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おとぎ話

歳の差-5

希美の股間に挿入したままのバースプーンをゆっくりと出し入れしながら指先が頬を撫でて首を這い、鎖骨の窪みをなぞった後は乳房の麓を一周する。頂上に向けて撫で上がり、先端の膨らみを指の腹でクリクリと刺激し、有無を言わさず摘まんで捻る。
ウッ、クゥッ~・・・目隠しのせいで目の動きは見えないものの表情は苦痛でゆがむ。
バースプーンのピストン運動は相変わらずゆっくりと変化することなく繰り返され、動きに慣れた希美は縛られた両足から力を抜いて嬲られながらも快感で下半身をくねらせる。
男はアイストングを手に取り、二つ目の氷を掴んで肩を撫でる。氷による愛撫に慣れた希美はくすぐったそうに身を捩る事はあっても嫌がるそぶりを見せる事はない。
氷は融けて鎖骨の窪みに水たまりを作り、溢れ出た水は胸の谷間を目指す。

男は希美の肩に手を掛けて、じっと見つめる。
目隠し越しに男の視線を感じる希美は恥ずかしさに居た堪れなくなり、イヤッと羞恥の声を漏らして顔を背ける。
無言のまま顎に手を掛けて正面を向かせると、許して・・・と、か細い声を漏らして肩を震わせる。
鎖骨の窪みに溜まった水を、ズズズッと音を立てて飲み乾し、滲んだ跡を追って乳房の谷間まで舌を這わせる。
滴る水を舐め取られる希美はハァハァと息を荒げて全身を小刻みに震わせ、視覚を奪われて鋭敏になった身体に与えられる直接的な刺激に身悶える。
アウッ、アンッ、イィッ~・・・火照った身体を冷やした氷は姿を変えて身体を滴る水となり、それは男の舌と唇によって舐め取られていき、全身が性感帯のようになった希美の口から吐息とも喘ぎ声とも区別のつかない声が間断なく漏れ始める。
肌に触れる氷の冷たさを心地良く感じたのも一瞬で、男の唇や舌が触れた肌は熱を帯び始める。
股間からジュクジュクと滲み出たマン汁がテーブルと腿の間に溜まり、身悶えるたびにヌチャヌチャと淫靡な音を立てる。

男はバギナに挿入したままのバースプーンを二度三度と出入りさせてから抜き取り、掬い取ったマン汁を希美の舌に垂らす。
「美味いか??自分のものを味わうのは、どんな気持ちだ??」
「分かんない・・・それより変なの、身体中が熱くてドキドキする。私はどうなっちゃったの??」
「どうにもなんないよ。希美は希美らしくエロッポクだな」
「いつもの私と違う・・・どうなっちゃうの??」
「同じだよ、希美は何も変わらない・・・滑りを帯びた唇、肌が薄くて白いオッパイは青筋を浮かべているし、乳輪が興奮して膨らみ乳首が勃起してる。下腹部の膨らみを丁度いいし、腰から腿へのムッチリ感も堪らない、おいしそうだよ」
男は唇から順に指を這わせて言葉と共に愛撫する、
「あぁ~ン・・・我慢できない・・・エロイ私を満足させてちょうだい、はやくっ・・・」

両足の拘束を解き背中を抱きかかえるようにして立たせた希美をテーブルに押し付ける。
「アンッ・・・冷たくて気持ち良い」
両手を背中で拘束されたままなのでテーブルに押さえつけられても支えることが出来ず、乳房は拉げて心地良い冷たさを感じる。
男は希美に、両脚を大きく開いて尻を突き出しなさいと指示する。
隠したつもりでも他人に悟られていた秘めた恋心の相手に、両手の自由と視覚を奪われただけでゾクゾクするような悦びに包まれている希美は、大きく足を開いて腰を突きだし、愛液を溢れさせてしとどになったバギナをあからさまに晒す。

