不倫 ~immorality~
再会―7
「彩のわがままを・・・??」
「そう・・・20年前は健の電話一本で楽しかった事もすべて想い出の中に封じ込めることになった。今度は彩のわがままを聞いてもらう・・・それが、彩に対する健の償い・・・」
「オレには彩に対する未練があった・・・だから偶然、彩のブログを見つけた時に連絡してしまった・・・それが間違いだったかもしれない」
「・・・良いじゃない、未練でも・・・彩も健に対する未練があった・・・だから、健からのメールで会いに来たの。健が欲しかった」
二人は伴侶の事は口にせず、心の隅に残っていたわだかまりを未練という言葉に替えて解決しようとする。
互いが肌を合わせたいと望んでいることは確認できた。それは新たな未練を生み、引き返す事のできない道を歩くことを意味していた。
「未練か・・・焦ることはなくなった。楽しみは後に取っとく・・・ここは、どうなっているのかな??」
彩の白い指が健の股間に伸びる。
手の平が元気になった股間の膨らみを感じた彩は、自分の身体で興奮したことを知り、表情は喜びでいっぱいになる。
「しょうがないだろう・・・懐かしい彩のマン毛を見せてもらったんだから・・・」
「いやらしい言い方・・・お腹が空いた。何か食べたい、行こうよ」
このホテルの開業当初から有名だったと言う回転ラウンジは改装に伴い、ビュー&ダイニング・ザ・スカイと名前を変えてビュッフェダイニングやバーとして営業している。
「彩、バイキングで良いかな・・・360度の眺望と美味い食事を期待していいと思うけど」
「うん、好いよ・・・急がなきゃ・・・」
下着を着ける時間がないと言いながら、明るい紫のミニ丈ワンパースを着た彩は、このワンピはドレスコードに引っ掛からないかなと笑顔になる。
「ザ・スカイのドレスコードは緩いらしいけど・・・う~ン、ノーブラ、ノーパンはどうかな??風紀を乱すことになっちゃうからな・・・」
「ウフフッ・・・彩が風紀を乱しちゃうの??ノーブラ、ノーパンは申告しないと分かんないから平気だよ・・・」
苦笑いを浮かべる健の手を取り、早く行こうよと急き立てる彩は急ぎ足で部屋を出る。
威勢よく部屋を出たものの下着を着けていない彩は、健の知る颯爽とした歩き方には程遠く内股で膝下を伸ばすことなく小足になる。
ハァハァッ・・・廊下を歩く人が他にいないとは言え、厚い絨毯がすべての音を吸収してしまったかのように物音一つしない空間で、彩の漏らす荒い息だけが聞こえる。
「彩、そんなじゃ却って視線を集めることになるよ」
「分かってる、分かってるんだけど変な歩き方になっちゃうの・・・恥ずかしい、下着を着けてくれば良かった」
チンッ・・・カップルと入れ違いにエレベーターに乗り込む。
「今のカップルは怪しいね。親子には見えないし、夫婦にも見えない・・・男の人は50歳くらいで女性は25-6歳かなぁ??」
「親子でも良い年齢じゃないの??」
「ウフフッ・・・見る目がないね、健は。父親の腕に手を絡ませて、上目遣いで思わせぶりに見る娘がいるわけないでしょう」
ビュッフェダイニングは二人の宿泊する建物とは別の棟にあり、その間はアーケード街が繋いでいる。アーケードは宿泊客だけではなく、買い物客やバーやレストランあるいは宴会場の客たちが行き来している。
すれ違いざま彩の全身に視線を走らせる男が現れると、恥ずかしさのあまり表情は強張り立ち止まってしまう。
自然を装い彩の耳元で、
「普通にしないとワンピの中は何も着けてないって気付かれちゃうよ」
ジュンッ・・・彩の心の奥に潜む卑猥な思いが姿を現し、下着を着けていない股間から滲み出た淫汁が太腿にまで滴るのを感じる。
「トイレに行きたい・・・」
「ダメ、遅くなっちゃうよ」
再びエレベーターに乗る頃には、360度に広がる夜景と食事に思いを馳せ下着を着けていない事を気にする様子もなくなる。
箱の中には同乗者もいるのに背伸びをするようにして健を見つめ、見つめられる健はあまりの可愛さに頬が緩み、思わず知らず両手を彩の腰に回す。
二人を見る同乗者の笑みで我に返り、ゴホンッ・・・照れ隠しの咳をして見えないところで手をつなぐ。
二人は、触れ合う指先に意思を込めて思いを伝える。
