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不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 36

チンッ・・・着いたよ・・・奥さんの事を忘れさせてあげる・・・あっ、ごめんなさい・・・しなだれかかる女を支える男が円華の視線に気付き、女を引き離しながら二人を示してゴメンナサイの言葉と共に会釈をしてエレベーターホールから廊下に出る。
目を合わせることなく背中を向けたまま、カップルが遠ざかったのを感じた彩は廊下を歩くカップルを視線の端で追いながら、
「びっくりした、今度こそ本当に心臓が止まるかと思っちゃった。まだドキドキしてしてる・・・ハァハァッ」

ワンピースのボタンを嵌めることもなくエレベーターに背中を向けた彩を抱き、自らは出てくるカップルを確かめた円華は何事もなく二人が立ち去るとフゥッ~と安堵の息を吐く。
「スケベなのは彩だけかと思っていたら、いかにも不倫の男と女。職場不倫かな、女性を口説くには絶好のホテルだもんね。女性から見ても職場の上司に抱かれるんだから、それなりの場所を用意して欲しいし・・・乱れるんだろうな、あの二人は・・・」
止まるかと思った言う彩の鼓動は胸を突き破らんばかりに激しく、左胸に添えた手の平で乳房を揉み両足の間に差し入れた腿で股間をグリグリと刺激する。
彩を甚振るバイブの振動が太腿を通じて円華の股間を刺激する。
壁を背にしたまま乳房を揉む円華の瞳は真っ赤に燃えて彩の姿が映り、瞳を見つめる彩はその中に映る自分を見て意味もなく妙に興奮を新たにする。
どちらともなく顔を傾げて唇を合わせ、円華の右手は乳房を揉みしだいて左手は背中を抱き、彩の両手は頬に添えて狂おしいばかりに撫で擦る。
ヌチャヌチャ・・・クチャクチャッ・・・ハァハァッ・・・ウッウッ、アウッ・・・舌が絡んで唾液が行き交い、真っ赤な瞳が見つめ合って妖しい吐息が周りをはばかりもせず漏れる。

フゥフゥッ・・・ゴクッ・・・ヌチャヌチャッ・・・ハァハァッ・・・息をすることも忘れて貪り合った二人は苦しさに耐えきれずに唇を離し、見つめ合った後で再び唇を合わせる。濃厚なキスをしながらも今度は我を忘れるような事もなく、静かに離れて荒い息をする。
ボタンを嵌めていないワンピースは乱れて白い肌が剥き出しになっている事に気付かずにいた彩は、円華の視線が自分の肌を這い回る事でキャッと悲鳴を漏らしてワンピースの前を合わせて抱え込む。

「彩の白くてムチムチした肌にミントグリーンのワンピースが映える。ピンクも似合うんだろうな、控えめな中にエレガントで上品だし華やかさもある・・・羨ましい」
円華の巧みな言葉で彩の緊張は解れ、白くてムチムチと言われた肌が剥き出しになっている事を気にする様子もない。
張り詰めた気持ちが落ち着きを取り戻し、肌が冷気を感じると得も言われぬ解放感に浸って隠そうとする様子も見せない。

「さぁ、行くよ。健さんたちが待つ部屋に戻ろうね」
「いや、ボタン、ワンピが開いたままじゃ歩けない」
「しょうがないね、わがままな彩・・・こっちを向いて、ボタンを留めてあげるから」
これでいいだろうと腰に手を添えて歩き始める円華を睨む彩のワンピースはボタンを一つしか留めてもらえず、ちょっとした仕種で内腿の付け根まで見えそうだし、胸の谷間は思わず手を伸ばしそうになるほど隠すところが無い。
「これじゃ、見えちゃう」
誰に聞かせるわけでもなく俯いたまま言葉を漏らす彩が顔を上げて円華を見つめると、その瞳は好奇を宿して妖しく光る。