男はペニスを掴んでバギナに擦り付ける。
クチャクチャ、ヌチュヌチュ・・・あっあうっ、いやぁ~ン・・・ズズズッ・・・あわわっ、クゥゥッ~・・・男が腰を突き出すとペニスは難なくバギナに姿を消し、希美はテーブルに突っ伏したまま愉悦の声を漏らして身体を震わせる。
親指を縛られて両手の自由を奪われたために身体を支える事も出来ずに乳房は拉げ、頬をテーブルに付けると冷たさと共に愛する男に征服される悦びで胸を焦がす。
「あぁ~ン、これが好いの。激しいのがいぃ・・・優しいばかりじゃダメ。思うがままに操られると、雅之のものにされたようで嬉しいの。希美はオレのものだって言って、誰にも渡さないって言って・・・おねがい」
「希美はオレのものだ。他の男に気を惹かれるんじゃない・・・オレだけを見ろ」
「クゥッ~、すごい・・・奥まで、子宮を突かれてる・・・ヒィッ~・・・待ってたの、雅之のものになる日を待ってたの。信じて好いんだよね・・・」

おとぎ話

歳の差-6

テーブルに押し付けた希美の背後から押し入った男はつっぷしたままの希美を見つめ、聞いたばかりの言葉を思い出して胸を熱くする。
40代半ばの男には30歳になると言う希美が眩しい。
カウンターを挟んでママと客として話をするとき、何気なく話した言葉に微妙な隙間を感じる事がある。
男の怪訝な表情に気付いた希美はすぐに話題を変えてくれる。
希美の歩いてきた道は男も15年違いで見てきているので細部までは理解できなくても大雑把には理解できる。
希美が男の事を好ましく思っている事を感じていても、オレも希美が大好きだよと言うには躊躇する事がある。
15歳の年齢差は普通の知り合いなら何も問題にならないし、親しければそれも承知の事と言えるが、希美との関係は微妙で、その二つの狭間で揺れ動く。
二人が育った時代は15年の差と言え、流行が違うし社会背景もそれなりに違う。

「どうしたの??何か他の事を考えていたでしょう??・・・愛する人の事には敏感になるんだからね・・・」
「ごめん・・・希美とどこの海を見ようかと考えていた。忘れられない思い出になりそうだから大切にしないと・・・ごめんね」
「うん、信じる・・・ありがとう・・・でも、今は・・・」
嘘を信じた振りをする希美を愛おしく思うものの自分の気持ちを持て余す男は、腰を掴んで両足を一層大きく開かせ、ペニスの先端がコリッとした感触を得るまで奥深くに突き入れる。
「ヒィッ~・・・ウググッ、きついっ、いいの、もっと・・・」
十分に満たされない想いを身体で補おうとして、尻を突きだして腰を振る。

親指の縛めを解いて目隠しを外すと眩しそうに目を細めて周囲を見回し、テーブルに突いた両手を支えに身体を持ち上げて男の股間に尻を押し付ける。
頭を上げた希美の目の前に粘液が作った大きな染みが出来ている。
「その水溜りは何だと思う??・・・氷が融けたのにしちゃ粘度があるだろう??」
「イヤンッ、分かんない・・・変な事を聞かないで」
「本当に分からない??それは困った。舐めて確かめなさい。お客様が使用するテーブルが何だか分からないもので汚れているのは良くないだろう」
意地悪、ハァハァッ・・・一瞬躊躇したのち希美は舌を伸ばして滴り落ちた蜜を舐め取る。
「どうだ、美味いか」
「アァ~ン、雅之のなら美味しいと思うけど自分のじゃ・・・恥ずかしいだけ」

髪を振り乱して身悶える希美に覆い被さり、右手を伸ばしてクリトリスを弄り左手で乳房を揉んで乳首を摘まむ。
「ハァハァッ、すごい・・・こんな感じは初めて。目隠しや手を縛られた後で、後ろから思うさま可愛がってもらうと雅之の女になったような気がする・・・大好き、キスして・・・アァ~ン、届かない」

クリトリスと乳首を愛撫していた手を尻の割れ目に添えて大きく開き、
「希美の恥ずかしいところが丸見えだぞ。クチャクチャ音を立ててオレのが出入りするマンコが良く見えるし、尻の穴も丸見えだ。好い女は尻の穴も可愛いな」
イヤッと言いざま手を伸ばして男の手を払い、身体を捩って男を見つめた希美は、拗ねた表情でキライと甘え声を口にする

