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お伽話

心花 -14

背面側位でつながり身体を密着させたために挿入は浅くなったものの、背後から典哉に抱きしめられると守られているようで何の不満も感じる事がない。
「背中越しに抱きしめられると守られているようで安心できるし幸せ。もっと強く抱いて・・・」
心花の右足を両足で挟んで動きを封じ、覆いかぶさるようにして力を込めて抱きしめると、
「あぁ~ン、嬉しい。好きな男に自由を封じられて身動きできないほど束縛されるって嬉しいんだよ・・・力一杯抱きしめられるとフミヤにオスを感じる」
「そうか、ミカはオレの事を強くて大切な男って思ってくれるんだ。益々、愛おしくなる」

乳房と股間に添えられた手が蠢き、新たな快感が静かに湧いてくる。
「だめ、背後から抱きかかえられる幸せに酔ってるのに、そんな事をされたら我慢できなくなっちゃう」
「我慢することはないだろう。セックスで感じてる表情はオレにしか見せないんだろう??今はスケベでエッチなミカを感じたい」
心花は挟まれて自由にならない右足はそのままにして、左足を前後、左右に動かして腰を背後に突き出し、より深い快感を得ようとしてペニスの挿入が深くなる体勢を探し始める。

心花の意図を察した典哉は左足の膝裏に手をかけて持ち上げ、密着した身体を引いて腰を突き出す。
「ウッ、ウゥッ~・・・奥を突かれてる。すごい、フミヤの大きいモノが子宮をつつくの」
出し入れをするわけでもなく持ち上げた左足を前後、左右に動かしてバギナとペニスの接触を変化させ、竿や亀頭の先端が感じるコリッとした感触の心地良さに頬を緩める。
「ミカの身体はいやらしい。腿はムニュムニュと吸い付くし、全体に適度な丸みがあって触り心地が最高だよ」
「いやな男、女の子にそんな事を言うと嫌われるよ」
「洋服を着たミカからは想像できない下半身のムッチリ感。エロイ身体で好きだよ」
「ほんとに嫌な奴。私の上半身がムチムチで下半身はスリムだったら、こうなってなかった??」
「う~ん、どうだろうな・・・クククッ、上半身がムチムチで下半身がスリムなミカか・・・見てみたい気がするな」
「バカ、気持ち良くないよ。真面目にやって・・・アンッ、すごい」
覆い被さるようにしていた上半身を離し、両足も後ろに引いて二人の接触面を少なくして腰を突き出すと思いのほかペニスの挿入が深くなり、心花は驚きと共に快感を得る。
典哉はペニスの出し入れに合わせて持ち上げた左足を操り、ペニスと膣壁の接触に変化を持たせて予期せぬ刺激を与える。
「アウッ、アワワッ、すごい・・・こんな、こんな事って・・・挿入が浅いから背後から抱きしめられる事で気持ち良かったのに・・・すごいの、激しい」
「こんなモノじゃないよ。可愛いミカは激しいのも好きなようだから、これはどうだ??」

典哉はその場で尻を浮かせて座り挿入角度とペニスの高さを調節しながら心花の尻に手を置き、片足を持ち上げて腰を突き出すとこれまでと比較のしようもないほど奥まで突き入り動きも激しさを増す。
「ヒィッ~、うそ、こんなの激しすぎる。アウッ、ウググッ、クゥッ~・・・」
膝立ちに近い姿勢の典哉に見下ろされ、尻に置いた手で押し潰されそうに感じながらペニスを激しく出し入れされると征服されたような気がして息を弾ませる。
「痛ければ言うんだよ。困ったような顔も可愛いよ・・・ウッ、きつい」
「ハァハァッ、すごいの・・・フミヤがこんなに激しいなんて・・・アウッ、いぃ、気持ちいい。私はフミヤの女・・・クゥッ~」
持ち上げた片足を前後左右に動かすうちに挿入が深くなる場所が見つかり、そこで腰を突き出すと亀頭の先端がコリッとした感触に行き当たる。
「ダメッ、今はダメ・・・気持ち良いけど怖いの・・・」
持ち上げていた片足を跨いで正常位になると心花は両手で典哉の顔を挟んで激しいキスをする。
「プファッ~・・・フミヤがこんなに激しいなんて思ってもいなかった」
「激しいのは嫌い??」
「うん、嫌い・・・でも、フミヤとなら何でも好き。こんな感情は初めて・・・」

