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鏡-11 絶頂

女に抱き付かれたまま腰に手を回して尻の割れ目に手を伸ばす。
指を伸ばして溢れ出た愛液が会陰部まで滴っているのを感じた男は拭い取り、股間で円を描くように刺激しながら唇を合わせてキスをする。
「ウッ、ウンッ、上手・・・あなたのキスは癖になる。もっと・・・なに??何してるの??」
股間を擦りあげられて恥骨とバギナを刺激される焦燥感と甘いキスに酔う女は男の指がアナルに伸びたのを知って困惑の声を上げる。
開いた両足の間に男が入り込んだ正常位の体勢では腿を閉じる事も出来ず、尻を窄めるとバギナの奥をペニスが突き避ける事も逃げる事も出来ない。
「やめて、お願い。今日は止めて・・・恥ずかしいから・・・」
男の手はアナルから離れて、ニコッと憎めない笑みを浮かべる。
女はアナルに伸ばした男の指を摘まんで口に運び、まとわりついた愛液を舐め取るように舌を這わせる。

「きれいになったよ。すぐにオイタする悪い指・・・今度ね。きれいにしてからなら弄らせてあげる」
男は両手で腰を抱いて恥骨をぶつけるように密着させて蠢かし、正常位とは思えないほど荒々しく刺激する。
アンッ、ウッ、アゥッ・・・天井の鏡に映る男の背中と組み敷かれて身悶える自分の姿を見つめる女の瞳に羞恥が宿る。
「どうしたの??気持ち良くないの??」
「いやっ、そんな事を聞かないで。恥ずかしい・・・天井にいる私は、素っ裸で大股を開いてあなたに組み敷かれているの・・・Sっ気の強い私のはずなのに・・・屈辱以外の何物でもない」
「そうか・・・それは申し訳ない事をした。止めようか・・・クククッ」
我慢出来ないといった表情の男は、堪え切れずに思わず笑みを漏らす。
「もう、許さない・・・」
言うが早いか、女は男にしがみついて身体を入れ替え、再び騎乗位に変化する。
身体を起こすことなく密着させて覆い被さったままの女は囁く。
「クールな女でいたいのに可愛い女になりたがっているみたい・・・責任取ってくれる??」
「そんな言葉を口にするんだからクールなままだよ、大丈夫」
「可愛いい女にしてくれないの??・・・あなたなら私を変えてくれると思うんだけど・・・いやんっ、まじめに話してるのに、今はオッパイをクチュクチュされたくない」
「オッパイを摘まむのは止めよう。これなら、どうだ??」
腰と背中を抱きしめて動きを封じ、下半身を蠢かせて股間を刺激しながら何か言いたげな口に唇を合わせて言葉も封じる。
「アウッ、アンッ・・・ダメ、本当に可愛い女になっちゃいそう。可愛い女は嫌い??」
「あなたなら可愛くでもクールでもあるいは別の姿を見せられても嫌いにはならないよ」
「また二重否定を使う、面倒な人・・・でも、素直に喜ぶことにする。ありがとう」

男に覆い被さったまま前後に腰を揺すり、円を描くように蠢かす。
「気持ち良いよ。可愛い・・・折角の可愛い顔だよ、見てごらん」
男の言葉と腰を支える両手に促されるように身体を起こし、鏡の中の妖艶な自分を見つめる。鏡の中には、わざとらしく髪を掻き上げ唇に舌を這わせて滑りを与え、潤んだ瞳の妖艶な自分がいる。
そんな女を見つめる男は自然と鼓動が早くなるのを感じ、照れ隠しもあって激しく下から突き上げる。
ヌチャヌチャ、グチャグチャ・・・ンッンッ、ウググッ・・・ギシギシッ・・・ウッウッ、クゥッ・・・パンパンッ・・・溢れ出た愛液が突き上げるペニスに掻き回される音、悦びの吐息を漏らす女、激しい動きに軋むベッド、突き上げる男が漏らす吐息、二人の股間がぶつかり合う音などが混じり合って扇情的な雰囲気を醸し出す。
「だめ、逝っちゃう・・・逝っても良いの??逝くよ、逝く・・・クゥッ~・・・」
「俺もだ、逝くよ。我慢出来ない・・・出るよ、いいね??・・・」
自分を私と呼んでいた男が歓喜の瞬間を迎えて俺と言う。

