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M 囚われて

囚われて-45

ウッウッ、イヤッ、アウッ、アァ~ン・・・忍の手と唇が肌を撫で、舌が産毛を逆立てるような精細なタッチで這い回ると、詩織は手で口を覆って押し殺した喘ぎ声を漏らす。
視線は眠ったままに見える男に注がれ、声を漏らすまいと手を噛んで耐える。
「気になるの??この人に聞かれないようにベッドルームに行く??・・それとも地下へ行く??声を聞かれないのは地下室だけど、どうする??」
「いじわる・・・どうせ、忍は私を苛めてよがり声を出させたいんでしょう??・・・地下室へ連れて行きたいなら、そう言いなさいよ」
開き直ったような蓮っ葉な言葉遣いになっても瞳は熱を帯びて爛々と輝き、しきりに唾を飲み、舌を唇に這わせる。
「クククッ、なんか勘違いしているようね、私が詩織を苛めるわけはないでしょう。地下室に行くのは止めとこうか・・・」
焦る様子もなくワインクーラーからボトルを取り出し、ワインをグラスに注いだ忍は、詩織も飲む??と、問いかける。
「喉が渇いたから飲みたい」
飲ましてあげると言い、口移しに飲ませて、舌を挿入しながら乳房を揉む。
「アンッ、そんな事・・・気持ち良くなっちゃう」
「そうなの??じゃぁ、止めてあげる・・・私も飲むね。グラス代わりに詩織の肌を借りるよ」

シャツを大きく開いて胸と腹を露わに晒し、忍の指が胸の谷間から鳩尾を経て下腹部へと撫で下ろす。
「せっかくの美味しいワイン、飲むなら相応しいグラスを使わなきゃね・・・詩織、動いちゃダメよ」
ハァハァッ・・・期待と興奮で息を荒げる詩織は胸と腹部を激しく上下させる。「ダメッ、自然と身体が・・・勝手に動いちゃう」
「そうなの、しょうがないね・・・大きく息を吸って、そう・・・吐いて・・・吸って・・・吐いて、どう??少しは落ち着いた??」
うん・・・ワインのせいだけではなく朱に染めた顔でコクンと頷き目元を緩めて見せる。
グラスを傾けてワインを胸の谷間に滴らす。
「イヤンッ・・・冷たい。ウフフッ・・・舐めて、私の身体にワインは似合う??」
「似合うよ。濃厚な赤が熟女の色気なら、良く冷えた辛口の白はエレガントな詩織のようだよ」
チュルチュルッ・・・胸の谷間に垂らしたワインは臍の窪みに水たまりを作り、忍は音を立てて舐め取る。
ナメクジが這った後のようなワインの跡を舌は舐めあがる。
クククッ、くすぐったい・・・我慢しなさい

グラスのワインを詩織の身体に垂らして飲み干した忍はボトルを手に取って詩織の目の前にかざす。
「少しだけ残ってるでしょう・・・オマンコグラスで飲んでみようかな??」
「えっ・・・大丈夫なの??酔っぱらわない??」
「大丈夫だよ。アナルは吸収するかもしれないけど、オマンコはそんな事はないでしょう・・・飲んでも良い??」
「う~ん・・・怖い・・・良いよ、いやだって言えばすぐに止めてよ」
「分かった・・・じゃぁね、ソファの肘掛を支えにしてオマンコを天井に向けてみて・・・」
これで良いの??・・・と言う詩織は肘掛で腰を支えて手を添え、足と共に股間を宙に向けて顔を赤く染める。
それは羞恥のためなのか、興奮からなのか、あるいは足よりも頭を下げているためなのか詩織本人にも分からない。
「クククッ、恥ずかしい恰好を平気でするんだね、詩織は・・・私が思っているよりも、もっとエッチでスケベ」
「イヤンッ、苦しいんだから早くして・・・からかってばかりだと、止めちゃうよ」

