不倫 ~immorality~
想いを巡らす 31
両手を這わせて彩は健を、健は彩の身体を洗い、それでも満たされない思いを満足させるために身体を擦り合わせて唇を重ねる。
身体を密着させても、どれほど言葉をつないでも心の隅に空虚な部分が残る。
その隙間を埋める術がない。
その隙間こそが配偶者がいる身でこの場にいることの罰を与えられているのだと思い知る。
寝室に戻った二人は窓際に立って夜の横浜港を見下ろす。
真っ黒な海はどんな秘密でも投げ込めば誰にも知られる事なく葬る事が出来るような気になる。
「彩と会った事を後悔してる??」
「どうして??・・・するわけがないよ。言わんとする事は分かるよ。人の行いは正しい事ばかりじゃないし、あえて間違いをする事もある。間違いを犯した自覚があれば他人に優しくなれると思うし、それですべて許されると思わないけど幾らかの贖罪になるんじゃないかな??」
「うん、良かった・・・彩は後悔してないし、うちの人が浮気してるからって、その腹いせでここにいるんじゃない。好いか悪いか分かんないけど、健に会いたかったし抱かれたかった。それだけ・・・」
「オレもだよ。彩と二人っきりの時間を過ごし同じ空気を吸いたかった・・・それと、いやそれ以上に、彩のこの身体を忘れることが出来なかった。白くてムッチリ、吸い付くような肌が好きだよ。もちろん、身体が全てじゃないけどね」
「いいよ、彩の身体が目当てでも・・・ウフフッ、心がつながってもセックスの良さを知ってる大人の二人。身体の相性が悪ければしょうがないもんね」
「オレは彩の身体を気に入ってるけど、彩はどうなの??」
「・・・ウフフッ、答えない。女は男次第で変わるんだよ、彩が後悔するときは健がつまんない男になった時。健が魅力に溢れた男なら彩は絶対に後悔しない、たとえどんな未来が待っていても・・・ねぇ、さっきの続きを聞かせて」
「うん??彩とオレが一緒に暮らしたらって言う妄想の事かな??」
「そう、それ。だけど、妄想なんて言わないでくれる、それじゃ夢がなさすぎるもん・・・ベッドで腕枕されてピロートークとして聞きたい。聞いている内に彩は寝ちゃうの、彩が眠るまで話を止めちゃダメだよ」
「海辺に住んでいる彩とオレは金曜夜の腰が抜けるほどのセックスで熟睡し、モーニングキスで起こした彩と朝食を食べているところまで話したっけ??」
「そうだよ、そこまで聞いたよ。腰が抜けるほど満足させてくれたら目覚めたあとも余韻に浸っていたいのが女なの。満足させてくれた男が自分のために朝食を用意してくれる後姿を見るなんて最高、惚れ直しちゃうよ」
「そうか、分かった。彩が惚れ直してくれるなら何でもするよ」
「彩が焼いたクロワッサンとチーズの香りが食欲をそそるキノコオムレツとソーセージ、薄切りトマトにモッツァレラチーズと生ハムを添えて摘みたてのフレッシュバジルと彩特製のバジルソースを掛けたカプレーゼの朝食を用意してくれたの」
「そうだった、そして食べ始めた時、海の好きな彩が陽光を反射してキラキラ輝くのが眩しくて目を細めるのを見たオレは、あまりの可愛さに動揺して牛乳を零しちゃったんだ」
「そうそう、股間を濡らしちゃったから下着もズボンも脱がせて洗濯したんだ。そこから始めてね・・・チンチンぶらぶらのまま食べる??それとも・・・聞かせて」
開け放った窓から侵入した微風に髪を乱されて何気なく手櫛を入れる姿が色っぽく、昨夜、騎乗位で髪を振り乱してあられもなく嬌声を張り上げた彩の痴態を思い出して股間を熱くする。
「突き刺しちゃうよ、何を思い出したの??・・・いやらしい」
ソーセージを刺したままフォークを突き出した彩は、健の股間に視線を落としてわざとらしく嫌悪の表情を浮かべる。
「乱れ髪に手を伸ばす様子にオレを跨いで髪を振り乱す彩を思い出しちゃったんだよ・・・昨日は激しかったからな」
