彩―隠し事 46
彩と健志 -6
化粧筆を右手に持ったまま左手は何かを探るかのようにゆっくりと肌を這い、手の動きに連れて彩はうっとりするような表情を浮かべて艶めかしい喘ぎ声を漏らす。
ウッウゥ~、いやぁ~ン……めくるめく悦びで肌を静かに波打たせ、目隠しのためにはっきりと見えないものの眉間に刻んだ皺、口を開いたり閉じたりしながら乾いた唇に舌を這わせ顔を仰け反らせて白い喉を見せる。
口の開閉に合わせて腹部が上下し、計算づくではない色っぽさが手を這わせる健志の欲情を刺激して止むことがない。
健志の視線を意識する肌は薄くオイルを塗ったように滑りを帯びて筆に嬲られるのを待ちわび、胸を上下させて膨らみに注意を惹こうとする。
クゥッ~……胸の膨らみの裾野を一周して筆の勢いのままに脇腹まで刷いて腰まで撫で下りる。
腰骨に沿ってくるりと場所を変えて下腹部へ移り、臍の周囲をなぞって自然な動きで焦らすように恥丘で円を描いた筆は流れるように割れ目の縁で遊ぶ。
アンッ、いやぁ~、ダメ、だめっ、クゥッ~……一本の化粧筆に翻弄される彩の口から洩れる喘ぎ声は次第に高く尾を引き、手首を縛られて自由を奪われた両手の指を絡ませて固く握る。
アウッ、いやっ……目を凝らさずとも無毛の割れ目から滲み出る蜜が薄明りの中で輝きを持って健志の注意を惹き、指で拭い取ってチュゥ~とわざとらしい音を立てて舐め取る。
目隠しで視線を遮られても健志が至福の表情でいることは心の目ではっきりと見える。
「そんなに嬉しそうに指を舐めると恥ずかしい……彩のは美味しいの??」
「えっ、見えているの??」
「目で見えなくても健志のすることは彩には見える……アロマポットの妖艶な香りに包まれて視線を奪われてから音や肌の感触が敏感になって想像力が増したの」
彩の言葉に口元を緩めた健志は、
「彩がどれくらい敏感になったか確かめてみようか」
ドライフルーツと一緒に用意したチーズに挿してあったオードブルピンを手に取り、下半身に陣取る。
口を尖らせて割れ目から内腿まで息を吹きかけると、アンッと艶っぽい声を漏らして腿を震わせ、金属製のオードブルピンの先が触れるか触れないかの微妙なタッチで膝から付け根に向かって内腿を撫でると、ウッという声と共に愛液とは思えない滴りが滲み出る。
「いやっ、やめて、見ないで。お願い……」
羞恥や困惑が混じった声を張り上げて逃げる術もない下半身を捩る。
腿に手をかけて股間を無理やり広げると、イヤンッと拒絶しているとは思えない甘い声を漏らして顔を背ける。
「ねぇ、何をするの??恥ずかしくて拒否する言葉を忘れそう、ねぇ、やめて。彩のことが好きだったら止めて、お願い」
「彩の事が好きなら止めてって言ったね。じゃぁ止めないよ、思う通りにさせてもらうよ。オレは彩の事が好きじゃなく、大好きだから」
言い終わるや否や、伸ばした舌でベロリ、ジュルジュルと股間の滴りを舐め取ってしまう。
「いやぁ~ン、止めて。気持ち良くて下半身に力が入らない、フルフル震えているでしょう??」
「うん、震えているし、彩は昂奮すると蜜がしょっぱくなるって知ったよ」
「うそ、嘘でしょう??嘘だって言って」
「嘘だよ、彩の蜜はいつも甘くてオレの気持ちを蕩かしてくれる」
今、舐め取った滴りが甘いのか、しょっぱいのかは健志にしか分からない。
素っ裸にされた身体を人の字の格好でテーブルに拘束されてアロマキャンドルの艶めかしい香りと視覚を遮る事で性感を高め、指や舌に加えて息や言葉までも性具として羽化登仙の境地に追いやられつつある彩は、羞恥心まで刺激されて自分の気持ちさえ制御できなくなる。
割れ目に左手を添えて左右に開き、今はもう花弁を突き破って姿を見せるクリトリスにオードブルピンの先を触れさせる。
痛くない程度に軽く突いただけでも視覚を遮られて敏感になっている彩はわずかな刺激にも反応して、ウッと声を漏らして蜜を溢れさせる。
「クリトリスに触れたモノは何??まさか、チーズに挿してあったオードブルピンじゃないでしょう??」
オードブルピンを持ち替えて先ではなく、頭をクリトリスに触れて、
「痛くないだろう??金属製のピンの先で可愛い彩の一番敏感なところを突いたりしないよ……それより、ここに隠れているこの穴は何??」
