彩―隠し事 246
余韻 -14
夫が帰宅しないと分かると、ふざけて何度も肌をまさぐり合ったことのある二人は性的欲望を露わにする。
プラチナチェーン下着を着けた優子とゴールドチェーン下着を着けた栞はソファに並んで座り、改めて二つのグラスにワインを注ぐ。
付き合っている男の名前は健志だと話した優子は帰宅途中に夜景を見ながらカクテルを飲みたくなりホテルのバーに向かう途中で出会ったのだと話し始める。
栞に連れて行ってもらったSMショークラブに後日一人で行き、下着姿で縛られたのが切っ掛けだと言わなかったが誘われた場所に嘘はないと心の内で言い訳をする。
多摩川の緑地公園で茂る草木に隠れてハダカンボになったことやアダルトショップでオモチャを買ったことなどを話すうちに栞は言葉を失ったように無口になり、思い出しながら話す優子の口元を見つめるばかりになる。
そんな栞にスマホで撮影した裸体を見せると、
「本当に多摩川でハダカンボになったんだ……ねぇ、その時はどんな気持ち??昂奮した??誰かに見られちゃった??どうだった??」
「絶対とは言えないけど他人に見られることはなかったと思う……それよりのちの話しだけど、栞が転勤した課長と最後のデートで乱交パーティをしていた時、房総半島の海岸でエッチしていた若いカップルと相手を交換して野外エッチを楽しんでいたけどね」
「えっ、えっ、うそ、うそでしょう??優子、本当のことを言いなさい。スケベでエッチな私に合わせようとしなくてもいいんだよ。清楚で貞淑、私が真似できない優子が好きなんだから……」
「本当の私はエッチでセックス好きな女。人見知りするし目立つことを好まないから本当の姿を親友の栞にも見せなかっただけ、健志に会った優子が彩に姿を変えて何も隠すことなく自分をさらけ出すことができた」
「……フフフッ、そうだね。私は目の前の優子を見るだけだったかもしれないけど、同じような匂いを感じて気が合ったのかもしれない。エッチな場所にも何度か行った仲だし……昼間は今まで通りの優子と親友、夜になると優子じゃなく彩と親友……クククッ、楽しそう」
「いいよ、これで栞とは隠し事もなく本当の親友になれた気がする……せっかく健志にプレゼントされた秋冬用下着を貸してあげたんだから仕上げをしなきゃね」
再びバッグを手にした優子は犬用首輪を取り出して栞の首に取り付ける。
「アンッ、ハァハァッ……首輪を着けられただけなのに興奮する。息をするのが苦しい、ハァハァッ……優子はMッ子だと思っていたけど彩はSなの??ねぇ、そうなの??」
「今の今まで私はMッ子だと思っていたけどそれだけじゃないみたい。私にとってMとSは一枚のコインの裏表のようなモノだけど、ジキル博士とハイド氏のように善と悪の象徴ではなく表と裏を使い分けて気持ちと身体の平静を保つ方便」
「今はSなの??優子…Sの時は彩だっけ、ややこしいから優子のままでいいよね。Sの優子に苛められるの??」
「ゴールドチェーン下着を着けた栞を見ていたらワンちゃんに変身させたくなっちゃった……せっかく首輪を付けたんだからワンちゃん歩きをしてみようか」
「うん、優子に飼われてみたい。言ったでしょう、同性婚が認めらたら優子と結婚したいって……」
モデル体型でキリっとした印象の栞がSで小柄で透き通るような白い肌を持ちムッチリ感の漂う優子がMとなるのが自然だろうが、首輪を巻かれて上気した表情の栞が被虐感を漂わせ、手に持つリードを見せつけて嗜虐感を露わにしてギラギラ瞳を輝かせる優子と印象とは違う結果に人間の性癖の奥深さを感じる。
カチッ……「ウッ、ハァハァッ、だめ。身体の力が抜けちゃう」
首輪にリードがつながると口は閉じることを忘れたようにしどけなく開いて息を荒げ、瞳は鈍く光り妖しい思いを滲みだす。
「栞、ワンちゃん歩きするよ。来なさい」
グイッと引かれたリードに操られて四つ足歩きの犬になると、アァッ~と艶めかしい吐息が漏れる。
「どうしたの、嫌がっているように思えないけど変だよ」
「思い出しちゃうんだもん、ハァハァッ、ダメ、ドキドキして苦しいの」
「栞、答えなさい。何を思い出すの??」
「いやっ、ハァハァッ、撮影でも首輪を巻かれて男たちに揶揄われながら犬歩きさせられたし……ハァハァッ、犬には尻尾があるだろうって房付きのディルドをアナルにねじ込まれた姿で歩かされたの……ハァハァッ……」
「ふ~ん、そうなんだ。発売になれば二人で見ようね、栞の恥ずかしい姿を見ながら苛めてあげる。待ちきれないな……そうだ、尻尾を付けてあげる」
ピシッ、尻を打たれた栞は犬の格好のまま肩越しに恨めし気な視線で優子を見つめ、その手がワインボトルを掴むと両足をじりじりと開いていく。
「ウフフッ、栞ワンコは尻尾を欲しいよね。これは房のようにサワサワしていないし重いけどガマンしてね……すごい、濡れ濡れでジュクジュクになっている」
白い太腿の間で花蜜を滴らせる割れ目は尻尾の挿入を求めてヒクヒク息をし、ワインボトルを押し付けると腰を蠢かして早々に飲み込んでいく。
「アウッ、ウッウゥッ~……アァァッ~……イヤンッ、ワインボトルに犯されるなんて……」
