転身
―4
ベッドに戻っても、さぁ、今からセックスを始めようとは言えず、切っ掛けを掴めないまま二人は窓辺に立つ。
「桜子と一緒に同じ夜景を見たいと思っていた。信じてくれるだろう」
「うん、信じるけど、連絡してくれないから私から催促しちゃった。最初のデートも私が誘ったようなものだし、もっと強引なのが好いな……奥様がいるのを承知で言っているんだけどね、迷惑??」
「迷惑じゃないさ。浮気って言う言葉があるらしいけど、浮ついた気持で付き合うのは相手にも自分にも失礼、オレはいつでも本気。桜子と過ごす時間を本気で大切にしたいと思っている」
「ひどい男……奥様を本気で愛しているけど、それ以外の女性との時間も浮ついた気持じゃなく本気で付き合う。私なら絶対に夫にはしない。だけど、恋人としては理想的かもしれない」
「恋人として理想的と言ってくれるだけで嬉しいよ。いいところを見せないといけないな」
男は自分を狡い男だと自覚している。
妻を愛していると言うことに嘘はないが、妻以外の女性に惹かれる気持ちを抑えきれないことがある。
桜子に対して、オレは浮ついた気持で付き合うんじゃない本気で好きだと言うのも嘘ではない。
窓際で自分が住む街の夜景に見入る桜子の背後に立った男は首筋に息を吹きかけ、髪の生え際に沿って舌を這わせるとブルッと身体を震わせ、イヤァ~ンと艶めかしい声を漏らす。
「イヤァ~ン、寒くないのに身体が震えちゃう」
「クククッ、可愛いな。中学生が憧れる美人でスタイルの好い桜子先生がオレの前では可愛い女に変身してくれる……まさか、イヤァ~ンなんて艶めかしい声で授業しているんじゃないだろうな??」
「色っぽい声で授業はしないけど、I love you。I don't need a hero、 I need you。この言葉は大切しなさいって言ったよ」
「オレも桜子先生に教わりたかった」
「それじゃあ、私の身体を相手に自由課題ってことで答えを示してみなさい
……採点してあげる」
男は背後に立ったまま耳の裏に息を吹きかけながら乾いた舌で産毛の感触を意識しながらサワサワと這わせる。
「アンッ、ゾワゾワするし、クククッ、鳥肌が……でも、あなたがいつもしてくれることで陳腐だわね。もっと、創造性のある答案が欲しい」
背後から抱きしめたまま、右手に自分の右手を重ねて握り、桜子が指に力を込めて握り返すとはぐらかすように手を離し、指を一本ずつ根元から先端に向かって揉んでいく。
中指が終わると人差し指、その次は薬指と揉まれ続けると、疲れていると思ったことはないのに身体の芯から解れて温かくなっていくのを意識する。
「アァ~ン、気持ちいい。指を揉まれるだけで気持ち善さが身体の芯や気持ちに届いて、四肢を伸ばして温かい水に浮かんで何も束縛されず自由ているような気がする」
右手を重ねて指を揉み解しながら左手は腹部から胸に撫で上がり、うっとりする桜子が顔を仰け反り気持ち善さに酔いしれると男の手は首を擦り、唇が首筋で戯れる。
「この格好で指を揉まれたのは新鮮だけど、その後は気持ちいいけど驚くような愛撫じゃないから、ぎりぎり合格」
「桜子先生は厳しいな……このまま夜景を見て動くんじゃないよ」
「いいけど、怖いことはしないでね」
ハンカチを手にして再び桜子の背後に立った男は目隠しで視覚を奪う。
「怖いけど昂奮する」
「視覚を奪うだけじゃつまんないな……」
桜子の羽織るバスローブの紐をほどいて淡いピンク色に染まる肌を露わに曝す。
「窓の外にいる男の子が桜子のオッパイを見つめてズボンの中に右手を入れたよ。もしかすると塾の生徒かもしれないな……マン毛も見せてあげようか」
「イヤァ~ン、明日から授業ができなくなっちゃう。見られたくない、許して、おねがい」
高層階のこの部屋を覗き見る場所があるはずがないと分かっていても、久しぶりに会った男に視覚を奪われて妄想を膨らませる桜子は、自ら発する声で羞恥と恐怖を昂らせる。