典哉は額にかかる髪を整えて手櫛を入れ、頬を撫でて鼻梁をなぞり指先で眉毛を刷いて目の縁に這わせる。
「きれいだ・・・清潔感があってエロイ、オレの理想だよ」
「ウフフッ、ありがとう。他の男に言われたらバカにするなって怒るかもしれないけどフミヤに言われるとドキドキするほど嬉しい。抱いて、ギュッと抱いて」
心花の首に左手を回して右手を腰に当てて抱き寄せ、耳元に息を吹きかける。
「アンッ、エッチ・・・フミヤといると安心する暇がない。私は抱いてって言っただけなのに股間を押し付けてチンチンをピクピクしてる・・・そんな事をされたら気持ち良くなっちゃう」
強く抱きしめて恥骨の感触を確かめながら腰を蠢かす。
ペニスの出し入れがなくてもバギナは熱を持ち、抱きしめられるだけで血がたぎり動悸が激しくなる。
典哉に抱きしめられて気持ちは満足しているのに身体の芯の疼くような感じは穏やかになる気配さえなく益々膨れ上がっていく。
「フミヤといると自分を忘れそうになるほどエッチになる・・・ねぇ、チンチンをオシャブリさせて。お口は一度も挨拶してないんだもん」

「久しぶり、チンチンの形さえ忘れてしまうほどだった・・・ウフフッ、チンチンをこんなに愛おしく思う日が来るなんて思わなかった」
愛液にまみれてぬらつくペニスを指先で撫で、伸ばした舌先が滑りを掬い取る。
「くすぐったいけど気持ち良い。ミカの口を汚したくなかった」
「私は淑女でも天使でもない。長い間、卑猥な思いを気持ちの奥に隠して仕事一筋にかけてきた嫌な女・・・惚れた男に可愛がられて喜ぶ女になりたいの」

足元に蹲ってペニスと戯れる心花の白い尻が艶めかしく蠢き、頭を上げて見つめる典哉の股間は昂奮を新たにする。
「どうしたの??何もしてないのにチンチンガピクピクしてる。ツンツンするだけで気持ちいいの??・・・ウフフッ、知ってるよ。私のお尻を見ているんでしょう、スケベ」
尻を一層突き上げてプリプリと振って見せる。
「思った通り、またピクピクした・・・私のオチリちゃんに昂奮した証拠、クククッ、可愛い」

お伽話

心花 -13

唇を離すと交換した唾液がツツゥッ~と伸びて二人を繋ぎ、離れがたい思いを形にする。
二人は互いに求めあうように再び唇を重ねて両手は静かに身体をまさぐり、舌は激しく絡み合って行き来を繰り返す。
「ハァハァッ・・・上になりたい」
対面座位でつながった姿勢から身体を倒した典哉が結合部や白くてムッチリの内腿を見つめ、下腹部から胸に視線をあげて瞳を見つめてきれいだと囁く。
「フミヤにきれいだと言われるとドキドキする・・・下手かもしれないけど我慢してね」
ウッウッ、いぃ、いいの・・・典哉は横たわったまま心花に任せると、押し付けた股間をウネウネと動かして穏やかな快感と共に密やかな喘ぎ声を漏らして自らの乳房を揉みしだく。
「こうすると気持ちいいの。こんな事をする女は嫌いになる??」
「嫌いになるわけがない。ミカを嫌いになる方法があれば教えて欲しよ」
「クククッ、女は惚れられて好い女になるし、美しさに磨きがかかる・・・好い女になったら色んな男に告白されちゃうかな」

