堕ちる
独りで-2
シャワーで汗を流した新田が横たわるベッドに近付いた瑞樹は、伸ばした指で顔の輪郭をなぞりながら、
「したい??・・・それとも、このまま寝る??」
「おいで、帰ってからキスをさせてもらってない」
「イヤッ、キスさせてあげない・・・このまま横になっていて。今日はマグロで良いよ。マグロの方がいぃの、他の女と間違われると嫌だから・・・チンチンだけ借りればそれでいぃの」
「♪名前、呼び違えては叱られて・・・好きにするさ。大好きな瑞樹のオモチャになるよ」
歌の一節を口ずさんだ新田は、眉を上げて抗議の意を示し、すぐに口元を緩める。
「フンッ、いやな言い方・・・でも、よかった。貴男は一旦眠らないと、二度目は出来ないはずだから・・・嫌がらないところが他の女を抱いてない証拠だよね。リクルーターの職責は理解してるけど、やっぱりね」
新田の衣服を剥いで素っ裸にした瑞樹は、元気になる兆しを股間に確かめて快心の笑みを浮かべる。
「私に魅力がないの??・・・息子さんは茂みに隠れて出てこないよ。初めて私に会った時は、無礼なほど威張って隆々と聳えていたのに。それとも、釣った魚に餌は必要ないって言う主義なの??」
陰毛に隠れるように萎れたままのペニスを軽く指先で弾いた瑞樹は、新田を跨ぐようにして立ち上がって腰を捻り、足を捩じりながら思わせぶりに肩からガウンを滑らせる。
「ウフフッ、がっかりした??そんな顔が見たくて、この格好をしたの」
ガウンを脱いだ瑞樹は短パンを穿いてスポーツブラを着けている。
「クククッ・・・大好きだ。瑞樹の茶目っ気が好きだよ・・・キスしても良いかい??」
「ダメッ、キスはまだダメ。この格好のままで良いの??脱がせたいでしょう??手を使わないで口だけで脱がせてくれる??脱がせてくれたら、キスのご褒美をあげる」
先日、カジノで見た光景がよみがえる。社長が口だけで有紀の下着を脱がせるシーンを思い出し、自然と漏れそうになる笑みを隠す。
「ウフフッ、そんなに嬉しいんだ。隠さなくっても良いのに・・・マグロさんのままじゃしょうがないから、立ち上がっても良いよ。上手に脱がせてね」
勘違いした瑞樹に意を唱えることなく立ち上がった新田は瑞樹の背後に回り、背中を丸めてスポーツブラの下部を噛んでずり上げる。すぐに前に回り、同じようにして咥えたブラを乳房の膨らみの上まで引き上げて再び背後に回る。
何度か繰り返して、苦も無くブラを頭から引き抜いてしまう。
「フゥ~・・・ブラジャーが終われば簡単だな」
言い終えた新田は、乳房の先端を口に含んで舌先でつつく。
「イヤンッ、だめ・・・ショーパンを脱がせてないのにダメッ」
スポーツブラは難なく脱がせたものの短パンのボタンを外すのに苦労し、腰回りが太ったんじゃないかと言いそうになるのを堪えて、やっとの思いで脱がせることに成功した。
短パンを引き下ろすと苦労に報いてくれるような景色が目の前にある。
成熟した女性らしいウェストの括れから白くてムッチリとした腰から太腿へのラインが続き、膝下はすんなりと伸びてキュッと締まった足首が俊敏さを感じさせる。
恥丘から足の付け根に掛けて控えめな陰毛がかろうじて秘所を隠し、適度な膨らみを帯びた下腹部の中央には縦に伸びる窪みが見える。
「クククッ、苦労したみたいだね。まさか私が太ったからじゃないよね??」
「そんな事は露ほども思ってないだろう。オレにとっちゃ理想的な身体だよ、そそられる」
「アァ~ン、もっと言って。受付でお客様を案内すると、褒め言葉を並べて誘ってくれる人や、君を買うにはどれだけ積めばいいんだって聞く人もいるけど、あなたの一言の方が嬉しいの」
「そんな客がいるのか??潰さなきゃいけないな。受付に居る瑞樹が誘えない女だって知ってるはずなのに」
「クククッ、冗談よ。冗談で聞くんだよ、本気でヤリタイと思ってるわけじゃない。ルールを無視すると退会処分になる事を、お客様は知ってるもん」
胸の膨らみに目を奪われ、上の空で聞いていると感じた瑞樹は、
「冗談を言うお客様と、私の魅力に負けて上の空で話を聞く男、より許せないのは、どちらだと思う??」
冗談混じりとは言え、瑞樹の勘気を刺激するのは好ましくないと言う表情で新田は横たわる。
ふ~ん、逃げるんだと嘲りの言葉を口にした瑞樹の表情は笑みで崩れ、新田の腿を跨いで腰を下ろす。
重くない・・・大丈夫だよ。重いって言ったらダイエットするの??・・・憎まれ口ばかり・・・瑞樹を構ったり、構われたりするだけで楽しいんだよ。
瑞樹の指が新田の顔に伸びて輪郭をなぞり、眉を撫でて鼻筋を確かめ唇を一周する。
首から肩口まで撫でて、三角筋や僧帽筋に男らしい逞しさを感じて頬ずりしたくなる。
新田に騙されてカジノの受付を始めるまでは、同僚の男たちに臆することなく仕事をしていた。今となっては記憶の中の一頁に過ぎず、新田に可愛いと言われる事に悦びを感じる女に変貌した。