ハァハァッ・・・昇り詰めた後の気だるさの中で荒い息をする二人は胸を合わせたまま、心地良い時間をやり過ごす。

「良かった・・・久しぶりに満足できたよ・・・あなたに声を掛けて間違いじゃなかった」
「俺もだよ、今日と言う日をいつまでも忘れないよ」
「あらっ??私じゃなく、普段は俺って言うんだ。昇りつめて本音を吐いたの??・・・いぃ、どうでも、あなたはあなただから・・・この次に会った時は名前を教えてね、オレさん」
「あぁ、欲望を吐き出して、本音をさらけ出しちゃったようだよ。普段は俺って言ってるよ」
「ウフフッ・・・鏡の中の自分を見てすごく興奮した。次はどんな経験をさせてくれるの??良かったら教えて・・・」
「そうだな・・・高層ホテルの最上階。素っ裸のあなたを窓に押し付けて後ろから犯しちゃおうかな・・・お尻も弄りながらね」
「あぁ~ン、見上げる人がいたら見られちゃうの??興奮する・・・アナルも可愛がられるの??思いっきり喘ぎ声を出すほど責めてくれるんでしょう??期待しちゃう・・・やんッ、動いちゃ嫌だ、漏れちゃう・・・」
漏れちゃうと言いながら女はその場で立ち上がる。
股間から白濁液が溢れ出して垂れ落ちる。粘度の高い男汁は股間からつながったまま男の腹にまで続く。
鏡に映るそれは、四方八方からのライトに反射してキラキラと虹の様に光る。

                                                              <<おしまい>>

鏡-10 悪戯

「ウググッ・・・ぐるじぃ・・・」
「いやぁ~ン、キスマークが付いちゃう・・・クククッ、くすぐったい。やめて、やめて・・・ウフフッ」
部屋のどこにいても姿を映し、隠れる場所さえもないように取り囲む鏡の存在を忘れたように二人はじゃれ合う。
男は胸の谷間から顔を上げて見つめる女に唇を重ね、ムッチリとして柔らかい腰を抱き寄せる。
ムフッ、フッ、アウッウゥッ・・・見開いたままの目は互いの瞳に宿る思いを探ろうとし、両手は言葉に出来ない何か歯がゆい思いで髪や首、背中をまさぐり撫で回す。

女の腰と背中に回した手で身体を支え、ベッドのクッションを利用して腰を突き上げる。
アウッ、クゥッ、ウッウッ、ウゥ~・・・子宮に届くかと思うほどペニスの先端がバギナの奥をつつき、喜悦の表情で宙を睨む女は男の背中に爪を立てる。
「ウグッ、いってぇ・・・痛い・・・」
思わず声を漏らしてしまう。
ごめんなさい・・・腿を跨いだまま男の顔を覗き込んで心底嬉しそうな笑みを隠そうともせず、言葉は丁寧に、しかし心のこもっていない詫びを伝える。
「悪い子だ。罰として胸の谷間じゃ見えないから、ここへキスマークを付けちゃおう」
言うが早いか乳房にむしゃぶりつき、チュゥチュゥ音を立てて吸い付く。
「クククッ、付いた??・・・あぁ~ァ、これでしばらく男に肌を晒せないな・・・どうしてくれるの??」
「う~ん、そうだな・・・キスマークが消えるまでに男がが必要になったら、食事とかね、その時は私が相手しようか??それでどうかな??」
「考えとく・・・焼肉を食べたくなった時や身体が疼いてムズムズすると名前も知らない相手と食事をして、もう一度セックスする。好いかもね・・・」
「あぁ、好いと思うよ・・・クククッ・・・名前も知らない男に抱かれるじゃなくて、セックスする。元通りのあなたに戻ったようだね」
「うん??なに??どう言う事??」
「いや、独り言だよ。気にしなくていいよ・・・もしも、次の機会があったら名前を教えてくれる??」
「好いよ、今日は教えないけど次は教えてあげる・・・フフフッ、予想通り、後腐れのない人だった。ちょっと、がっかりだけどね・・・あっ、何でもない、気にしないで」

