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彩―隠し事 81

月曜日        

人見知りをするし慎重派と自己診断する優子は自分でも気付かぬうちにスイッチが入ると、どうしてと思うほど大胆な行動をすることがある。
学生時代から仲の好い栞は性も含めて何事にも大胆かつ奔放で、お互いに自分にないものを持つことを認め合い尊敬もしてきた。
そんな栞に連れられてSMショークラブやAV撮影を見学するうちに健志と知り合い、清楚で上品と知る人が表現する優子は彩という別人格に変身して密かに憧れていた淫らな享楽に耽る女に変身する。
夫の浮気を原因としてセックスから遠ざかり、女盛りの身体の疼きをオナニーで満足させていた優子は、彩との棲み分けも出来て昼も夜も満足できる生活を送っている。
夫とは愛し合っていると信じていた時間を取り戻すまでに至っていないものの、イライラすることもなくなり共同生活者としての関係は特に差し障りもない。
性生活は彩に変身して健志と満足しているし、そうなると優子でいる時間も積極的になり、課長を相手に挑戦してみたい仕事があると話すと、分かった、新規プロジェクトとして立ち上げることが可能かどうか部長に相談してみると言ってくれた。
話しはトントン拍子で進み、常務・部長・課長を相手に優子の考える新規事業の説明を行い、立ち上げを認められた。

いつの間にかリーダー格に押し上げられていたことはあるものの、自らが先頭に立って事を行う経験はなかったので、事業だけではなく自らの足元を固めつつ慎重に進めたいということも了承していただいた。
変な失敗をすると今後の女性社員のやりがいに水を差す事にもなりかねないので、やるからには成功したいと強く思い、握り締めた手を胸に手を伸ばすと乳房に残る縄模様を想い出して苦笑いを浮かべる。

栞と松本と三人で昼食を摂りながら優子の思いを伝え、ここに至る経緯と必要な資料収集に協力してもらったお礼と、これからも一緒にやって欲しいと改めてお願いして結束を固くした。
当分の間は通常業務と並行して周囲に負担をかけることなく進めることが、このプロジェクトの早期成功に結び付くということも確認し合った。
「学生時代から優子は私とドッカ違うと思っていたけど、やっぱりね。芯の強さはここ一番に発揮してこそ効果的……優子、私に夢を見させてね」
「あっ、私も鍬田さんと栞さんについていきますから、これからも宜しくお願いします」
ウフフッ……アハハッ……頑張ろうね。仕事は与えられるものじゃなく、自ら切り開いていくものって心意気でやろうね。

落ち着いてと高揚しそうになる自らの気持ちを鎮めるために胸に手をやる度、乳房を絞り上げた縄の感触を思い出して密かに苦笑いを浮かべる。
性生活の満足が仕事にも好影響を与えてくれると思うし、そのためにはオナニーだけではなく元気な男根を目の前にして擦ったり舐めたりして、欲情が頂点近くに達して腿にまで達する蜜を潤滑油にして膣壁を抉られると、めくるめく悦びに包まれて女に生まれた幸せを感じることが出来る。
セックスへの妄想が心地好い刺激となって気分転換を図ることが出来て予定通りに月曜の終業時刻を迎えることが出来た。

「優子、今日はどうするの??」
「まっすぐ帰るよ。今日は勘弁して……」
「分かった。独りで考える邪魔はしない、気分転換のエッチな話は今度ね」
「クククッ、好い加減にしなさいよ。不倫相手が社内に居るリスクは相当だよ」
「は~い、気を付けます……優子が怖いから今日は真っすぐ帰ろう。明日は泊めてよ、約束だからね」
「うっ、うん、たぶん大丈夫だと思う」

他人は優子の事を貞淑な人妻と呼ぶが栞は成熟した女性らしい性的好奇心を持っていることを知っている。
そんな栞にも乳房に残る縄の痕を見られたくないし、彩が突然に姿を現すかもしれないと思うと縄模様が消えるまで家に迎えるわけにはいかない。

栞と松本を見送り、ガランとした室内で黙々と為すべきことを済ませた優子が両手を頭上に伸ばして、フゥッ~、終わったと独り言ちるタイミングを待っていたかのように課長が姿を現す。
「おっ、頑張っているね……仕事と関係なく2分ほど時間をもらえるかな??」
「どんな事でしょうか??」、まさかと思いながら緊張を湛えた声を返すと、
「ざっくばらんに質問するよ。栞君が何か言ってなかった??」
「えっ、どういう事でしょうか??」
「そう言われると困るんだけど、私から言いだした事だし……困ったな??」
「課長と栞のプライベートな関係でしょうか??」
「やっぱり、鍬田君には話しちゃったか……恥ずかしながら、そういう事だ。誤魔化す積りはないけど……困ったな。時々、自分でもどうにも出来ないくらいムラムラしちゃうんだよ。自慢出来ることじゃないけどな」
やはりと思った優子は、
「大丈夫です、秘密は守ります。信じてください……上司としての課長は信頼できるし、栞は学生時代からの親友です。親や夫にも言えないことを相談し合う仲です」
「ありがとう……私は仕事に区切りをつけるため一頑張りするよ。鍬田君は終わったんだろう??……お疲れさま」
「お先に失礼します」
「うん、さようなら……鍬田君だから大丈夫だと思うけど、頑張りすぎないようにな……」

精一杯の気持ちを込めて用意した夕食を、ぎこちない雰囲気の中で済ませた夫は言い訳と共に自室に入って姿を見せる事はなく、優子は後片付けや翌日の準備を終えてバスルームに向かう。
乳房に残る縄模様を温めたり優しく擦ったり血行を促すと痕は薄くなり、翌日、栞を迎えても密かな遊びを気付かれる事はないだろうと安堵する。

脱衣室の姿見にハダカンボの全身を映すと自然と笑みが浮かぶ。
モデル体型好きの男はともかく、ムッチリ好みの男にとっては魅力的な身体だろうと思う。
小柄ながら白い身体は染みもなく、胸の膨らみは男の手の平が揉みしだくのに丁度いい大きさだと思うし先端や乳輪は清楚な雰囲気を宿していると思う。
ウェストの括れを経て腰から太腿に至るラインは自分の身体だと思ってもエロっぽく、つい手が伸びてしまう。
手の平で太腿から腰へ撫で上がって尻を撫で、内腿を擦って鼠径部から大陰唇へと指を這わすと鏡の中には自分とは思えないほど色っぽい女がいる。
アンッ……割れ目の縁を上下する指は泥濘に吸いこまれるように姿を隠し、壁に寄り掛かって目を閉じ、オナニーに没頭すると健志が瞼の裏に浮かぶ

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

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さむいのも嫌
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