前日、恥毛を剃ったばかりの股間は薄っすらと無精ひげのような黒いものが見え、指先を這わせるとチクチクするような感触がある。
「ここをきれいなツルツルしなきゃね。だらしなく思われるのは嫌でしょう??」
ソファのそばに蹲った忍は割れ目の上部にワインを垂らし、流れ落ちてくるのを鳩尾の辺りで舐め取る。
「ねぇ、美味しい??グラスで飲むより美味しいの??」
抑えきれない好奇心と興奮で上擦った声を忍に向ける。
「美味しいよ・・・詩織グラスでワインを売れば大儲けできそう・・・」
ボトルの底にわずかに残ったワインは、指を添えて開いたバギナに流し込む。
「全部、一滴残らず飲んでくれなきゃ嫌だよ」
ソファの背と忍の肩に手を突いて支えとする詩織は、ゆっくりと身体を起こし立ち上がる。
膝を閉めて太腿をこすり合わせるようにしてワインが滴り落ちないように気遣う様は滑稽に見えるが、詩織は唇を噛んで必死の形相になり、薄目を開けて見る男は笑いたくなるのを必死に我慢する。

忍は仰向けに寝転び、詩織はワインを零さないように内股になって顔を跨ぐ。
「飲んで・・・」羞恥と興奮で詩織の声は裏返る。
「うん・・・飲んだ後はマンコグラスの中を舌できれいにしてあげる」
ハァハァッ・・・チュルチュルッ、ジュルジュル・・・アンッ、アワワッ、気持ちいぃ・・・・・

M 囚われて

囚われて-44

淡々と過ぎ行くだけの時間に詩織の心は騒めいて不安が芽生え、それは徐々に大きく育ち始める。
「どうしたの??・・・詩織、オシッコをしたいの??落ち着きがないように見えるのだけど」
「そんなんじゃない・・・自分でも分からないの。何か、心の奥と言うか身体の芯と言うか、モヤモヤしたものがあるの・・・」
「そうなの??・・・困ったわね。あなたは詩織の事をどう思う??」
忍に問われた男はグラスのワインを飲み干し、何かを思案するかのように遠くを見つめる。
男の視線の先には青空が広がり、飛行機雲が長く尾を引いて伸びて行く。
「飛行機は見えないのに飛行機雲は、はっきりと見えるんだなぁ・・・詩織の心の中は見えないけど、身体は何かを語り掛けている・・・」
「うん・・・詩織のコアの部分、心の中が飛行機で身体に現れる変調が飛行機雲なんだ・・・自分でも、その正体が分からないって事があるんだね。詩織はどうしちゃったんだろう??」
忍と男の禅問答のような掛け合いを聞く詩織はワインのせいもあって身体の火照りを意識する。

全身を包む心地いい気だるさに眠気を催した男はソファに座ったまま舟をこぐ。
人差し指を立てて、シィッ~と囁いた忍は、詩織に身体を密着させて座り、男を指さしてウフフッと小さく笑う。
「ウフフッ・・・昨日は詩織の口に発射して、そのあとは私に・・・疲れたんだろうね。寝かしといてあげようよ・・・」
「そうだ、思い出した。ずるいよ忍は、私の中で大きくなったチンチンを横取りしちゃうんだもん」
「そうだったっけ??ごめんね・・・私が詩織の事を気持ち良くしてあげるから許してくれる??」
「クククッ、いいよ。何もしなくても良い、怒ってないから・・・イヤンッ、くすぐったい」
抱きしめて、キスしようと唇を尖らせる忍から逃れようと足掻くと、手だけではなく足も絡ませて抱き寄せようとする。
手を突っ張り、身体を捩って逃げようとすると、シャツ越しに乳房を鷲掴みにする。