全てではなくとも心の内の幾ばくかを言葉にした二人は晴れやかな表情になり、一層セックスを楽しむ気持ちになる。
「服を着てる時は感じなかったけど、脱ぐとエッチな身体だね・・・下腹部から腰を経て腿に至るラインのムッチリ感、見ているだけでも垂涎ものだよ。オッパイにも青筋が浮いて如何にもエッチが好きって肌だし」
「見るだけで満足できるの??・・・味は悪かったの??食べてみてどうだった??」
「食べたのか、食べられたのか分からないけど・・・ここにガッチリ咥え込まれているからね。白い肌がわずかに朱を帯びる頃には、滑らかな感じの肌がネットリまとわりついて融けて混じり合いそうなほど気持ち良いよ」
「融けて混じり合うの??・・・チンチンは解かさないように気を付けてね、大切なモノだから・・・アンッ、おいたしちゃイヤッ・・・奥をつかれるのも良いよ」
男は女の腰に手を添えて身体を支え、下から突き上げると眉間に皺を寄せて唇を噛む。
女は男の首に手を回して身体を支え、両足を踏ん張って身体を上下する。
「アウッ、ウッウッ・・・クゥッ~、いぃ、こんなに好いなんて・・・」
ヌチャヌチャ、クチャクチャ・・・ペニスがバギナを掻き回し、溢れ出た愛液が二人の間で卑猥な音を立て二人の興奮と快感は我慢出来ないくらいに高まっていく。

鏡の中に見る自分の顔が朱になり、焦点を合わせるのが困難になって男の背中と自分の顔がぼやけてくる。
「体位を変えるよ」女の顔を覗き込み、チュッと軽く唇を合わせた男は背中と腰を抱いてゆっくり倒れ込んでいく。
正常位に変化して結合部分を深くした男は、ウッと声を漏らして話しかける。
「すごいっ、入り口から奥に向けて吸い込むようにうねってる・・・意識してる??それとも自然なの??」
「分かんない・・・何もしてないもン、熱い、身体の芯が熱いの・・・」
男に組み敷かれた格好で天井を見ると先ほど爪を立てた痕が背中に残り、これほどの傷がつくのを我慢してくれたのかと思うと愛しさが募る。
足を絡ませ、背中に回した手に力を込めて冗談のように言葉を連ねる。
「もしも、もしもだよ・・・こうやってまとわりついて、離れないって言ったらどうする??・・・冗談、冗談だよ。真面目に考えないでよ」
男は女に見られないように顔を背けて口元を緩める。

鏡-9 対面座位

何枚もの鏡が角度を変えて三方の壁面と天井に設えられている部屋で男は横たわり、女は背面騎乗位で結合部を鏡に映して身悶える。
食い入るように結合部や快感に喘ぐ身体を見つめ、両手で髪を掻き上げて悦楽にゆがむ自らの表情を見て興奮を新たにする。
自由な両手で乳房を揉み乳首を摘まむ。下腹部を撫で内腿を撫でてクリトリスを擦る。
ついに恐る恐るといった様子で結合部に手を伸ばして節くれだった男根を指でなぞったり、割れ目の縁に指を添えて開いたりと欲情を隠す事がなくなってきた。
女が身体を上下すると、これ以上は無いほど膨れ上がった怒張が愛液にまみれて割れ目の縁を巻き込みながら出入りし、ヌチャヌチャ、グチュグチュと卑猥な音を響かせる。
「可愛いよ・・・始めて声を掛けられた時は美しい人だ、好い女だって思ったけど、それだけじゃない。可愛さも兼ね備えているよ」
「イヤンッ、そんな事を言わないで。クールな女でいたいのに・・・アンッ、気持ちいぃ」
両足を踏ん張って身体を上下し、円を描くようにあるいは前後左右に身体を揺すって思い通りの快感を得ようとする。
「ダメ、もうダメ・・・ねぇ、向きを変えても良い??」
襲い来る快感を耐えるのが精いっぱいで鏡の中の痴態を見る余裕がなくなった女は、背面騎乗位から対面騎乗位に変化してそのまま男の胸に突っ伏してしまう。

男は背中に手を這わせてゆっくり擦り、下半身を静かに蠢かす。
「可愛いよ、結合部が見えていやらしかったよな・・・それより、気持ち良さそうに顔を朱に染めたあなたが美しかった」
「嫌な事を・・・恥ずかしい・・・クククッ、何かが動いているんだけど、気のせいかな??」
女の声を合図にしたように背中と首に手を回して身体を支え、そのまま上半身を起こして対面座位に変化する。
「アンッ、すごい。腹筋だけで身体を起こしたの??手を使えなかったでしょう??」
「マンコに打ち込んだ私のムスコが支点になってくれたからね」
「クククッ・・・こんな時に、そんな事をしたら折れちゃうでしょう??」