結合を解いた男はボックス席のソファに座り、目の前に立たせた希美の全身に見入る。
「いやっ、恥ずかしい・・・見ないで」
誇らしげに立つとは言えないものの、言葉とは裏腹に自らの裸身を隠すことなく毅然と立つ希美は頬を朱に染める。
「きれいだ・・・おいで、オレの腿を跨ぐんだよ」
コクンッと頷いて近付き、ペニスの根元に指を添えて視線を絡ませたまま、ゆっくり腰を下ろしていく。
ウッ・・・アッアウッ、アァ~ン・・・唇を噛み、一瞬目を閉じた希美は再びペニスを膣の奥深くまで飲み込み、男の首に手を回してしな垂れかかる。
「希美は好い匂いがするな・・・」
この場にそぐわない事を口走る。
「何、突然どうしたの??」
「これから毎日、この匂いを感じながら過ごすのかなと思って・・・」
「ほんとう??私を背負う覚悟してくれたの??」
「他の男にこんな好い女を持って行かれたくないからな、希美さえ嫌でなければだけど」
「ばかっ、待ちくたびれたんだから・・・待たせた罰だよ。いっぱい気持ち良くしてくれなきゃ許さない・・・」

希美が見つめる男の顔は上気している。希美は自分の顔も上気しているであろうことを感じている。
今、この時間を大切に思えばこそ興奮し、それが表情に出る。
「可愛いよ、大好きだ・・・待たせちゃってゴメン」
上気した顔で見つめられ、髪や背中を撫でられながら耳元で愛を囁かれるだけで心が熱くなり、身体の疼きを止められない。
希美はキスをせがんで目を閉じる。

バギナに侵入したペニスは温かい膣壁に包まれ、男は身体も心もリラックスして密着感を楽しむ。
激しい動きは必要ない。唇を合わせて互いの身体をまさぐり、相手の体温を感じて鼓動を感じる、それだけで豊かな悦びに満たされる。

腿を跨いだ希美の下半身が新たな刺激を求めて淫靡に蠢き始め、それを感じた男は両手で腿を支えるようにしてペニスを突き上げる。
「ウッ、ウッ、アァァ~ン・・・・・雅之に愛されて感じている私を見られるのが、こんなに幸せなんて・・・」
肌と肌を合わせると心と心のつながりが密になり、身体さえもが融けて同化するような安心感に包まれる。
男は歳の差を意識することなく希美を愛することを誓い、希美は待ち望んだ男の告白に胸を熱くする。


                                                <<おしまい>>

おとぎ話

膝枕-1

「おはよう・・・まだ、夜中だけどね」
「うん??・・・寝ちゃったのか、ごめんね」
横になったまま視線を巡らすとウィスキーやリキュールのボトルが並ぶバックバーを照らす照明が眩しい。
オーナーでありオレを覗き込むママともう一人、女性二人でやっている店であり、酒の種類や銘柄が驚くほど揃っているわけではないが、シンプルでモダンなデザインのバックバーはいつ見てもきれいに整理されていて気持ちが好い。
毎日ボトルを拭いているのを知っているし、常にラベルが正面を向くように、しかも整然と並べられているのが心地良い。

ママはオレを見つめ髪を撫で続ける。
「気持ち良さそうに寝ていたわよ」
「そうか、ごめんね。片付けるのに邪魔にならなかった??」
「う~ん・・・このシートは、まだ拭いてない」
「ごめん、どれくらい寝ていた??」
「一時間くらいかな・・・寝顔が可愛かったよ。心配な事が一つあったけどね・・・」
「心配な事??・・・何だろう??迷惑かけなかったかな??」
「ウフフッ、そうじゃない。寝言で知らない名前を呼んだらどうしようと思って・・・」
「バカッ、本当はそんな心配なんかしてないだろう??・・・」
「名前呼び違えては叱られて・・・って、詩の歌があったよね・・・」
「クククッ・・・なんか気持ち良いな。膝枕って温かくて柔らくて・・・いつまでもこうしていたいよ」
「いいよ、私で良ければ、いつでもしてあげる。
手を伸ばして腿の感触を確かめようとしたオレは違和感で身体を起こす。
身に着けていたはずのスカートはなく、赤いショーツとストッキング姿で膝枕をしてくれていたようだ。
「その恰好、オレは寝ながら失礼な事をしちゃったのかな??」
「変な事をしていたら責任取ってくれる??」
「そりゃ・・・オレも男の子だから・・・」
「フフフッ・・・忘れたの??その言葉は失礼だよ」

そうだ思い出した。あれは先週の事だった・・・・


「それでは、お先に失礼します。柏木さん、ママをよろしく・・・」
後片付けを終え、ママとオレを残してアキちゃんは帰った。
店に残ったのはママとオレの二人。アキちゃんの目にどう映っているか分からないが、二人の間には今のところ何もない。
しようかは失礼だし、やっても良いと聞くのはもっと無礼だろう。
オレはママが好きだし、ママもオレに好意を持ってくれていると思っている。
何事にもきっかけがある。肌を合わせる機会はあったはずなのに、好きな女性に優柔不断になる悪癖でズルズルと今に至ってしまった。