「鈴木君と望月君が覗いているよ。服を着ている桜子先生は高根の花だと思う上品で清楚な女性だけど、服で隠した身体はエロくてオンナを意識させるってさ」
「鈴木君も望月君も生徒の中にいる。ねぇ、本当に覗いているの??嘘でしょう??」
「嘘じゃないよ。桜子のオッパイを見つめて顔を赤くして……アララッ、ズボンの中に手を入れて、クククッ、オチンチンを弄り始めたよ」
「うそ、ウソでしょう??」
「嘘じゃないよ。そうだ、オッパイだけじゃなくオマンコも見せてあげようか」
バスローブを肩から滑らせて一糸まとわぬ姿にした桜子を背後から抱きかかえる男は、
「目隠しを外すよ……見なさい」
薄明りにした部屋の灯りと、視界に入る限りこのホテルよりも高層のビルがなく曇天のせいで窓は鏡のように桜子の姿を映し出す。
「イヤンッ、ハダカンボの全身が映っている。恥ずかしい……あれっ、覗き見する人の姿がない。やっぱり嘘だった」
「いるよ。見えるようにしてあげる……」
外した目隠しを再び付けて、
「どうだ、二人が見えるだろう??」
「イヤッ、目隠しされると隠れて覗き見する鈴木君と望月君が堂々と姿を現した。ズボンの中は見えないけどオチンチンを弄っているのが分かる」
「オッパイをクチュクチュされる桜子を見せてあげようか」
手の平に吸い付くような胸の膨らみの感触に頬を緩め、上下に揺すると重さが伝わる心地好い感触に酔い男の動きが止まる。
「大きくないから不満なの??」
「クククッ、オレが惚れているのを知りながら拗ねるふりも可愛いよ」
胸の膨らみを優しく擦っていた男の手に力がこもり、乳房が歪になるほど揉みしだかれると、イヤァ~ンと艶めかしい声が漏れる。
「ゴメン。窓に映った可愛い桜子の裸身を見ていると興奮が過ぎた」
耳に触れるほど近付いて囁き、乳房で戯れていた両手は腹部まで撫で下りて臍の周囲をなぞり、下腹部を圧迫したり擦ったりしながら続く愛撫を桜子に意識させる。
ベッドに戻っても、さぁ、今からセックスを始めようとは言えず、切っ掛けを掴めないまま二人は窓辺に立つ。
「桜子と一緒に同じ夜景を見たいと思っていた。信じてくれるだろう」
「うん、信じるけど、連絡してくれないから私から催促しちゃった。最初のデートも私が誘ったようなものだし、もっと強引なのが好いな……奥様がいるのを承知で言っているんだけどね、迷惑??」
「迷惑じゃないさ。浮気って言う言葉があるらしいけど、浮ついた気持で付き合うのは相手にも自分にも失礼、オレはいつでも本気。桜子と過ごす時間を本気で大切にしたいと思っている」
「ひどい男……奥様を本気で愛しているけど、それ以外の女性との時間も浮ついた気持じゃなく本気で付き合う。私なら絶対に夫にはしない。だけど、恋人としては理想的かもしれない」
「恋人として理想的と言ってくれるだけで嬉しいよ。いいところを見せないといけないな」
男は自分を狡い男だと自覚している。
妻を愛していると言うことに嘘はないが、妻以外の女性に惹かれる気持ちを抑えきれないことがある。
桜子に対して、オレは浮ついた気持で付き合うんじゃない本気で好きだと言うのも嘘ではない。
窓際で自分が住む街の夜景に見入る桜子の背後に立った男は首筋に息を吹きかけ、髪の生え際に沿って舌を這わせるとブルッと身体を震わせ、イヤァ~ンと艶めかしい声を漏らす。
「イヤァ~ン、寒くないのに身体が震えちゃう」
「クククッ、可愛いな。中学生が憧れる美人でスタイルの好い桜子先生がオレの前では可愛い女に変身してくれる……まさか、イヤァ~ンなんて艶めかしい声で授業しているんじゃないだろうな??」
「色っぽい声で授業はしないけど、I love you。I don't need a hero、 I need you。この言葉は大切しなさいって言ったよ」
「オレも桜子先生に教わりたかった」
「それじゃあ、私の身体を相手に自由課題ってことで答えを示してみなさい