「いやっ、やめて。そんなところを悪戯されると、またお漏らししちゃう」
「うん??またって、どういうことか気になるけど、まぁいいや」
ハァハァッ、フゥッ~……荒げた息を落ち着かせようとする彩は、ゆっくり息を吐いて、握り締めた手を開いたり閉じたりする。
ヒィッ~、いやぁ~……ビラビラを開いた健志は、これは雌しべだなと言いながらクリトリスをオードブルピンの先端でつつき、ここは雄しべでもないし子房でもない、なんだろうと言いながら尿道口をピンの頭でつつく。
「いやっ、やめて、怖い……やめてぇ~」
「怖がる彩も可愛いな……」
カランッ……フゥッ~……オードブルピンをトレーに投げ入れる音が聞こえた彩は安堵の息を吐き、
「オシャブリしたいの、健志を感じたい。欲しい、ちょうだい」
化粧筆遊びに未練を残しながらも彩の顔の横で膝立ちになった健志は、先走り汁でヌルヌルするペニスを摘まんで唇に押し付ける。
「アウッ、なに??すごい、ベチャベチャでヌルヌルのチンコ。こんなになるまで我慢してたの??」
「文句ある??オレの欲求を満たすよりも彩の身体で遊ぶ方が楽しかったからな。健康的な上半身とウェストの括れから腰を経て太腿に続くパンと張り出したライン。陳腐な言い方だけどコカ・コーラのコンツアーボトルをイメージさせるオレにとっちゃ理想的なエロイ身体だよ」
「ウフフッ、彩にとってエロイ身体って言い方は誉め言葉。正直に言うと、本名の時はあまり言われたくないけどね」
「そうだろうな。昼間の清楚で上品、仕事をバリバリこなす女性が、貴女はエロイねって言われても嬉しくないだろうからな」
「うん、健志なら分かってくれると思っていた……美味しい、健志の味がする」
ジュルジュル、ジュボジュボッ……両手首を頭上で縛られていてはペニスに指を添えることも出来ず、目隠しをされたままでは見ることも出来ないけれど健志に支えられて横向きの顔を必死に前後させてフェラチオを施す。
「クゥッ~、気持ちいいよ。彩の温かい口に含まれて最高だよ……ウッ、彩の顔を見ると昂奮が倍加する」
「ウグッ、グゥッ~……ハァハァッ、縛られたままで入れてほしい、健志とつながりたい」
化粧筆を右手に持ったまま左手は何かを探るかのようにゆっくりと肌を這い、手の動きに連れて彩はうっとりするような表情を浮かべて艶めかしい喘ぎ声を漏らす。
ウッウゥ~、いやぁ~ン……めくるめく悦びで肌を静かに波打たせ、目隠しのためにはっきりと見えないものの眉間に刻んだ皺、口を開いたり閉じたりしながら乾いた唇に舌を這わせ顔を仰け反らせて白い喉を見せる。
口の開閉に合わせて腹部が上下し、計算づくではない色っぽさが手を這わせる健志の欲情を刺激して止むことがない。
健志の視線を意識する肌は薄くオイルを塗ったように滑りを帯びて筆に嬲られるのを待ちわび、胸を上下させて膨らみに注意を惹こうとする。
クゥッ~……胸の膨らみの裾野を一周して筆の勢いのままに脇腹まで刷いて腰まで撫で下りる。
腰骨に沿ってくるりと場所を変えて下腹部へ移り、臍の周囲をなぞって自然な動きで焦らすように恥丘で円を描いた筆は流れるように割れ目の縁で遊ぶ。
アンッ、いやぁ~、ダメ、だめっ、クゥッ~……一本の化粧筆に翻弄される彩の口から洩れる喘ぎ声は次第に高く尾を引き、手首を縛られて自由を奪われた両手の指を絡ませて固く握る。
アウッ、いやっ……目を凝らさずとも無毛の割れ目から滲み出る蜜が薄明りの中で輝きを持って健志の注意を惹き、指で拭い取ってチュゥ~とわざとらしい音を立てて舐め取る。
目隠しで視線を遮られても健志が至福の表情でいることは心の目ではっきりと見える。
「そんなに嬉しそうに指を舐めると恥ずかしい……彩のは美味しいの??」
「えっ、見えているの??」
「目で見えなくても健志のすることは彩には見える……アロマポットの妖艶な香りに包まれて視線を奪われてから音や肌の感触が敏感になって想像力が増したの」
彩の言葉に口元を緩めた健志は、
「彩がどれくらい敏感になったか確かめてみようか」
ドライフルーツと一緒に用意したチーズに挿してあったオードブルピンを手に取り、下半身に陣取る。
口を尖らせて割れ目から内腿まで息を吹きかけると、アンッと艶っぽい声を漏らして腿を震わせ、金属製のオードブルピンの先が触れるか触れないかの微妙なタッチで膝から付け根に向かって内腿を撫でると、ウッという声と共に愛液とは思えない滴りが滲み出る。
