2
「やっぱり、自分の部屋に戻ると落ち着く。朱莉は好い女だもん」
「えっ、オレのことを信用していないの??」
「男女の仲って理屈じゃないでしょう??…奥様を愛しているのに私との時間も大切にしてくれる……私は疑り深いの。クククッ、汗を流すでしょう??」
意味深な言葉を残したシノは鼻歌と共にバスルームに向かい、戻って来ると顔を傾げて髪をかき上げながら嫣然と微笑む。
「どうしたの??私に惚れ直した??」
「軽トラの窓を開けて風で乱れた髪をかき上げたのは意識してだろう??」
「まだ、言ってる…そうだよ。タケは黒髪が好きでしょう??大切な男を悦ばせようとして自然と…癖になっちゃったかな」
「先に行っているよ。一緒に入るんだろう??」
「うん、そのために朱莉ンチを早くに暇乞いしたんだから……アンッ、濡れちゃう」
バスタブに浸かったタケは手足を伸ばして目を閉じる。
「ハダカンボの私に飽きたの??見たくないんだ、ガッカリだなぁ」
右手で胸の膨らみを覆い、股間を左手で隠したシノが目を閉じたタケを見て頬を膨らませて拗ねた振りをする。
「オレはシノんちでリラックスさせてもらえないのか、つらいなぁ」
「タケと二人でいるのが私の幸せだと知っているでしょう。そんな私を見ないなんて悲しいなぁ……クククッ、私を見ないタケに拗ねた振り。そんな私にリラックスできないと拗ねた振り、タケと一緒だと何をしても楽しい」
「おいで……」
しどけなく開いて伸ばした両足を閉じ、両手を開いて迎える仕種をするタケに誘われたシノは喜色を浮かべてバスタブを跨ぎ、両手を首に回して目を閉じ、口を尖らせる。
「大好きだよ」と囁いたタケが舌を伸ばして突き出した唇をつつくと、アァッ~と艶めかしい吐息を漏らして舌を伸ばす。
二人の舌が宙でつつき合い、絡み合わせてハァハァッと昂ぶりを感じ合うと唇を合わせて互いの口腔を出入りして欲情を貪りあう。
ジュルジュル…ウグッ、クゥッ~…押し付けた胸の膨らみがひしゃげるほどに変形することさえ、めくるめく悦びに変化して肌をまさぐりキスは濃厚さを増していく。
「イヤンッ、我慢できなくなっちゃう。立って、早く…洗ってあげるから何もしないでね。悪戯もダメだよ」
立ち上がったタケにボディソープを振りかけたシノは自らにも垂らして身体を擦りつける。
「泡踊りか、気持ち好いな……」
「えっ、なに??あわ、あわ何とかってなに??」
「えっ、あぁ、ゴメン。間違えた、忘れてくれよ」
「忘れてあげない。なに??なんなの??」
「絶対に怒らないでくれよ…ソープランドのサービスの一つで、男性にボディソープをかけて身体を密着させて洗うんだけど、女性の肌の感触を楽しむことが出来る」
「ふ~ん、他にはどんなサービスがあるの??」
「勘弁してくれよ」
「い~や、許さない。他にはどんなサービスがあるの??」
「自らの股間を使って腕や足を洗うのがたわし洗い。指を一本ずつアソコに入れて洗うのが壺洗い。マットを敷いて横たわった男にローションを振りかけてツルンツルン滑るように洗うのがマットプレイ。バスタブで男が縁に足をかけ突き出した股間をオシャブリしてもらうのが潜望鏡……もう、いいだろう」
「いやらしい……奥様も私もいるのに、いつ、行ったの??」
「もう、ずいぶん昔のことだよ。覚えちゃいないよ」
「ほんとう??奥様の代わりに問い詰めるのが私の役目」
「嘘じゃない。穴があれば竹輪の穴にでぶち込みたい若い頃のことだよ」