心花の腰を掴んで荒々しく突き上げ、
「オレから離れようとするのは許さないよ。今日からミカはオレだけのモノだよ」
「ウフフッ、本当??私はフミヤの女なの??浮気すると怒られるの??」
「どうかな??」
アウッ、ウググッ・・・言葉の意味を理解できずに混乱したまま突き上げられて喘ぎ声を漏らす心花は、考えることを許されないまま身悶える。
「スゴイ、こんなに激しくされると壊れちゃう・・・いやぁ~ン、ングッ、グググッ・・・」
意味不明の声を漏らして突っ伏した心花の黒髪が胸をくすぐる心地良さに目を細める典哉は、熱を持つ背中を擦って頬を撫でる。
「ハァハァッ・・・ダメッ、気持ち良くて踏ん張ることができない。子宮までつつかれて壊れちゃう。お願い、休ませて・・・」
息も絶え絶えに突っ伏して休ませて欲しいと言うのを無視して抱きしめ、騎乗位から再び対面座位に戻して軽く唇を重ね、可愛いよ、いっぱい感じるんだよと言葉を掛けて言葉と手で誘導し、背面座位に変化する。

「見えるだろう??鏡の中のミカを見ながら休むといいよ」
結合部こそ見えないものの、乳房や表情は心花にもはっきり見える。
「いやんっ、スケベ・・・見える、恥ずかしい」
「こんな風にされたらどうだ??」
脇の下から伸びた典哉の両手が乳房を掬うように揉みしだき、歪になるほど力がこもると鏡の中の心花はしどけなく口を開いて、アッと悦びの声を漏らす。
「休みたいのにそんな事をされたら・・・アンッ、だめっ」
典哉の指はこれ見よがしに先端を摘まんで上下左右に揺すり、心花の表情が歓喜で緩むと首筋に舌を這わせて耳の裏まで舐め上る。
「ミカ、ミカのオッパイは可愛いな。適度な大きさで吸い付くような弾力があって小さな乳輪はピンク。乳首もきれいなピンクで下手に弄ると変色しそうな気がする」
息を吹きかけながら囁くように話しかけられると首に出た鳥肌が全身に広がっていく。
「アァ~ン、いや。なんだか分からないけどゾクゾクする・・・鳥肌が出てるのが分かる??」
「あぁ、分るよ。気持ち良くなってるんだろう??・・・もっと気持ち良くなりなさい。鏡の中のミカを見ながら動いてごらん」
「いいけど、笑わない??笑っちゃ嫌だよ」

背後から腰の辺りを掴む典哉に身体を支えられて腰を蠢かし、下半身を上下する。
「アンッ、いや、恥ずかしい・・・善くなっちゃう、オッパイを揉んでもいい??笑っちゃ嫌だよ」
乳房を揉み、股間を押し付けるようにして身悶える心花は鏡の中の自分を見つめて息を荒げる。
「ンッンッ、アンッアァァッ~・・・見られてる、鏡の中の人に見られてる。恥ずかしい」
何度も恥ずかしいと言う言葉を使いながら自らの羞恥心を煽り、女に生まれてよかったと思いを強くする。
「鏡の中にいるのは誰??エッチなミカを見てるのはどんな人??」
「見ている人と会った事があるかもしれない。良く知ってる人だと思う」
「知っている人に見られるのは恥ずかしいだろう??それともスケベなミカにとっては嬉しいか??」
「本当に見られるのは恥ずかしいけど、鏡の中の人だと思うと昂奮する」
「ミカがそんなにスケベだとは思わなかったよ。窓際に行こうか??昨日は夜で誰もいなかった公園も今は誰かいるかもしれないよ」
耳朶を乾いた舌でなぞったり、甘噛みしたりしながら耳に息を吹き込むことを意識して囁き続ける。
「クゥッ??耳を噛まれるとゾクゾクする、イヤンッ、息を吹きかけないで・・・いぃ、もっと、気持ち良い・・・フミヤの声が頭の中で反響する」

「クククッ、オレの大切なミカを皆に見せてやろう。つながったままで窓際に行くよ・・・」
「いや、嫌ッ・・・見られたくない、嫌。許して、おねがい・・・」
両手で顔を覆い、真に迫る声で許しを請う心花をいじらしく思う典哉は耳に顔を近付けて、
「嘘だよ。オレの大切なミカを他人に見せたりしないよ。驚かせてごめん」
言い終えた典哉は背後から心花を抱いたままで横になる。
「どうしたの??」
「考えてみると背面座位のままだと鏡の中のミカに似た人が見てるだろう。誰にも見せない、ミカはオレだけのモノだからね」
倒れ込んで窓の外に空を見ながら背面側位に変化して背中を密着する。
心花の右足を挟むようにして背後から抱きしめ、左手を乳房に添えて首筋に舌を這わせる。
右足を挟まれて動かせない心花は自由な左足を絡ませ、典哉の左手に手を添えて頬を擦り付けて嬉しそうに微笑む。
心花の表情は見えないものの動作から穏やかな心情にあると慮る典哉は、背中にピタッとくっついて乳房に添えた手を広げ、体温を伝えて満足している事を伝える。

