偽者 ~PRETENDER~ -52
佐緒里と内藤 -24
薄っすらと汗を掻いた肌に直接ジーンズとシャツを着けた佐緒里は名残惜しそうに部屋のあちこちに目をやり、縄を手にして愛おしそうに擦り天井から下がる鎖に触れてジャラジャラと音を立てて身体に巻き付ける。
「似合うよ。要所要所にムッチリとした肉付きの白い肌は縄映えがしそうだし、シャープな顔立ちは鎖も似合うだろうよ。どうだ、オモチャ屋さんを見て行こうか……佐緒里と違ってウチにはオモチャの類は何もないからな」
「あなたが寄っていきたいんでしょう、付き合ってあげても好いよ。縄やバイブで私を苛めようと思っているんでしょう……ハァハァッ」
自らの言葉に酔う佐緒里は不自然に息を荒げて頬を紅潮させる。
レンタルルームを出た内藤はワンフロア―下のオモチャ屋に立ち寄る気配も見せずに一階に降り立つ。
不審げな様子の佐緒里に、
「佐緒里を抱くのに道具はいらないよ。ちゃんと抱いていないからな……尻の穴の処女を破るときはそれなりに愛撫をしたけど、まだまだ足りないよ。オモチャはまだ必要ない」
「クククッ、帰ったらすぐ??それとも起き抜けの一発??どっちなの??」
「今晩はムリだよ。アイスを齧りながら歩こうか」
佐緒里はチョコミントワッフルコーン、内藤はチョコレートバーを舐めながら歩く。
互いのアイスを舐め合い、肩を寄せて腰に手を回すと温もりが伝わって気持ちが安らぎ、セックスに飢えたような振る舞いをしていた気配が霧散する。
「アイスのお陰で身体の火照りが冷めちゃった。今までの私は何だったんだろう??」
「クククッ、佐緒里の本性、セックスの化身だったんだろう。熱が冷めた今は偽者に戻ったんじゃないか??」
「ひどい、セックスしか考えていない女のように言われちゃった」
「男日照りで飢えていたのは事実だろう??好いセックスで満足すれば普通に好い女だよ、佐緒里は」
「男日照りじゃないよ、言い寄ってくる男は結構いるもん。あえて言えば、別れた元亭主を半面教師にして考えると、ビビットくる男性がいなかったってこと、それだけ」
「この先に小ぎれいな公園があるから休憩しようか??」
「また何か悪戯をする積りでしょう??……いいよ、あなたの言葉に従ってあげる」
昼間は日当たりが良さそうで小ぎれいな公園は見通しも良く、夜間照明も整っているし月明りもあるので佐緒里が想像したような卑猥なイメージがなく、秘かに期待する悪戯に相応しい場所とも思えない.
「なんだ、つまんない」
「うん??どうした??エッチなことが出来る場所を期待していたのか??」
「期待してないけどスケベでエッチなあなただから、そんな公園だろうと思っていたよ」
身体を接してベンチに座り、アイスを食べ終えた内藤は佐緒里の手を取って腿を跨いで座るように誘導する。
「二人きりでいるときもベタベタして好きだの愛しているだの言わなくてもいいから、こんな関係を続けてね」
「便利な男と便利な女、そんな関係もいいかもな」
「あなたに支配されて女に生まれたことの幸せを思い出したい……ずるい男に騙されて信じられなくなったから悪い男に支配されて素直になりたい」
「オレは悪い男なのか??」
「そうだよ、あなたは悪い男。悪い男は狡く立ち回って女を騙したりしない。私にとって悪い男は直線的で分かりやすく、有無を言わせず惚れちゃう男の事」
「難しいな。よく分かんないよ……オレはオレでいいんだな??」
ニコッと微笑んだ佐緒里は内藤の肩に顎を載せてしがみつき、
「私のご機嫌を取ろうとしない意地悪なあなたが好き」
魅惑的な言葉を囁き、耳に息を吹きかけ乾いた舌を穴に挿入する。
全身がゾクッとする快感に襲われた内藤はシャツのボタンを外して白い胸の膨らみを露わにする。
「イヤンッ……きれい??……よかった、夜の公園でこんな事をされて気持ちいいと思うなんて、ウフフッ、あなたと会って私は変わっちゃったみたい」