「ひどい、竹輪の穴にでも入れたいって……」
呆れたような表情のシノに向かって、「悪かった。今日は帰るよ、不愉快な思いをさせてごめんな」
「帰るって??怒るよ……満足させてくれないと嫌いになるからね…先に出て待っていてくれる??女は準備があるの??」
糸くず一本身に着けず素っ裸のままのタケはワインクーラーから取り出した氷を頬張り、極限近くにいた興奮を冷ます。
「今日の私はどう??」
「うわぁ~、スゲェ。ひれ伏したくなるほど色っぽい」
白い肌を朱に染めるのは風呂上がりのせいだけではなく、自らが用意した赤いオープンブラとショーツ、ガーターベルトとストッキングも真っ赤でタケを挑発する前に羞恥を感じたせいでもある。
「ムリしちゃった……恥ずかしい」
「似合っているよ。白い肌と赤いランジェリー、オープンブラも可愛いよ」
「このブラジャーは大きなオッパイじゃなくても着けていいのか不安」
「オープンブラに大きさは関係ないよ。それに大きくないかもしれないけど小さくはない、オレには丁度いい大きさだよ…エロ可愛くてシノの新しい魅力を発見した」
「ほんとう??言葉じゃなく態度、行動で証明してほしい??」
強く挑戦的な言葉を吐いたシノの声は震えを帯びて最後は聞こえないほど小さくなる。
ハァハァと息を弾ませて立っているのも辛そうなシノに手を伸ばすと、その手にすがるように近付いて目を閉じる。
チュッと軽いキスをするとシノの瞳は恨めしそうな光を宿し、タケはそれに応えるように囁く。
「可愛いよ。店でランジェリーイベントがあれば葵は永久ナンバーワンになるだろうな。それくらいエロかわいい……オレは嫌だけどな」
「どうして??」
「今でも競争相手が多いのに、永久ナンバーワンになったら相手してもらえなくなっちゃうだろう」
「ほんとに嫌な男。私がベタ惚れなのを知っているのに……足が震えるの、立っているのが辛い」
抱き上げたシノを真新しいベッドに横たえてオープンブラから突き出たオッパイの先端を口に含んで甘噛みする。
「ウッ、クゥッ~…気持ちいぃ。好き、大好き……」
タケの背中に回した両手に力を込めて、
「しばらくこのままでタケを感じたいの……アァッ~ン、身体の震えが止まらない」
3
「あの日、狭い道への左折が苦手だというシノに会わせてくれた神さまにお礼を言いたい」
「うん、私も感謝の言葉を神さまに伝えたい。タケがあの自動販売機で飲み物を買うわずかの時間に通らなければ声を掛けることもなく他人のままだった」
「偶然、与えられた幸運をオレ一人じゃ手にすることが出来なかった。神さまだけじゃなく、缶コーヒーを飲みたいと言ってくれたシノにも感謝しなきゃいけないな」
「クククッ、意気地なしのタケは一目惚れした女を口説くことも出来ないから、私がはしたなく声を掛けた……私は後悔していない。タケは??」
「やっぱり、可愛いなぁ。オレが一目惚れするほどの女だよ」
「一目惚れするほどの女??上から目線がスゴイ……ウフフッ、でも、嬉しい。大好き」
「生意気な言い方をしちゃった、ゴメンね……チュルチュル、クチュクチュ」
上から目線を指摘されたタケは照れ隠しのようにオープンブラから突き出た、膨らみの先端を口に含んでわざとらしく卑猥な音を立てる。
「イヤンッ、遊ばれていると分かっても気持ち善くなっちゃう……いやっ、恥ずかしい」
突然、シノは俯せになって丸見えの胸を隠し、振り向いて背中越しにタケを見つめて顔を赤らめる。
