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転身 

―7

再びハンカチを股間に近付けると桜子は、
「興奮する……両手を縛られているからハンカチをアソコに入れられそうになっても反抗できない。ドキドキが止まらないし、心臓が爆発しちゃいそう」
「桜子が言った、拘束されて知る自由だね……スタイルが良くて可愛い子羊ちゃん、苛められて善がり啼けば自由になれるよ」
「東京にいた頃は身持ちの固いキャバ嬢、今は真面目な先生のふりをしているけど本当の私はアソコにハンカチを挿入されて悦ぶようなエッチな女。それを知っているのは、あなただけ」
「オレだけが本当の桜子を知っているのか。クククッ、オレと一緒の時は何も隠さず、気取ることなく素の桜子でいいんだよ」
「ありがとう……エッチでスケベな私の身体で遊んで。あなたとの時間を想い出して夜毎、クチュクチュ自分で慰めている女を満足させてくれるでしょう」

「入れるよ」
「恥ずかしい。ハンカチを挿入されて気持ち善くなっても笑わないでね」
桜子が見つめる鏡の中の女は素っ裸で後ろ手に縛られて自由を奪われ、濡れそぼつハンカチを挿入されて悦びに打ち震える痴態を晒す羞恥で全身が朱を帯びる。
妖しい期待で両脚はフルフル震え、唇は乾き、息をするのも苦しくなって口を開けてハァハァッと荒い息を漏らす。
「オレの言葉に合わせるんだよ。息を吸って、吐いて……入れるよ」
男の指示に従って桜子がスゥッ~と音を立てて息を吸い込み、ハァッ~と息を吐き、吐ききった瞬間にハンカチを持つ男が指に力を込めると、花蜜を溢れさせるオンナノコに姿を隠す。
「えっ、ウソ、全部入っちゃった。奥まで……ねぇ、大丈夫??とれる??取れなくなっちゃ嫌だよ」
真に迫る桜子の言葉は冗談とは思えず、男はどう答えていいものか逡巡する。

「ハンカチは全て入っちゃったよ。ねぇ、取れるよね??大丈夫だと言って」
自ら男性経験は多くないと言い、そう聞いた男は、長身でスタイルが良く容姿端麗な見た目や話し方から、よほどの自信家でない限り声をかけにくいのだろうと納得していた。
その桜子が挿入されたハンカチを取り出せるのかと不安に苛まれる様子を見て、過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉を思い起こす。
待ち合わせ場所でオレを見つけた桜子が駆け寄ろうとすると、周囲の男たちは二人を見比べてオレに羨望の眼差しを向け、女性たちは容姿端麗な桜子が軽やかに駆ける姿を嫉妬混じりで見つめる。
そんな桜子がセックスの悦びに打ち震えて快感を貪る女になれば凛として気品のある佇まいに成熟した女性の持つ色気が加わり、男たちの憧れの対象から高根の花であることに違いはないが手を伸ばして摘めない花ではないと思わせる色気を漂わせるだろう。
見知らぬ男の腕の中で身悶える桜子を想像したくないと思うものの、今は精一杯、嬉し泣きさせてみたいと相反する妄想の中で苦笑いする。

「ねぇ、どうしたの??私の身体に飽きちゃったの??」
「そんなことは、あるはずがない……見てごらん」
両手を背後で縛った桜子を鏡の前で立たせ、背後から抱きしめた男は濡れそぼつ割れ目に指を添えて小陰唇を左右に開く。
「イヤッ、ハァハァッ、私のオマンコってこんななの??変じゃないよね??」
「どうかな??嬉し涙でグジュグジュに濡れているしハンカチをツンツンすると、とめどなくマンコ汁が溢れる。これを引っ張ったり伸ばしたり、クククッ、可愛いな。見えるだろう??」
「アンッ、気持ちいい、ビラビラで遊ばれるなんて……意地悪なあなたが好き。あなたのオモチャにされたい」
「クククッ、可愛いな。今の言葉を後悔させてあげる……もう一度目隠しするよ」
再び目隠しを施した男は抱き上げた桜子をベッドに寝かせ、
「直ぐに戻るから、このままの格好で待っていなさい」と、優しく声をかけて額にチュッと唇を合わせる。
「ハァハァッ、怖いけど昂奮する。今日のあなたはいつもと違うんだもん……」
「いつもと同じだと思うけど……もしかすると、桜子のような好い女と付き合うので気取っていたのかもしれないな」
「ウフフッ、そんなことを思ってもいないくせに。でもいいの、奥様がいても私はあなたが好き……」
「……そうか……好い子で待っているんだよ」

男は桜子の想いの深さに頬を緩めるものの直ぐには返す言葉が浮かばず、照れくささもあってその場を離れてバスルームに向かう。
桜子は、奥様がいても好きだと口にしたことを男が負担に思ったのだと思い、そんな言葉を口にしたことを悔やんで唇を噛む。

戻ってきた男は桜子の両脚の間で背を向けて座り、
「桜子が着けていたバスローブの紐で両手を縛ったから、今度はオレのを使って両足を縛っちゃおうか……」
桜子の両足を自らの腹の前で交差させて有無を言わさず縛った男は身体を反転させ、
「両手両足の自由を奪ったから桜子を煮て食おうと焼いて食おうとオレの意のままだな。怖いだろう??」
「えっ……ハァハァッ、目隠しされて自由を奪われても怖くなんかないもん。好きな男が私の身体で遊んでくれるんだよ、興奮する、ハァハァッ……」

アメニティグッズとして用意された歯ブラシの封を解き、手の甲を刷いて感触を確かめた男は触れるか触れないかの微妙なタッチで下腹部を擦る。
「くすぐったい……イヤンッ、気持ち善くなってきた」
歯ブラシは嫋やかな動きで肌を這い回り、両手両足を拘束された桜子は抗うことを忘れて与えられる性感に身悶える。
産毛を一本、一本起こされるような繊細なタッチは桜子の身体の奥に眠る性感を呼び起こす。
身体の火照りを抑えることができず、頬は朱に染まり身体は芯から熱くなり、好きな男に抱きつきたいのに拘束されていてはそれも出来ない。
「桜子、これからが本番だよ。意地悪な男は大嫌いって言うかもしれないな」

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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