薄明りに浮かぶ乳房を見つめる内藤にきれいかと問いかけるので、きれいだよと応えると可憐な笑顔と共に意外な言葉を口にする。
「そうじゃないだろう。佐緒里は言っただろ、スケベでエッチな今の姿が本当の自分だって。何も変わっちゃいないよ……何も隠すことなくオレの前にいてくれるのが嬉しいよ」
目の前の白い膨らみを鷲掴みにして先端をベロリと舐めて甘噛みする。
「いやぁ~ン、休憩するだけでしょう。こんな事をするなんて信じられない……クククッ、気持ちいい。これだけじゃないでしょう??」
「オレのシャツを着ているからジーンズを脱がしちゃってもアソコは隠れるだろうけど、今日、それをするのは早すぎるよな」
「そんなこと……あなたと一緒ならって気がするけど、もう少し慣れてからがいい」
「お粗末だけど、期待に応える努力をしないとな」
ジーンズからベルトを引き抜いてハンカチを縛り付け、前後のベルトループを利用してサスペンダー代わりにしてジーンズの前を全開にする。
「オレの目の前で立ちなさい」……ダメだ、隠すんじゃない」
命じられるままフラフラと立ち上がった佐緒里は自然と前かがみになり、両手は股間に伸びる。
「佐緒里……ダメだ、隠すんじゃない。シャツも開きなさい」
股間を隠す手が離れて閉じたり握ったりを何度か繰り返し、目を閉じてフゥッ~と息を吐き出し、両手でシャツを摘まんで大きく開く。
公園の灯りを背にして立つ佐緒里は月明りを浴び、白い肌を大理石の様な妖艶な滑りを宿して見せる。
「きれいだよ。触れると吸い込まれそうな魅力がある」
薄っすらと汗を掻いた肌に直接ジーンズとシャツを着けた佐緒里は名残惜しそうに部屋のあちこちに目をやり、縄を手にして愛おしそうに擦り天井から下がる鎖に触れてジャラジャラと音を立てて身体に巻き付ける。
「似合うよ。要所要所にムッチリとした肉付きの白い肌は縄映えがしそうだし、シャープな顔立ちは鎖も似合うだろうよ。どうだ、オモチャ屋さんを見て行こうか……佐緒里と違ってウチにはオモチャの類は何もないからな」
「あなたが寄っていきたいんでしょう、付き合ってあげても好いよ。縄やバイブで私を苛めようと思っているんでしょう……ハァハァッ」
自らの言葉に酔う佐緒里は不自然に息を荒げて頬を紅潮させる。
レンタルルームを出た内藤はワンフロア―下のオモチャ屋に立ち寄る気配も見せずに一階に降り立つ。
不審げな様子の佐緒里に、
「佐緒里を抱くのに道具はいらないよ。ちゃんと抱いていないからな……尻の穴の処女を破るときはそれなりに愛撫をしたけど、まだまだ足りないよ。オモチャはまだ必要ない」
「クククッ、帰ったらすぐ??それとも起き抜けの一発??どっちなの??」
「今晩はムリだよ。アイスを齧りながら歩こうか」
佐緒里はチョコミントワッフルコーン、内藤はチョコレートバーを舐めながら歩く。
互いのアイスを舐め合い、肩を寄せて腰に手を回すと温もりが伝わって気持ちが安らぎ、セックスに飢えたような振る舞いをしていた気配が霧散する。
「アイスのお陰で身体の火照りが冷めちゃった。今までの私は何だったんだろう??」
「クククッ、佐緒里の本性、セックスの化身だったんだろう。熱が冷めた今は偽者に戻ったんじゃないか??」
「ひどい、セックスしか考えていない女のように言われちゃった」
「男日照りで飢えていたのは事実だろう??好いセックスで満足すれば普通に好い女だよ、佐緒里は」
「男日照りじゃないよ、言い寄ってくる男は結構いるもん。あえて言えば、別れた元亭主を半面教師にして考えると、ビビットくる男性がいなかったってこと、それだけ」
「この先に小ぎれいな公園があるから休憩しようか??」
「また何か悪戯をする積りでしょう??……いいよ、あなたの言葉に従ってあげる」
昼間は日当たりが良さそうで小ぎれいな公園は見通しも良く、夜間照明も整っているし月明りもあるので佐緒里が想像したような卑猥なイメージがなく、秘かに期待する悪戯に相応しい場所とも思えない.