そんなシノの背中に指を這わせるタケは、ブラジャーの縁をなぞって白い肌の艶やかな感触に酔い、ショーツの縁を撫でて普段は衣服で隠したムッチリとして成熟した女性らしい色っぽさに酔い痴れる。
「ガッカリしないよね。なんとか言って」
「シノがそんなことを言うと他の女性が嫉妬で怒り出すよ。衣服を着けた昼間のシノと並んで歩くときは誇らしく、夜の帳が下りて艶めかしい肌を晒すシノはオレの本能を刺激する」
「エッチなランジェリー姿の私はタケの本能を刺激するの??ウフフッ、楽しみ、可愛がってね」
ショーツの縁をなぞっていた指はガーターベルトに沿って撫で下り、赤いストッキングに包まれた太腿の裏側を擦り脹脛を優しく揉む。
「ウッ、イヤァ~ン、心臓がドクドクしている」
指が這うだけで妖しく身悶え、艶めかしい声を漏らすシノの反応を見たタケは、ブラジャーとショーツの間で剥き出しの背中に唇を這わす。
「クゥッ~、気持ちいぃ。何もしなくていいの??」
「何もしなくてもいいよ。目の前で横たわるシノを見て昂奮している」
「ほんとう??……ウフフッ、本当だ、火傷しそうなほど熱いし、今にも爆発しそうなほど膨れ上がっている。ハァハァッ、まな板の上のシノは料理されるのを待つだけ……」
首筋に息を吹きかけながら耳朶を摘まんで髪の生え際に舌を這わす。
「ベッドの寝心地はどうだ??期待通りならいいな」
「イヤンッ、今はそんなことを言わないで。私だけを見て、私だけを感じて欲しい」
首筋を刺激しながら左手は黒髪を撫で、右手は赤いショーツに包まれた尻を揉みしだく。
「ウッウッ、イヤァ~ン、もっともっと、私の身体で遊んで、気持ち善くなりたい」
「気持ち善くなるのが目的じゃないだろう??新しいベッドの感触を確かめたいって聞いたような気がするよ」
「いじわる……惚れた女の望みを叶えるのが紳士の役目でしょう??私はタケに抱かれて気持ち善くなりたいの。文句ある??」
挑発しようとして着けたランジェリー姿に羞恥を覚えてうつ伏せになっていたシノは居直ったように仰向けになり、見つめるとタケは剥き出しの乳房にむしゃぶりつく。
アァ~ン……艶めかしい喘ぎ声でシノはタケの欲情を刺激し、その成果で濃厚なキスを得る。
ヌチャヌチャ、ジュルジュルッ……舌先でつつき合い、重ねたり絡め合ったり、息を荒げながら続けた二人はついに唇を合わせて舌を出入りさせたり、上顎を擦ったり唾液を交換したりと息の続く限り貪りあう。
ハァハァッ……ハァハァッ……欲情の昂りは二人の瞳を朱に染めて見つめ合い、ゴクリと唾を飲む。
タケはキスに名残を残しながらも首から胸の膨らみへと唇と舌を這わせ、シノを上目遣いに見つめながら下腹部へと舐め下りていく。
「舐めて…私のオンナノコが舐め舐めされるの??ねぇ、そうなの??」
シノは欲望と期待を綯い交ぜにして挑発し、タケは挑発に応えて下腹部を撫でて恥毛を咥え、顔を揺する。
「ハァハァッ、イヤンッ、気持ちいぃ……オンナノコを、おねがい、もっともっと気持ち善くなりたい」
普段は恥毛の奥で清楚な佇まいのオンナノコが欲情を隠そうともせずに赤く腫れた入り口を晒し、悪戯されることを求めてしどけなく開いた両足をフルフル震わせる。
溢れ出る花蜜をジュルジュルと音を立てて舐め取り、蜜を滴らせる源泉に舌を侵入させる。
「ウグッ、クゥッ~……」
快感とも苦痛とも取れる声を漏らすシノは両手を固く握り、眉間に皺を刻み、顔を仰け反らせて白い喉を見せる。