夫が帰宅しないと分かると、ふざけて何度も肌をまさぐり合ったことのある二人は性的欲望を露わにする。
プラチナチェーン下着を着けた優子とゴールドチェーン下着を着けた栞はソファに並んで座り、改めて二つのグラスにワインを注ぐ。
付き合っている男の名前は健志だと話した優子は帰宅途中に夜景を見ながらカクテルを飲みたくなりホテルのバーに向かう途中で出会ったのだと話し始める。
栞に連れて行ってもらったSMショークラブに後日一人で行き、下着姿で縛られたのが切っ掛けだと言わなかったが誘われた場所に嘘はないと心の内で言い訳をする。
多摩川の緑地公園で茂る草木に隠れてハダカンボになったことやアダルトショップでオモチャを買ったことなどを話すうちに栞は言葉を失ったように無口になり、思い出しながら話す優子の口元を見つめるばかりになる。
そんな栞にスマホで撮影した裸体を見せると、
「本当に多摩川でハダカンボになったんだ……ねぇ、その時はどんな気持ち??昂奮した??誰かに見られちゃった??どうだった??」
「絶対とは言えないけど他人に見られることはなかったと思う……それよりのちの話しだけど、栞が転勤した課長と最後のデートで乱交パーティをしていた時、房総半島の海岸でエッチしていた若いカップルと相手を交換して野外エッチを楽しんでいたけどね」
「えっ、えっ、うそ、うそでしょう??優子、本当のことを言いなさい。スケベでエッチな私に合わせようとしなくてもいいんだよ。清楚で貞淑、私が真似できない優子が好きなんだから……」
「本当の私はエッチでセックス好きな女。人見知りするし目立つことを好まないから本当の姿を親友の栞にも見せなかっただけ、健志に会った優子が彩に姿を変えて何も隠すことなく自分をさらけ出すことができた」
「……フフフッ、そうだね。私は目の前の優子を見るだけだったかもしれないけど、同じような匂いを感じて気が合ったのかもしれない。エッチな場所にも何度か行った仲だし……昼間は今まで通りの優子と親友、夜になると優子じゃなく彩と親友……クククッ、楽しそう」
「いいよ、これで栞とは隠し事もなく本当の親友になれた気がする……せっかく健志にプレゼントされた秋冬用下着を貸してあげたんだから仕上げをしなきゃね」
再びバッグを手にした優子は犬用首輪を取り出して栞の首に取り付ける。
「アンッ、ハァハァッ……首輪を着けられただけなのに興奮する。息をするのが苦しい、ハァハァッ……優子はMッ子だと思っていたけど彩はSなの??ねぇ、そうなの??」
「今の今まで私はMッ子だと思っていたけどそれだけじゃないみたい。私にとってMとSは一枚のコインの裏表のようなモノだけど、ジキル博士とハイド氏のように善と悪の象徴ではなく表と裏を使い分けて気持ちと身体の平静を保つ方便」
「今はSなの??優子…Sの時は彩だっけ、ややこしいから優子のままでいいよね。Sの優子に苛められるの??」
「ゴールドチェーン下着を着けた栞を見ていたらワンちゃんに変身させたくなっちゃった……せっかく首輪を付けたんだからワンちゃん歩きをしてみようか」
「うん、優子に飼われてみたい。言ったでしょう、同性婚が認めらたら優子と結婚したいって……」
モデル体型でキリっとした印象の栞がSで小柄で透き通るような白い肌を持ちムッチリ感の漂う優子がMとなるのが自然だろうが、首輪を巻かれて上気した表情の栞が被虐感を漂わせ、手に持つリードを見せつけて嗜虐感を露わにしてギラギラ瞳を輝かせる優子と印象とは違う結果に人間の性癖の奥深さを感じる。
カチッ……「ウッ、ハァハァッ、だめ。身体の力が抜けちゃう」
首輪にリードがつながると口は閉じることを忘れたようにしどけなく開いて息を荒げ、瞳は鈍く光り妖しい思いを滲みだす。
「栞、ワンちゃん歩きするよ。来なさい」
グイッと引かれたリードに操られて四つ足歩きの犬になると、アァッ~と艶めかしい吐息が漏れる。
「どうしたの、嫌がっているように思えないけど変だよ」
「思い出しちゃうんだもん、ハァハァッ、ダメ、ドキドキして苦しいの」
「栞、答えなさい。何を思い出すの??」
「いやっ、ハァハァッ、撮影でも首輪を巻かれて男たちに揶揄われながら犬歩きさせられたし……ハァハァッ、犬には尻尾があるだろうって房付きのディルドをアナルにねじ込まれた姿で歩かされたの……ハァハァッ……」
「ふ~ん、そうなんだ。発売になれば二人で見ようね、栞の恥ずかしい姿を見ながら苛めてあげる。待ちきれないな……そうだ、尻尾を付けてあげる」
ピシッ、尻を打たれた栞は犬の格好のまま肩越しに恨めし気な視線で優子を見つめ、その手がワインボトルを掴むと両足をじりじりと開いていく。
「ウフフッ、栞ワンコは尻尾を欲しいよね。これは房のようにサワサワしていないし重いけどガマンしてね……すごい、濡れ濡れでジュクジュクになっている」
白い太腿の間で花蜜を滴らせる割れ目は尻尾の挿入を求めてヒクヒク息をし、ワインボトルを押し付けると腰を蠢かして早々に飲み込んでいく。
「アウッ、ウッウゥッ~……アァァッ~……イヤンッ、ワインボトルに犯されるなんて……」