「ねぇ、聞いてもいい??」
「いいよ、何??」
「こうしてると私は安心できて満足なんだけどフミヤもそうなの?・満足してる??」
「大切な人と繋がって土曜日の朝日に照らされる。こんな幸せな事はないよ。こんな事も出来るし・・・」
左手は乳房の感触を楽しみ、右手を股間に伸ばす。

お伽話

心花 -12

小陰唇や膣口を刺激されると嬉々として身悶えた心花も尿道口をつつかれると羞恥で顔を真っ赤に染め、典哉の愛撫から逃げてしまう。
素っ裸のまま俯せになった心花は胸の前で両手を組み、両足は真っすぐ伸ばして固く閉じる。
「そうか、ミカはオレの事が好きじゃないから亀のようになっちゃったか??」
邪気のない笑顔と共にベッドを離れた典哉はグラスに氷とトニックウォーターを入れてベッドに戻り、ゴクリと音を立てて渇きを癒す。
起き抜けの愛撫で喉の渇きを感じていた心花は無視できるわけもなく、両手で股間と胸を隠しながら仰向けになって物欲しげな視線を送る。
「どうした??」
「いじわる。喉が渇いた、飲ませろ・・・飲ませてくれないと、知らない男に犯されたって騒ぐよ。早く飲ませろ」
口に含んだトニックウォーターを吹き出しそうになるのを堪えた典哉は、心花の頬を挟んで唇を合わせて流し込む。
「ゴクゴクッ・・・フゥッ~、水じゃないんだ、なんなの??」
「トニックウォーターだよ、微かな甘みにハーブの苦み。ジントニックにしなくくても好きだなぁ、冷えてなきゃダメだけどね・・・メーカーにより味が違うから好き嫌いがあるけどね」

ハァハァッ・・・他愛のない話を続けるうちに典哉を見つめる心花の瞳は潤み、頬は紅潮して息を荒くする。
「ダメ、我慢出来ない・・・遊んで、私の身体で遊んで欲しいの。エッチな事をされたい」
「手を除けて・・・ウン、それで好い」
胸の谷間でグラスを傾けてトニックウォーターをゆっくりと流していく。
火照った身体に充分に冷えたトニックウォーターを少しずつ流されるのは想像以上に心地いい。
「冷たくて気持ちいい・・・アンッ、エッチ。私の身体がグラスなの??」
ズズズッ・・・臍の窪みに溜まったトニックウォーターを啜り、谷間まで舐めた典哉は両腿をしっかり閉じるように命じて、恥丘に垂らし始める。
「オレ専用のグラスはここにある。動いちゃダメだよ」
腿の付け根に出来たグラス代わりの窪みに注がれたトニックウォーターと愛液のカクテルは恥毛をデコレーションにして妖しく出来上がる。
「いやらしい、昂奮して息をするのも苦しい。足が震える・・・閉じなきゃいけないと思えば思うほど震えちゃう」
「こぼれない内に飲まなきゃ・・・チュルチュルッ・・・」
「アァ~ン、震えが止まらない。分るでしょう??胸が痛いくらい興奮してる・・・ハァハァッ、ねぇ、私も飲みたい」

カクテルを吸い取った典哉は口移しで流し込み、心花が嚥下するのを待って舌を絡ませる。
心花は、フミヤ、フミヤと譫言のように言いながら両手で髪をクシャクシャにし、背中や脇腹を切なげに撫で回して舌が口腔を踊り回る。
舌を絡ませズルズル音を立てて交換した唾液を啜り、足を絡めて両手は違いの肌をまさぐり合う。
ハァハァッ・・・フンッ、ウググッ・・・ジュルジュルッ・・・朝陽が射しこむホテルの部屋に淫靡な音が響く。
「欲しいの、我慢出来ない。入れて・・・ねぇ、おねがい」

