければね」
「えっ、待って、えっ……奥さんがいるの、それとも付き合っている女性がいるの??」
「はははっ、酒は二合までの部分だけです、付き合っている女性も妻もいません、マスターが証人になってくれます」
「良かった……二度と立ち直れなくなるところだった。それより、私が男を誘うことになると思わなかった……どうしてだろう??」
「運命ですよ。お客様はスプモーニとキールロワイヤルという赤いカクテルを飲まれました。今日は情熱的で活動的な気持ちだったのでしょう」
マスターの言葉で二人は顔を見合わせて笑みを浮かべる。

「三杯目を飲むなら私に選ばせてください。プースカフェスタイルのオーガズムをどうですか??」
「オーガズム……いやらしい名前。エッチなカクテルですか??」
ジントニックを美味そうに飲む男をわざとらしく睨みつけて、マスターに質問する。
「全然エッチなカクテルじゃないですよ。バーテンダーの腕を問われるカクテルです。コーヒーリキュールを底にして比重の大きい順にリキュールが層になるように注ぐカクテルです」
「ふ~ん、興味があるけど飲み過ぎて嫌われるのは嫌だから二週間後に頂きます……昨日二人で乾杯したと聞きましたが、お祝いするようなことがあったのですか??」
「マスターが振られちゃったので慰めたのですよ」
「振られた……それで乾杯するの??」
「酔っぱらった彼が、二人で飲もう。酒で忘れちゃいなよって、このシャンパンを開けたんですよ、彼の奢りでね」
「ウフフッ、忘れることが出来ましたか??」
「忘れるよりも、ヒドイ男ですよ、こいつは……マスター、明日以降、最初に独りで来た女性客を口説いちゃいなよ。この世にブスはいない、ウォッカが足りないだけだって言うロシアの諺があるからって言ったのに、最初の女性客をこいつが口説くことになっちゃったんだから。それに、こんな美しい女性が最初だったのに」
「えっ、私のせいですか、ごめんなさい……それにしてもひどい、最悪の男。ウォッカを飲めば好いなんて女をバカにしてる……ありがとう。元気になりました。今日は帰ります。二週間後に来ます、その時に嫌じゃなければ口説いてください」
「二週間後、何があっても口説きに来ます。スプモーニやキールロワイヤルがこんなに似合う女性は初めてです。おやすみなさい」

<< おしまい >>

偽者 ~PRETENDER~ -35

佐緒里と内藤 -7

オナニーで満足した佐緒里はソファに背中を預けて両足を投げ出し、全身から力が抜けて弛緩する。
「ウフフッ、恥ずかしい。あなたに見てもらったから、いつもよりも気持ち好かった……アンッ、ダメって言ったでしょう。二人でいるときは私のオチンポなの」
自らのペニスを握ったままの手が竿をしごき始めると佐緒里は抗議して犬歩きで近付き、首輪につながるリードを内藤に持たせて、
「私はあなたのワンちゃん。これは私のオチンポ」
上目遣いに見つめながら囁いてパクリと怒張を頬張り、舌を絡ませて顔を前後する。
「佐緒里の温かい口に含まれて舐めてもらっている。気持ち好いよ」
「ハァハァッ、そんな言い方をしないで。あなたとのセックスでは支配されたいの……」

リードを引いて目の前に佐緒里を引き寄せ、
「オレのモノは、私のオチンポじゃないだろう。店での優越的な扱いを忘れられないようだな……これで、佐緒里の立場を理解しろ」
先走り汁と唾液まみれの剛棒で佐緒里の頬を打ち、所かまわず顔に擦りつける。
「アァッ~、たまんない……やっと、私の求めていた男が見つかった。あなたは優しいから私の望みを叶えてくれる……乱暴なだけの男は好きじゃない」
「佐緒里にとってセックスは生理的な欲求解消の手段で面倒な関係を好まない。だから美香ちゃんにオレをつけて、盗みセックスを楽しむ。オレが佐緒里に惚れることを避けようとして美香ちゃんを間に入れた……佐緒里にとってオレは偽者。偽者の方が都合がいい。そうだろう??」
「ほんとに嫌な男。セックスの最中に相手の心理を読み解こうとするなんて嫌われるよ。バツイチの私が男を信じるには傷が深すぎた……アァ~、気持ちいい。もっと汚して……」

