鏡
鏡-3 始まり
「私がいつも使っているのと同じボディシャンプーがあるので良かった。あなたもこれで良い??・・・帰りを待っている人がいるなら香りが違うと不味いでしょう??」
待ってくれる人はいない、とだけ伝えて入ってすぐに洗ったとは言わず、擦り合わせた身体の間にシャンプーを垂らして泡まみれになりながら互いの身体を洗い合う。
歯を磨き、ハダカンボのままの女を抱え上げてベッドに運ぶ。
「やっぱり、すごい・・・私たちが何人もいる。不思議・・・鏡の中のすべての私が私たちを見つめている。誰一人として視線を逸らすことなく私たちを見つめている・・・覗き見されているようで興奮する」
「すごいだろう。セックスのための部屋って感じがするよな」
壁面は左右と頭側には一枚鏡ではなく何枚もの鏡が角度を付けて設えられており、ベッドの真上の天井にも同様の鏡がセットされている。
足元側以外はどこを見ても、乳房や恥毛をあからさまに見せる女が横たわっている。部屋はライトで煌々と照らされており、明かりの明度を落とすとせっかくのミラー効果が薄まるために毛穴さえもが見えるほどの明るさに晒されて横たわる。
糸くず一本さえも身に纏うことなく裸身を照らされても羞恥心に勝る性的な好奇心を満たすために部屋のアチコチに視線を走らせる。
元々数多いライトが何枚もの鏡に映りこみ、本当の数も解らないほどの明るさで裸身を照らす。
視線を逸らす事も出来ずに乳白色に輝く肌を見つめる男に怯むことなく、何をしているの、見るだけじゃつまんないでしょうと言わんばかりに色っぽい視線で見つめ返す。
手と膝で身体を支えた男は肌を合わせることなく覆い被さり、指一本触れることなく首から乳房の谷間を経て下腹部まで息を吹きかける。
「アンッ、いやっ、焦らしちゃ、イヤッ・・・」
女は両手で乳房を掴んで男に向けて突き出し、鼻頭に擦りつける。
「くすぐったい??・・・見て、オッパイが幾つも、あっちにもこっちにもある。気持ち良くないの??」
「クククッ・・・謙虚な中に自信をみなぎらせるあなたが、乳首マッサージで気持ちいいかどうか確かめるなんて・・・らしくないよ」
「ウフフッ、そうね。鏡に囲まれて、いつのまにか恥ずかしがっていたみたい・・・」
女を抱き起して対面座位の格好で見つめ合う。
言葉は必要なく、ただ互いの身体を欲する二人は飽きることなく見つめ合う。値踏みをするわけではない。目の前の相手に惹かれていく自分を確かめるだけ。
鏡に囲まれている事を忘れて見つめ合う。
顔を近付け額をくっつける。二人の表情に笑みが浮かぶ。
視線を絡ませたまま鼻頭を近付け頬を擦り合う。唇だけは避けるようにして額や鼻、頬を擦り付けて二人の関係を密にしていく。
我慢できなくなった男は女の背中に手を回して抱き寄せる。目を閉じた女は緊張で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、男はその唇にキスをする。
互いの唇の存在を確かめるように優しく始まったキスはやがて唾液を交換するような濃密なものに変化していく。
ングングッ、フグッ、ウッウゥッ~・・・性的な興奮が十分に昂まった女は視線の端に鏡を探し、それに気付いた男は抱き上げた女を後ろ向きで腿を跨がせる。
「どうだ、よく見えるだろう??正面にも右にも左にも素っ裸でセックスに飢えた女の姿が見えるだろう??」
「スケベ・・・かよわい女を辱めるのが趣味なの??」
「そう、必要なら・・・Mっ気の強い女性が相手ならね」
「ハァハァッ・・・それは残念、私は違う。Mっ気よりもSの方が強いの。男に選ばれるのは嫌い、私がヤリタイ男を選ぶの・・・だから、あなたに声を掛けた」
「そうか・・・今日はいつもと違うセックスをしたくて私を選んだのだろう・・・あなた自身が気付いていない本当のあなたがね」
「そうなの??今日は、あなたが私を満足させてくれるの??」
「見てごらん、あっちからもこっちからも見られてるよ・・・恥ずかしいだろう??オッパイを揉みなさい」
前方と左右の鏡に映る素っ裸の自分を見る女の瞳は潤み、男の声に抵抗するそぶりも見せずに揉みしだく。
乳房を揉み、乳輪の周囲をなぞった指が先端を摘まむ。
「アッアンッ、クゥ~・・・恥ずかしい、こんな事をしても笑わない??」
鏡の中で背後から抱く男の淫らな視線が乳房を見つめて離れない。
鏡の中の男と視線が絡む。股間がじっとり熱を持ち、妖しいときめきと共に滑り始めたことを確信する。
男の太腿を跨いでいるために恥毛の奥に隠れているはずのバラの花が綻びを見せ、思わず身体を捩って隠そうとする。
「見えない。股間を開いて見せなさい・・・両手で開きなさい。オマンコの奥まで見えるように・・・」