そんな様子に気を良くしたタケの愛撫に熱がこもり、丸めた舌をペニスに見立てて出し入れを繰り返すと自然と鼻頭がクリトリスを刺激し、シノは予期せぬ快感に悦びの声を漏らして頭に手を添え、股間を突き上げて押し付ける。
股間を押し付けられて息も絶え絶えのタケは抗うことをせずに舌を伸ばし、小陰唇が作る溝をベロリと舐める。
「ヒィッ~、急に、そんなことを……ウグッ、クゥッ~」
襲い来る快感で股間を押し付ける余裕をなくしたシノはだらりと両足を開いてクンニリングスを催促し、割れ目で舌が踊る気持ち善さに両手はシーツを掴んで固く握り、足指もシーツを掴もうとするかのように折り曲げる。
「シノ、今は身体の要求に素直になりなさい……何も考えるんじゃない。火の点いた身体の要求に従うんだよ」
「分かった……アンッ、オチンチンをナメナメしたい。オチンポが欲しいの……上になりたい」
4
シノの股間から唇を重ねる位置まで移動し、キスを交わしたまま抱きかかえてタケが仰向けのシックスナインの体勢になる。
「ウフフッ、私のオチンポちゃん、ナメナメしてあげるね」
宙を睨んでそそり立つ竿を指で擦り、鈴口から滲み出る先走り汁を塗り広げて舌先で舐め取り、パクリと口に含んで顔を上下する。
ジュルジュルッ、ジュボジュボッ……「美味しい…ねぇ、気持ちいぃ??」
「ウッ、ウグッ…気持ち善いよ。温かくて柔らかい感触の口に飲み込まれてビクビクするほど感激しているのが分かるだろう??」
「ウグッ、ウッ…分かるよ。お口の中でピクピク跳ねて悦んでくれている」
ジュルッ……チュルチュル、チュゥ~……ヒィッ~、ダメ、イヤァ~ン……
赤い下着を脱がせることなくタケの舌が割れ目の奥の溝をジュルッとクリトリスまで舐め上げ、花芽を口に含んでチュルッと吸い上げたり甘噛みをしたりを繰り返すと悲鳴にも似た嬌声を漏らす。
悩ましい声を聴いてもクンニを緩めることはなく頭上の割れ目の縁に指を添えて大きく開き、小陰唇を咥えて顔を振り軽く甘噛みする。
「ヒィッ~…クゥッ~…ビラビラを…ウグッ、気持ちいぃ」
シノが上になったシックスナインから快感に負けて膝と肘が崩れ落ち、またもや股間をタケに覆いかぶせても嫌がる風もなく、大きく開いた口で小陰唇と一緒にクリトリスを吸い上げる。
「イヤァ~ン、何をされても気持ちいぃ……私のオチンポをナメナメできない。火傷しそうなほど熱いタケをナメナメしたいのに……」
タケは動きを止めてシノが動きやすくし、昂ぶりを隠そうともせずに宙を睨むペニスが口に含まれると、ウッと声を漏らす。
ジュルジュル、ジュボジュボッ、温かい口腔に包まれて柔らかな舌に翻弄される心地好さで無意識のうちに腰を突き上げてしまう。
「ウッ、ゲボッ、苦しい…急に喉の奥を突くんだもん、びっくりしちゃった」
「ゴメン、気持ち善くて、つい……ごめんね。お詫びの気持ちを形にしなきゃいけないな。直ぐに戻って来るからこのまま待っていてくれよ」
シノの下から這い出たタケは股間で隆々と宙を睨む分身を隠すことなく猛々しく揺らしながらキッチンに向かう。
「なに??なに??変なことをしちゃイヤだよ。タケを信じているからね」
朱莉にもらったリンゴジャムとコンポート、スプーンなどを持って戻ったタケは、
「朱莉さんにジャムで遊んでもらえって言われただろう??」と、告げてニヤリと微笑む。
「冗談だよ、冗談。朱莉はふざけて、揶揄ったのに決まっているよ。真に受けてないでしょう??」