「爽やかな潮風を感じながら美味しい食事をしてる時にそんな事を思い出す??スケベ、エッチ、変態・・・ア~ァ、健は彩の身体だけが欲しいのかなぁ、ガッカリしちゃうな」
「身体を求めるだけじゃないよ、マッチロでムッチムチの腿の裏側が見える時なんて垂涎ものだよ。ミニスカートや短パンから覗く白い内腿のムッチリ感なんか見るだけで処かまわず勃起ッキ~だよ」
「変態・・・じゃぁ、こんな事をしたらどうなる??」
椅子の向きを変えて自分に正対させた彩はチュッと音を立てて唇を合わせて両手を首に巻く。
再び唇を合わせた彩は腰を振ってシャツの裾が邪魔にならないようにし、健を跨いで腰を下ろしていく。
ウッ、ウッ、うぅっ~・・・唇を合わせたまま見開いた目で健を見つめて首に回した両手に力を込める。
「あっ、入っちゃた・・・これはオレのせいじゃないからね。彩が腿を跨いでクチュクチュするからだよ」
「アンッ、余計な事を言わなくていいの。気持ち良くして・・・変態の健なら出来るでしょう??」
「クククッ、今の言葉は後悔させてあげるよ」
テーブルに手を伸ばした健はソーセージを摘まむ。
結合部から滴る蜜が会陰部を通過してアナルにまで達し、ソーセージを口に含んで滑りを与えた健は窄まりに馴染ませる。
「健はやっぱり変態。変態の健が好きだよ・・・入れて、お尻を苛めて・・・アウッ、入った」
「もういい、止めて・・・これ以上聞いたら眠れなくなる。もう一度可愛がってくれるなら聞いても好いけど・・・どうする??」
「クククッ、寝ようか。明日もある」
「ねぇ、健が相手だからって事じゃないんだけど、普段できない事をしてみたい。うちの人には言えないような事を経験してみたいの、だめ??」
「分かった・・・何か考えるよ。彩はこのまま寝ちゃいなよ、オレは変に興奮したから少し起きてるからね」
両手を這わせて彩は健を、健は彩の身体を洗い、それでも満たされない思いを満足させるために身体を擦り合わせて唇を重ねる。
身体を密着させても、どれほど言葉をつないでも心の隅に空虚な部分が残る。
その隙間を埋める術がない。
その隙間こそが配偶者がいる身でこの場にいることの罰を与えられているのだと思い知る。
寝室に戻った二人は窓際に立って夜の横浜港を見下ろす。
真っ黒な海はどんな秘密でも投げ込めば誰にも知られる事なく葬る事が出来るような気になる。
「彩と会った事を後悔してる??」
「どうして??・・・するわけがないよ。言わんとする事は分かるよ。人の行いは正しい事ばかりじゃないし、あえて間違いをする事もある。間違いを犯した自覚があれば他人に優しくなれると思うし、それですべて許されると思わないけど幾らかの贖罪になるんじゃないかな??」
「うん、良かった・・・彩は後悔してないし、うちの人が浮気してるからって、その腹いせでここにいるんじゃない。好いか悪いか分かんないけど、健に会いたかったし抱かれたかった。それだけ・・・」
「オレもだよ。彩と二人っきりの時間を過ごし同じ空気を吸いたかった・・・それと、いやそれ以上に、彩のこの身体を忘れることが出来なかった。白くてムッチリ、吸い付くような肌が好きだよ。もちろん、身体が全てじゃないけどね」
「いいよ、彩の身体が目当てでも・・・ウフフッ、心がつながってもセックスの良さを知ってる大人の二人。身体の相性が悪ければしょうがないもんね」
「オレは彩の身体を気に入ってるけど、彩はどうなの??」
「・・・ウフフッ、答えない。女は男次第で変わるんだよ、彩が後悔するときは健がつまんない男になった時。健が魅力に溢れた男なら彩は絶対に後悔しない、たとえどんな未来が待っていても・・・ねぇ、さっきの続きを聞かせて」
「うん??彩とオレが一緒に暮らしたらって言う妄想の事かな??」