「いやっ、やめて、見ないで。お願い……」
羞恥や困惑が混じった声を張り上げて逃げる術もない下半身を捩る。
腿に手をかけて股間を無理やり広げると、イヤンッと拒絶しているとは思えない甘い声を漏らして顔を背ける。
「ねぇ、何をするの??恥ずかしくて拒否する言葉を忘れそう、ねぇ、やめて。彩のことが好きだったら止めて、お願い」
「彩の事が好きなら止めてって言ったね。じゃぁ止めないよ、思う通りにさせてもらうよ。オレは彩の事が好きじゃなく、大好きだから」
言い終わるや否や、伸ばした舌でベロリ、ジュルジュルと股間の滴りを舐め取ってしまう。
「いやぁ~ン、止めて。気持ち良くて下半身に力が入らない、フルフル震えているでしょう??」
「うん、震えているし、彩は昂奮すると蜜がしょっぱくなるって知ったよ」
「うそ、嘘でしょう??嘘だって言って」
「嘘だよ、彩の蜜はいつも甘くてオレの気持ちを蕩かしてくれる」
今、舐め取った滴りが甘いのか、しょっぱいのかは健志にしか分からない。
素っ裸にされた身体を人の字の格好でテーブルに拘束されてアロマキャンドルの艶めかしい香りと視覚を遮る事で性感を高め、指や舌に加えて息や言葉までも性具として羽化登仙の境地に追いやられつつある彩は、羞恥心まで刺激されて自分の気持ちさえ制御できなくなる。
割れ目に左手を添えて左右に開き、今はもう花弁を突き破って姿を見せるクリトリスにオードブルピンの先を触れさせる。
痛くない程度に軽く突いただけでも視覚を遮られて敏感になっている彩はわずかな刺激にも反応して、ウッと声を漏らして蜜を溢れさせる。
「クリトリスに触れたモノは何??まさか、チーズに挿してあったオードブルピンじゃないでしょう??」
オードブルピンを持ち替えて先ではなく、頭をクリトリスに触れて、
「痛くないだろう??金属製のピンの先で可愛い彩の一番敏感なところを突いたりしないよ……それより、ここに隠れているこの穴は何??」
「いやっ、やめて。そんなところを悪戯されると、またお漏らししちゃう」
「うん??またって、どういうことか気になるけど、まぁいいや」
ハァハァッ、フゥッ~……荒げた息を落ち着かせようとする彩は、ゆっくり息を吐いて、握り締めた手を開いたり閉じたりする。
ヒィッ~、いやぁ~……ビラビラを開いた健志は、これは雌しべだなと言いながらクリトリスをオードブルピンの先端でつつき、ここは雄しべでもないし子房でもない、なんだろうと言いながら尿道口をピンの頭でつつく。
「いやっ、やめて、怖い……やめてぇ~」
「怖がる彩も可愛いな……」
カランッ……フゥッ~……オードブルピンをトレーに投げ入れる音が聞こえた彩は安堵の息を吐き、
「オシャブリしたいの、健志を感じたい。欲しい、ちょうだい」
化粧筆遊びに未練を残しながらも彩の顔の横で膝立ちになった健志は、先走り汁でヌルヌルするペニスを摘まんで唇に押し付ける。
「アウッ、なに??すごい、ベチャベチャでヌルヌルのチンコ。こんなになるまで我慢してたの??」
「文句ある??オレの欲求を満たすよりも彩の身体で遊ぶ方が楽しかったからな。健康的な上半身とウェストの括れから腰を経て太腿に続くパンと張り出したライン。陳腐な言い方だけどコカ・コーラのコンツアーボトルをイメージさせるオレにとっちゃ理想的なエロイ身体だよ」
「ウフフッ、彩にとってエロイ身体って言い方は誉め言葉。正直に言うと、本名の時はあまり言われたくないけどね」
「そうだろうな。昼間の清楚で上品、仕事をバリバリこなす女性が、貴女はエロイねって言われても嬉しくないだろうからな」
「うん、健志なら分かってくれると思っていた……美味しい、健志の味がする」
ジュルジュル、ジュボジュボッ……両手首を頭上で縛られていてはペニスに指を添えることも出来ず、目隠しをされたままでは見ることも出来ないけれど健志に支えられて横向きの顔を必死に前後させてフェラチオを施す。
「クゥッ~、気持ちいいよ。彩の温かい口に含まれて最高だよ……ウッ、彩の顔を見ると昂奮が倍加する」
「ウグッ、グゥッ~……ハァハァッ、縛られたままで入れてほしい、健志とつながりたい」