「そうか、冗談だったのか……シノの可愛いサクランボにリンゴジャムが似合うって言っていたように思ったけどなぁ、クククッ」
「イヤンッ…ジャムをオッパイやオンナノコに塗られたくない」
「シノ、仰向けに寝なさい…従わないと縛っちゃうよ。そうそれでいい、可愛いよ」
スプーンで掬い取ったジャムを腹部に置いたタケはベロリと舐めて、満面に笑みをたたえる。
「イヤンッ、そんなじゃ、エッチくない……ハァハァッ」
再度、掬い取ったジャムを唇に塗り、舐め取りながらキスに変化してドロリと唾液を流し込むと、ゴクッと音を立てて嚥下する。
「ハァハァッ、昂奮する。もっと、もっとエッチィのが好き…私の身体で遊んでもいいよ」
胸の膨らみをリンゴジャムが飾り、摘まんだコンポートで唇をなぞると期待外れとも安堵ともとれる複雑な表情になる。
「美味しい…朱莉は食べるのが好き、料理をするのも好き。部屋選びもそうだけど私は合理的であることを重視しすぎかもしれない。食を楽しみ、住む場所を大切にする朱莉を見倣おうかなぁ……」
「生き方を変えられるか??大変だぞ……リンゴのコンポートをもっと食べてみたいだろう??」
シノの返事を待たずに手にしたコンポートで唇をなぞると食べようとして口を開くものの、遠ざけられて胸から腹部へと撫で下りて恥丘で円を描き、タケの舌がその後を追うように舐める。
「アンッ、いやっ…ゾワゾワとして変な感じ……」
「美味しいリンゴのコンポートを食べさせてあげるよ……食べなさい」
タケは右手でコンポートを持ったまま左手でオンナノコを開き、右手に力を込めるとリンゴは姿を隠す。
「誰にも盗られないように秘密のポケットに隠しといてくれよ。オレはジャムを味わうことにする」
胸の膨らみに塗り付けたジャムを舐め取ろうとすると、クゥッ~と艶めかしい声を漏らしたシノは右手を口に押し付けて喘ぎ声が漏れるのを防ぎ、意識の遠のいた両足はしどけなく開いてしまう。
膨らみの先端に塗ったジャムを舐めると、アンッと艶やかな声を漏らして秘密のポケットからコンポートの先端がソロリと姿を現し、目にしたタケは再び押し込んでいく。
「隠しといてくれなきゃダメだろう」
「イヤンッ、そんなことを言われても…オッパイの先端をクチュクチュされると気持ち善くなっちゃうんだもん」
「オレは意地悪だから嫌と言われると、もっとしたくなっちゃうよ」
みたび、掬い取ったジャムを左右の乳輪と周囲に塗り、乳首が隠れるほど飾り付ける。
「オッパイがフワフワパンケーキにされちゃった…ハァハァッ、興奮する。召し上がれ……」
二つの乳房の麓を鷲掴みして左右交互に乳輪の周囲を舐め、先端の突起に塗りたくったジャムを舐め取る。
「クゥッ~…イヤンッ、私もフランクフルトソーセージにジャムを塗って食べたい。いいでしょう??食べさせて……」
再びタケを跨いでシックスナインの体勢になったシノは右手指で掬い取ったリンゴジャムをほんの少しペニスに塗り、ペロリと舐め取る。
「ウフフッ、リンゴジャムが美味しい。ソーセージと一緒に食べると、どうだろう??」と、楽しげに話して残ったジャムを亀頭に盛り、指を使って竿に塗り下ろしていく。
「そんなにクチュクチュされるとくすぐったいよ。クククッ、お腹が空いたからリンゴを食べようかな」
頭上の割れ目の縁に指を添えて開いていくと、挿入されたリンゴのコンポートが姿を見せる。
「クククッ、シノが産んだリンゴを食べちゃうよ」
オンナノコに口を付けてジュルジュルと音を立てて吸い、先端が顔を覗かせると唇に力を込めて吸出して軽く噛み、出し入れを繰り返す。