ウッ、痛い・・・男を気遣い小さな声で抗議した詩織は無言で忍に掴みかかる。
「うっ、やるか??・・・私が勝つと詩織は酷い目に合うよ。心してかかって来なさい・・・ウフフッ」
「私だって負けないよ。クククッ、忍が思っているより力が強いんだからね・・・」
うっ、ウッ・・・クゥッ~、ウググッ・・・まだまだ、ウゥ~ン・・・ガサガサッ・・・・・
力が強いと言った詩織も忍には敵わず、馬乗りになられて手首を掴まれソファに押し付けられる。
「お尻の穴を苛められるの??」
「クククッ・・・明日のお楽しみ。浣腸して、お尻の穴をじっくりと馴染ませて、最後はオチンチンを入れてもらおうね、楽しみでしょう・・・って、昨日、言ったのを覚えていたの??・・・そうなのね、それで落ち着かなかった??違う??」
「・・・違わないけど・・・お尻を弄って欲しいわけじゃないの。オチンチンを入れられたことがないから、怖いの・・・」
「弄られたくないって言わないのね・・・どうして??」
「分からない・・・嫌だって言えばいいんだよね。でも言えないの・・・ねぇ、私は変なの??すごくイヤラシイ女なの??」
「どうだろうね・・・詩織を知ったのは昨日、そこまでは分からない。試してみる??」
「痛いし、重い・・・私は、かよわい生贄。良いよ、忍がしたい事をしても・・・」
「そうだね・・・私の意思でしたって事にすれば、何があっても言い訳できるもんね・・・可愛がってあげる・・・ちがう、苛めてあげる。覚悟してね」
「あぁ~ン・・・ハァハァッ~・・・優しくしてね。痛い事はしないで・・・」

手首を握られて押さえつけられていても、キラキラ光る瞳で忍を見上げて視線を逸らすことなく、手を固く握り唇を噛んでもひるむ様子はなく射るような視線で見つめる。
忍が馬乗りで手首を掴んだまま唇を近付けると、目元を朱に染めて迎える。
ついばむように唇を何度も合わせると見開いていた瞳が閉じて、握られた手から力が抜ける。
忍は馬乗りの姿勢から体重を掛けないように気遣いながら覆い被さり、髪を撫でて可愛いよと男が口にするような言葉を囁き、唇を重ねる。
柔らかく温かい舌が口腔を這い回り、腰や腹部を撫でていた手がシャツのボタンに伸びて白い腹部や胸を露わにする。

髪や頬を撫でられて二の腕の内側や腋窩を刺激される心地良さに、ウッウッ、アンッアァ~・・・と、詩織は艶めかしい声を漏らし始める。
閉じていた足がしどけなく開き、両手を忍の背中に回して無意識のうちに抱きよせようとする。眉間に皺を寄せ、興奮で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与える。

M 囚われて

囚われて-43

忍の責めで昇りつめた詩織は目を閉じて横たわる。
素っ裸のまましどけなく足を開き、恥毛を剃り落された秘所を隠す事もなくあからさまに晒して白い腹部と胸を上下させ、満ち足りた思いで余韻に浸る。

忍と男は手早く朝食の用意をする。
男はフレンチトーストを作る。パンはバゲットを使い両面を焼いて最後に溶けるチーズを載せて仕上げ、プレーンオムレツにソーセージと生野菜添えてテーブルに運ぶ。
忍は生ハムとオニオンサラダ、紅茶、アボカド・リンゴジュースを手際よく作る。最後に冷凍保存しておいたシチューを用意して出来上がり。

素肌に男の青いシャツを着けた忍はベッドルームに入り、白いシャツを手に取り詩織に近付く。
「どう??落ち着いた??・・・食事の用意が出来たよ・・・食べさせてあげようか??」
「うぅうん、大丈夫・・・その前に・・・」
「その前に、どうしたの??・・・私の愛撫で昇り詰めたんでしょう??もう隠し事をする必要はないでしょう??」
「いやっ、恥ずかしい・・・オシッコ、トイレに行ってくる」
「そうなの・・・そうだ、一緒に行ってあげる。さぁ、行こう・・・漏れちゃ困るでしょう・・・」
素っ裸のままの詩織の手を取りバスルームに向かう。