照度を落としたビュッフェダイニングは、洗練された雰囲気で迎えてくれる。
中央は和洋中のオープンキッチンが並び、目の前で食事が用意される。
大きな窓が周囲を取り囲み、窓いっぱいに広がる東京の夜景に思わず息を飲む。
スカイツリーから池袋、新宿副都心と変化にとんだ景色と美味しい食事。
70分かけて一周する頃に胃袋が満たされて夜景を満喫した彩は、テーブルの下で足を延ばして健をつつく。
「もっと、良いものを見せてあげようか・・・」
健が口を開く暇も与えず突き出した指の間は、不自然に糸を引いている。
「クククッ・・・部屋を出てから一時間以上経つのに乾いてないの??筋金入りのスケベ彩だね」
「違うよ。想像以上に素晴らしい夜景に感激しながら美味しい食事でお腹が満足したの。二度目のスカイツリーが姿を現して、これ以上の出来事があるのかな、これから何をするのかなって想像したら・・・濡れてきちゃった・・・期待するのはダメなの??間違えてる??」
「この食事以上に彩を満足させなきゃいけないのか・・・大変だな・・・バスルームでじゃれて、キスを100回しながらベッドに運んだ彩の背中を指と舌で可愛がって・・・」
イヤンッ・・・思わず漏らした声に彩自身がびっくりする。
幸いな事に不自然に感じた人はなく、肩をすくめた彩は、寝かしてくれないの??と、焦点が合わなくなって虚ろな視線を向ける。
部屋に戻った二人は窓のそばに立つ。
食事に出る前、彩の淫猥遊びを優しく見守った夜景は、一層輝きを増して眩いばかりに光り輝いている。
彩を守るように後ろから抱きしめた健は、首筋に舌を這わせ息を吹きかける。
アァァ~ン・・・健にしなだれかかる彩は、腕の中で身体を反転させて胸に顔を埋める。
健は彩の髪に顔を埋めて大きく息を吸い込み、好い匂いと、誰に聞かせるでもなく独り言ちる。
「シャワーを使ってないから嫌なのに・・・脱がせて・・・」
ワンピースのホックを外してファスナーを引き下げ、肩を滑らせると下着を着けていない彩は、生まれたままの姿になる。
「健も脱がせてあげる・・・シャワーの後で可愛がってね」
「彩のわがままを・・・??」
「そう・・・20年前は健の電話一本で楽しかった事もすべて想い出の中に封じ込めることになった。今度は彩のわがままを聞いてもらう・・・それが、彩に対する健の償い・・・」
「オレには彩に対する未練があった・・・だから偶然、彩のブログを見つけた時に連絡してしまった・・・それが間違いだったかもしれない」
「・・・良いじゃない、未練でも・・・彩も健に対する未練があった・・・だから、健からのメールで会いに来たの。健が欲しかった」
二人は伴侶の事は口にせず、心の隅に残っていたわだかまりを未練という言葉に替えて解決しようとする。
互いが肌を合わせたいと望んでいることは確認できた。それは新たな未練を生み、引き返す事のできない道を歩くことを意味していた。
「未練か・・・焦ることはなくなった。楽しみは後に取っとく・・・ここは、どうなっているのかな??」
彩の白い指が健の股間に伸びる。
手の平が元気になった股間の膨らみを感じた彩は、自分の身体で興奮したことを知り、表情は喜びでいっぱいになる。
「しょうがないだろう・・・懐かしい彩のマン毛を見せてもらったんだから・・・」
「いやらしい言い方・・・お腹が空いた。何か食べたい、行こうよ」
このホテルの開業当初から有名だったと言う回転ラウンジは改装に伴い、ビュー&ダイニング・ザ・スカイと名前を変えてビュッフェダイニングやバーとして営業している。
「彩、バイキングで良いかな・・・360度の眺望と美味い食事を期待していいと思うけど」
「うん、好いよ・・・急がなきゃ・・・」
下着を着ける時間がないと言いながら、明るい紫のミニ丈ワンパースを着た彩は、このワンピはドレスコードに引っ掛からないかなと笑顔になる。
「ザ・スカイのドレスコードは緩いらしいけど・・・う~ン、ノーブラ、ノーパンはどうかな??風紀を乱すことになっちゃうからな・・・」
「ウフフッ・・・彩が風紀を乱しちゃうの??ノーブラ、ノーパンは申告しないと分かんないから平気だよ・・・」
苦笑いを浮かべる健の手を取り、早く行こうよと急き立てる彩は急ぎ足で部屋を出る。