「ヒィッ~、たまんない…ウッウッ、ウグッ……リンゴに犯されている気分」
「絵本だけど、1こでも100このりんご。果物屋にある1コのりんご、見る人の仕事や立場によって一つのリンゴに対する見方や感想がそれぞれ違う……オレには101こ目の感想がある。バナナやアケビ、エロっぽく見える果物があるけど、今のオレにはリンゴほどエロイ果物はないよ」
5
シノはタケの分身に塗り付けたリンゴジャムを舌先で舐め取っていく。
「フランクフルトにはケチャップやマスタードもいいけどリンゴジャムも美味しい。タケの意見に賛成する」
「もう一つ、リンゴのコンポート作りにワインやシナモンもいいけど、マン汁漬けもなかなかのものだよ」
「イヤンッ、もういい。リンゴは、おしまい」
リンゴジャムとコンポートで獣欲を昂ぶらせた二人はシックスナインの体勢でオーラルセックスに興じる。
ジュルジュル、ジュボジュボッ…アンッ、いやっ、この子が、オチンポが大好き……シノはフェラチオで欲情を高め、チュルチュル、ズズズッ…クンニリングスでシノを責めるタケは分身に与えられる快感で昂奮し…クゥッ~、ダメだ。シノのフェラで弾けそうだよ。
「ダメだよ。逝っちゃダメ……ジュルジュルッ、ジュボジュボッ…ハァハァッ…入れて、タケとつながりたい」
真っ赤なショーツに指をかけてガーターベルトとストッキングを残して足首から抜き取り、柔らかな内腿の感触を確かめるように這わせた指が鼠径部を撫で上がり割れ目の縁を擦る。
「入れるよ……ウッ、温かくて気持ちいい。そんなにウネウネすると逝っちゃうよ」
「うそ、何もしていないよ…アァ~ン、いやっ、身体の震えが止まらない。ねぇ、抱いて。強く抱きしめて」
正常位から結合を解くことなくタケが足を伸ばした対面座位に変化して唇を合わせ、胸の膨らみが変形するほど両手で尻を抱えて密着する。
「タケの鼓動を感じる……大好きな男に身動きできないくらい抱き締められるってこの上ない幸せ。身体を動かせないけど気持ちは解放されて自由になる。何の不安も感じないの…もっと。もっと強く抱きしめて」
「大好きだよ」
耳元の囁き声でブルッと身体を震わせると結合部が刺激されて、イヤァ~ンと艶めかしい声を漏らすシノを右手で抱き、左手は髪を撫でる
「ウフフッ、髪は女の命って言うでしょう…その髪を好きでもない男性に触られるのは不快だけど好きな男に撫でられると大切にされているんだなぁと思える。タケは前髪を整えてくれたり、手櫛を入れてくれたりする…ウフフッ、大好き」
足を伸ばした格好から胡坐をかき。ベッドのクッションを利用して対面座位でつながるシノのオンナノコを突き上げ、
「好いベッドだ。クッションを利用してシノを可愛がることが出来る。寝心地もいいだろうよ」
「イヤァ~ン、ベッドの感触を確かめるって言ったのは方便だと知っているでしょう??朱莉だって気付いていたよ」
「クククッ、可愛いなぁ……可愛いシノにいいモノを見せてあげるよ」
シノの尻を抱いてつながったまま胡坐から再び足を伸ばしたタケは、
「シノ、結合を解くことなくオレに背中を見せる格好になりなさい……そうだ、ゆっくりでいいよ」
抜けないようにと下半身をタケに押し付けたまま身体を反転しようとすると予期せぬ刺激が伝わり、ウッと喘ぎ声を漏らしたシノは眉間に皺を寄せて唇を噛み、目を閉じる。そんな様子を背後から見たタケは、
「シノ、目を開けてごらん」