胡坐座りの典哉に抱き起された心花は意図を感じ取って踏ん張った足で身体を支え、摘まんだペニスを自らの股間に擦り付けて馴染ませる。
典哉からわざとらしく視線を逸らし、下唇を噛んで腰を徐々に下ろしていく。
「ウッ、ウググッ・・・入った。フミヤのモノがアソコに・・・ウッウッ、すごい、奥まで・・・」
「温かくて気持ちいいよ。ミカがまとわりついてヒクヒクしてる」
「ほんとう??ねぇ、本当なの??アソコがまとわりついて奥に引き込むみたいにヒクヒクしてるの??」
「そうだよ、ミカのマンブーは貪欲だな」
「あぁ~ン、もっと言って、いやらしい事を言って」
肩に手を置いた心花はベッドのクッションを利用して身体を上下し、息を弾ませる。
典哉が尻に手を添え、心花の動きに合わせて腰を突き上げると、アワワッ、ダメダメ、子宮を突かれてると言ってハァハァ荒い息を漏らして肩に寄りかかる。

「ほんの少し後悔してる、フミヤに会った事を。今までは仕事が一番大切だったのに・・・悪い男」
「光栄だよ。ミカほどの女にそんな事を言われると」
「フミヤに会った事を後悔させないで・・・惚れさせて、フミヤは大切な男だって思わせて・・・ウグッ、フグッ」
言葉を繋ごうとする唇を塞ぎ、舌を侵入させると心花は直ぐに反応して頬に手を添え真っ赤に染めた瞳を閉じようともせずに典哉を覗き込む。
たじろぐ欠片も見せずに嘘は許さないと瞳は固い決意をにじませる。
視線を避けることなく見つめ返し、舌を絡ませながら左手で心花を支えて右手は背中や脇腹、腰を擦る。
「ねぇ、好いの??気持ちいぃの??私を抱くと気持ちいいの??」
切羽詰まった言葉は仕事を大切に生きてきた証であり、容姿や立ち居振る舞い、こうして直接肌を合わせた感触など女性経験の少ないオレにも好い女だという事は分かるのにと思う。
「あぁ、オレはミカほどの好い女を知らないよ」
「そうなの??フミヤはスゴイ遊び人かと思っていたけど、そうでもないんだ」

典哉の首に手を回してクルクル悪戯っぽく動く瞳で見つめる心花は、何を感じ取ったのか分からないものの満足そうな笑みを浮かべ、軽く唇を合わせて股間を蠢かす。
首に回した両手と踏ん張った両足で身体を支え、股間を押し付けて微かに感じる恥骨の感触に目を細めて左右に、その後は前後に蠢かしてしどけなく開いた口から密やかな喘ぎ声を漏らす。
「アンッ、ウッウッ、いぃぃ~・・・フミヤのチンチンが出入りしなくても、アソコを押し広げて奥まで入ってくれるだけで気持ちいいし嬉しいの」
典哉の手は乳房に伸びて麓から先端に向かって揉み上げ、背中を丸めて先端を口に含んでコリコリ転がす。
アウッ、アワワッ・・・意味不明の声を漏らした心花は髪を掴んで胸を押し付ける。
「ウッ、ウググッ・・・苦しい・・・ハァハァッ」
先端を甘噛みした歯に力を込めて苦しさから逃れた典哉は、可愛いよ囁いて頬に手を添え、愛おしさのこもった動きで擦り唇を重ねる。

お伽話

心花 -11

糸くず一本身に着けずに横たわる心花は自由な両手で股間を隠そうとしないどころか、それを避けようとしているかのように足を開いたままで両手はシーツを掴む。
すべてを曝け出して顔を背け、唇を噛んで視線に犯される快感に酔い身体を熱くする。
昨夜、久しぶりに男のモノを迎え入れたセックスで何の技巧を凝らすことなく頂に達した心花は、典哉との二度目のセックスを期待して心臓が早鐘を打つ。