滑りを帯びた剛棒を顔に擦りつけられて頬を打たれると佐緒里の表情が緩み、幸せな気持ちに浸っているのがはっきり分かる。
離婚で屈折した気持ちになっただけではなく、幼い頃から容姿や学校の成績を褒められて育ち、中学生頃までは自惚れることはなくても、それが当たり前だと思っていた。
高校生、大学生と長じるにしたがって付き合いが広がり、自分よりも秀でた人が幾らでもいると知って一時的にコンプレックスに苛まれることもあった。
幸いなことに努力する才能に恵まれていたのでコンプレックスを払拭することが出来たし、縁あって就いたキャバ嬢でもそれなりの実績を積むことが出来ていつの間にか自信を取り戻していた。
屈折した時期が自分の内面を見つめるきっかけとなり、こと性的な部分では現実と気持ちの乖離に物足りない部分がある事を意識していた。
大抵のお客様は佐緒里の歓心を買おうとし、それが心の奥に潜む被虐心に対する関心とのギャップとなっていたが内藤が埋めてくれる。

一瞬のうちにそんな事が脳裏をよぎり、頬を打ち所構わず顔を汚して目の前で屹立するペニスが愛おしく、両手を添えて竿を擦って舌を絡ませる。
ジュルジュルッ、ヌチャヌチャッ……大木に絡みつく大蛇のように佐緒里の舌は怒張で戯れる。
ピチャピチャッ……ウッウッ、ウググッ、グゥッ~……佐緒里の髪の毛を掴んで動きを封じ、怒張を突き付けると口は大きく開いて奥深くまで突き入れる。
ウグッ、ウッウググッ……容赦のない怒張の責めにも怯むことなく唾液まみれの舌を絡ませて喉を開き、吐き出そうとしない。
仁王立ちの内藤の太腿に添えた手は嫌がるどころか、抱き寄せようとする。
「佐緒里は可愛いな。こんな姿は美香ちゃんだけではなく、店のママやスタッフ、お客さんにも見せられないな」
「プファッ……ハァハァッ,喉の奥まで突き入れるんだもん、苦しい……ハァハァッ、美香ちゃんや私の両親が知っているあなたは偽者、私もあなた以外の人に見せるのは仮の姿。私たちって似ていると思わない??」
「そうだな、これからもオレたちの本当の姿を見せるのは二人っきりの時だけ」
「クククッ、ワクワク、ドキドキ昂奮する……ねぇ、一回目はお口に出して、いいでしょう??」
「任せるよ」

ソファから降りて仁王立ちの内藤の足元に跪いた佐緒里は勢いを失うことなく宙を睨むペニスに左手を添えて口に含んで顔を前後し、右手はヤワヤワと陰嚢を愛撫する。
ボトッ……ヴィ~ンヴィ~ン……アナルから解放されたローターは床で虚しく振動を繰り返しても二人は気にする様子もない。
「ウッ、気持ち好い。温かい口に含まれて金玉を刺激されると思わず声が出ちゃうよ」
「金玉……もう少し上品な表現がないの??でも、許してあげる。ここはどうかしら??」
右手を自らの股間で蜜にまみれさせて背後に伸ばしていく。
「アラッ、分かっているみたいね。自分からお尻の割れ目を開こうとする……フフフッ、弄ってあげる。嬉し泣きしてもいいのよ」
窄まりの周囲を撫でるとヒクヒクと催促するように蠢き、指の先端を押し込むと、ウッと声を漏らして尻に力を込めて閉じようとする。
「そんなに力を入れるとお尻ちゃんを可愛がってあげられないよ……そう、それでいいの。お尻を弄りながらチンポをオシャブリしてあげる。