「もう少し飲む??」
バランタイン30年を取り出したママは言う。
スコッチウィスキーの最高峰といわれるバランタイン30年。
30年の長きにわたり熟成されたウィスキー、熟成の過程で天使の隠れ飲みも相当の量になるという。
飲んでみたい・・・オレに断る理由はない。

タンブラーとミネラルウォーター、アイスバスケットとバランタインをカウンターに置いたママはオレの後ろに立つ。
「どっちに座ればいい??」
「左・・・」
悪戯を待つ女はオレの左側に座らせる。利き手である右手を自由に動かすにはその方が良い。
オレは二つのタンブラーを引き寄せて一つには氷を入れて軽くステアし、グラスを冷やす。
「薄くして・・・」
両方のグラスにバランタインを入れてミネラルウォーターを注ぐ。
氷を入れた水割りをママの前に置き、氷の入ってないトゥワイスアップを手に取ったオレは深みのある琥珀色を目で味わい、ママと視線を合わせながら目の高さで捧げ持ち、バランタインにと言って乾杯する。
ウィスキーの味を的確に表現するほど味が分かるわけではないが、口に含んで鼻に抜けてゆく香りを楽しむ。30年の年を刻んだバランタインは尖ったところがなく力強さのある芳醇な味は確かに美味いと感じる。
「美味しい??」
「うん、オレでも美味いと思う・・・」

絶妙な距離、ママとオレの間には絶妙な距離がある。
ママが水割りグラスに手を伸ばすとオレの左手に微かに触れ、オレがママの方に身体を向けると左膝がママの右足に軽く触れる。
近すぎず、遠からず・・・微妙な距離・・・好意を持つ相手だけに今更ながら手を伸ばすには遠く、心をつなげるには近い絶妙な距離を感じる。

トゥワイスアップで香りと深みのある味を堪能したオレは氷を入れた水割りを1杯、また1杯と飲み干す。
肌を重ねた事のない二人にとって近すぎるこの距離では話題も途切れてしまい、気が付いた時はこの場所、同じ格好でママの膝を枕に寝ていた。
目覚めたオレの眼ヤニを小指で拭いながらママは、
「あのね、スカートが皺になるんだけど・・」
「それは悪いことをしたね、この次はスカートを脱いで膝枕してくれる??」
「そうね、それがいいわね。今度はそうする・・」
カウンターからどうやってオレを運んだのかとは口にはしなかった。

おとぎ話

膝枕-2

そうだ、そんな事があった・・・
仰向けの姿勢を反転し、ママの太腿に顔を擦りつけた。
「いい匂いがする・・・なんか懐かしい」
「くくくっ・・・そりゃそうよ、懐かしいはず。柏木さんの頭の匂いよ」
そうか、オレは自分の頭の匂いに催しそうになったのか。

オレはソファに座りママを立たせる。
上半身をプレスの効いた白いブラウスで包み、真っ赤なキャミソールとレースショーツ、黒いバックシームのストッキングを赤いガーターで留めている。
「そんな色っぽい恰好をスカートで隠していたの??」
「フフフッ、ばかね・・・膝枕をするためにショーツとストッキングのお色直しをしたのよ・・・」
「ウッ・・・それはどうも」
相変わらず、好きな女を前にして間の抜けたことしか言えない自分が歯がゆい。
「何か飲む??」
「いや、止めとく。今日こそ自分に正直になりたいから・・・」
「えっ・・・どう言う事??・・・そうなの??そう言う事・・・なの??」
「ダメかい??」
「バカッ・・・そんな事を確かめたりしないでよ。好きな女は押し倒しちゃえば好いじゃない」
「そうか・・・そうだな」
「ウフフッ・・・念のため言っとくけど、私の住まいはこの二階だって知ってるよね??それと・・・私には、美緒って名前がある」

「男が好きとは思わなかったけど童貞かと思っていた・・・ウフフッ、冗談よ」
「この歳で初めてだったらどうする??」
「う~ン・・・色々教えてあげる。私好みに・・・お風呂は狭いから先に入って、私は後でシャワーを使うから・・・」
「シャワーなら二人でも大丈夫だろう??先に行ってるよ・・・」