……採点してあげる」
男は背後に立ったまま耳の裏に息を吹きかけながら乾いた舌で産毛の感触を意識しながらサワサワと這わせる。
「アンッ、ゾワゾワするし、クククッ、鳥肌が……でも、あなたがいつもしてくれることで陳腐だわね。もっと、創造性のある答案が欲しい」
背後から抱きしめたまま、右手に自分の右手を重ねて握り、桜子が指に力を込めて握り返すとはぐらかすように手を離し、指を一本ずつ根元から先端に向かって揉んでいく。
中指が終わると人差し指、その次は薬指と揉まれ続けると、疲れていると思ったことはないのに身体の芯から解れて温かくなっていくのを意識する。
「アァ~ン、気持ちいい。指を揉まれるだけで気持ち善さが身体の芯や気持ちに届いて、四肢を伸ばして温かい水に浮かんで何も束縛されず自由ているような気がする」
右手を重ねて指を揉み解しながら左手は腹部から胸に撫で上がり、うっとりする桜子が顔を仰け反り気持ち善さに酔いしれると男の手は首を擦り、唇が首筋で戯れる。
「この格好で指を揉まれたのは新鮮だけど、その後は気持ちいいけど驚くような愛撫じゃないから、ぎりぎり合格」
「桜子先生は厳しいな……このまま夜景を見て動くんじゃないよ」
「いいけど、怖いことはしないでね」
ハンカチを手にして再び桜子の背後に立った男は目隠しで視覚を奪う。
「怖いけど昂奮する」
「視覚を奪うだけじゃつまんないな……」
桜子の羽織るバスローブの紐をほどいて淡いピンク色に染まる肌を露わに曝す。
「窓の外にいる男の子が桜子のオッパイを見つめてズボンの中に右手を入れたよ。もしかすると塾の生徒かもしれないな……マン毛も見せてあげようか」
「イヤァ~ン、明日から授業ができなくなっちゃう。見られたくない、許して、おねがい」
高層階のこの部屋を覗き見る場所があるはずがないと分かっていても、久しぶりに会った男に視覚を奪われて妄想を膨らませる桜子は、自ら発する声で羞恥と恐怖を昂らせる。
「鈴木君と望月君が覗いているよ。服を着ている桜子先生は高根の花だと思う上品で清楚な女性だけど、服で隠した身体はエロくてオンナを意識させるってさ」
「鈴木君も望月君も生徒の中にいる。ねぇ、本当に覗いているの??嘘でしょう??」
「嘘じゃないよ。桜子のオッパイを見つめて顔を赤くして……アララッ、ズボンの中に手を入れて、クククッ、オチンチンを弄り始めたよ」
「うそ、ウソでしょう??」
「嘘じゃないよ。そうだ、オッパイだけじゃなくオマンコも見せてあげようか」
バスローブを肩から滑らせて一糸まとわぬ姿にした桜子を背後から抱きかかえる男は、
「目隠しを外すよ……見なさい」
薄明りにした部屋の灯りと、視界に入る限りこのホテルよりも高層のビルがなく曇天のせいで窓は鏡のように桜子の姿を映し出す。
「イヤンッ、ハダカンボの全身が映っている。恥ずかしい……あれっ、覗き見する人の姿がない。やっぱり嘘だった」
「いるよ。見えるようにしてあげる……」
外した目隠しを再び付けて、
「どうだ、二人が見えるだろう??」
「イヤッ、目隠しされると隠れて覗き見する鈴木君と望月君が堂々と姿を現した。ズボンの中は見えないけどオチンチンを弄っているのが分かる」
「オッパイをクチュクチュされる桜子を見せてあげようか」
手の平に吸い付くような胸の膨らみの感触に頬を緩め、上下に揺すると重さが伝わる心地好い感触に酔い男の動きが止まる。
「大きくないから不満なの??」
「クククッ、オレが惚れているのを知りながら拗ねるふりも可愛いよ」
胸の膨らみを優しく擦っていた男の手に力がこもり、乳房が歪になるほど揉みしだかれると、イヤァ~ンと艶めかしい声が漏れる。
「ゴメン。窓に映った可愛い桜子の裸身を見ていると興奮が過ぎた」
耳に触れるほど近付いて囁き、乳房で戯れていた両手は腹部まで撫で下りて臍の周囲をなぞり、下腹部を圧迫したり擦ったりしながら続く愛撫を桜子に意識させる。