ジュルジュル、ジュボジュボッ……ニュルニュル……「ウッ、クゥッ~、佐緒里はすごいよ。気持ちいい」
「ウグッ、フグフグッ……可愛い、お尻を弄られて悦ぶなんて女の子みたい」
「クゥッ~、だめだ、出ちゃうよ。いいの??出しちゃうよ」
「フグフグッ、ジュルジュルッ……出して、私のお口に一杯出して。お口で気持ち善くなってくれると嬉しい……フグフグッ」
「ウッウッ、だめだ。佐緒里、オレのモノを飲んでくれ……逝くよ、出るよ、クゥッ~」
佐緒里の頭に手を添えて宙を睨み、腰を突き出したかと思うと腰がヒクヒクと蠢き、喉の奥めがけて満足の証を放出する。
「グッ、ウググッ……ウッウッ……」
怒張が爆ぜて解き放たられた男汁が喉の奥を直撃すると、佐緒里は背中を丸めてビクビクと震わせ、内藤の太腿をパンパンと叩く。

頭に添えた手の力を抜いて腰を引いた内藤が怒張を引き抜くと、涙を滲ませた瞳がニコッと笑みを浮かべ、口腔の男汁をドロリと吐き出して手で受け、上目遣いに嫣然と微笑む。
「すごいんだもん。熱いし、ドロッとして濃いし死ぬかと思っちゃった……ねっ、すごいでしょう??」
手に吐き出した精液を見せつけ、飲んじゃうねと囁いてズズズッと音を立てて吸い取り、舌を這わせて舐めとっていく。
そんな佐緒里を抱き起した内藤は目尻に滲む涙を舐めとり、閉じた瞼に舌を這わせる。
顔のあちこちに残る唾液と先走り汁の混じった滑りを舐めとり、唇を重ねて濃厚なキスをする。

偽者 ~PRETENDER~ -34

佐緒里と内藤 -6

両足をソファに乗せてM字に開き、股間を突き出すとリモコンローターを飲み込んだアナルからコードが垂れる卑猥な様子を見せつける。
ヴィ~ンヴィ~ン……佐緒里は痴態を晒す羞恥と性的昂奮で押し黙り、内藤は欲情を露わにする佐緒里を目の前にして言葉を忘れ、静かな部屋にローターのくぐもった振動音だけが響く。
「いやっ、静かなのは恥ずかしい。何でもいいから命令して、私はあなたに支配されたいの」
「佐緒里は掛け値なしに好い女。そんな言葉を聞けるオレは幸せだよ……スケベな佐緒里の独りエッチで昂奮させてくれるね」

アナルに挿入したローターに続くコードを引っ張るとズルッとローターが抜け落ちる。
ヴィ~ンヴィ~ン、手の中で震えるローターは力を込める必要もないほど、あっけなく窄まりの奥に姿を隠す。
「見える??……店では美人だとか近付きがたいクールな魅力があるって褒めてくれるお客様がいるけど、あなたの目の前にいる女が本当の私なの……大学の先生だったという人に、物言う花って言われたことがあるけど意味が分かる??」
「言葉を話す美しい花。教養のある人は誉め言葉がひねくれているね」
「クククッ……教養のある人に妬いてる??」
「そうかもな……比喩で口説ける男にあこがれるよ」