「まさか??・・・いやっ、許して。忍に恥ずかしい姿を見られたくない・・・お願い、許して」
「詩織、オマンコだけではなく尻の穴も可愛がって上げた私に秘密にする事なんて何もないでしょう??・・・それに、あの人には見せたんでしょう??オシッコを漏らすところを??どうなの??」
「そんな・・・好いわ、見れば良い。私の恥ずかしい姿を見て笑えばいい・・・きらいっ、忍はきらい」
嫌いと言う詩織の声は甘く震えを帯び、嫌がっているようには聞こえない。
「出していいよ・・・オシッコするところを見てあげる。私と詩織、二人の秘密・・・」
シャァ~シャァ~・・・バシャバシャ・・・股間からの迸りが床を打つ音と共に羞恥から解放されたように柔らかな表情に変化していく詩織は渦を巻くようにして排水口に吸い込まれる尿を見つめる。
「ほっとしたようだね。気持ち良かった??・・・きれいに洗ってあげるから縁に座りなさい」

バスタブの縁に座った詩織の膝に手を添えて大きく開かせた忍は、滑りの残るバギナに指を伸ばす。
「イヤンッ、そんな事・・・また気持ち良くなっちゃうよ。やめて・・・」
「そうだね、お腹を空かして待っている人がいるしね」
詩織は滑りと共に尿を洗い流され、忍の手によって男の白いシャツを羽織らされる。

三人は朝食の用意が整ったテーブルに着き、進められるままに詩織は陽光を背にして男の前に座る。
太陽のせいなのか、それとも自分を見ての事なのか眩しそうな顔に自然な笑みを浮かべた男を見るとドキドキしてしまう。
「うん??どうしたの??・・・詩織、顔が赤いよ、興奮が冷めないの??」
「美味しそうな食事を用意してくれたのに私は・・・ごめんなさい。お手伝いせずに・・・」
「何だ、そんな事か・・・私を見て顔を赤らめているのかと喜んだのに・・・ウフフッ、思い上がりだったようだ。すまない・・・」
「いえ、そんな・・・思い上がりだなんて・・・」
密かにほほ笑む忍は、詩織に感付かれないように快活に声を出す。
「何、言ってんの・・・さぁ、食べようよ、お腹空いた・・・いただきます」
紅茶を飲み、フレンチトーストを頬張ったままソーセージにフォークを突き刺す。

わざと苛立った様子を演出して空腹を強調する忍の行為が、わずかに残っていた詩織の羞恥や緊張を解き、食事の雰囲気が和やかなものになる。
楽しく食事を終えて片付けもすませ、休日だから構わないだろうと冷えた白ワインとチーズ、チャイブクラッカーを用意する。
チーズには赤ワインが合うと言うが、忍は男の趣味に合わせてチーズや肉料理でも白ワインにする。今ではシャブリなどと贅沢は言わなくても、よく冷えた辛口の白があれば満足できる。
独特の歯触りを生む全粒粉とほのかなネギの香りのチャイブクラッカーが濃厚なチーズの味を際立たせる。

燦々と降り注ぐ陽光を窓越しに浴びながら、ゆっくり時を刻むのに身を任せて冷えた白ワインを飲み、チャイブクラッカーとカマンベールチーズを食する。
詩織は金曜の夜からの想像だにしなかった出来事を思い出して身体を熱くし、忍は詩織をどのように可愛がろうかと想像を巡らしてほくそ笑む。男は、そんな二人の思いを知らぬげに窓の外の青い空を見ながらワインを味わう。

おとぎ話

SEPTEMBER MORN セプテンバー・モーン

「いらっしゃい・・・まだ降っている??」
「うん、もうすぐ上がりそうだけどね」
「ありがとう、来てくれて」
「お礼を言うのはオレの方だよ、ありがとう。間にあったかな??」
「う~ん、ちょっと待って・・・大丈夫みたい、あなたの誕生日は終わってない」
カウンター席が数席あるだけの小さなバーのママは時計に視線を移して時刻を確かめ、偽りなく嬉しそうに微笑む。

酔っ払いが歩く通りの喧騒を知らぬげにひっそりと佇む店内はゆっくりと時を刻む。
ママの選んだBGMが静かに流れる中で 客はそれぞれの時間を誰にも邪魔される事なく好きな酒を飲んで過ごす。
勿論、ママ目当ての客もいるがさり気なくあしらわれて高嶺の花と諦め、どんな男と秘密の時間を過ごすのかと想像する事になる。