「そう、それ。だけど、妄想なんて言わないでくれる、それじゃ夢がなさすぎるもん・・・ベッドで腕枕されてピロートークとして聞きたい。聞いている内に彩は寝ちゃうの、彩が眠るまで話を止めちゃダメだよ」
「海辺に住んでいる彩とオレは金曜夜の腰が抜けるほどのセックスで熟睡し、モーニングキスで起こした彩と朝食を食べているところまで話したっけ??」
「そうだよ、そこまで聞いたよ。腰が抜けるほど満足させてくれたら目覚めたあとも余韻に浸っていたいのが女なの。満足させてくれた男が自分のために朝食を用意してくれる後姿を見るなんて最高、惚れ直しちゃうよ」
「そうか、分かった。彩が惚れ直してくれるなら何でもするよ」
「彩が焼いたクロワッサンとチーズの香りが食欲をそそるキノコオムレツとソーセージ、薄切りトマトにモッツァレラチーズと生ハムを添えて摘みたてのフレッシュバジルと彩特製のバジルソースを掛けたカプレーゼの朝食を用意してくれたの」
「そうだった、そして食べ始めた時、海の好きな彩が陽光を反射してキラキラ輝くのが眩しくて目を細めるのを見たオレは、あまりの可愛さに動揺して牛乳を零しちゃったんだ」
「そうそう、股間を濡らしちゃったから下着もズボンも脱がせて洗濯したんだ。そこから始めてね・・・チンチンぶらぶらのまま食べる??それとも・・・聞かせて」
開け放った窓から侵入した微風に髪を乱されて何気なく手櫛を入れる姿が色っぽく、昨夜、騎乗位で髪を振り乱してあられもなく嬌声を張り上げた彩の痴態を思い出して股間を熱くする。
「突き刺しちゃうよ、何を思い出したの??・・・いやらしい」
ソーセージを刺したままフォークを突き出した彩は、健の股間に視線を落としてわざとらしく嫌悪の表情を浮かべる。
「乱れ髪に手を伸ばす様子にオレを跨いで髪を振り乱す彩を思い出しちゃったんだよ・・・昨日は激しかったからな」
「爽やかな潮風を感じながら美味しい食事をしてる時にそんな事を思い出す??スケベ、エッチ、変態・・・ア~ァ、健は彩の身体だけが欲しいのかなぁ、ガッカリしちゃうな」
「身体を求めるだけじゃないよ、マッチロでムッチムチの腿の裏側が見える時なんて垂涎ものだよ。ミニスカートや短パンから覗く白い内腿のムッチリ感なんか見るだけで処かまわず勃起ッキ~だよ」
「変態・・・じゃぁ、こんな事をしたらどうなる??」
椅子の向きを変えて自分に正対させた彩はチュッと音を立てて唇を合わせて両手を首に巻く。
再び唇を合わせた彩は腰を振ってシャツの裾が邪魔にならないようにし、健を跨いで腰を下ろしていく。
ウッ、ウッ、うぅっ~・・・唇を合わせたまま見開いた目で健を見つめて首に回した両手に力を込める。
「あっ、入っちゃた・・・これはオレのせいじゃないからね。彩が腿を跨いでクチュクチュするからだよ」
「アンッ、余計な事を言わなくていいの。気持ち良くして・・・変態の健なら出来るでしょう??」
「クククッ、今の言葉は後悔させてあげるよ」
テーブルに手を伸ばした健はソーセージを摘まむ。
結合部から滴る蜜が会陰部を通過してアナルにまで達し、ソーセージを口に含んで滑りを与えた健は窄まりに馴染ませる。
「健はやっぱり変態。変態の健が好きだよ・・・入れて、お尻を苛めて・・・アウッ、入った」
「もういい、止めて・・・これ以上聞いたら眠れなくなる。もう一度可愛がってくれるなら聞いても好いけど・・・どうする??」
「クククッ、寝ようか。明日もある」
「ねぇ、健が相手だからって事じゃないんだけど、普段できない事をしてみたい。うちの人には言えないような事を経験してみたいの、だめ??」
「分かった・・・何か考えるよ。彩はこのまま寝ちゃいなよ、オレは変に興奮したから少し起きてるからね」
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