エレベーターホールから一歩廊下に踏み出すと彩の緊張は頂点に達して顔は強張り、両足が震えて歩くどころか立っているのさえ困難になってしまう。
「だめ、歩けない・・・怖いの」
「大丈夫だよ、彩なら。彩は気付いているかどうかわからないけど、時として自分でもびっくりするほど思い切った事をする人だと思うよ・・・今がその時、だって、嫌いじゃないでしょう??見られるか見られないかのスリルが・・・」
「ハァハァッ・・・そんな事を言わないで、そうかも知れないって思ってるんだから。でも、見られたくないんだもん」
「当然よ、中には見られて満足する人もいるけど、大抵の人はスリルを楽しむだけ、ゾクゾク、ドキドキ・・・背徳感って言うのかなぁ、しちゃいけないんだけど、やってみたいって言うスリル。彩なら分るでしょう??」
円華を見つめた彩は言葉を口にせずにコクリと頷き、一歩また一歩と歩き始める。
左側は壁が続き、右側に客室が並ぶ廊下を歩くうち自然と左側の壁に身体を寄せるようにして歩く。
「せっかくのチャンス、そんな歩き方をしたらスリルを味わえないでしょう??ボタンを外してあげる・・・パイパンマンコを晒してオッパイ丸見えで歩く、これでこそ本望でしょう??・・・シィッ~」
何かを言いかける彩を制して立てた人差し指で唇を遮った円華は手を握って歩き始める。
ドクドクッ・・・いつ、どの部屋のドアが開いて人が出てくるかと思うと鼓動が胸を痛くするほどになり、それは耳で聞くことが出来るほど激しい。
ドアが気になるしエレベーターホールから出てくる人がいないかと後ろを振り返る。
羞恥と快感が入り混じり、見られたくないはずなのに見られたいと密かに思う自分が姿を現してワンピースの裾が乱れるように乱暴な歩き方になる。
ハァハァッ・・・口を閉じては息が出来ないほど興奮し、右手は自然と乳房に伸びて揉みしだく。
「ハァハァッ、だめ・・・熱い。苦しいの・・・どうして??アウッ、アソコが、熱い・・・」

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 35

部屋を出て、ぷかりさん橋で悪戯された事や展示ホールやトイレでの出来事を話し、ホテルに続くペデストリアンデッキですれ違う人たちの視線に犯されて羞恥心を募らせ、歩くこともままならないほど興奮したことを話し終えた。

「途中でバギナに挿入されたバイブは抜いてもらって尻の穴だけに入れられているんでしょう??・・・おかしいわね。それにしちゃ股間を気にしすぎじゃない??」
優子の的を得た質問に顔を背けて唇を噛む彩を見つめる円華は楽しそうに笑みを漏らす。
「残念ね、彩。隠しきれないようよ、エレベーターに乗ってからここまでの事も教えてあげなさい・・・ウフフッ」

「・・・話さなきゃダメ??健は聞きたいの??彩の恥ずかしい話を聞きたいの??」
「あぁ、聞きたい。嫌ならいいよ、彩を苛めるのは本意じゃないしね」
「そんな言い方をしなくてもいいのに、意地悪・・・部屋を暗くしてくれる??」
カーテンを引き明かりも消して健の顔さえ定かに見えない部屋で話し始める。

「昔の事なんだけど聞いてくれる??・・・中学生だったか高校生だったか、はっきり覚えていない記憶の奥に封印した事。隣の家の年下の男子に着替えるところを覗き見された事があるの・・・彩と一瞬視線が合ったように思うんだけどカーテンの陰に隠れて見ているのが分かった。その時、どうしてだか分らないんだけど着替えを止めようとか窓を閉めようとか思わないで、そのまま続けたの。心臓が口から飛び出してしまいそうなほどバクバク、ドキドキするんだけど、言葉で表現できないような訳の分からない気持ち良さがあったのね。その正体が何なのかって、ずっと気になっていたんだけど・・・アァ~、なにを言ってるんだろう・・・」
数日後、今のように刈揃えていない陰毛をわざと晒して着替えをした事や、偶然、外であった彼をからかった事などは隠して記憶の底に封印していた遠い昔の想い出を語る事から始め、他人の視線を意識することなく二人きりになったエレベーター内の悪戯を話す。