女は男の肩に顎を載せて鏡の中の背中を見ながら腕から肩へそして背中へと筋肉に沿って手の平を這わせ、男は左手で女を支えて右手で髪を撫でる。
男は胸を蠢かせて乳房の先端を擦り、快感とくすぐったさの混じった刺激にイヤンッと甘えの混じった声を漏らして肩から顎を外す。

顔を覗き込まれる羞恥で居た堪れない女は男の胸に顔を埋めて背中に回した両手に力を込める。
男が胸から引き剥がそうとしても両手に力を込めるばかりで顔を上げようとする気配はない。
「どうした??・・・顔を見せてくれないのか??」
「いじわる・・・思い出しちゃったの。私はSっ気の方が強いって言ったのを・・・だから恥ずかしい」
「どうして、誰でもSとM両方持ってるだろう??大切な人との付き合いの中で焦らしたり、焦らされたり、それだって軽度のSMって言えるんじゃないの??素っ裸の姿を鏡に晒して平気な女性がいるとしたら、それは興ざめするよ。恥ずかしがるって自然な反応だろう??」
「ウフフッ・・・ありがとう。でも、私を羞恥責めして喜んでいるあなたは間違いなくS」

背中に回した両手の力を抜いて未だ朱に染まる顔を男に向ける。
花蜜が溢れてしとどに濡れる花冠に姿を消した男根でつながる二人は、数時間前に出会ったと思えないほど打ち解けた雰囲気になる。
暇つぶしで映画のポスターを見ていた男が、誰が見ても好い女と思える女性を相手にラブホテルの鏡張りの部屋で欲望の限りを尽くす。
性欲を満たすだけのはずが相手を理解し、理解されたいと望むほど親密になりつつある。
女は心の奥にしまい込んでいた密かな思いが露わになり、隠し事なくセックスを楽しむようになっていく。

饒舌だった二人の口が閉ざされて言葉によらず視線で会話をするようになっていく。
女の真っ赤に潤んだ瞳がもの言いたげに揺れ、乾いた唇に舌を這わせて目を閉じる。
女の頬に手を添えて唇を重ね、ついばむようなキスを繰り返して息が荒くなるのを待って濃厚なキスに変化する。
アフッ、アァ~ン・・・ウッウッ・・・舌を重ねて擦り合い歯茎や上顎に舌を伸ばす。
ハァハァッ・・・男の手が乳房を揉み、女の手は男の髪に絡み背中を撫で回す。
男は背中を丸めて両方の乳房を掴んで谷間に顔を埋め、上下左右に顔を振り、唇を震わせてブルブルッと音を立てる。
「ウフフッ、遊んじゃ嫌だ・・・そんな事が面白いの??こうすると、どうなる??」
女は乳房に手を添えて男の顔を包み込むようにする。

鏡-8 背面騎乗位

仁王立ちのままフェラチオされる様子を見下ろす男は嗜虐感と共に支配欲を満たし、跪いたままペニスを咥えて自らの股間に指を伸ばす女の髪を撫でて耳に指を這わせる。
髪に指を絡ませて頭の動きを自在に操り、喉の奥を突かないように気遣いながら、ゆっくりと腰を突き出していく。

ウグッウグッ、フグッフグッ・・・喉の奥を突かれても嫌がる様子はなく、股間に伸ばした手の動きを止める事もない。
「気持ち良さそうだね。鏡の中の股間がキラキラ光ってきれいだよ・・・苦しかったら言うんだよ」
苦しくはないと言う意思表示に自ら喉の奥深くまで咥え込み、上目遣いに見る瞳に薄っすら涙を浮かべる。
「我慢する事ないんだよ。こんなきれいな人にオシャブリしてもらえるだけで満足してるし気持ち良いんだから・・・分かるだろう??」
尻に力を込めて口に含まれたままの分身をピクピク動かして合図する。
「プファッ~・・・ハァハァッ・・・変な事はしないでって言ったのに。上あごを突かれて我慢できなくなったよ・・・入れても良い??こんなに大きくなってるし、我慢できない」

男はベッドを逆に使って足元になる位置に頭を置いて仰向けに横たわり、上に乗るように促す。
「最初から私が上に乗るの??・・・良いけどさ、マグロ男とは思わなかったな・・・入れるよ」
「クククッ・・・乗っかって見ればわかるよ。楽しむんだよ・・・それじゃ反対、背中をこっちに向けなきゃ」
「こっち向きなの・・・キャァッ~、なに、何・・・スケベ、入るところが丸見えじゃない・・・すごい、分かる??入れるよ・・・」