シャワーで汗を流した新田が横たわるベッドに近付いた瑞樹は、伸ばした指で顔の輪郭をなぞりながら、
「したい??・・・それとも、このまま寝る??」
「おいで、帰ってからキスをさせてもらってない」
「イヤッ、キスさせてあげない・・・このまま横になっていて。今日はマグロで良いよ。マグロの方がいぃの、他の女と間違われると嫌だから・・・チンチンだけ借りればそれでいぃの」
「♪名前、呼び違えては叱られて・・・好きにするさ。大好きな瑞樹のオモチャになるよ」
歌の一節を口ずさんだ新田は、眉を上げて抗議の意を示し、すぐに口元を緩める。
「フンッ、いやな言い方・・・でも、よかった。貴男は一旦眠らないと、二度目は出来ないはずだから・・・嫌がらないところが他の女を抱いてない証拠だよね。リクルーターの職責は理解してるけど、やっぱりね」
新田の衣服を剥いで素っ裸にした瑞樹は、元気になる兆しを股間に確かめて快心の笑みを浮かべる。
「私に魅力がないの??・・・息子さんは茂みに隠れて出てこないよ。初めて私に会った時は、無礼なほど威張って隆々と聳えていたのに。それとも、釣った魚に餌は必要ないって言う主義なの??」
陰毛に隠れるように萎れたままのペニスを軽く指先で弾いた瑞樹は、新田を跨ぐようにして立ち上がって腰を捻り、足を捩じりながら思わせぶりに肩からガウンを滑らせる。
「ウフフッ、がっかりした??そんな顔が見たくて、この格好をしたの」
ガウンを脱いだ瑞樹は短パンを穿いてスポーツブラを着けている。
「クククッ・・・大好きだ。瑞樹の茶目っ気が好きだよ・・・キスしても良いかい??」
「ダメッ、キスはまだダメ。この格好のままで良いの??脱がせたいでしょう??手を使わないで口だけで脱がせてくれる??脱がせてくれたら、キスのご褒美をあげる」
先日、カジノで見た光景がよみがえる。社長が口だけで有紀の下着を脱がせるシーンを思い出し、自然と漏れそうになる笑みを隠す。
「ウフフッ、そんなに嬉しいんだ。隠さなくっても良いのに・・・マグロさんのままじゃしょうがないから、立ち上がっても良いよ。上手に脱がせてね」
勘違いした瑞樹に意を唱えることなく立ち上がった新田は瑞樹の背後に回り、背中を丸めてスポーツブラの下部を噛んでずり上げる。すぐに前に回り、同じようにして咥えたブラを乳房の膨らみの上まで引き上げて再び背後に回る。
何度か繰り返して、苦も無くブラを頭から引き抜いてしまう。
「フゥ~・・・ブラジャーが終われば簡単だな」
言い終えた新田は、乳房の先端を口に含んで舌先でつつく。
「イヤンッ、だめ・・・ショーパンを脱がせてないのにダメッ」
スポーツブラは難なく脱がせたものの短パンのボタンを外すのに苦労し、腰回りが太ったんじゃないかと言いそうになるのを堪えて、やっとの思いで脱がせることに成功した。
短パンを引き下ろすと苦労に報いてくれるような景色が目の前にある。
成熟した女性らしいウェストの括れから白くてムッチリとした腰から太腿へのラインが続き、膝下はすんなりと伸びてキュッと締まった足首が俊敏さを感じさせる。
恥丘から足の付け根に掛けて控えめな陰毛がかろうじて秘所を隠し、適度な膨らみを帯びた下腹部の中央には縦に伸びる窪みが見える。
「クククッ、苦労したみたいだね。まさか私が太ったからじゃないよね??」
「そんな事は露ほども思ってないだろう。オレにとっちゃ理想的な身体だよ、そそられる」
「アァ~ン、もっと言って。受付でお客様を案内すると、褒め言葉を並べて誘ってくれる人や、君を買うにはどれだけ積めばいいんだって聞く人もいるけど、あなたの一言の方が嬉しいの」
「そんな客がいるのか??潰さなきゃいけないな。受付に居る瑞樹が誘えない女だって知ってるはずなのに」
「クククッ、冗談よ。冗談で聞くんだよ、本気でヤリタイと思ってるわけじゃない。ルールを無視すると退会処分になる事を、お客様は知ってるもん」
胸の膨らみに目を奪われ、上の空で聞いていると感じた瑞樹は、
「冗談を言うお客様と、私の魅力に負けて上の空で話を聞く男、より許せないのは、どちらだと思う??」
冗談混じりとは言え、瑞樹の勘気を刺激するのは好ましくないと言う表情で新田は横たわる。
ふ~ん、逃げるんだと嘲りの言葉を口にした瑞樹の表情は笑みで崩れ、新田の腿を跨いで腰を下ろす。
重くない・・・大丈夫だよ。重いって言ったらダイエットするの??・・・憎まれ口ばかり・・・瑞樹を構ったり、構われたりするだけで楽しいんだよ。
瑞樹の指が新田の顔に伸びて輪郭をなぞり、眉を撫でて鼻筋を確かめ唇を一周する。
首から肩口まで撫でて、三角筋や僧帽筋に男らしい逞しさを感じて頬ずりしたくなる。
新田に騙されてカジノの受付を始めるまでは、同僚の男たちに臆することなく仕事をしていた。今となっては記憶の中の一頁に過ぎず、新田に可愛いと言われる事に悦びを感じる女に変貌した。