クチュクチュ、ヌチャヌチャッ……ウッウッ、クゥッ~……左手で割れ目を開き、右手の中指と薬指で包皮ごとクリトリスを挟んで擦り始めると、眉間に皴を刻んで艶めかしい声が漏れ始める。
自ら与えた快感で心が震え、膝がゆっくり閉じていくとクリトリスを弄る指が自由を失い、気付いた佐緒里は膝を開く。
自然と閉じそうになる膝を巡って同じことを繰り返すと膣口から溢れた蜜は会陰部からアナルにまで滴り始める。
「アナルをクチュクチュしてごらん」
「アンッ、こうするの??……これでいいの??ヒィッ~、ウグッ、気持ちいい」
窄まりの中心に添えた指を蠢かして滴る蜜を塗り込めるとアナル性感に優れ、オナニーにも慣れている佐緒里の表情が緩んでくる。
「恥ずかしい、笑わない??」
「笑わないよ。この前も思ったけど、恥毛がないツルツルマンコはくすみも少なくて赤ちゃんのように清純に見えるのに、蜜をダラダラ滴らせるのは卑猥だし……それに今日はアナルも弄るだろう、悪女の鑑のような女だよ」
「クゥッ~、こんな事はあなたにしか見せられない。嫌な男だから見せてあげる」

アナルを弄った指を口に含んで汚れを舐めとり、
「オマンコを弄ってもいい??指をズブズブって入れてもいい???ねぇ、いいの??」
「佐緒里の指オナニーが見たい。エロイ指オナを見せてくれよ」
「クククッ、今まで私と美香ちゃんの前にいた内藤さんはニセモノ。私と二人だけの時のあなたこそ、本物のあなた。私の事を何でも知っているという顔をする嫌な男」
「そうか……店にいる、さおりという人気キャバ嬢は世を忍ぶ仮の姿。オレの前にいるセックスに飢えた女が本当の佐緒里……でも、もう一つの顔をオレにも隠している」
「……フンッ、ほんとに嫌な男」

アナルに挿入した指の汚れを舐めとり、その指をペニスに見立ててフェラチオを施すように出し入れする。
内藤との会話で身体だけではなく気持ちも昂らせた佐緒里は指を舐めることで一層燃え上がり、閉じかかっていた膝を開いて左手で割れ目を開く。
真っ赤な花弁は華やかに咲き誇り、妖しい芳香を胸いっぱいに吸い込んだ内藤は伸ばしたくなる手を我慢する。
佐緒里は右手を股間に伸ばして中指で膣口を擦り、左手で胸の膨らみを揉みしだく。
「ウッ、いやっ、オッパイも気持ちいぃ」
「エロイ佐緒里を目の前にして我慢する限界に近付いてきた」
「ハァハァッ、いや。あなたは見るだけ、触らせてあげない……こんなのを見ると、もっと昂奮する??」

膣口を擦っていた中指はヌチャヌチャと音を立てて侵入し、蜜を掻きだそうとするかのように激しく蠢かす。
ウッウッ、クゥッ~……昂奮で乾いた唇に赤い舌を這わせて滑りを与え、目を閉じて唇を噛んで中指に薬指を添えてズブズブッと挿入する。
「ウッ、ウググッ、ハァハァッ~、きつい……こうすると気持ちいいの」
二本の指で膣壁を擦り、親指の腹でクリトリスを刺激する。
膣壁を擦る指先だけではなく指の付け根が膣口の入り口を刺激し、アナルに挿入したローターの刺激も加わって苦痛にも見えるくらいに表情を歪めて快感に酔いしれる。
閉じていた眼を開くと椅子に座った内藤が怒張を握り締めて擦っているのが見える。
「ダメ、ダメッ、オチンポは私のモノなの。たとえ、あなたでも触っちゃダメ……グックゥッ~、逝っちゃう」
手の動きが激しさを増し、膝を閉じたり開いたりして抑えきれない昂奮を発散する。
激しいオナニーに内藤は言葉を発することもできず、竿に手を添えたまま呆けたように見惚れる。
クチャクチャッ、ヌチャヌチャ……「ヒィッ~、すごい、あなたに見られているから、いつもよりスゴイ、クゥッ~、逝く、逝っちゃう、ヒィッ~」

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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