ボディシャンプーにまみれて自然と鼻歌が出るのは、誘いたくても声すら掛けられなかった美緒が肌も露わに近付くのを待っているからなのか、それとも単に肌を叩く湯が気持ち良いだけなのか。
好きな女は押し倒しちゃえば好いじゃない、美緒の言葉が頭をよぎる。
「入っても良い??・・・入るわよ」
シャワーキャップを被り、胸と股間を手で隠した美緒が俯き加減に入ってくる。
かすかに頬が紅潮しているのはバスルームの熱気がすべての原因と思いたくない。

有無を言わせず、両手首を掴んで頭上の壁に押し付けシャワーキャップを引き剥がす。
「イヤンッ、押し倒されちゃうの??・・・オオカミを部屋に入れちゃったの??可哀そうな私、助けてくれる人がいない部屋で襲われちゃう・・・ハァハァッ」
両手を頭上で押し付けられて真っ赤に染めた瞳を挑むようにオレに向けていた美緒が息を荒げて顔を背ける。
シャワーが二人に降り注ぎ、美緒は顔に張り付いた髪を剥がそうとして頭を振り、オレは無言のままで唇を重ねる。
ムフッ、ウググッ・・・ウッ、ウゥゥ~・・・美緒の両脚が震えを帯びて立っているのが辛そうに顔を顰める。
掴んでいた手首を離して背後から美緒を抱きしめて首筋に唇と舌を這わせ、こんな風にしたかったと囁く。
「あなたが、こんなに激しいと思わなかった・・・いつまで待っても誘ってくれないから私に気がないのか、あるいは優しすぎるのかって思ってた・・・」
「オレは好きな女性には臆病になる・・・」
「ただ抱きたいだけなら、すぐに誘えるのに??・・・離れられなくなるくらい、いっぱい可愛がってね・・・待ちくたびれたんだから」

ボディシャンプーを手に取り美緒の肩に垂らして肩から鎖骨に塗り広げ、乳房の麓を掬うようにしながら頂上に撫で上がる。
「ちっちゃくない??物足りない??」
「オレには丁度いいよ。すっぽり手に馴染む感じが好いよ」
「ほんとう??アキちゃんのオッパイを見ていると羨ましくって・・・直に見た事はないけどね。男ならそそられそうな谷間が出来てるでしょう・・・」
「うん、確かに気になるな・・・でも、オレには美緒のオッパイが好いよ」
「嬉しい、美緒って名前を呼んでくれた・・・イヤンッ、そんなとこ・・・そこは自分で洗う・・・」
オレの手を掴んだ美緒は身体を入れ替えて向き合い、胸に顔を埋める。
「どうした??」
「嬉しいの・・・私の事を好きじゃないのかって思い始めていたから・・・いぃ、何も言わなくていいの。今は何も聞きたくない」
美緒はオレの唇に人差し指を当てて何も言わなくていいと言う。

肌を密着させた二人の間にボディシャンプーを垂らす。
立ったままする風俗遊びは美緒も気に入ったようで口元をゆるめ、オレの背中に回した手を支えにして膝を上手に使い、ソープ嬢のボディ洗いのように身体を擦り合わせる。
息を荒げて互いの肌を擦り合わせて洗った二人の間には、待ちわびた時間を埋める親密さが沸き上がり何度もベッドを共にしたような安心感が生まれる。

おとぎ話

膝枕-3

「分かった・・・先に出るよ」

互いの身体を擦り合わせて汗を流し、跪いてオレの足や股間、そして尻を洗った美緒は照れ隠しのように頭を洗いたいと言うので任せる。
乱暴にシャンプーを振りかけてクシャクシャと洗い、丁寧に洗い流した後は鼻歌を歌いながらトリートメントしてくれる。
「楽しそうだね」
「うん、あなたの髪を洗うのが夢だったの・・・やっと夢が叶ったんだから・・・」
「えっ、それが夢だったの??」
「わるい??膝枕をしてあげて、頭を洗う・・・残る一つは、あなたに抱かれて啼くの・・・下着姿で膝枕、ここまでは予定通りなんだから裏切っちゃ嫌だよ」
「さぁて・・・クククッ、期待しても良いよ」
「いやらしい笑い方、スケベ・・・向こうを向いて、頭を拭くから・・・」
オレの頭を拭き終えた美緒は、
「下着は洗濯機の中で、まだ洗濯中・・・ハダカンボで待っててくれる??それとも私のを穿く??紐パンなら何とかなるかもしれないよ、ウフフッ・・・」