耳をくすぐる囁き声が魔法の言葉のように女を意のままに操る。
「私がいつも使っているのと同じボディシャンプーがあるので良かった。あなたもこれで良い??・・・帰りを待っている人がいるなら香りが違うと不味いでしょう??」
待ってくれる人はいない、とだけ伝えて入ってすぐに洗ったとは言わず、擦り合わせた身体の間にシャンプーを垂らして泡まみれになりながら互いの身体を洗い合う。
歯を磨き、ハダカンボのままの女を抱え上げてベッドに運ぶ。
「やっぱり、すごい・・・私たちが何人もいる。不思議・・・鏡の中のすべての私が私たちを見つめている。誰一人として視線を逸らすことなく私たちを見つめている・・・覗き見されているようで興奮する」
「すごいだろう。セックスのための部屋って感じがするよな」
壁面は左右と頭側には一枚鏡ではなく何枚もの鏡が角度を付けて設えられており、ベッドの真上の天井にも同様の鏡がセットされている。
足元側以外はどこを見ても、乳房や恥毛をあからさまに見せる女が横たわっている。部屋はライトで煌々と照らされており、明かりの明度を落とすとせっかくのミラー効果が薄まるために毛穴さえもが見えるほどの明るさに晒されて横たわる。
糸くず一本さえも身に纏うことなく裸身を照らされても羞恥心に勝る性的な好奇心を満たすために部屋のアチコチに視線を走らせる。
元々数多いライトが何枚もの鏡に映りこみ、本当の数も解らないほどの明るさで裸身を照らす。
視線を逸らす事も出来ずに乳白色に輝く肌を見つめる男に怯むことなく、何をしているの、見るだけじゃつまんないでしょうと言わんばかりに色っぽい視線で見つめ返す。
手と膝で身体を支えた男は肌を合わせることなく覆い被さり、指一本触れることなく首から乳房の谷間を経て下腹部まで息を吹きかける。
「アンッ、いやっ、焦らしちゃ、イヤッ・・・」
女は両手で乳房を掴んで男に向けて突き出し、鼻頭に擦りつける。
「くすぐったい??・・・見て、オッパイが幾つも、あっちにもこっちにもある。気持ち良くないの??」
「クククッ・・・謙虚な中に自信をみなぎらせるあなたが、乳首マッサージで気持ちいいかどうか確かめるなんて・・・らしくないよ」
「ウフフッ、そうね。鏡に囲まれて、いつのまにか恥ずかしがっていたみたい・・・」
女を抱き起して対面座位の格好で見つめ合う。
言葉は必要なく、ただ互いの身体を欲する二人は飽きることなく見つめ合う。値踏みをするわけではない。目の前の相手に惹かれていく自分を確かめるだけ。
鏡に囲まれている事を忘れて見つめ合う。
顔を近付け額をくっつける。二人の表情に笑みが浮かぶ。
視線を絡ませたまま鼻頭を近付け頬を擦り合う。唇だけは避けるようにして額や鼻、頬を擦り付けて二人の関係を密にしていく。
我慢できなくなった男は女の背中に手を回して抱き寄せる。目を閉じた女は緊張で乾いた唇に舌を這わせて滑りを与え、男はその唇にキスをする。
互いの唇の存在を確かめるように優しく始まったキスはやがて唾液を交換するような濃密なものに変化していく。
ングングッ、フグッ、ウッウゥッ~・・・性的な興奮が十分に昂まった女は視線の端に鏡を探し、それに気付いた男は抱き上げた女を後ろ向きで腿を跨がせる。
「どうだ、よく見えるだろう??正面にも右にも左にも素っ裸でセックスに飢えた女の姿が見えるだろう??」
「スケベ・・・かよわい女を辱めるのが趣味なの??」
「そう、必要なら・・・Mっ気の強い女性が相手ならね」
「ハァハァッ・・・それは残念、私は違う。Mっ気よりもSの方が強いの。男に選ばれるのは嫌い、私がヤリタイ男を選ぶの・・・だから、あなたに声を掛けた」
「そうか・・・今日はいつもと違うセックスをしたくて私を選んだのだろう・・・あなた自身が気付いていない本当のあなたがね」
「そうなの??今日は、あなたが私を満足させてくれるの??」
「見てごらん、あっちからもこっちからも見られてるよ・・・恥ずかしいだろう??オッパイを揉みなさい」
前方と左右の鏡に映る素っ裸の自分を見る女の瞳は潤み、男の声に抵抗するそぶりも見せずに揉みしだく。
乳房を揉み、乳輪の周囲をなぞった指が先端を摘まむ。
「アッアンッ、クゥ~・・・恥ずかしい、こんな事をしても笑わない??」
鏡の中で背後から抱く男の淫らな視線が乳房を見つめて離れない。
鏡の中の男と視線が絡む。股間がじっとり熱を持ち、妖しいときめきと共に滑り始めたことを確信する。
男の太腿を跨いでいるために恥毛の奥に隠れているはずのバラの花が綻びを見せ、思わず身体を捩って隠そうとする。
「見えない。股間を開いて見せなさい・・・両手で開きなさい。オマンコの奥まで見えるように・・・」
耳をくすぐる囁き声が魔法の言葉のように女を意のままに操る。