肌理が細かく染み一つない白い肌は日頃の手入れが行き届いている証だし、今は伏し目がちになっているもののクルクル動く瞳は好奇心を現して積極的に生きている事を想像させる。
心花を見つめる典哉の表情は自然と柔和になり、愛情に満ちたものになる。
「オレが告白を込めて贈ったのは真っ赤なバラの花。ミカはピンクのバラの花。バラの花の持つ豪華で華麗な雰囲気がミカに似合うよ・・・清潔ないやらしさがある」
「そうだよ、私はエッチでスケベ。いやらしい事をいっぱい・・・ねっ」

こんもりと盛り上がる恥丘に生える恥毛に心惹かれながら白い腿に手をかけて大きく開くと、蜜を嬉し涙のように滴らせるピンクのバラの花弁が全容を見せる。
ハァハァッ・・・込み上げる淫靡な期待が羞恥に勝る心花はさらなる愛撫を欲し、シーツを掴んでいた両手で典哉の髪を掴み股間を突き出して押し付けようとする。
舌を伸ばして満開の花弁をゾロリと舐め、包皮を突き破って尖るクリトリスをツンツンつつく。
「いぃ、気持ちいい・・・ねぇ、私は何もしなくていいの??フミヤを触りたい」
「時間はたっぷりあるよ、今は感じるだけでいい。嬉し涙を流すミカを見たい」
「いやらしい、嬉し涙を流して善がり啼く私を見たいの??それはフミヤ次第、女は男で変化する。私はフミヤ次第で淑女にも娼婦にもなるし、フミヤ色に染まりたい」

ガリガリ君をかじりながら目の前を歩く典哉を見た時は、昼間の疲れをアルコールで解して帰路に着く疲れた男だと思った。
よく見ると後ろ姿は自信にあふれ、小さな事にこだわらない男の包容力のようなモノを感じて生涯初めて男に声をかけた。
どうして声をかけたのか、あの時の心境は今も分らない。
仕事や人間関係に疲れた愚痴を吐露する相手を探していたのかもしれない。
今は秘所さえ隠すどころか突き出すようにして愛撫を求め、身体だけではなく気持ちさえも奪われたいと思っている。

典哉の指は焦らすように鼠蹊部を撫で、心花の性感の高まりと共に新たに滲み出る愛液を啜る。
ジュルジュルッ・・・アウッ、クゥゥ~、いやんっ・・・典哉の髪を掴む手に力が加わり、両足は胴体を挟んで締め付ける。
アウッ、ウググッ・・・両足が締まり身動きできなくなった典哉は、舌を伸ばして膣口に捻じ込むと心花の全身から力が抜けて漏らす喘ぎ声と共に自由を取り戻す。
アウッ、アワワッ・・・左右の小陰唇を口に含んで甘噛みされ、典哉が左右に顔を振ると痛痒さと共に痺れるような快感が湧いてくる。
一度火が点いた身体は典哉の愛撫を求めてねっとりと足を絡ませる。
「ねぇ、好きだって言って・・・フミヤの言葉で私はフミヤ色に染まるの」
こんなにも男を好きになった事はない。
好きになるのに時間は必要ない。
典哉を相手にして目覚めたばかりの官能に火が点き、身体と心の奥深くに妖しい欲望が育ち始めたのを意識する。

典哉は滴る蜜を飲み干し、湧き出る源泉に舌を捻じ込んで息を吸い込み目を閉じると初めて会った日の心花の姿が蘇る。
アルコールの匂いに混じり、好きだというエルメスの香水の香り。好奇心を満たそうとクルクル動く茶目っ気たっぷりの瞳。
ガリガリ君を欲しいと言われなければオレから声をかけていただろう。
その心花が何も隠すものを身に着けない格好で目の前に横たわり足を開いている。
一般的に女性は男を選ぶのに時間をかけると聞いた事がある。子供を残すのに相応しいオスかどうかを判断するのに時間が必要という事らしい。一度、子が宿れば二度目まで時間が必要だからという理由が大きいようだ。
男は違う。子孫を残すのに子種をアチコチばら撒けばそれでいい。あくまで一般論だろうが愛がなくてもセックス出来るのが男という事らしい。
目の前で卑猥な芳香を撒き散らす股間を晒す心花の事を考える。
オレは心花をセックスの対象として見ているのか。
否。清楚で理知的な様子や好奇心を宿らせた瞳、スルムさを競うような若い女性特有の素振りを見せない処も好感を持てるし、腰から太腿に必要な脂肪を付けたムッチリ感は典哉が理想とする女性である。