威勢よく部屋を出たものの下着を着けていない彩は、健の知る颯爽とした歩き方には程遠く内股で膝下を伸ばすことなく小足になる。
ハァハァッ・・・廊下を歩く人が他にいないとは言え、厚い絨毯がすべての音を吸収してしまったかのように物音一つしない空間で、彩の漏らす荒い息だけが聞こえる。
「彩、そんなじゃ却って視線を集めることになるよ」
「分かってる、分かってるんだけど変な歩き方になっちゃうの・・・恥ずかしい、下着を着けてくれば良かった」
チンッ・・・カップルと入れ違いにエレベーターに乗り込む。
「今のカップルは怪しいね。親子には見えないし、夫婦にも見えない・・・男の人は50歳くらいで女性は25-6歳かなぁ??」
「親子でも良い年齢じゃないの??」
「ウフフッ・・・見る目がないね、健は。父親の腕に手を絡ませて、上目遣いで思わせぶりに見る娘がいるわけないでしょう」
ビュッフェダイニングは二人の宿泊する建物とは別の棟にあり、その間はアーケード街が繋いでいる。アーケードは宿泊客だけではなく、買い物客やバーやレストランあるいは宴会場の客たちが行き来している。
すれ違いざま彩の全身に視線を走らせる男が現れると、恥ずかしさのあまり表情は強張り立ち止まってしまう。
自然を装い彩の耳元で、
「普通にしないとワンピの中は何も着けてないって気付かれちゃうよ」
ジュンッ・・・彩の心の奥に潜む卑猥な思いが姿を現し、下着を着けていない股間から滲み出た淫汁が太腿にまで滴るのを感じる。
「トイレに行きたい・・・」
「ダメ、遅くなっちゃうよ」
再びエレベーターに乗る頃には、360度に広がる夜景と食事に思いを馳せ下着を着けていない事を気にする様子もなくなる。
箱の中には同乗者もいるのに背伸びをするようにして健を見つめ、見つめられる健はあまりの可愛さに頬が緩み、思わず知らず両手を彩の腰に回す。
二人を見る同乗者の笑みで我に返り、ゴホンッ・・・照れ隠しの咳をして見えないところで手をつなぐ。
二人は、触れ合う指先に意思を込めて思いを伝える。
照度を落としたビュッフェダイニングは、洗練された雰囲気で迎えてくれる。
中央は和洋中のオープンキッチンが並び、目の前で食事が用意される。
大きな窓が周囲を取り囲み、窓いっぱいに広がる東京の夜景に思わず息を飲む。
スカイツリーから池袋、新宿副都心と変化にとんだ景色と美味しい食事。
70分かけて一周する頃に胃袋が満たされて夜景を満喫した彩は、テーブルの下で足を延ばして健をつつく。
「もっと、良いものを見せてあげようか・・・」
健が口を開く暇も与えず突き出した指の間は、不自然に糸を引いている。
「クククッ・・・部屋を出てから一時間以上経つのに乾いてないの??筋金入りのスケベ彩だね」
「違うよ。想像以上に素晴らしい夜景に感激しながら美味しい食事でお腹が満足したの。二度目のスカイツリーが姿を現して、これ以上の出来事があるのかな、これから何をするのかなって想像したら・・・濡れてきちゃった・・・期待するのはダメなの??間違えてる??」
「この食事以上に彩を満足させなきゃいけないのか・・・大変だな・・・バスルームでじゃれて、キスを100回しながらベッドに運んだ彩の背中を指と舌で可愛がって・・・」
イヤンッ・・・思わず漏らした声に彩自身がびっくりする。
幸いな事に不自然に感じた人はなく、肩をすくめた彩は、寝かしてくれないの??と、焦点が合わなくなって虚ろな視線を向ける。
部屋に戻った二人は窓のそばに立つ。
食事に出る前、彩の淫猥遊びを優しく見守った夜景は、一層輝きを増して眩いばかりに光り輝いている。
彩を守るように後ろから抱きしめた健は、首筋に舌を這わせ息を吹きかける。
アァァ~ン・・・健にしなだれかかる彩は、腕の中で身体を反転させて胸に顔を埋める。
健は彩の髪に顔を埋めて大きく息を吸い込み、好い匂いと、誰に聞かせるでもなく独り言ちる。
「シャワーを使ってないから嫌なのに・・・脱がせて・・・」
ワンピースのホックを外してファスナーを引き下げ、肩を滑らせると下着を着けていない彩は、生まれたままの姿になる。
「健も脱がせてあげる・・・シャワーの後で可愛がってね」
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