2人きりで乗ったエレベーターの扉が閉まると同時に円華の手が伸びてワンピースのボタンを外され、抗おうとする彩に指を立てて天井の防犯カメラの存在を知らせる。
「あんっ、いや、止めて。見られちゃう・・・許して」
声を聴かれているかもしれないと思ったのか押し殺した声で哀願する彩の剥き出しになった乳房を揉んで抵抗を遮り、
「大丈夫だよ、館内のアチコチにセットしたカメラをいつも監視してるわけじゃないはず。大袈裟に動かなければ注意を引くことはないと思うよ」
乳房を揉まれて身悶える間もなくエレベーターは目的のフロアに到着してドアが開く。

「いやっ、ボタン、ワンピのボタン・・・」
ワンピースを掻き抱いて蹲ろうとする彩を抱き起した円華は、
「ほら見てごらん、廊下にも防犯カメラがある。不審な動きは警戒されるよ、ホテルの廊下は公道と同じって言うでしょう。捕まっちゃうよ・・・関心を引くような行動をしちゃダメ。分るでしょう??」
彩を諭しながらラバーパンツを下ろしてバギナから抜き取っていたバイブを挿入しようとする。
「アンッ、だめ・・・歩けなくなっちゃう」
腿を閉じてバギナへの悪戯を防ごうとする彩に、
「彩っ・・・」
厳しい叱声に彩の抵抗は止み、膝を僅かに落として腿を開きバイブの挿入に備えてしまう。
「ウフフッ、可愛い・・・入れちゃうよ。クチュクチュって馴染ませて・・・クククッ、ぬちゃぬちゃマンコだから、すんなり飲み込んでくれる」
「うっ、くる、来る、入ってくる・・・ウググッ・・・ヒィッ~、オチリに響く。動かさないで・・・」
ニュルニュル、グチャグチャッ・・・滲み出た愛液でしとどに濡れる膣口にバイブを擦り付けて馴染ませ、持つ手に力を込めると何の抵抗もなく飲み込んでいく。

「美味しそうに飲み込んだね・・・ウフフッ、いやらしい・・・スイッチを入れて、こうするとどんな感じ??」
ヴィ~ンヴィ~ン・・・竿部のほとんどを飲み込まれたバイブは苦しそうに尻を振り、円華はアナルとバギナの二つの穴に侵入するバイブに手を添えて揺すりたてる。
ウッウッ、ウググッ・・・彩は蹲りそうになる身体を支えるために壁に寄りかかって唇を噛み、イヤイヤをするように顔を振る。
ウフフッ、可愛い・・・心底嬉しそうに笑みを浮かべた円華はバイブのスイッチを入れたままラバーパンツを引き上げて二本のバイブがずり落ちるのを防ぐ。
彩の下腹部に手の平を添えるとヴィ~ンヴィ~ンという振動とフルフル震える感触が伝わり、こんな事に慣れているはずの円華も興奮を隠しきれなくなる。
「彩を見ていると我慢できなくなっちゃう・・・白くてムッチリの腰から太腿へのラインがエロっぽい。健さんも大好きって言ってくれるでしょう・・・どうなの??」
「うん、言ってくれる。白くてムチムチした彩の身体を抱くと肌と肌が融け合って一体になるような気がするって・・・エッ、だめっ、ヒィ~・・・」

チンッ・・・階数表示のないエレベーターホールで油断していたわけでもないが、着いた事を知らせる音に彩はヒィッ~と悲鳴を漏らし、円華は壁を背にして彩を抱きしめ剥き出しの肌を隠す。

不倫 ~immorality~

想いを巡らす 二日目 34

エスカレーターで二階に戻った二人はコンビニで買い物をしてホテルへの帰路に着く。
二つの穴にバイブを挿入されて内股、前かがみになって歩幅も小さく歩いていた彩はバギナのバイブを抜いてもらって、いつも通りとは言えないものの正面を向いて歩く。
「大丈夫??」
「オチリは変な感じだけど、アソコはアレを抜いてくれたから歩きやすい」
「そうなの??じゃぁ、動かしても大丈夫だね」
ヴィ~ンヴィ~ン、アナルに残されたバイブが振動を再開し、ウッと呻き声に似た声を漏らした彩は通路の手すりを掴んで目を瞑り、唇を噛む。
「クククッ・・・彩、もう一度最初から繰り返す??トイレでスッポンポンして逝くところから始める??」
「いや、歩けるよ。ちょっと休憩しただけだから・・・」