手を振り、先に出るよと言葉を掛けて部屋に戻ると、バランタインと氷、タンブラーが1個用意してあり自然と口元がほころぶ。
美緒の言葉に従うわけにもいかず、素っ裸のままで薄い水割りを作り、琥珀色の液体の香りと芳醇な味に行ったことのないスコットランドの風景を想像していると、柔らかい手が背後からオレの目を覆う。
「誰だろう??う~ン・・・これは、すごく大切にしなきゃいけない人の手のような気がする」
「当たり、大当たり・・・そうだよ。大切にすると、きっと好い事があると思うよ・・・」
背中や脇腹をくすぐる布が気になり振り返ると、白いバスローブ姿の美緒が嫣然と微笑んでいる。
「喉が渇いてるの・・・飲ませて・・・」
手の中のグラスを見つめて話しかけ、オレのそばに腰を下ろす。

シャンプーの清潔な香りと微かに漂う香水の匂いが混じり合ってオレの股間を刺激する。
水割りを口に含み、美緒を抱き寄せると目を閉じる。水割りを飲む前から目元を朱に染める姿が愛おしい。
ゴクッ・・・首に回した左手で美緒を支え、口移しに流し込むと喉を鳴らして嚥下する。
白い喉が色っぽく上下する様子に我慢できなくなったオレは右手をバスローブの紐に伸ばす。
「アッ・・・優しくしてね・・・久しぶりだから緊張する・・・」
まさかと思うが、美緒の口から最後に抱かれた男の名前を聞かされる事を避けるために唇を重ねる。
アッ、ウッウゥゥ~・・・柔らかい唇の感触に一瞬、我を忘れかけたが立ち直り、上下の唇を挟んだり舐めたりしながら美緒の反応を待つ。
美緒の手がオレの頬を撫で始めたので紐に掛けた手をゆっくり引っ張る。
左手で美緒を支えたまま、バスローブの前を開いて剥き出しにした肌に右手を這わす。脇腹から撫で上がってもブラジャーの感触はなく、下腹部に向けて撫で下ろしてもショーツに触れる事はない。
「確かめなくても穿いてないよ・・・早く愛撫して欲しいからじゃなく、シャワーの後はいつも素肌に羽織るの・・・あぁ~ン、気持ち良い」
オレの気持ちを先読みするような言葉に豊かな感受性の持ち主だろうと想像して気持ちが温かくなり、十分に理解し合うまでは繊細な心を傷つけないようにと誓う。
「ベッドに運んで・・・アァ~ン、ドキドキする。ずっと待っていたんだから・・・」

ベッドに寝かせてバスローブを大きく開き、白い肌を露わにする。
じっと見つめると羞恥で朱に染めた顔を背けて目を閉じる。息が徐々に荒くなって上半身を上下させ、しどけなく開いた口から吐息が漏れる。
「お願い、何でもいいから話して・・・何も言わずに見つめられるのは恥ずかしい」
きれいだ・・・誰に言うともなく一言漏らして手を伸ばす。
顔にかかる乱れ髪に手櫛を入れて整え、頬を撫でて鼻梁をなぞる。
閉じていた目を開けた美緒は優しく微笑んで見せ、本当にきれい??と問う。
「あぁ、きれいだし可愛い。今日まで我慢していた事を後悔してるよ」
「嬉しい・・・今日まで待っていて良かった・・・」
オレの手は美緒の存在を確かめるように肌を這う。
肩を撫で、鎖骨の窪みを指でなぞる。
ウッ・・・ハァハァッ・・・指が乳房の麓に行きつくと、美緒の身体は震えを帯びる。呼吸に合わせて上下する乳房を手の平で撫で、先端は見るだけに留めて腹部の括れに沿って撫で下ろし、成熟した女性らしく張りのある腰の感触に唾を飲む。
縦長で手入れの行き届いた臍に続く自然な膨らみを持つ下腹部はバギナを守る恥毛と境を接し、オレの視線が股間に吸い寄せられると腿を蠢かす。
「イヤンッ・・・ハァハァッ・・・視線がいやらしい」
手入れの行き届いた恥毛はこんもりと盛り上がる丘に生え、指先で撫でて指を絡ませ優しく引っ張ると、アンッ、いやっと、可愛い声を漏らして下半身を捩る。
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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