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彩―隠し事 109

萌芽 -5 

玄関を開けてもシ~ンと静まり返って人気のない部屋の灯りを点け、BGMを兼ねて好きな曲をかけた優子はPCを開いてプロジェクトのチェックシートを確認する。
チェックシートはプロジェクト発足と同時にリーダーに指名された時に個人的に作ったもので、途中で追加したり削ったりと変更を繰り返したので最初のリストと比較すると自らの考えの変遷も確認することが出来る。
進捗状況を確認し、新任課長が着任した時に説明が簡便になるようにミニマムリストを新たに用意する。
入浴の準備をして翌日の予定を確認し、栞がお泊りした時以外は欠かすことのない起床後のヨガから始まる一日の予定を終える。

水を一杯飲み翌日の出勤準備を済ませて風呂に向かう。
温かい湯に浸かって手足を伸ばし、天井を睨んでフゥッ~と息を吐くと自然と心身ともに緊張が解れてやっと人心地が付く。

自室に戻って鏡を見ながら髪にブラシを入れると視線の端に書店袋を見つけてしまう。
女性雑誌とスイーツのレシピ本は直ぐにでも読みたいと思うものの、それを取り出すとエロ漫画も手にすることになりそうで躊躇してしまう。
ベッドに横たわり目を閉じても買ってきたばかりの本が気になり、灯りを消して真っ暗にすると鼓動までもが感じられて益々気になる。
「しょうがない、少しだけ見よう」
誰に聞かせるわけでもなく自分に言い訳して書店袋を引き寄せ、雑誌をパラパラとめくり、レシピ本の目次に目を通す。
レシピ本を手にしても袋の中に一冊残っている漫画本が気になり、ついに手に取ってしまう。

オナネタは動画よりも小説などの文字を好む優子だけに、一度手にしてしまうと雑誌とレシピ本は直ぐに机に戻し一心不乱に読みふける。
不倫関係にある男女がホテルに泊まり、散歩をしようかという男の提案で女は目を伏せ、恥ずかしそうに私は露出狂じゃないのにと言う。
男は、ほほう、ドスケベ奥さんは、露出趣味はないけど自慢のエロイ身体を見知らぬ人に見せびらかしたいのかと言い、スケスケのワンピースだけを着けさせて連れ出す。
通りを歩くうちに一人、また一人と涎を流さんばかりの男たちが二人の後をついてくる。
薄暗い公園のベンチに座った男は、ドスケベ奥さんの身体を見たいと言う男たちがついてきたぞ、サービスしてあげなさいと命じてワンピースを剥ぎ取り素っ裸にしてしまう。
遠巻きに見ていた男たちは我先にと近付き、二人の目の前に陣取って拍手をしながら、もっと激しいのを見せてくれと囃したてる。

漫画のストーリーとしては陳腐でも、栞と課長のセックスを聞かされた後でもあり優子の昂奮を呼び起こすには十分である。

「奥さん、白い肌はムチムチして美味そうだな。不倫関係らしいが名前を教えてくれないか??自己紹介してくれよ」
「亜矢です。人妻なんだけど夫が抱いてくれないからこの人に満足させてもらっているの。でもこの人は変態だから、他人に見られるセックスで悦びを感じるように調教されちゃったの」
「ふ~ん、亜矢さんって言うのか。せっかく見せてもらうのだからリクエストしてもいいかな??……最初は、オッパイを揉んで見せてくれよ……うわぁ~、ムニョムニョして触り心地が好さそうだな……次はアソコを開いてスケベマンコを開いてくれよ……スゲェ、マン汁をダラダラ垂れ流しているじゃないか」
「ほんとだな、ピンクできれいなオマンコだよ。一日中シャブっていたいと思っちゃうな」
「いやぁ~ン、はずかしい。見るだけだよ、触っちゃダメ……この人のチンポをオシャブリするところを見せてあげようか??」

漫画の主人公が亜矢と名乗ると優子は息を弾ませ、我慢の限界に達して指が自然と乳房に伸びる。
極度に誇張されたヒロイン亜矢の乳房と腰回りのムッチリ感は現実にはありえないはずなのに、見つめる優子の息は荒くなり乳房を揉みしだく手の動きが荒々しくなる。
優子が健志と不貞を働くときに名乗る名前が彩、ずっと昔、中学生だったか高校生だったか定かではない記憶の中で着替えをするところを隣家の男子に見られて息をするのも苦しくなるほど昂奮した。
恥ずかしい姿を見られたかもしれないという昂奮でドキドキして股間を濡らす経験をした。
漫画のヒロインの名前は亜矢。現実離れしたストーリーだけど、昂奮せずにいられない。
ページをめくるために指を離し、代わりに枕を股間に挟んで両足をくねらせて擦りつける。

ヒロインの亜矢は浮気相手のオチンポをしゃぶり、右手を自らの股間に伸ばしてヌチャヌチャと卑猥な音をたてて掻きまわす。
「奥さん、それじゃ不自由だろう??俺がマンコを弄ってやるよ、奥さんはフェラチオに集中しなよ」
「俺も協力するよ。亜矢さんのオッパイを揉んでやるよ、どうだ気持ちいいだろう??」
「亜矢さん……亜矢さんの手で僕のチンポをしごいてくれよ。チンポをしゃぶるのを見ていたら我慢できなくなっちゃったよ」
浮気相手のチンポを咥えて激しく顔を前後し、何本もの手に身体をまさぐられて怒張を吐き出して苦しさから逃れ、喘ぎ声が漏れそうになると浮気相手が頭を押さえてオシャブリを止めることを許してくれない。
ついに、亜矢は男のズボンを引き下ろして腿を跨いで濡れそぼつオマンコに怒張を誘導する。
「アウッ、いいの、すごい。オマンコにブットイ棒が突き刺さっている……誰のでもいい、チンポでお口を犯して、早く」
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ちっち

Author:ちっち
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さむいのも嫌
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