仰向けに寝た男の股間で宙を睨むペニスは先走り汁とフェラチオの際に付いた唾液が混じり合って淫靡に濡れそぼり、唇を噛んだ女はそっと摘まんで正面の鏡に見入る。
女の背中を見る男も挿入の瞬間を見ようと左右の鏡に二人の姿を探す。鏡は角度を変えて何枚も設えられているので仰向けに寝たままでも、頭を持ち上げれば見ることが出来る。
「私にも良く見えるよ。早く入れてくれって催促しているマンコに私のモノが入る瞬間がね・・・」
「ほんとう??見えるの??・・・入れるよ。大きい・・・入るかな」
ズブズブッ・・・膣口を押し開いて侵入していく音が聞こえたような気がする。

両側の肉を巻き込んで侵入するのを見つめる女の瞳は赤く燃え、唇が渇くのか何度も舌を這わせる。
「熱いよ、マンコがあったかくて気持ち良い。中がウネウネ動いてまとわり付いてくるようだよ」
「ほんとう??熱いのは私も感じてるけど、ウネウネ動いてるの??・・・それより、見て・・・すごいの」
男は鏡の中の女に視線を合わせて微笑んで見せる。
「バカッ、違うでしょう。私の顔を見てどうするの??性格悪いよ・・・あぁ~ン、すごい、見て・・・」
ついに根元まで呑み込んだ女は男の腰に手を置いて身体を支え、ゆっくりと上半身を上下する。怒張が姿を見せると押し込まれていた大陰唇も一緒に捲れあがって真っ赤に充血した花弁が姿を現し、根元まで呑み込むと周囲も巻き込んでバギナは何もかも食べ尽くそうとする獰猛な生き物のようにも思える。
再び身体を上げると滲み出た愛液と共に節くれだったペニスが姿を見せ、清楚な姿だったバギナが欲望に飢えた女の正体をあからさまにしてセックスに興じる男と女の嘘のない姿を現す。
普段は割れ目を男の目から隠す恥毛は淫汁にまみれてその役割を放棄し、股間を卑猥な景色に代える役割を担っている。

女は顔を背けて悦びの表情を見られまいとするものの、鏡の中の股間が気になり直ぐに視線を戻す。
メリメリッと音がしそうなほど怒張は周囲を押し広げ、小陰唇はおろか大陰唇さえも巻き込むように没していく。
身体が直接感じる心地良さと視覚が受ける刺激の相乗効果で燃え上がる女の動きが緩慢になってくる。
上半身を反らして男と交わる股間を鏡に映そうとする女の背中に手をやり支える男は、ベッドのクッションを利用して僅かに腰を突き上げる。
ギシギシッ・・・ヒィッ~、ウッウゥッ~・・・二人を支えるベッドが軋み音を立て、視線を巡らすと見える場所には何処にもセックスに興じる二人がいる。

「あぁ~ン、すごい。どれが本当の私なの??本当の私は、こんなにエッチなの??・・・見て、ビラビラがあなたにまとわりついて離れたくないって・・・」
鏡の中の愛液まみれの股間はスポットライトを浴びたように光り輝き、白くてムッチリの内腿は身体を上下する度に筋肉が震えて卑猥な中に健康な色気を醸し出す。
男の手が腰に伸びて髪を掻き上げ乳房を揉みながら上下する女を支え、動きがなくなると下から腰を突き上げて快感に身悶える女を興奮色の朱に染める。

鏡-7 仁王立ち

手練手管を尽くした愛撫に予期せぬ快感を覚えた男は言わずもがなの言葉を口にする。
「温かい口に含まれて柔らかい舌の感触に酔う・・・気持ち良いよ。妬けるほど上手だよ」
女の表情に一瞬の影が浮かんだのを見た男は、
「ごめん、つまんない事を言った」
「私の方こそ、気にしないで・・・」
手に握ったままのペニスを一旦吐き出した女は、額に掛かる髪を掻き上げて上目遣いに男を捉えると笑みを浮かべて優しく頷く。
再び口を開けてペニスを含んだ女は会陰部からアナルに伸ばしていた手で陰嚢を包み込む。