両手を添えて開いたバギナをベロリと舐めて片方ずつ小陰唇を口に含んで吸い上げ、手の平で腿を擦る。
アウッアワワッ・・・突然漏らした自らの喘ぎ声に驚いた心花は腕を押し当てて口を覆い、軽く歯を当ててこれ以上は漏らすまいと顔を顰める。
上目遣いに心花の様子を見た典哉は目元に笑みを浮かべ、口に含んだ小陰唇を甘噛みして震わせる。
「ヒィッ~、そんな事・・・ビラビラをそんな事されたら・・・もっと・・・」
切れ切れに漏らす声から羞恥は消え失せ、新たな刺激を期待して両足は自然と開いていく。
小陰唇が作る深い溝を刷くように舌を這わせて心花の顔を見つめ、気持ち良いかと視線で問う。
「いぃ、気持ちいいの。何もしなくていいの??チンチンが舐めてくれって言ってない??・・・ウググッ、また、また・・・そんな」
返事をせずに舌を再び膣口に挿入して出入りを繰り返し、心花の両手が白くなるほどシーツを掴むのを見るとベロリと舐めて、尿道口を舌先でツンツンつつく。
「アンッ、いや・・・そんな事をされたら・・・」
シーツを掴んでいた手で髪を掴んで引き剥がそうとすると同時に、両足を捩じって逃げてしまう。

お伽話

心花 -10

心花の知らぬ間にカーテンを開け放たれた部屋は眩い朝日が隅々まで照らし、愛する者を得た喜びを祝ってくれる。
目覚めたばかりの心花は久しぶりに男に抱かれた心地良い気怠さを味わう暇もなく、覆い被さる典哉の愛撫を受けて喘ぎ声を漏らす。
「アウッウッウッ、クゥッ~・・・気持ちいぃ」
くぐもった喘ぎ声はバラの花を咥えさせられたためであり、思いのすべてを言葉に出来ない切なさが歓びを身体の奥に封じ込め、なんとも言い難いほどの快感が湧いてくる。

陽光の射す明るい部屋で何も身に着けずにベッドに横たわり、性への羞恥を感じることなく典哉の愛撫を受けると日ごろの仕事や人間関係への苛立ちが氷解し、気持ちが穏やかに鎮まっていくような気がする。
先日の公園で口説いてもらう事を約束した翌日から苛立ちは薄れて気持ちに余裕が出来ていた。
今、思うと酔っ払い同士の約束。
今更ながら、それを信じていたことが恥ずかしく思えて頬を赤らめる。
「どうした??眩しい??カーテンを引こうか」
バラの花を咥えたまま首を振り、指先で典哉の口をなぞって鼻から目を経て輪郭に這わせると、フフフッと屈託のない笑みを浮かべて優しい視線で見つめてくれる。
この笑顔と気負うことの無い自信に満ちた表情。
今思うとガリガリ君を食べながら飄々と歩いていた後ろ姿にも同じような雰囲気を感じていた。
別れた男、仕事で付き合う男性たち。男性を信じられなくなりつつあった心花は見かけではなく、強さを内に秘めて自信に満ちた男性を探していたのだと気付く。
見掛けだけではなく真に強く、自信に満ちた男は他人に優しいはず。
仕事など生きることに疲れた時は身体を丸めて休みたい。
強い男に守られて身体を休めれば直ぐに元通りの自分に戻れると思う。

咥えたバラの花を手に取った典哉は、きれいだよと囁いて鼻の頭に軽く唇を合わせる。
「きれいな女じゃなく、可愛い女になりたい・・・」
フフフッ・・・邪気のない笑みを浮かべた典哉はバラの花弁で唇を撫でる。
「アンッ、好い香り・・・気持ちいぃ、もっとして。フミヤに悪戯されたい」
バラの花が首を刷き鎖骨をなぞって乳房の麓を撫でる。
右乳房の麓を一周して左乳房に移り、同じように一周させて、
「ミカのオッパイには∞がある。無限は宇宙の果てにも似て謎。ミカのオッパイは男のオレには謎が秘められている」