「ヒィッ~、イヤァ~ン…ハァハァッ、いやらしい…ドキドキする」
ベッド脇に置いたスタンドミラーの中に自らの痴態を見て頬を朱に染める。
「鏡の中にオレの大切な人がいるはずだけど、寝っ転がったままじゃ良く見えないんだよ。何が見えるか教えてくれよ」
「いじわる。ハァハァッ…いやな男が素っ裸で寝っ転がって、腰の辺りを女性が跨いでいる……女性はね、ハァハァッ…言わないとダメ??」
「見えないから教えてくれよ……頼むよ」
背面騎乗位で目と目を合わせられないタケは上半身を起こして鏡の中の大切な人と話し、シノは見えるだろうとは言わずに景色を伝える。
「可愛い女性は真っ赤なオープンブラで胸の膨らみを強調し、下半身はガーターベルトとストッキングだけを着けるエッチな恰好……自分で言うのもなんだけど、白い肌を飾る赤いランジェリーが似合っているし、エロかわいい」
「シノの背中に手を添えて支えるから足を踏ん張り、そっくり返るような格好で出し入れをしてごらん…鏡の中をよく見るんだよ」
「これでいいの??……イヤァ~、いやらしい。オチンポが恥毛を掻き分けて出入りするのが丸見え。ハァハァッ…ヌチャヌチャってエッチな音が聞こえる。ヒィッ~、気持ち善い、たまんない……」
「オレの熱い棒で串刺しにしているから少しなら激しく動いても抜けることはない。好きなように動いてごらん」
枕を支えにして上半身を起こしたタケは鏡の中のシノに話しかける。
「エッチなことをさせようとしているでしょう??…気持ち善くなりたいから見てね」
結合部が鏡に映るように背後に置いた両手を支えにして両足を踏ん張り、腰を前後に揺すったり回転させたりしながら欲情を昂ぶらせるシノの動きは激しさを増し、グラインドやローリングに加えてピストン運動も加わる。
ニュルニュルッ……ヌチャヌチャ、グチャグチャッ……鏡の中のシノの股間は赤いガーターベルトとストッキングの効果で卑猥な様子を強調し、恥毛は愛液と先走り汁にまみれて見るだけで劣情を煽る。
シノが股間を上下する度に割れ目の縁を巻き込みながら血管を浮き上がらせて獰猛な剛棒と化したオトコが淫靡な音と共に出入りを繰り返す。
「たまんないよ、シノ。気持ち善い……こんなことをすると、どうだ??」
上半身を起こしてシノを背中越しに抱きしめたタケは左手で胸を揉み、右手を股間に伸ばして親指でクリトリスを擦り、薬指をペニスが押し入るオンナノコに侵入させる。
「ヒィッ~、壊れちゃう。オチンポと一緒に指まで入って来るなんて…ウグッ、クゥッ~、気持ち善い、変になっちゃう、イヤァ~ン、逝っちゃう、我慢できないの……」
「オレも限界だ。シノの中に解き放っちゃうよ…ダメだ、逝くよ。受け止めてくれ」
「私も…いぃ、逝っちゃう……ウッ、クゥッ~、すごい。熱いモノが……」
「シノ、鏡の中を見てごらん」
鏡の中にはタケの下半身を跨いだシノが素っ裸よりも卑猥な真っ赤なランジェリーで白い肌を飾り、放心したかのようにしどけなく両足を開いているのが見える。
「上半身を反らせてオンナノコが良く見えるようにしなさい……それでいい。オレのモノを抜くよ」
ズルッ……ニュルニュルッ……イヤァ~ン、タケのモノが滴り落ちる。恥ずかしい……上半身を仰け反らせて股間を突き出すようにすると、タケの吐き出した満足の証である男汁が恥毛の間から白濁液となって滴り落ちる。
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