「なんだ、つまんない」
「うん??どうした??エッチなことが出来る場所を期待していたのか??」
「期待してないけどスケベでエッチなあなただから、そんな公園だろうと思っていたよ」
身体を接してベンチに座り、アイスを食べ終えた内藤は佐緒里の手を取って腿を跨いで座るように誘導する。
「二人きりでいるときもベタベタして好きだの愛しているだの言わなくてもいいから、こんな関係を続けてね」
「便利な男と便利な女、そんな関係もいいかもな」
「あなたに支配されて女に生まれたことの幸せを思い出したい……ずるい男に騙されて信じられなくなったから悪い男に支配されて素直になりたい」
「オレは悪い男なのか??」
「そうだよ、あなたは悪い男。悪い男は狡く立ち回って女を騙したりしない。私にとって悪い男は直線的で分かりやすく、有無を言わせず惚れちゃう男の事」
「難しいな。よく分かんないよ……オレはオレでいいんだな??」
ニコッと微笑んだ佐緒里は内藤の肩に顎を載せてしがみつき、
「私のご機嫌を取ろうとしない意地悪なあなたが好き」
魅惑的な言葉を囁き、耳に息を吹きかけ乾いた舌を穴に挿入する。
全身がゾクッとする快感に襲われた内藤はシャツのボタンを外して白い胸の膨らみを露わにする。
「イヤンッ……きれい??……よかった、夜の公園でこんな事をされて気持ちいいと思うなんて、ウフフッ、あなたと会って私は変わっちゃったみたい」
薄明りに浮かぶ乳房を見つめる内藤にきれいかと問いかけるので、きれいだよと応えると可憐な笑顔と共に意外な言葉を口にする。
「そうじゃないだろう。佐緒里は言っただろ、スケベでエッチな今の姿が本当の自分だって。何も変わっちゃいないよ……何も隠すことなくオレの前にいてくれるのが嬉しいよ」
目の前の白い膨らみを鷲掴みにして先端をベロリと舐めて甘噛みする。
「いやぁ~ン、休憩するだけでしょう。こんな事をするなんて信じられない……クククッ、気持ちいい。これだけじゃないでしょう??」
「オレのシャツを着ているからジーンズを脱がしちゃってもアソコは隠れるだろうけど、今日、それをするのは早すぎるよな」
「そんなこと……あなたと一緒ならって気がするけど、もう少し慣れてからがいい」
「お粗末だけど、期待に応える努力をしないとな」
ジーンズからベルトを引き抜いてハンカチを縛り付け、前後のベルトループを利用してサスペンダー代わりにしてジーンズの前を全開にする。
「オレの目の前で立ちなさい」……ダメだ、隠すんじゃない」
命じられるままフラフラと立ち上がった佐緒里は自然と前かがみになり、両手は股間に伸びる。
「佐緒里……ダメだ、隠すんじゃない。シャツも開きなさい」
股間を隠す手が離れて閉じたり握ったりを何度か繰り返し、目を閉じてフゥッ~と息を吐き出し、両手でシャツを摘まんで大きく開く。
公園の灯りを背にして立つ佐緒里は月明りを浴び、白い肌を大理石の様な妖艶な滑りを宿して見せる。
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