違和感溢れる歩き方ながら、ペデストリアンデッキを進んで大ホールのエントランスを見ながらホテルに向かう。
「円華、歩くのが早いよ。ゆっくり歩いて、ね・・・」
すれ違う人たちの視線が気になりドキドキする彩は身体の火照りを止める事が出来ず、上気した頬を浜風にくすぐられる事さえ股間に快感を呼ぶ。
意識すればするほど、すれ違う人の視線がワンピースの中で剥き出しの乳房や、溢れ出る蜜をかろうじて支えるラバーパンツに気付いているように思えて益々ぎこちない足の運びになってしまう。

横浜港からの風がワンピースの裾を乱し、自然とすれ違う人の視線が気になり内股が強調されてしまう。
「彩、普通の格好で歩かないと人目を引くよ、分るでしょう??皆じゃないけどチラチラ見ている人がいるのを気付いているでしょう??」
「アンッ、嫌、言わないで。すれ違う人の視線に犯されているようでドキドキしているんだから・・・倒れることなく、こうして歩いている事が不思議なんだから・・・」
「濡れてるのは知ってるけど、今はどう??ダダ漏れになってるんじゃない??」
「声が大きい、聞かれちゃうよ」
「普通に話せば、中身が分かるのは彩と私だけ。まさか好い女が二人でマンコを濡らしたかどうかなんて話していると思わないよ、、、クククッ」
顔を近付けて髪を掻き分け、耳元で囁いた円華は最後にペロリと耳朶を舐める。

普段、他人も認めてくれる頑張り屋で人見知りをする彩は何気ない仕種で髪を撫でられると、安心感と共に自分を認めてもらったようで嬉しくなるし安心感に包まれる。
髪は女の命、化粧やファッションも大切だろうが第一印象に与える影響は大きいと思うので、手入れには気を遣っている。
好きな男に髪を撫でられると愛されているという安心感や性的な興奮を刺激されて気持ちが昂揚する。

円華に髪を掻き揚げられて耳元で囁かれると、その声が妖しく脳に反響し耳朶を舐められると全身が総毛立つような高まりに支配される。
ウッ、クゥッ~・・・ドロリと蜜の滴りを感じた彩は、手の平で口を押さえて声が漏れるのを防ぐ。
羞恥を感じれば感じるほど性感が高まり、こんな処で気持ち良くなるなんてと思えば思うほど羞恥がこみ上がる。
まるでメリーゴーランドの馬のように上がったり下がったりしながら駆け巡り、駆けるほどに快感が募るのを止めようもない。

不審な動きは周囲の人たちの視線を引きつけてしまうと思いながらも羞恥と快感の狭間で身悶える彩は、ペデストリアンデッキの手すりに縋るようにしてホテルに向かって歩を進める。
前方に見ていた大ホールのエントランスを通り過ぎると会議センターを経てホテルの入り口が目の前に見える。

館内は待ち合わせや食事を目的とする人、あるいは宿泊客などで込み合っており、すれ違う人の視線がワンピースの中を透視しているようで頬を朱に染める。
意識すればするほど表情は強張り、運ぶ足は内股になり歩幅も小さくなって前屈みになってしまう。
彩・・・円華の声に励まされるようにしてフロントの前を通ってエレベーターホールにたどり着く。


ばれない浮気は浮気じゃないと言い放った優子は健のモノをオシャブリして迸りを口腔深く受け止め、コーヒーを飲んでいるところに二人が帰ってきた。
優子は男の迸りを喉の奥に受けて満足し、健はばれなきゃ浮気じゃないと云う言葉を信じて平静を装う。
「ただいま・・・二人で何をしてたの??・・・なんだ、コーヒーを飲んでいたんだ」
「そうよ、健は彩の事が心配で何かをしようとしても上の空。で、どうだったの??」
コンビニの買い物袋を持って快活に話す円華と違い背後でひっそりと立つ彩の表情は硬く、両手で下腹部を庇っているようにも見える。
その彩を二人の前に押しやった円華は、
「彩、楽しかった散歩の様子を二人に話してあげなさい。聞いたでしょう、健さんは彩の事を心配していたらしいよ・・・安心させてあげなきゃ、ね」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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