心花に聞かせようという訳ではなく、女性の乳房に対して思いつくまま言葉にしたに過ぎない。
女性特有の柔らかな曲線の中心である乳房は男のあこがれでもあり、セックスに至る導火線の一つでもある。
子供が生まれれば乳房を通じて生きる力を与え、男の股間にぶら下がるモノには到底真似できない事までできる。
「どう考えてもスゲェよ、オッパイは」

バラの花は乳房の先端をくすぐり、鳩尾から下腹部に向かう。
朝日に照らされて乳白色に輝く白い肌は真っ赤なバラの花を映して朱を帯びる。
「可愛いよ、白い肌にバラの花が良く似合う」
「ウフフッ・・・好きな男に遊ばれるのも幸せだよ。最近はエッチな自分を隠してたけどフミヤに会って解放する事に決めたの」
「ミカのエッチな部分をすべて受け止められるのは嬉しいよ」
「あっ、訂正するなら今すぐだよ。あとで訂正したいって言っても受け付けないよ。どうする??」
「ごめん、今はエッチな気分だから間違えちゃった。エッチなミカだけじゃなく清楚で淑女のミカもオレのモノだよ」
「うん、それで好いよ。私のすべてをあげる。まずはエッチな私を味わって・・・」

右手に持ったバラの花は臍の周りを撫でて窪みをくすぐり、身悶える心花に満足の笑みを浮かべた典哉はバラの花弁を恥毛と戯れさせて恥丘で遊ぶ。
それほど濃くない恥毛は心花の女を守るためよりも見る者の視線を引くために存在し、典哉も引き込まれるように伸ばした指に絡ませて引っ張ったり揺すったりと刺激する。
「クククッ、くすぐったい。くすぐったいけど気持ち良い。昨日までは面倒なだけの存在だった恥毛が今は愛おしく思える。フミヤに触れると自信が湧いてくる」
「オレにとってのミカも同じだよ。月曜からのオレはキツイ場面になってもミカの事を思い出せば頑張れると思うよ」
「フミヤは私を歓ばせるのが上手・・・フミヤの言葉はすべて信じられる」

典哉が再び視線を股間に戻すと股間の割れ目はすでに綻びを見せてピンクの襞が姿を覗かせ、滲み出る蜜が陽光を受けて淫靡に輝く。
吸い寄せられるように顔を近付けた典哉は伸ばした舌先を割れ目に伸ばしてサッと刷くように舐める。
「ウッ、ハァハァッ・・・くすぐったい。くすぐったいけど気持ち良い、もっとやって」
「ミカの白い肌は見ると吸い寄せられるし、触ると離れられなくなる」
バラの花をグラスに戻し、手の平を膝に置いて二度三度と撫で、親指を内腿に添わせて付け根に向かい撫で上げていく。

親指が鼠蹊部を這い、腿を撫で上がって恥丘で一緒になった四本指が恥毛の存在を感じながら擦り、徐々に力を込めて圧迫していく。
「アウッ、熱い・・・ゆっくりと気持ち良くなってくるんだけど、なんか変、止めて・・・フミヤの顔に漏らしちゃったら困るでしょう」
「ミカのなら飲んでもいいけど止めとこう」
きわどい事を言うミカを好ましく思う典哉は恥丘を擦る手を腰に移動し、腰や太腿の外側を撫でながら徐々に割れ目に近付いていく。
アンッ、いぃ・・・割れ目に息を吹きかけ、指が大陰唇を擦ると綻びから粘度を増した花蜜が滲み出る。
割れ目の縁を擦る指を左右に広げると、わずかな綻びがパックリ開きグラスに挿したバラの花にも勝るピンク色の花弁が全容を表す。

大きく開かれた割れ目は膣口まであからさまに晒し、典哉の丸めた舌がニュルッと侵入して入り口付近の膣壁をベロリと舐め上げ、ズルズルッと音を立てて滲み出る蜜を吸い上げる。
ウッウッウゥッ~、ダメ・・・平静ではいられない昂ぶりは喘ぎ声を堪えようとすればするほど切れ切れに漏らしてしまう。

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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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