「ちょっと待って、灯りを落とすから」
カウンターを出て店の看板を取り込み、シャッターを下ろす。
頭や肩の雨に濡れた部分もそのままにしてオレの傍に立つ。
微かに漂う香りに早くもオレの心は早鐘を打ち、それを隠そうとしてバックバーに目をやる。
「濡れちゃった・・・」
バックバーの奥にある鏡の中で視線を合わせ、悪戯っぽく微笑みながら口にする。
「気が付かなくて、ごめん」
オレはハンカチを手にして雨に濡れた部分を軽く拭き取る。
「何処かで飲んで来たの??・・・顔が赤いよ」
「何を言わせたい??」
「ウフフッ、何か言いたい事があるの??聞いてあげるよ・・・なんなりとおっしゃいな」
「ウ~ン・・・今は止めとく。切っ掛けがあれば後でね」
「ふ~ン・・・分かった。良いよ、後でも・・・正直な人が好きよ」

カウンターに入ったママはシェーカーを手に取り、ホワイトラム・ライムジュース・グレナディンシロップ・卵白を入れてシェイクする。出来上がったカクテルをシャンパングラス2個に注ぎ分けてオレの前に置く。

「フルーツが好きなあなたの誕生日ケーキはこれで良い??」
「フルーツたっぷりのタルトか、好きだよ。うん??・・・これは??」
「そうだよ、手作り・・・誕生日をお祝いする精一杯の気持ち、口に合えばいいけど・・・」
キャンドルを立てたママはカウンターの外に出てオレのそばに立つ。
「私は右、それとも左??どっちに座ればいいの??」
「触れたくなるような好い女とオレの悪戯を待つ女は左側」
「あなたが右利きだから??」
「ふふふっ・・・」
照明を暗くしてオレの左側に座り、キャンドルに火を点ける。

「お誕生日、おめでとう・・・」
「ありがとう・・・」
「吹き消して・・・」
「なんか照れるな」
フゥ~・・・静寂と共に室内が暗くなる。
「きれい・・・」
きれいだ、と言いかけたオレの唇に人さし指を合わせて言葉を遮り、言葉は必要ないと言わんばかりに静かに目を閉じて顔を傾ける。
閉じた瞼の裏側に映っているであろうオレ自身の姿を意識しながら、優しく背中を抱いて首に手を回し、唇を合わせる。
静かなキスは次第に濃厚なものとなり、息をするのも苦しくなるほど互いを求めあって離れていく。
二人の唇は離れるのを拒否して唾液がツゥ~っと糸を引く。

目の周りを朱に染めて、
「改めて、お誕生日おめでとう」
「2人だけの誕生日をありがとう」
シャンパングラスを軽く掲げ乾杯をする。
カクテルは秋の早朝、昇り始めた朝日のような色だ。グレナディンシロップの深みのある赤が卵白を加える事で朝焼けのような色になり味にもコクがでる。
「ラム酒の原料を知ってる??」
「サトウキビだろ」
「じゃ、グレナディンシロップは??」
「本当はザクロ、でもカシスなどを使ったものもある」
「このカクテルはどう、美味しい??」
「うん、誕生日を祝ってくれるに相応しいよ」
「フフフッ・・・プレゼントが欲しい??」
「なんか怖いね・・・」
「このカクテルはね、セプテンバー・モーンって言うんだけど・・・<九月の朝>って言う意味なんだよ・・・どう、気にいった??」
「モーニングではなくモーン??」
「らしいよ・・・どうする??・・・九月の朝」
「・・・今晩、泊めてくれる???」
「いいよ、誕生日プレゼント代わりに泊めてあげる。朝になったら私の身体をグラス代わりにセプテンバー・モーンをもう一杯飲ませてあげる」

愛し合った後は降っている雨も止み、きれいな朝日を見ることが出来るだろう。


                                              <<おしまい>>
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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