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イルミネーション (桜子)

-3

マンションのエントランスに入ると桜子が前に立って歩き、男はその後ろ姿に見惚れる。
スキニーデニムとショートダウン、足元のヒールがスタイルの良さを強調し、過度に飾り立てずシンプルな恰好ながら桜子の魅力を損なうことがない。
オートロックを解錠した桜子に続いて中に入ると男の動悸が激しくなる。
今日は桜子の部屋で性的昂奮を抑えられるかどうか自信がない。

「あなたの視線が背中にビシビシ突き刺さる」
エレベーターに向かう桜子は振り返って嫣然と微笑み、
「店がはねたあとで連絡すれば迎えに来てくれるって言ったけど一度もしなかった。もし迎えに来てって言えばどうしたの??」
「簡単な夜食を作って家を出る時に風呂の用意をする積りだった」
「そうだったの、ざんねん……酒の匂いをプンプンさせる私を迎えに来てもらうのが嫌だったの。あなたの前では清楚とは言えなくてもそれなりに見てもらいたいから」
「気にしなくていいよ。酒を飲む店で桜子と会った……」
「そうだった、今更気取ることもなかったね」
「そうじゃない。自棄になった女は好きじゃない。いつものままで居てくれればいいんだよ」

バタンッ……部屋に入ると背後で音を立ててドアが閉まり、二人を邪魔するものが何もなくなる。
男は抱き寄せた桜子を壁に押し付けて動きを封じ、言葉を口にすることなく唇を合わせて右手だけで上着を剥ぎ取る。
タバコの匂いと過度なアルコール臭のする女を好まない男も桜子が放つアルコールの匂いを好ましく思う。
侵入した舌が桜子の匂いを通じて気持ちが交差するのを感じ、ジーンズ越しに腰や尻を撫でる手が身体の相性が好いと教えてくれる。
舌が互いの口腔を行き来して唾液を貪り、密着させた身体が体温を感じて鼓動さえもが同調し、二人だけの時間と空間に酔いしれる。
「ハァハァッ、ドキドキが止まらないし身体が燃えそうなくらい熱い……外の空気で火照りを冷ましたい。その前に風呂の用意をしとくね」

カーテンを開けると無数の宝石を撒き散らしたように猥雑ながら煌びやかな夜景が広がり、ベランダに出ると12月の夜の寒気が二人の火照りを冷ましてくれる。
男はキラキラした夜景に見入り、桜子はフェンスに寄りかかって男の視線を追い見慣れた景色も好きな男のそばにいると一層華やかに見えることに気付く。
「変態チックなエッチをするんでしょう……今日の私は変なの」
桜子の言葉に触発された男は背後から抱きかかえるようにしてタートルネックセーター越しに胸の膨らみを揉み、黒髪に顔を埋めて息を吸う。
「いやっ、変な匂いがしない??恥ずかしい……」
「今日の桜子は変態なんだろう」と、言いながらデニムのファスナーを下ろして右手を侵入させ、開いた手で股間を覆う。
「アンッ、濡れているかもしれない。会うのが久しぶりなんだもん」
「温かい……言葉通り、密やかに興奮する桜子がオレにもうつったらしい」
「クククッ、お尻に押し付けられた熱い棒で火傷しちゃいそう」

カチャ……シュゥ~……シュッシュッ……ベルトを外す音に続いてファスナーが下がる音が続き、衣擦れの音がすると桜子は平静ではいられない。
「ハァハァッ、えっ、なに??どうしたの??……ハァハァッ」
「分かっているだろう。変態の桜子が何をするかも分かるね」
「こんなところで……」
振り向いた桜子は上気して瞳は潤み、仁王立ちの男の股間に聳える男根に恐る恐る手を伸ばす。
「嫌ならパンツの中に片付けるよ。どうする??」
「いじわる……」
怒張から視線を外すこともできずにその場でしゃがみ、上目遣いに見つめる桜子の口は閉じることを忘れたようにしどけなく開いてハァハァッと荒い息を漏らし、視線を合わせた男が頷くとゴクッと唾を飲んで指を伸ばす。
「すごいっ、血管が膨れ上がって今にも破裂しそう」
「爆発する前に優しくなだめてくれるね」
言葉を発することなくコクンと頷いた桜子は宙を睨む怒張の先端を指先で撫でて滲み出る先走り汁を塗り広げ、竿に添えた指が撫で降りて根元を摘まみ、再びゴクッと唾を飲んで意を決したように舌を伸ばして先走り汁を舐めとりそのままパクリと口に含む。

ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……羞恥を捨て去るように荒々しく顔を上下してフェラチオに興じるさまは男の嗜虐心を刺激する。
手を伸ばしてセーターを引っ張り上げようとすると意を汲んだ桜子はペニスに添えた手をそのままにして、空いた片手で自ら捲り上げる。
男がセーターを脱がせようとすると桜子は怒張を吐き出して万歳の格好になり上半身はブラジャーを残すだけになる。
「脱いじゃいなよ。素っ裸の桜子に咥えてもらいたい」
「ここで??寒いのに……いいよ、あなたがハダカンボになれって言うなら」
セーターとジーンズを脱いで下着だけを残す桜子は寒さで肩を丸めて首をすくめ、握って両手を口に近づけて息を吹きかける。
「フゥッ~、寒い……震えが止まらない」
全身の震えが止まらず、部屋から漏れる灯りでも全身が総毛だっているのが分かる。
「ごめん……寒かったね」
桜子を抱き上げてバスルームに向かう。

下着を着けたままの桜子にシャワーを浴びせた男は身に着けたものを全て脱ぎ捨てて二人でずぶ濡れになり、ボディソープを振りかけて泡にまみれた身体を擦り合い、唇を重ねる。
ウッウッ、クチュクチュ、ニュルニュルッ……外したブラジャーで桜子を後ろ手に縛り、乳房にむしゃぶりついて先端を甘噛みする。
「アウッ、クゥッ~……気持ちいい、もっと、もっと激しく」
ショーツを着けたままの股間を男の太腿にこすりつけ、見つめる瞳は赤く燃える。
桜子を壁に押し付けてシャワーの水量を調整して乳房に浴びせ、快感で表情が歪み甘い吐息が漏れるとショーツを脱がせて口に押し込む。
「ウグッ、フグッ……グゥッ~、ウゥッ~、ウッウッ」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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