横目で鏡に映る痴態を確かめて淫らな気持ちを昂揚させ、左手で根元を支えたペニスを咥えて顔を前後して右手は陰嚢をヤワヤワと刺激する。
ジュボジュボッ、ジュルジュルッ・・・フェラチオは激しさを増して卑猥な音を響かせ、右手に徐々に力を込めて陰嚢を手の平に握りこむ。
手の中の玉を潰しても好いかと上目遣いに合わせた瞳が笑みを浮かべて問いかける。痛さを堪えて苦笑いを浮かべた男は厭々をするように首を振り、両手で女の頭を支えて腰を突き出す。
ウググッ、ゲボッ、グゥッ・・・ハァハァッ・・・突然、喉の奥を突かれた女はペニスを吐き出して噎せ返る。
「ハァハァッ・・・びっくりした。ウグッ、まだ、なんか変。急に喉の奥を突くんだもん。死ぬかと思ったよ・・・」
「ごめん、ごめん・・・玉を潰されちゃ堪んないから、つい・・・ごめんね、大丈夫??」
フェラチオで責める女から逃れるには腰を突き出して喉の奥を突くしかないと思ったものの、苦しそうに噎せるのを見て髪を撫でながらゴメンと謝る。

唾液と先走り汁が混じり合って口元に滴る自らの淫猥な表情を鏡の中に見た女は欲情を高めて頬を赤くする。
「ごめん、大丈夫だった??」
「大丈夫・・・タマタマがそんなに大切な物だとは思わなかった。タマつぶしの仕返しで命を落とす事になりそうだったよ」
笑みを浮かべて楽しそうに話す女の脇に手を入れて立ち上がらせ、何か言いたげな表情を無視して唇を合わせる。
喉の奥を突いた詫び代わりに口の周りの汚れを舐め取るためのキスなので、濃厚なものでなく直ぐに離れる。
「フフフッ、無理しちゃって・・・自分のチンチンを間接キスした気分でしょう??」
「そうか、そう言う事か??・・・なかなか出来ない経験をした気分だよ」
「クククッ、負け惜しみを言って・・・男のそんなところが可愛いんだけどね。ご褒美でもう一度チンチンを気持ち良くしてあげる。変な事をしちゃダメよ」

再び跪いた女は視線の端に鏡を見ながら男と自らの位置を確かめて僅かに移動する。
鏡に映る二人の位置に満足した女は、元気がなくなり萎れかかったペニスを手の平で包み込んで優しく刺激する。
柔らかくて温かい手の平に包み込まれてヤワヤワと刺激される心地良さで、萎れていたモノはあっけなく元気を取り戻して宙を睨む。
握りこんだまま亀頭を指の腹で撫で回し、滲み出た先走り汁を指先に付けてゆっくり遠ざけると糸を引き明かりに照らされる。キラキラ光る先走り汁が何枚もの鏡に映りあでやかな美しさを見せる。
女は鏡の中のペニスを見たり、目の前で弾けそうなほどいきり立つ姿を見ながら満足の笑みを浮かべて先端を撫で回す。
「気持ち良いの??お口に含んでペロペロして欲しいの??・・・オシャブリして下さいってお願いしなきゃダメ。舐めて欲しくないの??」
オシャブリして欲しいと催促しなければフェラチオをしないと言いながら、隠しきれない欲情に負けてカリに舌を這わせ、そのまま口に含む。

フェラチオをする姿を鏡で確かめて興奮を新たにし、顔を前後する速度が徐々に早くなってくる。
ジュルジュルッ、ジュボジュボッ・・・卑猥な音が口元から洩れて、激しい顔の動きで乱れた髪が顔に掛かる。
横目で鏡を見ようとして髪を掻き上げる姿が色っぽく、興奮したペニスは硬度を増して口の中で跳ねる。
ペニスに添えた手でしごきながら視線を逸らす事なく顔を前後してフェラチオを続ける。
仁王立ちのまま見下ろす男の表情に快感を堪えているのを感じた女は、ペニスを含んだまま一瞬口元を緩め、残った手を自らの股間に伸ばす。
女のしようとしている事を察した男は黙って唾を飲み、頭に添えた手に髪を絡ませる。

ジュルジュルッ、ジュボジュボッ・・・クチュクチュ、ヌチャヌチャ・・・股間に伸ばした手の動きが激しくなって眉間に皺が寄り、悦びとも苦悶の表情とも取れるような表情になる。
股間に伸ばした指の動きが止まり、鏡の中で様子を窺うと二本の指がズッポリと入り込み膣壁を刺激しているのが見える.
膝を開いて股間を鏡に晒し、愛液を滴らせて濡れそぼつ薔薇の花が幾つも見える様は美しく感じさせる。

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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